脱原発ハンスト”ニュースVOL.661 [2016年07月31日(Sun)]
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脱原発ハンガーストライキ ………………………………………………………………………〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜 VOL661(2016年7月31日) 大飯原子力発電所(福井県)で想定される地震の揺れが過小評価だとの指摘を受けた問題について、このハンストニュースでも再三再四触れてきたが、去る13日の規制委員会定例会で「見直さない」と決定し、その後原子力規制委の事務局である原子力規制庁は再計算をした。こうした経緯を経たものの、規制委の田中委員長は27日、学会など専門家の間で新たな知見が示されないかぎりは、審査で使っている手法を見直さない考えを示した。そもそも「過小評価ではないか?」と疑問を投げたのは、元規制委委員長代理の島崎邦彦・東大名誉教授であり、指摘が正しいかどうかはおいていても、専門家中の専門家であることは間違いない。また、7月27日付けNHK NEWS WEBで、この判断の対して「地震の強い揺れの予測、強震動予測の専門家で、防災科学技術研究所の藤原広行部門長は『安全規制の立場からは、地震の規模が過小評価になるおそれがあるというのは懸念事項で、よい計算手法がないので検討できないとして結論を出しているのは、元委員の指摘に正面から答えていないという印象だ』と述べ、十分な議論が尽くされていないという見方を示しました。」と報じている。続けてその上で、「まだ検討中の部分もあるが、熊本地震で新たな知見が得られ、地震の揺れが計算以上になる『不確かさ』も含めて、今の審査のやり方が本当によいのか検証し、審査の手法に反映させるべきだ。その意味で、今回の元委員の指摘は大切で、より時間をかけて検討すべきではないか」と指摘している。 そして7月24日付け毎日新聞の社説に至っては「規制委は信頼損なった」と断じ、また翌25日の朝日新聞社説では、「東日本大震災の後、日本地震学会や日本断層学会、土木学会など50以上の学会が「防災学術連携体」を立ち上げた。情報共有や交流を深め、防災や減災への貢献をうたう。原子力関連だけでなく、さまざまな科学的主張のうち重要だと考えるものを紹介し、対応を促す役割を期待したい。」としている。 規制委はこれ以上判断を見誤った場合、ほんとに「信頼はもたれなくなる」と指摘しておきたい。 (村井雅清) *トピックス 原発安全対策費、3.3兆円に 40年超運転で工事費増 http://www.asahi.com/articles/ASJ7M3WBMJ7MULBJ006.html (2016年7月31日 朝日新聞) 市、建設受け入れ意向 二本松の仮設焼却施設 http://www.minpo.jp/news/detail/2016073033250 (2016年7月30日 福島民報) 「住宅決まらず」32.6% 自主避難世帯調査 http://www.minpo.jp/news/detail/2016073033268 (2016年7月30日 福島民報) 8月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。 *************************** *昨日までのリレー仲間 7月26日(火)は東條(神戸)、27日(水)は大石(静岡)、28日(木)は村井(NGO)、29日(金)は岡本(たつの)、30日(土)は後藤(石川)がつなぎました。 *今日のリレー仲間 本日7月31日(日)は、鈴木(川崎)の1名が行っています。 *明日のリレー仲間 明日8月1日(月)は、蒔田(石川)の1名がつなぎます。 *今後のリレー予定 8月 2日(火)東條(神戸) 3日(水)大石(静岡) 4日(木)宇田川(神奈川) 5日(金)募集中!! 6日(土)鈴木(川崎) 7日(日)募集中!! 8日(月)募集中!! 9日(火)東條(神戸) 10日(水)大石(静岡) 11日(木)募集中!! 12日(金)募集中!! *************************** |