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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.801 [2018年04月19日(Thu)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL801(2018年4月19日)

 今朝(19日)の毎日新聞での「坂村健の目」の見出しが目に入った。
「太陽光発電 急成長のひずみ」だ。確かに原発ゼロを目標に掲げるのはいいが、太陽光ありきでは現実的でないことはその通りである。この「24時間リレーハンスト」を始めてからも、幾人かの方から「太陽光発電が100%よいわけではないですよ!」としばしば指摘を受けてもいる。今日の記事では坂村健さんが指摘されているのは、「負の面として、太陽光発電所―いわゆるメガソーラーの乱開発による自然破壊と反対運動についての報道をよく見かけるようになった。」ということだ。メガソーラーは手放しで喜べないのは当然だ。風力発電もそうだが、特に環境に大きな影響を与えるケースが少なくない。自治体は条例で環境アセスメントを始めたところが増えているそうだが、条例があろうがなかろうが環境のことを第一に考えなければならないのは言うまでもない。どうも日本の場合は、企業のビジネスのために便宜をはかっているような政策が見え隠れする。同記事でも坂村健さんが「当時の政治判断が太陽光を突出して優遇したため、それが乱開発でボロもうけという方向に誘導したように見える」と指摘されている。一方、太陽光発電も、風力発電も、天候に左右されるために発電量に安定性が保証されないと指摘されている。地熱エネルギーは比較的安定していると言われているが、これも対象地が国立公園であったり、また観光地の温泉旅館などとの合意が不可欠になる。

 先日も「経済産業省の有識者会議が2050年を見据えたエネルギー長期戦略の提言がまとめた。太陽光、風力などの再生可能エネルギーを「主力電源」と位置づけた」(毎日新聞、2018・4・13)と社説が紹介した。
 このように再エネも100%OK!というものではないにしても、政府がもっと再エネ発電に投資し、積極的に買い上げて行けば、2050年を待たずしても原発への依存度を下げ、限りなくゼロに近づけることは可能だと思う。

 というのは、「エネルギー基本計画」が発表されるときにいつも疑問に感じているのは、
「省エネ」の計算はどの程度考慮に入っているのか見えないのである。私たち一人ひとりも、原発をゼロにするためには、多少今よりも生活が不便なっても辛抱することで「省エネ」も相当計算できるからだ。「フクイチ」事故以来、しばらく誰もが辛抱したという経験が私たちにはあるはずだ。思い起こせば第一次石油危機の時には、電力制限令が発動され耐え凌いだという経験もある。何よりも大切なのは、「原発さえあれば・・・」という原発ありきではなく、こうして自然とも共存しながら、また日々の暮らしにおいて助けあいながら、エネルギー問題を私たち一人ひとりが考え、エネルギー政策に参加することではないかと思う。
(村井雅清)

*トピックス
原子力災害拠点病院:研修を一体運用へ 被ばく医療充実
https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00m/040/043000c
(2018年4月18日 毎日新聞)

福島第1原発事故 新たに実習生除染 ベトナム人3人判明
https://mainichi.jp/articles/20180418/dde/041/040/035000c
(2018年4月18日 毎日新聞)

4月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日のリレー仲間
4月18日(水)は、大石(静岡)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日4月19日(木)は、細川(NGO)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日4月20日(金)は、上野(NGO)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレー予定
4月21日(土)鈴木(川崎)
  22日(日)募集中!!
  23日(月)東條(神戸)
  24日(火)募集中!!
  25日(水)大石(静岡)
  26日(木)募集中!!
  27日(金)募集中!!
  28日(土)鈴木(川崎)
  29日(日)募集中!!
  30日(祝・月)東條(神戸)
5月 1日(火)募集中!!
  2日(水)大石(静岡)
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