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”脱原発ハンスト”ニュースVOL.822 [2018年07月06日(Fri)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL822(2018年7月6日)

 昨日の本ニュースで、名古屋高裁金沢支部が出した大飯原発控訴審判決は「無効だ!」と指摘した。判決文では、「審査基準に不合理な点があるか、規制委の判断に見過ごしがたい過誤、欠落があるなど不合理な点がない限り、原発の危険性は社会通念上無視しうる程度に管理され、住民の人格権を侵害する具体的な危険性はないと評価できる。」としているが、規制委の田中前委員長は「規制基準の適合性の審査であって、安全だとは言わない。」との見解を示した筈だ。規制委員会の組織全体を現政府が評価しているならば、「危険性はない。」とは言えないのだ。また同判決文は、「危険性は社会通念上無視しうる程度に管理され、・・・・」と書き込まれているが、そもそもこのような重大な案件を、「社会通念上」という基準で判断するならば、三権分立における司法の役割とは何なのか?ということになる。「司法の役割の放棄」ではなく、判断する能力がないということを露呈しているのである。従ってこの判決は“無効”なのだ。つまり、事実上原告住民側の勝訴ということになる。

 なお、この判決を受けて関西電力は、「(同社の)説明により3、4号機の安全性が確保されていることについて、裁判所にご理解を頂いた結果だと考えている。」(神戸新聞、2018・7・5)とコメントしているが、司法の役割を事実上放棄したということは、ご理解できていないということになるにもかかわらず、よくこのような頓珍漢なコメントが出せるものだと、呆れてものが言えない。    
(村井雅清)

*リレーハンストの方法など詳細については以下のブログをご覧ください 
http://ngo-kyodo.org/antinuclearpowerhungerstrikerelay

*トピックス
東海第二 再稼働審査書類 6市村の民意 どう反映
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201807/CK2018070602000164.html
(2018年7月6日 東京新聞)

第5次エネ計画 原発維持の指針に映る
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018070602000132.html
(2018年7月6日 東京新聞)

もんじゅの燃料処理に数千億円 廃炉総額が1兆円の可能性
http://www.minyu-net.com/newspack/KD2018070501001531.php
(2018年7月5日 福島民友)

7月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*今日のリレー仲間 
本日7月6日(金)は、上野(NGO)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日7月7日(土)は、鈴木(川崎)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレー予定
7月 8日(日)募集中!!
  9日(月)東條(神戸)
  10日(火)募集中!!
  11日(水)大石(静岡)
  12日(木)宇田川(神奈川)
  13日(金)募集中!!
  14日(土)鈴木(川崎)
  15日(日)募集中!!
  16日(祝・月)東條(神戸)
  17日(火)募集中!!
  18日(水)大石(静岡)
  19日(木)募集中!!
  20日(金)募集中!!
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