• もっと見る
«第23回ボトックス日記 | Main | 第24回ボトックス日記»
第22回ボトックス総括 [2014年06月11日(Wed)]
第22回ボトックス総括

btxm22.3.png


btxdis22.3.png
今回はいろいろと予定外のことがありました。
第一に風邪らしく年末から春先まで体調が悪くて、症状は眼瞼けいれんなのか風邪なのか分からなかった。これを区別して眼調を表記することは不可能であった。従って今回の成績は随分悪くなると予想していた。

第二に先生の交代が円滑に進まず、3ヶ月毎に注射するようにT先生と決めていたのが狂って4ヶ月目の注射になってしまった。このことも期間全体の成績が悪くなると予想していた。

こんな訳で途中の3ヶ月のデーターと4ヶ月のデーターを整理比較した。

3ヶ月間の成績では55日目前後が一旦悪くなりまた回復して0レベル前後で推移して終わっている。平均点は−0.032で予想より良かったのは驚いた。

成績別日数分布では0を対称に近いが+1が5回強で、−1が15回強と大きな差がでておりこれが平均を若干−にしてしまった。
btxm22.4.png

btxdis22.4.png
因みに全4ヶ月の変化を添付した最後の97日以降極端に悪くなっているのが分かる。この部分を止めて次の注射をした方が良いのは明らかである。
成績別日数分布では、−0.3と+0.3の日数差が開くことで悪くなったことがわかる。


btxm22.png
途中3ヶ月までと最後の4ヶ月まで成績を入れて比較した。
紫×印は3ヶ月、緑△印は4ヶ月である。
3ヶ月までの成績は過去のベスト3になる。これは体調が悪かった割には予想を遙かに越える好成績であった。全4ヶ月の成績もかなりの好成績である。
T先生のおかげである。更に私の眼瞼けいれんが治っている傾向を表しているとも考えられる。

3〜12回(25単位)では成績は下降傾向を示している。そのために先生を返させて頂いたのである。これと比較して16回(50単位)以降では明らかに成績は上昇傾向を示してる。経験の少ない先生だったが努力していただき、大変良い成果を上げたと思う。
ただ患者としてこれで十分とはとても言えない。また顔や口の周辺に目立ってきた緊張や違和感がでている。手の左側に弱い振戦もでてパソコンのキーボード操作で誤りが多くなっている。
注射を4ヶ月おきから3ヶ月おきにしたことは、良い成果を上げたと思う。

因みにグラクソ・スミスクラインがA型毒素製材の用法・用量について次のように指導している。
『眼瞼痙攣:通常、成人にはA型ボツリヌス毒素として初回1.25〜2.5単位/各部位を、1眼当たり眼輪筋6部位の筋肉注射に注射する。また、眼輪筋切除術施行後の患者に投与する場合には、筋電計を用いて注意深く目標とする部位を同定すること。効果は通常3〜4ヶ月間持続するが、症状再発の場合には再投与する。ただし、2ヶ月以内の再投与は避けること。また再投与は初回投与量の2倍までの用量を用いることができるが、本剤の薬理作用である筋麻痺作用が予想以上に強く発現した結果と見られる閉瞼不全、眼瞼下垂などの副作用が現れた場合には、再投与時の用量を適宜減量すること。また1ヶ月間に累積で45単位を超える投与は避けること。』

文章が整列できず見にくく申し訳ありません。原因が分からず私の腕では解決できません。CANPAN事務局に相談しますのでお待ちください。

トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント