トンガ王国ポヒバ首相逝く。 [2019年09月12日(Thu)]
トンガのポヒバ首相が亡くなりました。享年78歳。
トンガ民主化運動の闘士で、2017年に国王が議会を解散した際も選挙で勝利し、初めて平民議員だけで過半数となる14議席を得ました。(議席数26のうち、貴族枠が9議席を占める。そのため平民が王室や貴族から離れて与党を形成するには残り17議席のうち14議席を獲得しなければならない。) 数年前から体調を崩し、トンガ国内ではホテルで生活し、また治療のためオークランドに滞在することが多く、それに対して海外の平民の方々から強い批判があると聞いたことがあります。 先月ツバルで開催されたPIF総会が最後の舞台だったと言えるでしょうか。 今後トンガがどうなるのか。民主化路線を引き継げる強い人物はいるのか。(トンガでは平民の方々に中国の進出への懸念が強いため)民主化路線が停滞することがあれば、地域情勢にも影響が出て来るかもしれません。 ポヒバ首相は、闘士として生き抜かれたのではないでしょうか。 ご冥福をお祈りします。 |