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脱原発ハンスト”ニュースVOL.782 [2018年01月24日(Wed)]
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脱原発ハンガーストライキ
〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜
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VOL782(2018年1月23日)

 阪神・淡路大震災から23年を迎えました。去る1月17日は、追悼とともにいのちをつなぐというあらたな想いを胸に刻みます。
あの日のできごとを振り返り、私たちはこれまで過ごしてきた当たり前の生活を見直し、経済成長を追い求めてきた戦後50年間、そのことを反省させられた瞬間でした。コミュニティのこと、障害者、高齢者、外国人、まちづくり、市民主体の市民社会などさまざまな課題が、震災により浮かび上がり、日常の問題が顕在化したのです。そして、私たちは「20秒では崩壊しないまち」、「20秒で奪われないもの」を築いているだろうかと、振り返りながら生きてきたつもりでしたが、しかし、2011年3月11日東日本大震災で福島第一原発の広域過酷事故を引き起こし、多大なる被害を出してしまいました。

 災害地にいくと、必ず聞く言葉があります。それは「まさか、自分のところにこんな災害が起こるなんて」です。私も実際、阪神・淡路大震災までまるで他人ごとのように構えていました。それでもこうした活動をすることで、自分のこととしてとらええていかないといけないんだと感じるようになりました。それは、災害を通して、社会でおきるさまざな問題について、できる範囲で自分のこととしてとらえて考えたいと思うようになりました。
 先日、当センターが朝日新聞(2018年1月18日)に取り上げられたのですが、その記事を書いた記者が「私と平成」という結びの文章で、「『震度7』の瞬間を知らずに、直後の街の惨禍も見ていない。東日本大震災の時も、任地の広島にいた。テレビの向こうで押し寄せる津波。水素爆発した原発。今さら私に、何ができるのかと。取材を終えて今,考える。『何もできない』は本当か。行動しない自分の正当化ではなかったか。この国の誰にとっても次の災害は『ひとごと』ではない。体験を『わがこと』として語る人たちに耳を傾け,『ひとごと』だと思っている人たちにどう響かせるかを徹底的に考える。それこそが,記者である自分にできることではないか。」と述べています。
 次世代に継承するということは、こういうことだと痛感させられました。

 また、1月17日に今年もセネガルからKOBEに想いを寄せて、ハンストに参加してくれた仲間がいます。彼女は以下のようなメッセージをくれました。
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 「1995 年1 月17 日、私は当時中学生で、岐阜県飛騨市(旧:吉城郡)に住んでいました。5 時46 分少し揺れたという感覚がって、寒い中朝起きて学校へ行く準備をしている時、テレビで震災の状況を見ました。上空から映し出された映像は、家屋が焼け続け、高速道路が倒れている情景でした。何が起こっているのか分からず、学校へ向かったのを今でも覚えています。当時は、テレビからの情報が唯一の情報手段だったので、テレビでの報道が少なくなると、現地がどんな状況か分からず、普段の生活に戻っていってしまいました。
人ごとのようになってしまって何もできなかった当時があり、今自分にできることは何か問い続けてきました。そんな中、ご縁があり神戸で4 年間過ごしました。当時映像で見た場所を歩き、震災の足跡をたどりながら、多くの人たちと触れ合う中で、寄り添うこと、一人ひとりと向き合うこと、向き合い続けること、自分と向き合うことなど、多くを学ぶ機会となりました。
 そしてセネガルで約1 年半を過ごし、ボランティアという立場で活動をする中で感じることがあります。それは、『ボランティアだからできることがある』ということです。
今年で阪神・淡路大震災から23 年目を迎えるにあたり、セネガルからも想いを届けたいと思い、セネガルからの想いを一つの横断幕にしました。想いが届くことを願っています。」
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 きっとこんな風に思っている人はたくさんいると思います。東日本の被災地でも、「阪神・淡路大震災では何もできなかったから、今回はボランティアに来ました」という人がいました。そんなふうに、きっとそれぞれが何かをできるタイミングがきっと訪れると思います。「何もできない」というのはきっと思い込みで、「何もできないからこそ、なんでもできる」のです。それは、被災地への活動だけではないでしょう。「ひとごと」ではなく「わがこと」として・・・。
(増島 智子)
                  
*トピックス
砂防ダム活用し小水力発電 山形・大蔵村が民間2社と東北初の共同事業
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180123_53006.html
(2018年1月23日 河北新報)

原子力委、茨城の研究炉を承認 貯蔵燃料の平和利用を明記
http://www.minyu-net.com/newspack/KD2018012201002027.php
(2018年1月22日 福島民友)

広野「百矢祭」7年ぶり復活 大勢の住民にぎわう
http://www.minpo.jp/news/detail/2018012248569
(2018年1月22日 福島民報)

1月の予定をお知らせ下さい。よろしくお願いします。
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*昨日までのリレー仲間
1月 7日(日)は村上(神戸)、8日(祝・月)は東條(神戸)、9日(火)は宇田川(神奈川)、10日(水)は大石(静岡)、11日(木)は細川(NGO)、12日(金)は上野(NGO)、13日(土)は鈴木(川崎)、14日(日)は頼政(NGO)、15日(月)は東條(神戸)、16日(火)は増島(NGO)、17日(水)は大石(静岡)・柚原(セネガル)、18日(木)は村井(NGO)・斎藤(三木)、19日(金)宇田川(神奈川)、20日(土)は鈴木(神戸)、21日(日)は村上(神戸)、22日(月)は東條(神戸)がつなぎました。

*今日のリレー仲間 
本日1月23日(火)は、細川(NGO)の1名が行っています。 

*明日のリレー仲間
明日1月24日(水)は、大石(静岡)の1名がつなぎます。
 
*今後のリレー予定
1月25日(木)募集中!!
  26日(金)募集中!!
  27日(土)鈴木(神戸)
  28日(日)村上(神戸)
  29日(月)東條(神戸)
  30日(火)募集中!!
  31日(水)大石(静岡)
2月 1日(木)募集中!!
  2日(金)募集中!!
  3日(土)鈴木(神戸)
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