濃霧による狭視界時の海難防止について
2016年05月02日(Mon)
◆濃霧による海難事故に注意してください!! 初夏から夏にかけて、茨城県から静岡県の沿岸海域では、濃霧が頻繁に発生します。 狭視界時における衝突、乗揚げ海難事故等を防止するためには、安全運航を最優先する意識を持ち、適切な見張りの励行や安全な速力での航行といった基本的な航法等を遵守することが大切です。 ◆狭視界時における安全運航にかかわる基本事項の遵守について 1. 最新の気象海象を早期に把握し、十分余裕のある航海計画の立案につとめること 2. 狭視界時においては、見張り員を増員するなど、状況に応じた適切な見張りを励行し、レーダー、AIS(船舶自動識別装置)等を有効かつ適切に利用すること 3. 霧中信号を励行するとともに、VHF等を活用し積極的に船舶間でコミュニケーションを図ること 4. 視界状況に応じた安全な速力での航行を励行すること 5. 自船の周辺海域が狭視界となった際船長への報告を徹底すること 6. 海上保安庁が提供する霧通報、海の安全情報による情報を有効活用すること 7. 海上交通安全法に基づく視界制限時における航路外待機の指示を遵守すること |