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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.844 [2019年04月25日(Thu)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜

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VOL843(2019年4月20日)

 以前から問題になっている外国人の技能実習制度ですが、この4月から新しい在留資格として「特定技能」の外国人労働者を東電が福島第一原発で受け入れることを決めました。
 この外国人実習制度ですが、もともと、開発途上国の若者に日本の技術を伝え、母国で役立ててもらおうと1993年4月から始まっています。けれど、その背景には日本の人手不足や低賃金の労働力の確保という日本のご都合主義がうかがえます。

 東日本大震災のあとベトナム人の技能実習生が何も知らされず、福島県で除染作業に従事させられていました。希望を抱いて日本にきた若者を身も心も傷つけてしまったのです。

 この4月から新しい在留資格として始まった「特定技能」の外国人労働者は、途上国では日本を目指す若者が増えているそうです。毎日新聞(2019/4/19)では、「ネパール『特定技能』に沸く」という見出しでネパールの実情を伝えています。記事によると、カトマンズ近郊の人口3000人の村では、多くの若者が出稼ぎに出てしまい、農地の9割が農作放棄地になってしまったそうです。
その後、若者が村に戻ってくるのでしょうか?日本の農村地域をみても都会にでた若者が戻ることなく、将来消滅するかもしれない集落が存在するくらいです。

 危険な原発の作業に安い労働力を確保するために制度を作っているようにしかみえません。
そして、被爆線量を超えると作業が続けられなくなります。それは外国人でも、日本人でも同じで原発に携わる人は、どんどん人手が不足します。それはいくら労働力を確保しても原発や放射能がなくなるまで、負のスパイラルが続きます。
 健康に害を及ぼしてまで、人のいのちを奪ってまで、原発由来の電気はいりません。いくら廃炉作業と言っても、自国の問題に外国の人まで巻き込んで、その上、途上国の村の人手を奪ってまで、原発を動かさなくてもいいのではないですか?外国の人に手伝わせるくらいなら、原子力政策を進めてきた政治家、官僚たちが現場で働けばいいのでは…、と言えば言い過ぎでしょうか?
(増島 智子)
        
*リレーハンストの方法など詳細については以下のブログをご覧ください 
http://ngo-kyodo.org/antinuclearpowerhungerstrikerelay

*トピックス
廃炉に特定技能外国人 東電方針、安全対策に懸念
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201904/CK2019041902000145.html
(2019年4月19日 東京新聞)

東電副会長「利益不十分」 経営計画、販売てこ入れを
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019041901001181.html
(2019年4月19日 中日新聞)

対テロ施設、建設間に合わない 原発9基が停止の可能性
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000009-asahi-soci
(2019年4月19日 朝日新聞)

4月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
4月22日(月)は東條(神戸)、23日(火)は石塚(神戸)、24日(水)は大石(静岡)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日4月25日(木)は、宇田川(神奈川)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日 4月26日(金)は、斎藤(神戸)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレー予定
4月27日(土)鈴木(神戸)
  28日(日)募集中!!
  29日(祝・月)東條(神戸)
  30日(火)募集中!!
5月 1日(祝・水)大石(静岡)
   2日(木)募集中!!
   3日(祝・金)募集中!!
   4日(土)鈴木(神戸)
   5日(日)斎藤(神戸)
   6日(月)東條(神戸)
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