メディアにみる福祉12 [2013年01月09日(Wed)]
さて年末の講義では「メディアにみる福祉」で
はじめて「若者への福祉支援」をテーマにしました。 この講義を担当して6年目になりますが まさか若者が福祉の対象になることを話題にする 時代になるとは思ってもみませんでした。 ということで今回のレポートでは 「今日の講義では「福祉の支援を必要する若者の増加」についてがテーマでした。今回の選挙結果を受けて若者支援は大幅に後退することが見えている中、学生であるみなさんはこれからの将来のためにどのような学生生活を送り、どのような社会人になるべきなのか、また自分や同世代の友人が福祉の支援を必要とした時にどうすればいいと考えますか」 でした。では代表的な意見や特徴的な意見を紹介します。 【1.今の大学生活について】 ・ますます学生のうちからバイトを頑張って貯金をしておかないと、仕事をしてうつや過労で倒れた時に生きていけないと思った。 ・学費や交通費のためとはいえ今のアルバイト漬けの生活ではダメだと思った。やっぱり将来に役立つのはバイトではなくて大学での勉強や資格。 ・やはり友人関係をしっかり作っていくことが大事だと思いました。逆に自分もまわりの友達の変化に気がついて支援していきたい。 ・今の大学生はみんなと同じように何となく受かる大学に行き、何となく就職できるところに就職しているように思える。もっと社会のために何が出来るか、社会の一員として何ができるかを再確認すべき。 ・若者が政治に興味がないというように言われているように聞こえるが、若者は興味がないのではなく自分の生活の不安が高すぎて選挙に行かないのだと思います。 【2.就活や就職について】 ・とにかく就職や就職してからも勝ち抜いていかないといけないので、どれだけ厳しい状況でも会社から必要とされる能力をつけないといけない。 ・今のままの大学生活では就職活動をしても企業から選ばれるものを身につけられないと危機感を感じた。人とは違う何かを身につけないといけない。 ・とにかく早く就職し、いいとことに就職しないといけないと思っているが、よく考えると就職して何がしないかがないように思える。だからせっかく就職してもしんどくなるのかもしれない。 ・就職すると学生時代の友達と連絡が取りにくくなると聞いたので、今のうちにメールやアプリなどでつながっていくことが大事だと思う。 ・就活をしていて筆記や面接の練習を繰り返しやっているけど、実際に会社に入った時に求められる知識やスキルは別のものな気がしてます。大学が言うままの就職活動に疑問を持つことも大事な気がしますが、今レールを降りる勇気もありません。 ・とにかくブラック企業に行かないようにしっかりと就活の時に会社のことを調べておくことが大事。 【3.自分や友達が福祉の支援を必要となったら】 ・自分自身はやっぱり福祉の支援を受けることには抵抗がある。だから友人がそのような状況になっても福祉の支援をすすめることは難しい気がする。 ・今はバイト先も人が足りていないようで、学校がない空き時間はすべてバイトに入り生活がボロボロです。このままではいけないけど、どうしてよいのかわからない。 ・先輩のシステムエンジニアの話を聞いていても、今日の映像のようにお金はもらえるけど休みなんて全くないと言っていたのですごく理解できます。自分は体や心を壊すまで働かないという感じかな。 ・システムエンジニアが毎日パソコンに向かっているのでうつになりやすいというのは知っていたが、うつがここまで恐ろしいものだとは思わなかった。 ・実際に自分の友達でも今日の映像にあったような過酷な労働で仕事をしている人がいて、今も何をしてあげて何を言ってあげたらいいのか毎日考えています。今は仕事以外のことを話して明るくふるまうことしか出来ていません。 |
Posted by
ゆっきー(幸重忠孝)
at 22:19