あかね色の風/ラブレター [2008年07月09日(Wed)]
長い長い桃山学院大までの通勤電車の時間を
使って読書タイムをしているのですが 今日は同郷のあさのあつこさんの小説を持って行きました。 いやぁきました! むっちゃヒットです。 久しぶりに電車の中でじーんとなってしまいました。 あかね色の風もラブレターも思春期を迎えている 小学生の女の子が主人公の話ですが わりと日常の一瞬を語った話です。 物語の中身がうんぬんということではなく 彼女たちと大人の何気ないやりとりと うまく気持ちが整理できない、伝えられないもどかしさに あの頃の子どもの感性を感じました。 それを読者に伝える文章にできるあさのさんは やっぱりすごい小説家です。 気になったシーンを少し紹介。 遠子と陸上部の先生のやりとり 励ましの手紙を悔しくて(いや悔しいという表現であっているのか?) 破ってしまう遠子の行動とその行動だけを見て 思いやりのない子と決めてしまう母親。 大人と子どもの受け止め方の違いが よくあらわれているシーンでした。 スクールソーシャルワークの専門書を読むのも大事やけど こういう小説をもっといっぱい読まないとあかんなぁと しみじみ感じています。 夏休み、じゃんじゃんこの手の小説を読んでいくぞ! |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 21:43