早いもので阪神淡路大震災から
もう15年が経つんですね。

あの日、学生時代で山科に下宿していた
ボクはインフルエンザにかかって
寝込んでいました。
後期試験がはじまるというのに
これは診断書もらって追試験やなと
思っていたその時に突然、
揺れがおそってきました。
突き上げるような縦揺れのあと
マンションが大きく揺れるのを感じました。
布団の中に潜り込み頭を抱え
揺れがおさまるのを待っていたのを
今でも覚えています。

揺れがおさまりあわててTVをつけると
神戸の街は大変なことになっていました。
延期された後期試験が終わり
部活もシーズンオフであったこともあり
すでに現地でボランティアをはじめていた
先輩を頼ってその年の春休みは
震災ボランティアに追われました。
TVで映されていない様々な部分を見て感じ
大学で学ぶ「福祉」の意味を
本当の意味で学んだと思います。

週末は、当時山科で活動していたNPOの仲間と
避難所で遊びのボランティアをはじめました。
もちろん当時はまだNPOではなかったので
避難所の方に自分たちの組織を説明して
受け入れてもらうのが大変でした。

あれから15年。
今、仕事で関わっている中学生たちは
もうあの震災を知らない子どもたちなんですね。
たいしたことは語れませんが
伝えていくことをもっと大事にしていきたいです。