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賠償金のデザイン  2012年01月30日(月)
1月27日に、「プロボノ×地域づくり・地域復興フォーラム」というイベント参加するため、福島県いわき市に行ってきました。人口33万人のいわき市には、約2万人の双葉郡からの避難者と、約6,000人のいわき市内で被災した避難者が暮らしており、そのうちおよそ3分の1が、仮設住宅に入居、残り3分の2は、公営や民間の集合住宅などを行政が借り上げて入居する「みなし仮設」に入居しているという状況だそうです。

特に後者の人たちは市内のあちこちに点在しており、まとまった支援が難しいということや、避難者の心身両面における健康悪化なども課題として浮上しており、課題山積の状況である、といったような報告が聞かれました。

こうした中で、みなさんから口ぐちに聞かれたのは、避難者の人たちが仕事を始めると、賠償金が減らされるから仕事をしない、という話でした。

どういうことかというと、東京電力は、避難住民の皆さんに、賠償金を支払っているのですが、賠償金の仕組みがいろいろ複雑で、「精神的損害」に対する賠償金、と、「就労不能」に対する賠償金など、賠償金にもいろいろな区別があるという建て付けになっているようです。

そもそも、賠償金の請求手続きが極度に煩雑で、申請書類や添付書類が膨大で、その時点で、申請をする避難者が心折れそうになるということも指摘されています。

仮にそうした大変な手続きをなんとかクリアしたとして、前者の「精神的損害」に対する賠償金は、すべての避難者に一律に支払われるものですが(※こちらに関しては、そもそも金額が小さすぎるという声が各方面から挙がっています)、後者は、就労できなくなったことにより収入が減ったことに対する賠償金であるため、その人が仕事を再び始めて、収入が発生すると賠償金は、それに伴って減額される、ということのようです。

だから、避難者の人の中には、賠償金を減らされるのが嫌で仕事を始めるのを躊躇する、ということを、いわきの皆さんは口にされていました。

もちろん、避難者の人が仕事を始めないのは、いわきという場所に定着する意志があっていわきに移り住んできたわけではない、だから、この地に根を張っていく非常に重要な一歩ともなる仕事を始めるということに踏ん切りがつかない、という、心理も働いているのでしょう。

しかしながら、やはり、お金の力は、どうしても大きいはずです。仕事を始めるともらえるお金が減る、というのは、重大なマイナスのインセンティブでしょう。何もしないほうがお金をもらえる、ということが分かっているならば、仕事をしたいというモチベーションは、ゼロになるとは言いませんが、大きく後退してしまうでしょう。

もしできることなら、賠償金は、重大な事故が起こり、厳しい状況に追い込まれた中でも、その人がよりよく生きることができるためにデザインされるべきでしょう。一番は、地元に帰って、元の仕事につくことでしょうが、元の仕事が復旧するかどうかも分からないですし、それまでにどれぐらいの時間がかかるかも不透明です。それまで、賠償金で生活できていればいいかと言えば、2年も3年も仕事をしないで生活をし続けたら、仕事の能力も落ちてしまうでしょうし、人間としての社会性も衰えてしまうでしょう。

人は、働く意欲がある限りは、働いたほうが、経済的にも、能力的にも、精神的にも健康になれるはず。

その気力を削ぐようなマイナスのインセンティブに東京電力の賠償金がなっているとしたら、今からでも遅くないので、収入に対する賠償金を収入発生とともに減額するという制度を停止し、働いていようと働いていまいと、事故発生時点で収入があった人には満額の賠償金を当面の間支払い続けるべきでしょう。

と同時に、政府は、賠償金以外の収入が発生している避難者については、賠償金と新しい収入とを通常の課税所得として取り扱い、避難者であることによる一定の控除額を設定する必要はあるのかものかもしれませんが、基本的には通常通りの所得税を課税するとよいのでしょう。避難者の人たちが働き始めて、プラスアルファの所得を得たら、以後は、一般の納税者と同じように確定申告をしてもらい、税収という形で政府が回収するのが健全ではないでしょうか。

社会のしくみは、ルール設定一つで、結果が大きく変わってしまうという恐ろしい性質があるはずです。そのしくみをデザインするに際して、おそらく、いちばん大事なことは、人に対する想像力でしょう。

●冒頭に紹介した「プロボノ×地域づくり・地域復興フォーラム」当日の様子は、Ustreamで視聴することができます
Posted by サービスグラント at 10:13 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
タップルート近況アップデート  2012年01月23日(月)
1月は移動の多い月となりました。

6〜9日に香港のMaDというカンファレンスに行ったことは先週書きましたが、その翌週は、2月から説明会がスタートする広島へ行ったあと、福岡、長崎、佐賀と九州3県を訪問。佐賀県では、今年度、今後佐賀県でのプロボノをスタートさせるための調査を、地元の中間支援組織である「さが市民活動サポートセンター」と一緒にスタートさせ、県内のNPO等6件のヒアリングを行ってきました。佐賀県のNPOやプロボノのことについては、またどこかのタイミングでブログにも書こうと思います。

そして19日からは、家族旅行も兼ねてサンフランシスコへ。家族旅行と言いながらも、タップルートファウンデーションを訪問して、近況のアップデートをしてきました。

私からは、日本における最近のサービスグラントの活動について報告しました。特に、東京・大阪に続き、2月からスタートする広島の動きなどを伝え、サービスグラントが直営ではなく、地元の中間支援型NPOと連携した形でプロボノの動きを立ち上げようとしていることなどを、最新のホットトピックスとしてお伝えしてきました。

タップルートの話題は主に3つ。
1つは、彼らも、従来とは異なるいくつかのプロボノのスタイルをここ1〜2年試してきたが、結果的には、再び基本に立ち返るかのごとく、サービスグラントの「チームで取り組む」というスタイルの強さを再認識したという話。
1名のプロボノワーカーを1つの団体にマッチングする、短期間でプロジェクトを完了させる、といった、いくつかのパターンを実験したということですが、効果も弱かったのか、スポンサーも継続できず、タップルートとしては第2、第3のスタイルを展開する、ということにならず。そのことを受けて、タップルートとしては、改めて、ボランティアマネジメント等の新規プログラムの開発に着手し、サービスグラントのメニュー増強に取り組んでいるということでした。

2点目は、企業との連携が急速に拡大しているということ。2年ほど前まで、企業との連携プロジェクトの担当者は1〜2名だったのが現在は7名に。連携する企業の数も10社程度から、現在は25〜30社にまで広がっており、当然、タップルートの収入における割合も、以前は8〜9割が財団だったのが、最近は収入の3〜4割を企業からが占めるようになってきた、ということでした。
米国全土には、約10万団体の助成財団があると言われており、こうした組織がNPOの強力な資金源となっているのですが、タップルートの事業モデルもこうした助成金がこれまでは主体となっていたところに、次の波として企業との連携が広がってきている状況ということです。ちなみに、行政とは、まだカリフォルニア州政府のボランティア促進プログラムとの連携がスタートしたのが初のプロジェクトとのこと。
ちなみに、日本は、現在サービスグラントを支援している日本財団を除くと、力強い助成財団というのは本当に少ない状況で、企業との連携を日本における重要な財政基盤とすることが求められており、タップルートとは違った財政構造で立ち上がってきたと言えます。また、最近では行政とのプロジェクトもスタートしており、その点もまた米国とは違う状況です。

3点目は、タップルートのノウハウを広めるため、NPOを主たるターゲットとした書籍の出版と、ワークショップの開催を検討しているとのことでした。プロボノの活用手法・マネジメント手法を、NPO等を対象にワークショップ等を通じて広めることも検討中ということで、タップルートが現在事務所を構える全米5都市以外の地域でも、タップルートが直接手伝わなくても、数多くのNPOがプロボノを効果的に自団体の基盤強化に役立てることができれば、という企画が進行中です。
こうしたニーズは、日本のNPOにもあるのではないか、と思いましたし、そもそも、できれば、日本の我々事務局のスタッフにも参加させてほしい!とも、リクエストしておきました。ワークショップが始まるとすれば、おそらく、今年の秋以後だろうということで、まだ先の話で、明確でない部分もありますが、これからの展開を楽しみにしたいと思います。

というわけで、簡単な速報レポートという感じでしたが、その内容は、29日のプロボノワーカーLOUNGEでもご報告しようと思います。
Posted by サービスグラント at 01:42 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
Make a Difference  2012年01月16日(月)
先週末は、アースデイマネーの関連で、どういうわけか大きなカンファレンスに招かれて香港にいた。

MaD - Make A Differenceというイベントで、社会課題の解決をテーマにさまざまな取り組みをしている人たちが世界各地から集まり、刺激的な3日間の内容だった。

それと、このイベントの主催者の運営の見事さにも舌を巻いた。事前の準備もすべてがプロフェッショナルだったし、空港でのピックアップからその後のすべてのロジスティックスが本当によくできていた。しかも、フレンドリーな雰囲気を常に維持しながら。1,200人の来場者、次々と入れ替わるゲスト、中国語・広東語・英語の3ヵ国語の併用、どれをとっても、気が遠くなるようなハードワークだ。

さて、そんなイベント運営に関心をしつつ、自分の発表が終わった翌8日は、他の人のセッションに参加してみた。テーマは教育。話を聞いてみると、香港や中国の教育システムも、十分に大変そうだ。中国の教育といえば、「科挙」の伝統だろうか、シビアな試験を連想するが、いまでもその状況は変わっていない。香港も、中学・高校で受ける試験で、その先の人生の選択肢の幅がほぼ決まるというようなシステムになっているらしい。

そんな中で話題になったのが、生徒・教師・親という三者の関係をどのように変えていくことができるのか、という内容だった。そして、少なくともこのセッションで感じられたニュアンスからすれば、香港でも、親は教師にとって極めて恐ろしく、厄介な存在らしい、ということだった。

日本でも、モンスターペアレンツということが言われて久しいが、それは日本だけのことではないらしい。そしてそのことが、“アジア的な現象”として語られていたのも面白かった。

いわゆる“欧米”では、親と子の関係はより個人をベースとした関係になっており、親が子どもの教育に干渉するということも少ない。これに対して、“アジア”では、親が子の成長に強い関心と責任感を持っているという文化的背景の違いが指摘されていた。また別の人は、社会・経済の発展速度から説明していた。急速な発展をする社会・経済の中で、教育システムが社会の動きに対応できていないということの表れ、ということなのか。

そんな話を聞きながら、ぼんやりと考えていたのが、学校にとって、親とのリレーションシップマネジメントがいかに大変で、しかし重要度が高いものであるか、ということ。

親のニーズを把握するということも、親に対するオリエンテーションなり、もっと言えば親向けのトレーニングのようなものが、本来はもっとあってもよいのかもしれない。

学校は、お店やホテルのように満足度を競うということをしても仕方ないとは思うが、親が協力的になり、学校運営を支援してくれる存在になれば、結果的に先生も生徒もハッピーになれる可能性は高まるのだろう。

だが、そんな下準備のために、ただでさえ忙しい先生が、時間を割くのは厳しいだろう。そう考えていると、学校にもPR担当みたいな専門の事務職員がいてもいいのかもしれないな、と思えてきた。ここでいうPRとは、Parent Relationship という意味も持たせてみたい。親というのは、学校にとって、これほどまでに重要なステークホルダーでありながら、その重要ステークホルダーに対応する専門家がほとんど皆無である、という現在の体制が、もしかしたら無理があるのではないか、というようなことを、ふと思ってしまった。

というわけで、嵯峨的学校改革案!?

● 学校に、民間出身の「PR担当」職員を1名以上配置する。
● 父母や地域住民によるプロボノチームを組織化する。
● PR担当とプロボノチームが協力し、親を対象とするマーケティングリサーチおよびリレーションシップマネジメントに取り組む。

果たして、妥当性があるのか分からないが、基本的に、先生たちには生徒に向き合うところにできるだけたくさんの時間と労力をかけてほしい、ということから考えても、こうした取り組みは、考えてみるだけの価値がある話ではないだろうか。

・・・なんていうことを考えていたら、いつの間にかそのセッションが終わっていた。ふだんと違う環境で、ふだん聞かない話を聞くことは、新しい知識が入る、ということもさることながら、インスピレーションの種のようだ。

いずれにしても、このイベントのタイトルの通り、大切なことは、Make a Difference。何か新しいことにトライしてみよう、という、会場全体に充満した若さとオプティミズムとに突き動かされて、いろいろ考えるヒントをいただく3日間だった。
Posted by サービスグラント at 09:51 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
ぱれっとチーム 終わって安堵の中間報告  2012年01月15日(日)
こんにちは、ぱれっとチーム アカウントディレクターの大西です。

11月9日に、キックオフミーティングを実施してから、はや2か月。

1月14日 恵比寿にて、サービスグラントぱれっとチームから、特定非営利活動法人ぱれっとさんへ中間提案を行いました。

中間提案は、マーケティングフェーズの締めくくりとして、関係者へのヒアリング結果をお伝えするとともに、成果物のコンセプト・考え方を共有することが最大の目的。NPO側7名、サービスグラント側7名、総勢14名が、顔を合わせての開催となりました。

では、その準備段階から、少し振り返ってみます。


【キックオフから中間提案まで】


キックオフ後、まず、ぱれっとスタッフのみなさんから、個別に、現在の活動状況や課題などをお伺いし、その後、ぱれっとに関わる方々に、順次、ヒアリングを実施していきました。

プロボノのみなさんは、仕事や家庭があり忙しい中、主に、仕事帰りに恵比寿界隈でヒアリングを行い、翌日までに文書化、他のチームメンバーに展開。

中には、厳しいご意見もありましたが、それも、ぱれっとさんの今後を思ってのこと。
キーワードを聞き漏らさないよう、ボイスレコーダーを駆使したり、一所懸命に書き取りました。

 <数字で見る活動>
 
  ヒアリング回数・・・9回   (ボランティア、障害者保護者、中間支援団体など)
  ヒアリング人数・・・20人  (対面個別、対面グループ、電話インタビュー)
  ヒアリング時間・・・8時間 (1回あたり、30分〜1時間で実施)


また、並行してチームメンバーによるミーティングや情報交換をオン・オフで重ねて、何とか、中間提案の資料を、前日に仕上げることが出来ました。

 <数字で見る活動>

  チームMTG回数・・・4回     (ちょっと寒かったサービスグラント事務局2F)
  チームメール回数・・・約250回 (時には、夜中の2時3時や、正月三が日も)
  アップロード数・・・約60ファイル (ヒリング結果、提案資料、外部環境調査)



【中間提案当日】

NPOぱれっとのみなさんは、朝から、事務局会議などがあり、中間提案が、この日3つめのミーティング。そのせいか、少しお疲れのご様子も。一方ぱれっとチームメンバーは、少しの不安と緊張を抱きながら、いよいよ、プレゼンがスタート。

プロジェクトマネジャーの米岡さんが全体を進行、マーケッターの山田さん、小川さんがヒアリング結果を総括、コピーライターの不破さんがコンセプトイメージ案を提案し、グラフィックデザイナーの波木さんがコンテンツの構成要素案を説明と、全員参加型プレゼンでした。 (ちなみに、わたくしAD大西は、写真撮影担当でした。)

互いに初対面のメンバーもいて、ちょっと堅い雰囲気で始まった中間提案も、少しずつ場の空気も和らぎ質疑応答も活発に。あっという間の1時間半は、笑顔で終えることが出来ました。



中間提案に対する正式なフィードバックは、後日、頂くことになりますが、FacebookやTwitterを通して頂いたコメントからは、ここまでやってきて良かった、伝えたいことは伝わったかな、というのが正直な気持ちです。


【アカウントディレクターとして】

自分自身は、このプロジェクトが初プロボノでありながら、(以前は事務局メンバーがされていた)アカウントディレクターの任を担うこととなりました。そのため、この間、NPOの組織運営やファンドレイジング、障害者支援・就労、ソーシャルビジネスの本を読んだり、セミナーやイベントに参加したりと、自分なりに、この分野の社会勉強に努めてきました。

大人のための「社会科見学」のつもりが、今では、(いい意味で)はまりつつあります。

先日、サービスグラントのプロボノワーカー登録者が1000人に到達しました。この流れは、今後も続くことでしょう。また、支援対象のNPOセクターも、社会におけるその重要性を増していくことは必然でしょう。

その両者をブリッジする、アカウントディレクターとして、今後も、何らかの社会貢献が出来ればと考える今日この頃であります。


【最後に】

NPO法人ぱれっとのビジュアルメッセージブック
「あなたとわたし わたしとあなた - 知的障害者からのメッセージ -」が、
1月末に、小学館より発売されます。
 


また、本の出版を記念して写真展と出版記念パーティーが、2月に開催されます。

渋谷・恵比寿近くにお住まい、ご勤務の方は、立寄ってみてはいかがでしょうか。

【本のご案内】
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784097264606

【写真展、パーティーのご案内】
http://www.npo-palette.or.jp/news/index.html#1112news1


文責:アカウントディレクター 大西 純
認定NPO法人制度を身近に感じる瞬間!?  2012年01月09日(月)
 日本のNPOをめぐる環境ということに関して、2012年の一つの重要トピックスとなるのが、認定NPO法人制度の改正です。

 少なくとも、NPOにとっては気になる、というか、気にかけずにはいられない制度変更なのですが、一般の人たちの認知や関心は、実際にはどれぐらいなのでしょう。昨年夏ごろから新聞等でも報道されていたので、知っている人も少なくないとは思うのですが。

 認定NPO法人とは、NPO法人の中で、そのNPO法人に寄付をすると、寄付をした人が税制面でメリットを受けられるNPO法人のことです。現在、日本には約4万団体のNPO法人があるが、そのうち「認定」はわずかに250団体ほど。そのネックとなっているのが、これまでの認定の基準でした。

 細かいことは省略しますが、2012年4月から、その認定の基準が新しくなります。ひとことでいえば、3,000円以上の寄付をする人が100人以上いる、という条件を満たせれば、「認定」が取れるようになるわけです。しかも、これまでに100人の寄付者を集めているという実績がなくても、当初2年間は「仮認定」という制度が適用され、「認定」と同じようなメリットが与えられる、というので、なにはともあれ「認定」を取るべし、そのあとでなんとか100人集めよう!という雰囲気になっているNPOも少なくないはずです。


 さて、なんでこんな話題になったかというと、、、、

 おそらく今年度で最後になると思いますが、小さい組織にありがちな話で、いまのところ、スタッフの給与計算などの雑務も、実は私が手元で行っているのです。最初から誰かに頼んでしまえばそれまでのことなのでしょうが、苦労性というか、自分自身でひと通りやれるところまでやってみたいという思いもあり、ちょっと時間は取られるものの、それはそれで勉強だと思って作業してきました。

 そして、年末に、追われるようにして「年末調整」というのを行い、スタッフのみなさんの年間の源泉所得税額を計算し、税額を計算するための所得はどうやって割り出して、控除はいくらで、年間の税額は結局のところいくらで、その人にはいくら還付するのか、という流れを、税務署から送られてくる「手引き」通りに進めていっていたわけです。あれこれ難解な見た目をしているところもあるが、複雑系ではない、つまり社会課題のようにこんがらがった課題ではなく、整理された体系の中での課題解決という、問題解決の淡白さの中での作業も、たまにはいいものだ、などと言い聞かせながら。


 それにしても、こういう作業をしていると、認定NPO法人制度でいう「税額控除」というのが、いかにスゴイことか、というのが実感として分かってきたのは、ちょっとした発見というか、収穫でした。

 認定NPO法人への寄付金から2,000円を差し引いた額の40%を「税額から控除」する、ということなのですが、これだと・・・

5,000円寄付した人は、(5,000−2,000)×40%=1,200円
10,000円寄付した人は、(10,000−2,000)×40%=3,200円
50,000円寄付した人は、(50,000−2,000)×40%=19,200円
が、税額から控除される、ということになります。

 税金計算をしていると、所得控除と税額控除では、ものすごい大きな差があるという実感を、リアルに感じられます。

 例えば、生命保険。
 50,000円以上生命保険料を払っていると、50,000円が所得控除される制度があります。ただ、50,000円が所得控除の上限。人によっては、年間でもっと多くの生命保険料を払っている人もいると思いますが、どれだけ生命保険に入っていても、50,000円の所得控除があるだけです。

 50,000円の所得控除によって税額が下がるインパクトは、単純計算はできませんが、税額計算のための所得が195万円以下の人なら所得税は5%、195〜330万円の人なら所得税は10%なので、前者では50,000×5%=2,500円、後者では50,000×10%=5,000円程度、ということになります。

 個人事業者の経費についても、同じようなことが言えるのかな、と思います。税額計算のための所得が195万円以下の個人事業者(←私も堂々、コチラのカテゴリに含まれますけど。)が、仮に、10,000円を認定NPO法人に寄付したとして得られる税額控除の額(3,200円)と同じぐらいの「節税」を、事務所の備品などを買うことで実現しようと思えば、逆算で、3,200÷5%=64,000円(おそらくそれ以上)の備品を買うべし、ということになるわけです。

 年末にちょっと税金対策をしよう、と思ってお金を使う使い道として、64,000円以上の備品を買うか、10,000円の寄付をするか・・・。ちょっと考えてみたくなる人は、いてもおかしくないかも、と思えてきました。

 備品の購入か寄付か。この似ても似つかないものを、そもそも天秤にかけるのはどうなの!というツッコミを受けそうな気もしますが・・・、それにしても、ちょっとそういうことを考えてみたくなるような算盤勘定の中に、「NPO法人への寄付」という選択肢がようやく乗ってきた、ということなのかもしれません。

 同時に、こうなってくると、NPOを運営していくうえで今後も資金調達をしっかりやっていくためには、認定NPO法人を取っておいたほうが有利だ・・・、という気持ちにもますますなってくるわけです。サービスグラントは、サービスグラント自身が認定NPO法人にならなければ、ということと、認定NPO法人になるための実務サポートを必要としているNPOをプロボノでサポートする機会があるはずだ、ということとの両面で、このトピックは、やはり重要です。
 
※おことわり
本文中の記述に事実誤認等が含まれる場合、それをもとに不利益が発生したとしても、筆者は責任を負うことはできません。また、改善すべき部分にお気づきの方がいらっしゃったら、ぜひコメントいただければ幸いです。
Posted by サービスグラント at 09:30 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
do it pro bono 2012  2012年01月02日(月)
 サービスグラントの嵯峨です。
 新しい年の始まりという、事始めの好機。小さいことでも、このタイミングで変化を取り入れていきたいと思います。

 その手始めに、ブログとFacebookの活用法を見直すことにしました。
 サービスグラントの事務局スタッフは、Facebookを活用した、もっと小まめな情報発信をしていくようにしたいと思います。一方で、ブログは、ADのみなさんによるプロジェクト進捗レポートと、新たに、私のブログという構成で、当面、運用していきたいと思います。

                  *      *      *

 さて、新年早々に、しかも最初のブログで申し訳ないのですが、私の新年の初夢は何だったかというと、それが困ったことにろくにハッピーなものではなく、むしろ気が滅入るようなものでした。

 いや、新年に始まったことではなく、どうも最近、似たような夢ばかり見ます。外国で飛行機に乗り遅れる夢を2夜連続で見たり、原子力発電所の内部を見るというのに防護服が不足している夢を見たり、なんともリアルでどうしようもない設定の数々・・・。

 夢は未来の予知ではなく、無意識や深層心理の表れというわけで、将来を悲観するわけではないのですが、きっとこれは何かの「しるし」なのでしょう。

 最近の状況に引き寄せて、しかも最大限前向きに考えてみれば、それは、おそらく、自分自身の手の届かないところまでいまの活動が広がっており、今までのやり方を続けていては、準備不足や、取り返しのつかない状況に追い込まれる可能性がある、ということの予兆と捉えるとよいのかなと思います。

 サービスグラントも、プロボノも、直近の2年間で随分広がってきました。事務局のスタッフは、パートタイムも含め8名になりました。3年前は、ほとんど個人商店みたいだったこの活動からすれば、本当に隔世の感があります。

 関わる人が増え、仕事が増えてきたことに伴って、全部を自分がやりきれるという状況ではなくなりました。だからこそ、スタッフに仕事を任せていく、ということが、これからの自分の仕事なのだ、と思います。(ただし、責任を持てるような形で、しかも、質は高めながら。)

 その仕事というのは、自分で動くことよりも、人が動ける基盤を作る、ということなのですが、しかし、昨年は、関西エリアの立ち上げをはじめ、出張や打ち合わせで少し自分自身が動き回りすぎたのかもしれません。2012年初頭も、すでにあちこちで打ち合わせや出張が入り始めていますが、この先、自分自身が動き回るよりも、スタッフみんなが機能できるような形をどうつくっていけるのか。

 幸か不幸か、練習試合と言えるものは一つもなく、すべてが本番の実戦。そのダイナミズムからワクワクを感じ取りながら、しかもリスクには敏感に反応し、一人ひとりが活躍していけるような形を生み出すことが、今年のテーマなのかなと思います。


<サービスグラント理事・スタッフの新年ひとことメッセージ>


Posted by サービスグラント at 11:27 | 代表ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「横浜いのちの電話外国語相談」プロジェクトがスタートしました。  2011年12月30日(金)
皆さん、こんにちは。「横浜いのちの外国語相談」(Linea de Apoyo al Latino:LAL)のウェブサイトリニューアルプロジェクトでAD(アカウントディレクター)を務めております橋本と申します。


深い悩みやつらさを抱える人たちのための無料電話相談窓口として「いのちの電話」が全国各地にあることはみなさんの中にもご存知の方がいるかもしれません。その一方で、日本には2010年末現在で200万人を超える外国人が滞在していますが、そうした方々の中にも誰にも相談できず、孤独にさいなまれ、自殺を考えるほどの精神的ストレスを抱えている人がいます。
LALはスペイン語とポルトガル語によるラテンアメリカコミュニティを対象とした無料電話相談を全国で唯一行っている団体です。1993年にその活動を開始し、今年で18年目になります。これまでの相談件数は1万6千件(2010年3月末現在)に上るそうです。1年間に及ぶLAL独自の研修プログラムを修了し、認定された10数か国60名余りの相談員が当番制で対応しています。


今回のお話をサービスグラント事務局からいただいたとき、今は完全リタイアした父が60歳を過ぎてから、パラグアイに数年間単身赴任をし、両親が必死にスペイン語を勉強していたことを思い出して、二つ返事で参加を決めました。(ちなみに私はスペイン語もポルトガル語も全くできません…。)
今回サポートを行うメンバーは、私のほかに、PM(プロジェクトマネジャー)で最年長の上野さんを筆頭にMK(マーケッター)の田口さん、IA(情報アーキテクト)の久野さん、WD(ウェブデザイン)の服部さん、CW(コピーライター)の井町さん、の6人です。メンバーの人選には男女比や経験などはもちろん考慮しましたが、“初参加”であることも重視しました。それは「何か社会のために役に立ちたい」と思っている人たちの輪が一人でも増えればいいとの思いからです。時節柄、多忙を極めている方が多いWDについては2回目の参加となる服部さんにお願いしましたが、そのほかのメンバーは皆、プロボノワーカー初エントリーです。それでも、ウェブやSNSにおけるデザインやシステム構築、広報、マーケティングなどそれぞれの分野で存分に力を発揮している志の高いエキスパートばかりです。


12月8日に開かれたLALとのキックオフミーティングではお互いの自己紹介の後、LALが抱えている課題やサイトへの要望などの共有や質疑応答等が行われました。相談員になるには1年間の研修期間が必要なことからもわかるように、中途半端な気持ちでできるボランティアでは決してありませんが、出席したLALの皆さんの表情がとても明るくイキイキしていたのが印象的でした。こうした方々に電話相談に乗ってもらうことで、生きる喜びを取り戻した外国人は決して少なくないはず、そんなことも感じました。


今回のミーティングを通じて、各メンバーがおそらく持ったであろう「社会的意義の高いLALの活動をより多くの人に知ってもらいたい」という気持ちをこれから半年間しっかり胸に刻みながら、チーム一丸となってサイトリニューアルに取り組んでいこうと思います。

追伸)匿名性の高いLALの活動の性格上、写真や個人情報をお伝えできないことをお許しください。

文責:橋本拓志


現在のLALホームページ
事務局スタッフよりご挨拶  2011年12月28日(水)
クリスマスが終わり、いよいよ今年も100時間を切りました。
そろそろ仕事納めの方もいらっしゃるかと思います。
一年間、本当にお疲れさまでした!

今年は東日本大震災が起こり、
人生について見つめ直した方も多くいらしたのではないでしょうか?

かくいう私も震災を機に転職を考えた一人。
日本を活性化する仕事、社会貢献に繋がる仕事って何だろう?と漠然と考える中、
縁あってサービスグラントと出会い、働くことになりました。
まだ4カ月ですが様々な出会いや発見があり、
充実した一年になりました。

・・と私のコメントはここまでにしまして、
今回は特別版、サービスグラント事務局スタッフより
一年のご挨拶を申し上げます!


【 岡本 祥公子 】
2010年プロボノ元年を経て、北から北海道下川町で、東京で、
兵庫県豊岡市で、大阪で...と各地でプロボノ開花への芽吹きを
感じた2011年。
活動の場が広がっても一つ一つのプロジェクトの中心にあるのは、
人が人と社会を思うあたたかい思い。いつも、それにエネルギーを
頂いています。
「誰かが」ではなく「一人一人が」よりよい社会作りに参加していく
ヘルシーなプロボノの取組を、継続的な活動へ。
年末からは地元でもある関西で事務局を担当する変化もあり、
文字通りの東京から左方向へのHappy左遷!!!
今後は関西を中心に、笑顔がつながる絆づくりに精進したいと思います。
大阪にお立ち寄りの際にはぜひ、関西事務所にもお気軽にどうぞ。
御茶うけまでは行き届かないかもしれませんが粗茶を御用意して大歓迎いたします★
今年お世話になったすべてのみなさまに感謝。
よいお年をお迎えくださいませ!


【 吉原 裕美 】
昨年はインターン生として、サービスグラントのプロジェクトに
携わらせていただいていましたが、今年の4月にスタッフになってからは、
より近くでプロボノワーカーとNPOのみなさんとお仕事させていただき、
様々な出会いやプロフェッショナルの業を身近で見て、
たくさんの感動・感謝に立ち会うことができました!

来年も、プロボノワーカーとNPOの活動が社会的に
より大きなインパクトを与えられるようしっかりサポートがんばります!


【 曽根 泰夫 】
10月から事務局に参加しました曽根です。
事務局最年長、と言うか一応定年まで勤め上げた経験を活かして、
プロボノ活動に貢献できる機会を与えられて喜んでおります。
リクルーティング担当としてプロボノ登録者の方がたのケアー、
これからのプロボノ活動に皆様が参加しやすい方策等を考えていき、
来年は自分の貢献も充実させたいと考えています。よろしく。


【 野泉 美智子 】
11月から事務局スタッフになりました、野泉です。

この2ヶ月足らず、皆さんが培ってこられたスキルは、
多くの方を幸せにする素晴らしいギフトだと、日々感じています。
そのギフトをつなげる架け橋となるよう、
事務局スタッフとして貢献していきたいと思っています。
よろしくお願いします!


【 増田 大治 】
10月からインターンをしています、増田です。
早いもので、すでにインターン予定期間の半分が過ぎてしまいました。
残りの期間で何かひとつでも皆さまのお役に立てればと思います。
年明けには「POSITIVE OFF 復興支援プロボノプロジェクト」のパイロットプロジェクトが始動します。
説明会を開催中ですので、ご関心のある方はぜひお気軽にお越しください。
皆さまのご参加をお待ちしております!

※「POSITIVE OFF 復興支援プロボノプロジェクト」の詳細はこちら


プロボノワーカーの皆さまはもちろんのこと、
説明会やプロボノワーカーLOUNGEにいらしていただいた方、
セミナーにご参加いただいた方、
協働企業のご担当者、社員の皆さま、
ステークホルダーや理事の皆さま・・と
本当に沢山の方に支えられて、一年無事に終えることが出来ました。
大変お世話になりました。

来年も、プロボノワーカーの皆さまに楽しくプロジェクトに参加いただけるよう、
また、全てのプロジェクトが大成功で納品されますよう、
そして、サービスグラントの発展やプロボノを日本へ拡大させるべく、
今年以上に頑張っていきます!

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えくださいませ。

文・岩渕
Posted by ServicegrantAD at 22:26 | ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
プロボノワーカー説明会ワークショップ、開催!  2011年12月20日(火)
プロボノワーカーとサービスグラントを結ぶ場、
『プロボノワーカー説明会』。

このプロボノワーカー説明会、
プロボノ自体の間口が大きいこともあってか、
おかげさまで、毎回様々な業種の方にご参加いただいております。

そしてご参加のきっかけも、
・新聞や雑誌で見た
・読んだ本で”プロボノ”を知った
・友達の紹介
など様々で、このお話を伺うのが大きな楽しみの一つ。

最近は特に、プロボノと検索してサービスグラントを知ったという方が多く、
プロボノ自体の社会における認知度の高まりを感じております。


そんな説明会・・、
今年は『336名』もの方にご参加いただきました!!


これだけ多くの方に”プロボノ”や”サービスグラント”に関心を持っていただけたこと、感謝感謝です。
平日夜や土日など、お忙しい合間をぬってご参加いただいた皆さま、
本当にありがとうございました!

いよいよ年の瀬、ということで
事務局でも一年の振り返りをしておりますが、
説明会も、ご参加いただく方の職種・きっかけがますます幅広くなり、
内容を改めて見直した方が良いね、という話になりました。

PCに向かっていても良いアイデアは生まれない、とのことで・・
説明会ワークショップを開催!



説明会にて伝えるべき事は?
優先順位は?
過去にどんな質問が多かった?
今までのスライドで、どこに興味を持ってもらえた?

などなど、ポストイットに各自思いついたことをどんどん書いて、発表していきます。



日々顔を合わせているメンバー同士でも、
こんなことを考えていたんだ!と新たな発見が。

普段から和気あいあいとしている事務局ですが、
業務が縦割りになっていることもあり、
意外とお互いの意見交換をしあう場がなかったんですよね。。

さらに、ワークショップの最中は”ワクワク”が充満していて、
終わった時にはメンバー全員の顔に満足感が。
いろんな気づきがあって、とても有意義なひとときでした。

ワークショップ、今後も増えていきそうです。


※説明会は東京エリア、関西エリアの2箇所で月3〜4回定期的に実施しております。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

■東京エリア説明会の詳細はコチラ

■関西エリア説明会の詳細はコチラ


文:岩渕
Posted by ServicegrantAD at 18:10 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
祝公開!ふるさとプロボノ 豊岡市チーム  2011年12月15日(木)
つ、ついに・・・・・サービスグラント初の”ふるさとプロボノ”
兵庫県豊岡市チーム入魂のプロボノプロジェクト、お披露目です。

地域行政×都心在住のプロボノメンバー による地域交流型プロボノとして今春にスタートしたチームのミッションは、豊岡市のサイトの中でも環境施策に関する情報をおさめられている「コウノトリと環境」というカテゴリーの完全リニューアル。

環境保護の象徴であるコウノトリを中心に、環境に配慮した市制の取組についていかに分かりやすく伝えられるのか。
大型連休を利用して実際に豊岡市を訪問し、合宿形式による怒涛の現地視察、聞取り調査から情報を得てマーケティング、そして、ここでは書ききれないさまざまな議論を経て、今日まさに無事にリニューアル公開の日を迎えました。




リニューアルしたサイトはこちらから


カテゴリーのタイトルを「コウノトリと環境」 から、コンテンツ全体を語る「コウノトリと育む」というキャッチコピーに変更し、本文も読み手に伝わる表現へ一文字単位で校正、朝と夜とで雰囲気が変わるデザイン、正しくヒットさせるための重要キーワードを意識した設計、コーディングなどなど、メンバーそれぞれの強みを生かした必殺仕事人の貢献で、これからの豊岡市の環境施策に関する情報発信をバックアップしています。

また、見た目がきれいになった、情報整理が進み見やすくなったというだけではなく、各ページをどれくらいの人に見られているのか、どのキーワードで辿りついたのかなどなど、
今後サイトの変化を定量的に測りながら運用していくための基盤整備も行いました。

11月下旬に行われた引継ミーティングでも、チームからは特に強く伝えていたのは
「ウェブサイトが完成したとはいえ、この先、見られなければ意味がありません。アンテナショップなどリアルな場も活用して、ウェブサイトをたくさんの方に訪れてもらう仕掛けもし続けながら、定期的にその効果・変化を見て検証し、次の施策に役立ててください。」とメッセージを送るのはデザイナーのたなかさん。


コウノトリと環境のページを訪れた方の豊岡市への理解がこれまで以上に深まり、ファンになってくれること。
プロボノチームとしてもそれを願ってやみません。


最後の豊岡市での合宿では、打ち合わせの後にプチお疲れ様会が。
名物カニさん を前に嬉々と写真撮影に挑むマーケッターコンビ大谷さん&武田さん。


真野副市長の音頭で、日本でも先行事例となる地域交流型プロジェクト、お互いに労います。


この日は朝の3:00まで、豊岡市の窓口としてプロジェクトをご一緒してくださった担当者と話し込む。。。
この春までは全く接点の無かったプロボノワーカーと豊岡市。
このふるさとプロボノを通じて、メンバーは豊岡市のファンになり、今や都内在住のビジネスパーソンの中で、おそらく最も豊岡市の環境施策に強いで賞にノミネートされるまでに理解を深めてきました。一緒に、いや時には担当者をも上回る熱でこれからの情報の届け方を話し合う姿に、見えない”絆”を見、宿泊所となった旅籠の雰囲気も手伝って「あぁ、なんだかいいなぁ」とほっこり、そしてじーんとする事務局でした。

豊岡市のみなさま、プロボノワーカーのみなさま、今回のプロジェクトで聞取り調査にご協力をいただいたみなさまなど関わって下さったすべての方に心から感謝しています。
ありがとうございました そして、お疲れ様でした。

文:お