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シダ植物、美味しい。 [2019年03月14日(Thu)]

今日のお昼に初めて食べた、シダ植物が、美味しかったんです。ゼンマイとかワラビとかは開く前ですが、これは開いたやつ。シャキシャキしてて、このためにまた台湾に来たいと思えます。

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明日のプレゼン資料を作らないといけないのですが、ちょっと現実逃避。

今日のワークショップでは、パラオ、ソロモン、キリバス、ハイチ、セントキッツ・ネイビスからの参加者が発表し、自分の世界も広がった気がします。

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日本で言えばJICAに相当する台湾ICDFですが、JICAもそうだと思いますが、政治的なことから離れて、純粋に、まじめに開発協力を行っていると感じます。

太平洋島嶼国では、台湾からみるとソロモン、キリバス、パラオが不安定で、自分が台湾人だったら、ものすごく不安で、プレッシャーに潰されそうになっているでしょう。頑張れ、台湾。

別のワークショップも開催されていて、そこには台湾と外交関係のない国々、モンゴル、ベトナム、フィリピン、アルゼンチン、ブラジルなどからも参加者がいました。

外交関係のある国は減っているけれど、人の繋がりは拡大しているのかもしれません。

台湾ICDFの取り組みは、グラスルートの人たちに目を向けていて、感覚が近く、経験を共有できるんです。言葉が違うのに、不思議な感じです。

そういえば、太平洋島嶼国で、台湾を国家承認していないフィジーとPNGに台湾の経済事務所がありますが、中国政府が両国に対し、名前をRepublic of Chinaから台北に変えるように申し入れたことがあったそうです(中国の立場から見れば、当然といえば当然だと思いますが)。

PNGは台湾側に名前を変えるようにプレッシャーをかけ、台湾側は泣く泣く名前を変えたものの(「日本〜」を「東京」〜に変えるような感じ)、フィジーは断固として、変更を求めなかったそうです。外国の圧力に屈して、言いなりになるということは、認められないのでしょう。

Status quoでは駄目なのだろうか…。
天母 [2019年03月14日(Thu)]

今日から数日、台北のティエンムーという土地でお世話になります。この天母という町は、東京で言えば、広尾のようなところのようです。

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今の季節だからか、とても爽やかな気候で、町を歩きながら、色々な記憶がフラッシュバックしました。

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セネガルのダカールの町だったり、ジンバブエのハラレだったり、ザンビアのマザブカだったり、ある瞬間のフィジーのスバだったり、はるか昔のぼんやりとした記憶だったり。

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近くの麺屋さんで、ちょっと腹ごしらえ。北京語しか使ってくれないところで、メニューも繁体字だけでしたが、通いたくなるくらい美味かった。

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麺も美味いが、スープも美味い!日本円で400円くらい。


今、世界中の国々で、国際社会における国のサバイバルというか、地位の確保のせめぎ合いがある一方で、内政で内側が弱いパターンが少なくないように思います。住民の日々の生活と、外交というものが、繋がらないのでしょう。生活にはお金が必要です。

今日、現地の人たちといろいろ話す機会がありましたが、中国との経済関係の悪化で、年金支給額削減や雇用悪化、家計収入停滞に繋がり、民進党政権や総統への不満が耳に入ってきました。かなり不満が高まっているようです。中国との経済関係悪化は、これまでは政治的要因が強くありましたが、今は中国経済の停滞があるかもしれませんけれども。

このままだと、また前政権時代のように日本との関係に距離ができてしまうかもしれません。

例えば、日本の韓国からの半導体輸入が減るのであれば、台湾から輸入を増やすとか、中国人観光客が激減しているなら、日本人観光客を増やすとか、イワシがとれなくなったらサンマをとるみたいに、何か取り組めないものでしょうか。

日本は中国と国交を結んでいて中国の立場を理解しているのですから、台湾との経済関係強化は中国との経済関係強化の一部と言えなくない?台湾への投資は中国への投資。


台湾から日本への観光客数は年間500万人弱。一方で、日本から台湾への観光客数は100万人程度だそうです。

自分のことを考えてみると、昨年初めて台湾に来て、日本で台湾を知ってるようで、実は全く知らなかったことがわかりました。中国とだいたい同じだろうと思っていたら、明らかに違いました。おそらく自分のような人は多いと思います。なので、国内でもっと台湾のことを知ってもらう必要もあるように思います。

中国は中国で、旅行に行くと人も町も好きになりますが、台湾は言葉は中国語ですが、町や人の雰囲気が違っています。親日的だとかそういうことではなく、人の感覚や価値観が近いのか、日本人が普通に馴染める感じがします。無理して合わせなくていいというか。言葉は通じないけど。

言葉が違う異世界に来てしまったような面白さといえばいいのか。

台北だけですが、ブレードランナーとか、攻殻機動隊とか好きな人は好きになるかもしれません。
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