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ネコジャラシ [2019年03月30日(Sat)]

サンドラさんは猫派。家にはピングとティンカーがいます。
自分は若いときは犬派でしたが、歳をとってから、「ホメテホメテ」とされるのが辛くなり、気まぐれな3月生まれの女の子みたいな猫がより好きになりました。

サンドラさんにそう話すと、自分の犬についての感じ方に同感と言っていました。

というわけで、サンドラ博士、ネコジャラシを買う。

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サンドラさんは学者であり、教育者でもあるので、昨今のさまざまな開発パートナーによる奨学金や留学機会の増加に少々懸念があるようでした。例えば中国は年500人を受け入れるのだとか。

学生は卒業後、どうなるのだろうと。実際にどんなことが身についたのか。修士を終えて南太平洋大学に戻り、博士号を取ろうとするが、博士課程のレベルにいるのだろうか、と。

15年前、マーシャルにいた頃、すでに亡くなっていますが、当時の教育大臣がこう言っていました。

「みな、高校を出て、マーシャル短大に行く。何年もかけて準学士を取る。アカウンティングが多い。しかし、彼らが卒業してもマーシャルでは雇用機会が少ない。アメリカに移っても程度の低い仕事にしかつけない。」

「勤労意欲も低い。家族が大きいので1、2人仕事をしていればいい。」

「そんなことなら、地元の島で育ち、地域社会で生きていく方法を学んだ方がいい。高い教育など、一部でいいんだ。国際社会の目標など、このような国の事情にあっていない」と。

暴言というか、我々の開発協力の根幹に関わるもので、何の言葉も出てきませんでした。大臣は当時、すでに重い病を患っており、真に国の将来を憂いていたのだと思います。

中国は年500人の留学生を受け入れるという話がありますが、日本はそんなことは無理でしょう。やはり数ではなく、質にこだわっていいように思います。

文部科学省の奨学金制度は数学が弱い島嶼国の学生にはハードルが高いと言われます。しかし、その日本の難しさを売りにしても良いのではないか、などとも思います。

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あと何か書くつもりでしたが、忘れてしまいました。。。

良い週末を!
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