• もっと見る

« 2018年11月 | Main | 2019年01月»
大丈夫か? [2018年12月05日(Wed)]

自分は基本的に相手をけなすようなことは書かないようにしています。

しかし今回の経済ミッションについて、書き残しておきたいことがあったので、このブログを読んでいる方は限りなく限られていると思いますし、ちょっと書いてみます。

今年のある時点で、今回の経済ミッションの準備段階でミッションの計画に関係している方から、我々が進めている地域密着型エコツーリズムについて紹介するのはどうかという話がありました。

自分からは「有難い話なので、ミッションを主導する立場にある外務省大洋州課に伺って、担当者にプロジェクトの説明をしますよ。」と回答しました。

すると大洋州課からは、「話を聞く必要はないので、A4一枚に情報をまとめて提出して下さい」との回答がありました。

皆さんはこのような回答があったとして、どう思うでしょうか?自分としては、蔑まれた印象を受け、その後、一切外務省大洋州課に積極的には情報を提供しないこととしました。

我々のプロジェクト実施については、外務省からは何も支援を受けていないし、人脈も情報も我々が独自に築いてきたものです。自分が反対の立場であれば、情報を取ろうとするくらいの情報を持っていると思います。

いやいや、現地の日本大使館は、日本研修の招聘時のビザ発給について協力しただろうという指摘もあるかもしれません。しかし、民間の立場、もしくはフィジー大使館での業務経験から言っても、むしろ何度か嫌がらせと感じられる対応をされたことがあります。

我々は世界各国から人を招聘しますが、ビザが必要な場合に発出する文書があります。しかしパラオからの招聘に関しては、止められることがありました。直近の過去まで何も問題がなかったにも関わらず。例えば国内の移動を証明する国内便のチケットの控えがなければビザを出さないとか。今はそういう規定になっているのかもしれませんけれども、先日の日本研修でもフィジーからの招聘でも問題ありませんでした。


今回のセミナーに関連して、政務官が日本財団が供与した巡視船と海上保安庁庁舎を視察されたそうです。

それについて、こちらには何の話もありませんでした。鈴木政務官は、先日都内のパラオ独立記念式典で挨拶させていただいたため、話しかけていただきましたが、大洋州課の方からも、日本大使館の方からも、一切話がありませんでした。

日本側一行の名簿ができていて、笹川から人が来ることがわかっているのだから、せめて事務方くらい一言話があってもいいように思います。実際のところ、視察についてはパラオ側の海上保安当局から連絡があって初めて知った話でした。

「何を偉そうにしてるんだ、自分から挨拶しなさい」と言われるかもしれませんが、上記の経緯があるため、様子を見ていたというところもあります。

しかし。誰が政務官に対して、日本財団と笹川平和財団の海上保安能力強化プロジェクトについて説明したのでしょうか。ODAではないし、大使館に正確な説明ができる方がいるとは思えないのですが。

例えば先日、我々はODAではありませんが、我々の仲間が大使館に呼び出されて、クレームを受けたという話もどこかから聞こえてきました。

我々は日本の対パラオ外交に関して、何か悪いことをしていると思われているのですかね?

以前は大洋州関連の外務省の方々は、各方面にかなり気配りをしていたと思いますが、もしかすると、そのような余裕もなくなるほど、大変な状況にあるのかもしれません。そう思いたいほど、いろいろな話が耳に入ってきてしまいます。
忙しいが充実した1日 [2018年12月05日(Wed)]

まだ夜にレセプションが残っていますが、今日は朝から夕刻まで、一気にものを動かせた感じがします。

先日の日本での地域密着型エコツーリズム研修ののち、参加した12名と自分は、冗談を言いながら今後の展開について協議を続けて来ました。

日本研修では国レベルから、規制側の天然資源環境観光局長のケヴィン、プロモーション側の観光局からコミュニティ担当のケイトが参加しましたが、昨日のセミナーを経て、ケイトのボス、ステファニーが今日の会議に加わってくれました。

今日の会議には、参加している6州のうち、こちらが呼びかけた3州から、知事、議長、州選出下院議員、酋長などが参加し、このプロジェクトの哲学から現状、今後の展開に対する考え方まで報告し、議論を進めていただきました。

3F745CB0-2048-4FC6-9019-A8E3812530CF.jpeg

自分は、水面に石を投げる役割で、その後はパラオ語で議論が始まります。

D91F84DA-A911-407B-88A3-E52D643E37A4.jpeg

自分はニコニコしながら様子を見ています。

25699830-C8D4-4B8F-8842-12613492214B.jpeg
あとは資料を見せたり。

何人かは、2年前から粘り強く、我々を見守っていてくれた方々で、ようやく現実的な成果が見えて来たことに関し、最後には、とても温かい言葉をいただきました。

また一歩前に進めることができました。

あと日本研修中に初めてアレルギーが出て、病院に連れて行ったレイナ。元気に仕事していました。

DBF6A10F-6899-4102-9190-8FA6A9E4E168.jpeg

でもみんな何か、日本で見た時よりも、体がでかくなった気がする。


その後は、コロール州政府の関係者と個別に協議しました。

こちらも忙しいですが、相手も忙しいので、お互いに労わりあいの精神で協力しあう雰囲気になっています。

行くところ行くところ、責任感の強い優秀な人材が見つかります。

最後の最後に、2か月前のサモアでの会議で初めて会った方が、会議から抜け出して時間を作ってくれたので、こちらも次の展開が見えて来ました。

滑り込みセーフ!
パラオ貿易投資観光セミナー [2018年12月05日(Wed)]

昨日、パラオで貿易投資観光セミナーが開催され、日本の民間代表団の一員として参加しました。

先日の地域密着型エコツーリズム日本研修に手ごたえがあり、出口がある程度見えてきたので、この機会にそのプロジェクトについて説明させていただきました。関係者以外にこのプロジェクトの詳細を説明したのは初めてのことでしたが、新しい繋がりもでき、参加した甲斐がありました。

9F3A10AD-53DA-4D98-B776-336801C424F2.jpeg

日本研修にも参加した政府の規制側の観光局長(事務次官クラス)のケヴィンもいました。11/21に日本研修から帰国したのち、11/24に出国してオーストラリアで会合に参加、昨日4時過ぎにパラオに戻ってこのセミナーに参加したそうです。

最後のレセプションでは、レメンゲサウ大統領、日本側代表団長の鈴木政務官と写真を撮るサービスもありました。

0EC5D872-1E4F-4420-9C49-CB7C9308197D.jpeg

パラオに来ても、直接の関係者ではなかったり、お互いに予定が合わなかったりして、なかなか会えない友人がいるのですが、今回のセミナーでは、その友人らもいろいろな役割で会場にいたので、久しぶりに話ができました。

例えば、地域密着型エコツーリズムの構想段階で、話をしていた人たちが何人かいますが、今回、この2年の成果を伝えることができたので、その点でもセミナーに参加させていただいた甲斐がありました。

今日は、全体の動きから離れて、何人かの州知事らとの会議です。

| 次へ