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“OceanTrust”ラストセーリング [2015年04月19日(Sun)]
2年弱と短い期間ではありましたが、STSJの活動を中型帆船からヨットへとシフトさせる機会を与えてくれ、ヨットでの活動をしていくために多くの支援者とのつながりをつくってくれたSTSJ初代所有艇“OceanTrust”(O.T.)が、昨日(4月18日)STSJとしての最後のセーリング(油壷〜館山)を無事終えました。

団体として初めての所有ということで、いろいろな運営上の課題を突き付けてくれ、メンバーのマンパワーでメンテナンスコスト削減を徹底していたことから、メンバー間にも存続の声があがりましたが、私たちの活動は個人の趣味や想いで実施しているものではなく、事業目的達成のために投入する事業費のコストパフォーマンスから判断していかなくてはならないという、通常のヨットオーナーの方々との視点の違いから、STSJ事業の一線から退いてもらうこととなりました。

昨日も前日までの荒天が嘘のような青空と微風という回航にはもってこいの好天に恵まれる油壷から、この半年間お世話になった油壷ボートサービス(ABS)の日高社長に見送られながらメンバーと新オーナーご夫妻を乗せた O.T.が午前7時、新天地・千葉に向けて無事出航しました。
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途中、微風の中を機帆走しながら館山を目指していましたが、目的地館山を前にSTSJ最後のセーリングに華を添えてくれる良風のプレゼントをいただき、新オーナーご夫妻にもセーリングの醍醐味を十分堪能していただけるセーリングができ、午後0時前に無事館山港に入港しました。

これからは、私たちSTSJの活動を強力にご支援いただき、O.T.にもメンバー同様あるいはそれ以上の愛着を持ち見守っていただいているご夫妻の元でO.T.は新たな人生を歩むことになります。

私たちSTSJメンバーもいつでも会いに行ける地にO.T.を管理していただけることになり、新オーナーさんと、STSJの未来を語り合う場、メンバー交流の場として大いに活用できるような場としていただけるとのことで、活動をご支援していただいている方々の深い愛情が身に沁みる粋な計らいに胸が熱くなりました。

最後になりましたが、“OceanTrust”を通じてヨットに関して素人ばかりで始めたような私たちの活動を暖かく見守り、支援の手を差し伸べて下さっている多くの関係者の皆さま、そして何よりもそんなメンバーのもとで忍耐強く付き合ってくれた“OceanTrust”に心から感謝申し上げます。

来週末からは、これも前オーナーさんのご好意とABSさんのご尽力により、事業に活用させていただくことになった木造艇がSTSJの新たな練習艇としてデビューします。
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回航お疲れ様でした!所用でいた船橋三番瀬では昼頃より南西の風が一段と風が強まり心配しておりましたが早い時間に着いて良かったです。BW-25 OCEAN TRUSTとは整備やセイリング等を通じて短い期間でしたが色々学ばせてもらいました。また往年の名艇の片鱗を体感させていただきました。オーシャントラストありがとう!
Posted by: クリリン  at 2015年04月20日(Mon) 09:23