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水色と灰色と白と緑と [2017年08月13日(Sun)]

金曜の夜、エコツーリズム研修員と今回の各州のツアー案についてポイントの指摘と改善案、次回の専門家を派遣する際の日程調整(月相や潮の干満時間を含む)のフレームづくりを行い、ホテルで2時間休んだ後、昨日、深夜のフライトに乗りグアム経由で朝帰国しました。


土曜深夜のフライトは遅延し、グアムで乗り継げない事が少なくないのですが、今回は順調で、昼前に帰宅。洗濯して、ご飯を作って食べて、洗濯している間にいつの間にか眠ってしまいました。眠れる時には寝るべきです。


太平洋島嶼国では、NCDs(非感染性)、とりわけ肥満による生活習慣病が大きな問題になっていますが、自分は身をもって実態を確認しています(ということにしている)。14年前、それまで自分の体重は一時期を除いてどんなに食べても55キロを超えることはありませんでした(一時期というのはザンビアでマラリアにかかり体重が激減した後、薬に負けないように筋トレと肉食で57まで増やしたとき)。


しかし、31歳でマーシャルで現地の人と生活を始めると、1年で10キロ増の65キロ、6年後に帰国すると20キロ増の75キロ超、最大で78キロ(身長も12センチ伸びた)。


気をつけていても、普通にマーシャルの友人らと生活していると、ほどほどに運動していても、仕事が忙しくても、体重が増えてしまいます。反対に、体重を減らすことは大変難しい(現地では勧められた食べ物は、基本的に断ることが失礼にあたります)。


マーシャルでの生活で、体重が増えることがわかりましたが、今度は自分の健康が問題になってきます。いろいろな症状も出てきました。そのため(身長が1723くらいなので)今度は67キロを目安に、フィジー時代にかけて体を絞りました(2011〜2015)。フィジーは現地の人もスポーツをするので、走る場所も泳ぐところも(50mプール!)あります。


しかししかし、昨年の9月から仕事が忙しいことを言い訳に運動量が減り、食べる量が増えると(日本のお米が美味しすぎる)、6月末には75キロ超に。


そして7月から太平洋島嶼国の生活習慣病対策を考えるため、また体を張って、体を絞る方法を試すことになりました(なんのこっちゃ?)。


減塩、減シュウ酸、減コレステロール、減糖質が必要になり、体を燃焼モードに変えていきます。チョコレートもコーヒーもビールも緑茶も紅茶もしょっぱい物も納豆もいくつかの生野菜も肉も干物も味噌も醤油も減らさないとダメ。米も食べ過ぎてはダメ。当たり前といえば当たり前です。


それでモードを変えたところ、今のところ8月中旬で約4キロ減、あと2カ月で4キロ減らすのが目標です。太平洋島嶼国出張がありながら減らしていくのは難しいのですが、そこでやり方を見つけられれば、きっと現地の生活習慣病対策に活かすことができるでしょう(なんのこっちゃ!)。


パラオのエコツーリズムメンバーの何人かは、帰国後もエクササイズを増やして、動ける体を維持している様子だったので、経験を共有できるかもしれません。




さてさて、前置きが長くなりましたが、今回書きたかったのは、パラオで見た景色についてです。


サモアでもそうでしたが、自分の出張のタイミングがよく、現地では好天に恵まれています。サモアでもパラオでも自分が行く前は数日〜数週間雨が続いていたそうで、太陽を持ってきた男と言われました。さっき現地のジョンからは、自分が離れた途端、雨降りだとのこと。


そのおかげで、これまでパラオを訪問したなかで、ベストに入る景色を見ることができました。



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ミクロネシア最大の湾、ガッパン州からみたネルメドゥウ・ベイ。風は凪いで、この日、この早朝の時間帯のこの瞬間だけの絵。


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そして、ガラード州のラグーン。水色と灰色と白と。色彩の妙。スコール後、太陽が顔を出し、潮が引き始めたときのもの。遠くで子供達がはしゃいでいます。心が洗われる瞬間でした。


この絵を友人たちと共有したい。これがエコツーリズムの動機になっても良いですよね。

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