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インドネシア津波のニュース [2018年12月23日(Sun)]

今日、インドネシアで発生した津波のニュースがありました。

これは地震によるものではなく、近隣の火山噴火により発生した海底の地滑りが原因とあります。しかも津波の高さは5メートルに達していたとのこと。

素人の感想として、地震に起因する津波であれば、地震が先にあるので(距離にもよりますが)事前にある程度の時間の中で、警報を出せると思いますが、このような局所的なものに対する警戒は、現地の方々に過去の経験があるか否かが関わってくるのではないかと思います。

難しい。
ミクロネシア地域において、将来大きめの津波が到達する可能性について2 [2011年11月14日(Mon)]

11月14日(月)

先週金曜に、ミクロネシア地域に津波が到達する可能性についてPacWave11のシナリオを元に書いてみました。

そこでは、南米チリおよびフィリピン東部のフィリピン海溝で、津波を発生させるような、マグニチュード9の地震が発生した場合の例を挙げました。

もう一つ、抜けていたので追加します。

琉球列島の南西諸島海溝(もしくは琉球海溝)で津波を発生させるようなマグニチュード9の地震が発生した場合の例でも、ミクロネシア地域西部のパラオ、ヤップあたりでは、1メートル以上の津波が到達する可能性があるようです。

↓赤い線が南西諸島海溝(琉球海溝)、青い線と矢印が津波の初動。


人の一生のうちに起こらないような確率のものだと思いますが、可能性として頭に入れておいても良いかと思います。
ミクロネシア地域において、将来大きめの津波が到達する可能性について [2011年11月11日(Fri)]

11月11日(金)

11月9日、10日に実施されたPacWave11に関心があり、公表されている資料を見ています。

http://itic.ioc-unesco.org/index.php?option=com_content&view=article&id=1686&Itemid=2333&lang=en

太平洋島嶼地域で地震が起こるのは、メラネシアからトンガまでプレート境界の周辺であるため、ミクロネシア地域ではそれほど大きな関心はない状況にあります。

実際にはマニラ海溝、九州パラオ海嶺、マリアナ海溝があるため、北マリアナ、グアム、パラオ、ヤップでは揺れを感じる、すなわち体感地震が発生することはあるとは思いますが、大地震になることはほとんど無いと考えられています。

ポンペイより東側では、海底火山もないし、プレート境界からも離れているので、静かなものだと思います。

一方、津波については、どうかというと、通過する可能性は十分にあります。

かつてマーシャルで、1960年代に、建物の2階に達する高波が通過していったという話を、2005年ごろ、現地在住のアメリカ人の先輩に教えていただいたことがあります。

そこで、今回のPacWave11でミクロネシア地域に1メートルを超える津波が到達する可能性を探してみました。

一つは、南米チリでマグニチュード9クラスの津波発生させる型の地震が発生した場合です。

↓右下の赤い線が、地震が発生する場所(実際はより南米大陸に近いところ)、矢印は津波のおおよその方向です。


もう一つは、フィリピン東側のフィリピン海溝でやはりマグニチュード9クラスの津波発生させる型の地震が発生した場合です。

↓左の赤い線が、地震が発生する場所、矢印は津波のおおよその方向です。



昨日少し触れましたが、津波は波というよりも、海水が海底から盛り上がるような、周期の長い海水の塊の変動であるので、津波が沿岸部に到達したときに波が崩れるということにはなりません。そのため沿岸地形によって、1メートルの津波が局地的に何倍にも増幅されてしまいます。

マーシャルやキリバスなどの低環礁島は、リーフの端から急激に海底まで落ち込む地形にありますが、入り江のような地形が無いため、津波はそれほど増幅されないと言われています。しかし、標高が低いため、1メートルの津波が来れば、場合により陸地を波が通過していくことになることがあると思います。

一方、パラオからコスラエまでの範囲では、陸地周辺のサンゴ礁リーフがどのような作用をもたらすのかは分かりませんが、局地的に津波が増幅する可能性があるかもしれません。


太平洋島嶼国に津波が到達する際に恐ろしいことは、地域によって津波を発生させる震源から非常に遠いため、揺れを感じないことです。通信設備がしっかりしていない場合、何ら警戒もしていない時に、突然海面が盛り上がることになります。

上記の1960年代のマーシャルの話は、当時の状況では警報もなく、住民は訳も分からず高波に襲われたと記憶されていますが、僕自身は、チリ地震で引き起こされた津波なのではないかと疑っています。

3月の東日本大震災の時、太平洋全域に津波警報が出されました。例えば、マーシャルでは米国海洋大気庁(NOAA)がマーシャルにある気象観測所および政府機関に警報と津波到達時間を伝達しました。しかし、ほとんどの一般市民に、その情報は届かず、環境系の仕事をしている知り合いは、翌日になって津波警報を知ったと言っていました(実際には数10センチの津波であり、増幅されることもなかったため、何ら影響はなかったようです)。

さまざまな可能性を考慮して、改善する余地はまだまだあるのではないかと思います。
PacWave11(追加) [2011年11月10日(Thu)]

11月10日(木)

PacWave11のサイト(http://itic.ioc-unesco.org/index.php?option=com_content&view=article&id=1686&Itemid=2333&lang=en)には多くの資料があり、非常に興味深いです。

その中で、10の模擬地震についてのシナリオがそれぞれパワーポイントで紹介されているものがあります。

ここで、自分自身注意しなければいけない点に気付きました。

太平洋島嶼国というと、マリアナ海溝はあるけれども深いので、環太平洋造山帯に位置するメラネシアとトンガだけ注目しておけば良いのではないかと思っていました。

しかし、マニラ海溝とフィリピン海溝を震源とした2つのフィリピンの模擬地震では、パラオやヤップを津波が襲う可能性があります。例えばそれが数百年に一度の可能性だとすれば、誰も経験していないために、大きな被害を受けることが想像されます。

もう一つ、東日本大震災で発生した津波で感じたことですが、我々は例えば20メートルの津波というと、高さ20メートルの白波が立つ典型的な波(富岳百景?で描かれているような)を想像してしまうと思います。それは映画やアニメ等でも見たことがあります。

しかし、実際に発生した津波は海面が盛り上がっていくように見えました。そのため、水位が徐々に上がっていっていましたが、中継映像を見ていて、「大丈夫かもしれない」と油断してしまいました。

言いたいことが伝われば良いのですが。

世界規模で、地殻の活動期に入っているかもしれませんので、過去百年間に経験していないことも起こるのかもしれません。例えば、感覚的に、「この場所では地震がない」と思っていたところでも地震が起こる可能性はあると思います。たとえ現地の人が「地震なんて起こったことないし、津波なんてないよ」と言ったとしても、注意が必要だと思います。

ですので、今回のPacWave11のように、「もしも」のための取り組みを続けていくことは非常に大切なことだと思います。
PacWave11(太平洋津波対策訓練) [2011年11月10日(Thu)]

11月10日(木)

協定世界時(UTC)11月9日13時(日本時間11月9日22時)より本日10日まで、太平洋および太平洋周辺の38か国を対象とした津波対策訓練(シミュレーション実験)、Exercise Pacific Wave 2011(PacWave2011)が実施されています。

http://itic.ioc-unesco.org/index.php?option=com_content&view=article&id=1686&Itemid=2333&lang=en

実施組織はUNESCO(国際連合教育科学文化機関)およびIOC(ユネスコ政府間海洋学委員会)となっています(警報システムなどでは、NOAA(米国海洋大気庁)が全面的に関わっています)。NOAAは基本的に太平洋地域でも米国圏(北部ミクロネシア地域や米領サモアなど)を中心に警報を出していますが、今回は全域を対象としている点が画期的だと思います。

この訓練は、以下のような手順で行われ、各地の警報システムや情報伝達の現状を確認することを目的としているようです。

1)10個の模擬地震をコンピュータ上で順次発生させる。
2)地震によって引き起こされる模擬津波をコンピュータ上で発生させる。
3)各国関係機関に情報を伝達する。
4)各国関係機関が各地関係機関へ情報伝達し、模擬警報等を行う。


訓練では、カムチャッカから反時計回りにアリューシャンまで、以下10個の地震が想定されました(場所、発生時刻(UTC)、緯度、経度)。いずれも深さ20q、マグニチュード9.0。

1)カムチャッカ(クリル−カムチャッカ海溝)
  11月9日22時、北緯52.5度、東経159.5度
2)琉球列島(南西諸島海溝=琉球海溝)
  11月9日23時、北緯28.0度、東経129.0度
3)フィリピン−南シナ海(マニラ海溝)
  11月10日2時、北緯16.2度、東経119.3度
4)フィリピン−太平洋(フィリピン海溝)
  11月10日0時、北緯9.5度、東経126.6度
5)バヌアツ(ニューヘブリデス海溝)
  11月9日22時、南緯14.3度、東経166.2度
6)トンガ(トンガ海溝)
  11月9日21時、南緯23.6度、西経175.5度
7)中央チリ(ペルー−チリ海溝)
  11月9日13時、南緯32.3度、西経71.9度
8)エクアドル(コロンビア−エクアドル海溝)
  11月9日14時、北緯1.0度、西経81.5度
9)中央アメリカ(中部アメリカ海溝)
  11月9日15時、北緯11.5度、西経87.5度
10)アリューシャン列島(アリューシャン海溝)
  11月9日18時、北緯53.0度、西経165.0度

この訓練の結果、各地の警報システムや住民レベルへの情報伝達の問題点、改善すべき内容が見えてくると思います。
10月23日パラオで地震発生(小さな揺れ) [2011年10月27日(Thu)]

10月27日(木)

先ほど、パラオの友人からメールをもらったのですが、
そこに、「デング熱はたぶん大丈夫だが、日曜に小さい地震があったよ」とありました。

USGS(米国地質調査所)のサイト(http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/Maps/ortho/270_90_eqs.php)で調べると、

規模:M5.3
発生時刻:2011/10/23 03:26:30(UTC)
震源:北緯7.693 東経134.705 深さ58.9km

同日は、 その7時間後にトルコ東部でM7.2、深さ20キロという地震が発生し、その後、余震が続いていたことが分かります。


パラオに戻りますが、
今回の震源の位置は、パラオ北部約1250キロにあり、
沖縄、台湾、フィリピン、パラオをつなぐ円(円弧)の中心あたりになります。

また、この震源は九州からパラオに延びる
九州パラオ海嶺付近といえると思います。

興味深いです。