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塩澤 英之
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mph [2019年04月02日(Tue)]

令和というのは、何というか、しなやかでありつつ凛としている響きを感じました。新緑の時に、新しい時代が始まるんですね。



さて、先ほど走りながら、昨年度について少し振り返ってみたのですが、次のような考えを持っていたことを思い出しました。


一つは、日本国内での島嶼国に関する理解の幅を広げるために、クラウドの中の点の一つとして、自分自身のエッジを保つようにすること。そのために、できるだけ他者の考えに影響されないように、現地の一次情報を自分のフィルターを通して、共有すること。

もう一つは、欠けているピースを埋めること。

自分自身は太平洋島嶼国について2003年から関わり、渦の中にいた部分もあるので、ある意味、その頃から現在までを肌感覚でわかるような気がしています。しかし、それ以前については、現在の情報の理解に影響がないように、あえて知らないふりをしてきました。以前、何度か書いていますが、その時代に関する日本語の論文・論考などに違和感を感じていたということもあります。「何か違うんだよなあ」というもの。

例えば、島嶼国の独立について、自分は、各国で、当時を知る人から、それはマーシャル、パラオ、バヌアツ、キリバス、フィジー、ナウルなどが含まれますが、「苦労して独立を勝ち取り、主権を確保した」、そのために「国連の枠組みが、旧宗主国に対する牽制となった」というニュアンスを得ていました。しかし、日本でいろいろな文章を読むと、「各国は独立できるレベルにないのに、独立させられた」というニュアンスとなっていました。


しかし、昨年度、いよいよ時がきたと思い、自分にとっては開けてはいけない「パンドラの箱」のような、過去の情報を調べ始めました。特に4月から8月まで、出張の機会を減らし、平日も夜遅くまで、土日も、時間があったら、とにかくまとめ続けていました。

限られた時間の中でしたが、下記について調べ、まとめてきました。
・過去20年間の、トンガの中国に関する現地報道。
・太平洋諸島フォーラムの1971〜2004の35年分のコミュニケと、その期間に出された首脳宣言。
・太平洋諸島フォーラムで、2004〜現在までに出された、首脳宣言。
・パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島のそれぞれの米国自由連合盟約(コンパクト)

他にも、参考程度ですが、
・サモア、バヌアツ、トンガ、フィジーの財務省資料。
・サモア、バヌアツの過去10年の中国関連現地報道。
・気になる事象に関連した報道の深堀り。
ほかにもあるかと思います。。。

実体験があるために、上記の文章から読み取れることが多々ありました。10年前に調べても、理解できなかったことだったと思います。自分個人用のノートとして、まとめてみましたが、それにより、島嶼国の現在の動きに加え、国際社会の動きも見えてきました。

さらに自分が実体験してきたものを補強するものとなりました。例えば、自分が直接、ある外国の外交官に、現地で言われた話があるとして、それを補足する内容であったりとか。渦の中で体験していたものを、俯瞰的な情報と合わせることができたというか。


このように、実体験と、過去の原典を読み込んだことで、現地に出張し、より深い意見交換をすることができるようになりました。自分もそうですが、現地でも、相手次第で話す内容や深さが変わります。自分で調べてわかる内容は、お互いに知っている上での話。


先日のセミナーで、何故、このような準備ができるのかというような質問を、何人かの外交官から聞かれ、「偶然」、というように答えていました。

しかし、よく考えてみると、自分の実体験、読み込んだ原典に基づく情報(あえて、現地以外の研究者の意見を聞かない)、それに加えて、直近の現地での動きを合わせていくと、調べなければならないテーマが見えてきます。そのテーマに応じて、さらに情報収集と信頼できる現地の関係者・研究者と協議を行う、その積み重ねの結果、セミナーやラウンドテーブルに繋がっていきます。

方向性が間違っていなければ上手く転がるので、この点において、「偶然」と思ったということでしょう(自分で言ったことですが。。。)。


書いていて思い出しましたが、もう一つのエッセンス。自分の開発協力の入門編は、ザンビアでの協力隊員でした。そこでは同僚が、どんどん病気で死んでいきました。その他、短期ですが、JICAのおかげで、セネガルとかフィリピンでも開発協力を体験させていただいたことがありました。太平洋島嶼国だけを見てきたわけではないので、少し引いて現地を見ているところがあります。

人には「島が好きだから」と何度も言われてきましたが、そんなことはない。「仲間・友人」として「対等な立場でともに課題に取り組む」という感覚はありますが、「かわいそう」とか「人助けしなきゃ」とかいった感情はありません。

入り込み過ぎず、引き過ぎず。
アンガウル [2019年04月03日(Wed)]

先月、ジョス・ストーンがパラオに来るという話を聞いたのですが、本当らしいですね。再来週でしょうか。
ライブは1回のみとのことですが、そういう繋がりを持っている人がいるというのは興味深い。


アンガウルでは、日本時代のリン鉱石採掘の話に関連して、「日本に〜」という話を耳にすることがあります(バベルダオブ島のボーキサイト鉱石の採掘も似ている)。

それとは別に、確かドイツ時代に連れてこられ繁殖したというカニクイザルの問題がありました(生態系を壊す危険な生物として、アンガウルから外に出さないように管理している)。

長い間、駆除という話があったのですが、友人によれば、「すでに個体数は住民の数を上回っており、住民は負けた。そのため、発想を転換して、アンガウル州として、カニクイザル保護区を設置し、観光利用する」とのことでした。

アンガウルでは、米軍がレーダー施設を設置する話があったり、それ以前、数年前に、中国の民間企業が、港だったか空港だったかの改善を図って、観光開発するという話もありました。

太平洋戦争では、アンガウルの戦いとして知られており、かつては日本語も公用語だったという話を何かの日本の資料に書いてありました。

アンガウルの血筋の友人は、切れ者が多い気がしますが、日本との関係は薄くなっているのかもしれないですね。
メラネシア [2019年04月08日(Mon)]

この週末は、完全休養。疲れたらカレーかおにぎりと決めてますが、今回はカレーを作って、食べたいだけ食べて、ただただ眠り続けました。

4月3日にはソロモン諸島で選挙があり、台湾から中国にシフトするかどうかが注目されてますが、なるようにしかならない。

あのアメナさんが、一部選挙区の監視団長として、現地に入っていたそうです。

数日前には、インドネシアが太平洋島嶼国とのフォーラムを立ちあげました。閣僚級ですが、フィジー、パプアニューギニア、パラオ、ミクロネシア連邦、メラネシアン・スピアヘッド・グループなどが参加していました。

インドネシアは大国であり、経済関係から言っても、地域の今後の発展に、重要な国になる可能性があります。

一方、背景の一つに、インドネシアの西パプア問題があります。

メラネシアでは、インドネシアの立場に理解を示しているフィジーとパプアニューギニアと、自由パプア運動を支持しているバヌアツ、ソロモン諸島の間で、結束ができない要因となっています。
ソロモン諸島選挙結果 [2019年04月09日(Tue)]

今回のソロモン諸島選挙は、2017年6月に、ソロモン諸島の部族紛争の平定、法と秩序の回復のために豪州が主導し、太平洋島嶼国各国の軍や警察が参加して結成されたRAMSI(ソロモン諸島地域援助ミッション)が14年間の活動を終了してから、初めての選挙という事で、注目されていました。


https://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/386626/balance-of-power-in-the-hands-of-solomon-islands-independent-mps

https://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/386583/independent-and-returning-mps-dominate-new-solomons-parliament

Radio New Zealand Internationalによれば、3日に行われた選挙結果が判明し、50議席中、ホウエニップウェラ首相含む現職36議席、新人(元もいる可能性あり)14議席。うち、女性が2議席を獲得。

恐らくバヌアツと同様に、政党政治ができておらず、記事によれば、8つの政党があるが、いずれも過半数には遠く及ばず、無所属が21と最も大きなシェアを持つとのこと。

それでも、通常、最も多い議席を持つ政党が中心となり、首相や要職ポストをカードとして、他の政党や無所属議員にアプローチして、多数派工作を行うそうです。中国、台湾関係もカードの一つかもしれません。

首相の上に、政治的権力ではなく名誉職に近い形で、フィジーやバヌアツには大統領がいますが、ソロモン諸島には英連邦の総督(ソロモン人)がいます。

その総督が、折を見て(憲法に選挙後何日以内との規定があると思いますが)、議会を招集し、首相選出選挙が行われることとなります。

その後、組閣があり、新政権が始まるという段取りでしょう。中国関連は、その後、どのように表面化するか。


しかし、記事によれば、多数派工作のために、金銭もかなり動いているんじゃないかとのことです。
日本と太平洋島嶼国の関係の強み [2019年04月09日(Tue)]

中国の太平洋島嶼国に対する影響力拡大を背景に、昨年までは、現地では日本が不安になり焦っていると見る向きがありました。そこで、現地のある友人は、「太平洋島嶼国は、中国は『金』だと認識している。一方、日本は40年以上に渡り、人を育てる取り組みを続けてきたではないか。これは大変重く価値のあるもので、日本はこれを誇りに思い、堂々としていればいいのだ。」と言っていました。

昨年来、誰に話したか覚えていませんが、いくつかの国の人たちに、中国の影響力を背景に、日本や米国、豪州、NZなど伝統的開発パートナーが太平洋島嶼国との関係強化に必要なことは何かとの質問を受け、「人の繋がり」と伝えたことが何度かありました。

特に日本はパラオ、ミクロネシア連邦、マーシャルについては戦前からの繋がりがあり、全体的にはJICAによる青年海外協力隊の活動、長年にわたる民間の繋がりがあり、改めて、この人的ネットワークに光を当てることが大切だという話をしました。

一方で、パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャルでは、日本よりも米国の影響が強く、例えば、これらの国々では、コンパクトに基づき国民が準米国市民的権利を有するため、優秀な人材は米軍に参加できますが、身内が従軍している家族や各国政府から、今、実際に、「米国と共に自由と民主主義のために戦っている」という話をよく聞くこと。その繋がりは、ある意味、日本とこれらの国々の関係よりもリアルで強いと。また、教会のネットワークも日本との関係以上に強いと。

日本も米国も豪州もNZも、各国に根付いている人的つながりがあるのだから、これを大切にした方が良いし、これは、太平洋島嶼国との関係では「援助額」以上に重要だと。

という話を、下記の記事を読んで思い出しました。やっぱり、同じように考えている方々がいるんですね。

http://islandtimes.us/us-veterans-group-formed-post-signing-of-charter-by-president-tommy-e-remengesau-jr/?fbclid=IwAR0llnqGDWhXmFNrZwJ0Idq8_kUjrwWuE5AyqlqCXtoieleeCDaQnFvnEQs

日本も、各国でJICA研修員のアルマナイなど、何年も前から取り組んでいるし、協力隊経験者が自主的に各国OV会などを作っています。今後、このような取り組みは、ますます大切になっていくでしょう。
アボカドトースト [2019年04月14日(Sun)]

1994年、ボブ・ディランのライブ、確か南浦和だったと思います。当時、来日当初のライブでは、ボブ・ディランの声はへにゃへにゃで、ギターソロも堂々と音を外しているという人がいるくらいの状態でした。しかし、その南浦和は来日後2週間以上たった終盤の追加公演だったんじゃないかと思いますが、バンドはドラムがパワフルで、あのチャーリー・セクストンがギターで、ボブ・ディランの声もギターもハーモニカも最高でした。そういえば、その時は、会場入りするディランが外にいた我々に手を振ってくれました。

そのライブでは、来日中、唯一、「The Times They Are A-Changin'」を歌いました。その後、その演奏が入っているブートレッグCDを手に入れ、聴き続け、勝手に、自分はその曲を伝授されたのだと思い込むことにしました。

当時は、大学院の研究室で、昼も夜も関係なく、パラメーターを変えながら、フォートランのプログラムを使って、数時間のシミュレーション実験(試行錯誤)を繰り返していた時期。研究室に寝泊まりしていると、夜遅く、行き詰まることがあり(サチると言っていた)、そんなときには駅に繰り出して、「The Times They Are A-Changin'」を歌っていました。たいてい、酔っ払いに「うるせえ〜!!!」と怒鳴られていましたが。

その後も、2001年ごろと2010年ごろ、ボブ・ディランが来日した際には、2回、その曲を歌ってくれました。



30代以下の人は、昭和から平成に変わった時期のことについて、あまり実感がないかと思います。自分は高2でした。世の中とか、社会とか、人生について、深く考え始めていた時期でした。当時の空気は、日本国中が喪に服すという状況ではありませんが、重い空気と共に、「平成」という時代が始まったと思います。ちょうど、バブルが弾けるころ。


今回は違います。この4月、満開の桜が長く持ったこともあるのか、何かこう、不思議な充実感と、凛とした覚悟があるような空気感が漂い始めている気がします。お祝いの気持ちと、静かな高揚感と。


さて太平洋島嶼国。太平洋島嶼国は非常に小さく、援助や信託基金を通じて国際社会に密接に繋がっているために、世界の変化による影響や空気の変化が早く現れるように思います。

近年の動きを振り返ると、2000年代半ばに始まったものだと思いますが、特に2013年頃から、フェーズが変わったように思います。そのころから、変化が速くなっています。

外的変化もそうですが、離島のような太平洋島嶼国内でも、携帯やスマホが普及し、ネット環境が改善し、世界や地域の情報が速く伝わるようになり、国内でも情報が速く伝わるようになっていったように思います。単位時間あたりに得られる情報量が格段に増えました。人口の少ない村落部や離島が多いので、広がり方としては全体の3割から4割程度だと思いますが。

アメリカのミクロネシア地域への関与も急速に変化しています。

昨年の7月頃までは、アメリカはあちこちで情報を集め現状を把握する状況で、感覚的には日本の方が先に進んだ情報や理解を持っていたように思いますが、彼らは、既に我々を通り越しています。速い。グズグズしているうちに、フラッシュのように駆け抜けていきました。
太平洋島嶼国と生活習慣病 [2019年04月16日(Tue)]

NCDsとは非感染性疾患のことで、メンタルヘルスも含みますが、太平洋島嶼国では、概ね糖尿病などの生活習慣病を意味します。太平洋島嶼国の課題について話すと、大抵、「NCDs」が挙げられます。

しかし、自分の記憶では、15年前も生活習慣病が大きな社会問題でした。

日本や他の開発パートナーが、15年以上支援してきたにもかかわらず、今年の世界肥満ワースト10に、太平洋島嶼国から8か国がランクインし、ワースト3は島嶼国です。パラオが2位だったかな。

15年というのは当時の10代が大人になり、親になっています。世代が代わっています。

その長きにわたって支援してきても、改善していないということは、支援の方法なのか、内容なのか、間違っているということじゃないでしょうか。

おそらく、あと15年経っても、同じ援助方法だけでは、変わらないでしょう。

自分は太平洋島嶼国で生活して、50キロ台前半から、70キロ台後半まで太ったことがあります。そして、昨年、「気合いを入れて」、本気で10キロの減量に成功しました。痩せすぎたので、今、少し増量していますが。

太平洋島嶼国でのNCDsの主な原因は肥満です。肥満は要は、カロリー収支がプラスであるため、発生します。

カロリー収支をイーブンかマイナスにするには、カロリー摂取量を減らすか、カロリー消費量を増やすしかありません。

消費量を増やすには、運動量を増やす必要があります。基本的にはスポーツでしょう。

実際の環境だとか、現地の大きくなっている人たちを見ると、やはりターゲットはカロリー摂取量を減らすということになると思います。

では、どうやって減らすか。

1つは、各人の基礎代謝+日常生活でカロリー収支がイーブンになる摂取量のラインを意識づけること。

例えば1日1800キロカロリーが必要だと意識づける。そして、普段の彼らの食事について、カロリーを示します。ご飯を山盛りで食べると1000キロカロリー。甘〜いケーキを食べると+1000キロカロリー。とか。

しかし、この場合、本人の非常に強い意志が必要です。

もう1つは外的要因による摂取量減少。
世帯収入の減少。経済が悪化すれば痩せます。
また物価が上がれば、痩せます。

実際に2008年ごろ、マーシャルでは米の価格が3倍以上高騰し、結果的に痩せた人もいました。元気はありませんでしたが。

カロリー摂取量の減少の問題点は、体の抵抗力が落ちる場合があること。島嶼国によっては厳しい環境の場合もあるので、バランスをうまく取らなければなりません。

太平洋島嶼国における生活習慣病の問題は、気候変動や経済とは異なり、彼ら自身の意志次第であり、いつまでも開発パートナーに頼らせてはダメです。マジックなんてありえないので。

悪魔的な考えですが、本気で痩せさせるには、外的要因を強化して、輸入食料の流通量を制裁をかけるように、制限してしまえばいいでしょう。半年もすれば、効果が現れると思います。
アウェアネスとか言って、ただ理屈や綺麗な話をしても、援助側の自己満足で終わるでしょう。

彼らのカロリー収支に対する意識を高め、行動を促すにはどうすればいいか。

例えば、地域全体で競争してキャンペーンをするとか、体重を10キロ減らしたら、航空運賃を3割引きするとか、何らかのインセンティブが必要なのかもしれません。

生活習慣病対策は、治療面では保健医療分野のアプローチが必要ですが、根本的な対策は、カロリー収支の計算、食事パターンの改善、食事内容の改善、料理方法とか、カロリー消費量の増加など、保健医療分野以外のアプローチが必要だと思います。コーチのような人が必要でしょう。

そろそろ、本気で現地の人々と話して、彼らが本当に生活習慣病になりたくないというならば、本気で側面支援すれば良いと思います。彼ら自身の問題なので。

例えば、日本では多くの人が毎日一生懸命働いて、一生懸命と言わないまでも、生活の糧を得るために、さまざまなストレスがあろうが乗り越えて働いて、税金を納めています。

一方、太平洋島嶼国の中には、毎日のんびり時間を過ごして、やることがないと木陰で何かを食べながらおしゃべりをするような人もいます。彼らには彼らのストレスやさまざまな制約があるとは思いますが。。。ただそのような彼らの中には、「何で日本人はそんなに働くんだ?」という人もいます。

先進国としての義務とか、外交上の理由があったりするので、単純に良い悪いの話ではありません。

ただ、せめて、彼ら自身の意志次第で変えることができるものに関しては、彼ら自身が本気で取り組むべきだと思います。その過程で先進国の支援が有効な部分があるなら、協力する。

彼らは困っている人に優しいし、誇り高い人たちですから、本気で話せば本気になる人も出てくると思います。

それでも甘いことを言うのであれば、彼らの選択なのですから、そうさせればいいでしょう。努力なしに、すぐに効果のあるマジックはない。

ここ数年、パラオでは早朝ウォーキングや、エクササイズを意識的に行っている人が何人もいます。

フィジーでは、彼ら自身が料理するときに減塩して酸味を活用しようというキャンペーンもありました。

若い子たちの間では、コーラとか甘い炭酸飲料を避けて、水とか悪くともダイエットコークとか飲むようにしている人もいます。

以前は葉物野菜は豚の餌だということを言う人がいましたが、最近は野菜を意識して食べる人たちもいるようです。

どこか1つの国で、1つのコミュニティで成功例を作り、ヘルシーなコミュニティモデルとして、国とか地域とかで称え、それが一歩発展した社会モデルであることを示すことができれば、若い世代を中心に、広がりが出てくるかもしれません。

気候変動で主張できるのだから、自分自身でコントロールできる問題に対しては、彼ら自身で取り組むことができるんでしょう。

ともかく、太平洋島嶼国のNCDs対策については、もういい加減、しっかりとした成果が出るようなアプローチが必要だと思います。
ソロモン諸島首相候補 [2019年04月22日(Mon)]

今週水曜、ソロモン諸島の議会で首相が選出されます。議会は50議席なので、過半数の26が重要な数字になります。

確か、近年は、2014年に就任したソガバレ首相が、2017年に不信任案可決で退任し、リック・ホウ氏を立て、同首相が就任したという経緯があったと思います。ちょっとだけひいてみると、2014年から今回の選挙までは、ソガバレ首相路線が続いていたと言えるのだと思います。

今週の首相選について、Radio NZが2名の候補について報じていました。

https://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/387369/two-candidates-confirmed-for-solomons-prime-ministerial-election

1人は、現政権側が、ソガバレ元首相を立てました。

もう1人は、新人で若手、30才のPeter Kenilorea Jr 議員。初代首相の息子だそうです。Grand Coalitionと名付けられた議員グループが同議員を立てました。21票確保しているようです。Kenilorea氏は、外務次官や国連代表部を歴任しているそうで、今回の結果に関わらず、次代を担う人物だと思われます。

今回の首相選出は、継続か変革かということになるでしょうか。1990年代末から部族紛争があり、2003年から豪州軍を中心としたフォーラム諸国によるRAMSIというソロモン安定のための地域ミッションが派遣され、2017年に終了。ソロモン諸島としては、新しい時代の変わり目にあるのだと思います。

現在は、裏で、さまざまな駆け引きが行われていることでしょう。論点は国の発展だけではなく、地方の住民の生活向上が中心のように思われます。

中台関係については、要素の一つで、どちらがどちらかというのは、わかりにくいかと思います。ソロモンの中国支持派は、中国の経済力や中国市場などマクロ経済を見ており、地方の発展ということであれば、住民に近い支援を行う台湾の方が合っているように思います。
オフ [2019年04月23日(Tue)]

先週末から今日までオフでした。
消耗しきった脳みそと体に刺激を与えようと、ちょっと旅に出ていました。
明日からは、やや長めの出張になります。


オフとは言っても、ネットが繋がると、機内でも仕事ができてしまうので、その出張に向けて、20件ほど、連絡調整を続けています。

笹川平和財団で、現役でいろいろ事業を担当できている、というのが一番大きい要因ですが、嬉しいのは、15年前からのつながりや、フィジー時代のつながり、はたまたここ3年や、つい最近の繋がりまで、各国の友人たちが、自分の狙いに関心を持って、好意的に反応してくれていることです。

10年ぶりくらいに連絡した人もいますが、ああヒデか、と回答をくれたりします。まだ会ったことのない友人の友人もそうです。

太平洋島嶼国で仕事をする喜びは、このような人の繋がりにあるのかもしれません。
ソロモン諸島の政治 [2019年04月26日(Fri)]

水曜日、ソロモン諸島で、ソガバレ元首相が新首相に選ばれました。4度目になります。
リック・ホウ首相が繋いで、政権の継続という結果になりました。

しかし、ソガバレ首相の勝利宣言後、ホニアラ市内で暴動が発生したそうです。


外側にいるので、内情はわかりませんが、片目を失った若者がいるなど、厳しさがうかがえます。

どういうことなのか、住民にはどういった不満が背景にあるのでしょうか。経済か不公平感か。

ソガバレ首相は、前回任期途中で不信任案が可決され、一度おりましたが、改めて、選挙を経て、議員の互選により首相の座に返り咲きました。

誰が誰をおして、資金がどう動いているのかなど関心はあります。が、ソロモンに限らず、現地の政治には深入りしたくないので、自然に何かが耳に入るのを待とうかと思います。耳に入らない場合は、そういうものだということで。
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