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塩澤 英之
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からくり [2019年07月13日(Sat)]

これは裏どりが必要な話で、かつ、裏どりするには危険な匂いがするので、詳細は書けません。が、この数年、フィジーに関連して、何か心に引っかかっていた件について、腑に落ちました。思いがけず、内部事情を知る人から、そのからくりを教えてもらいました。

ググってませんが、おそらく、報道はされていないんじゃなかろうか。
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これは、日本や中国ではありません。中国は、フィジーでは外交を丁寧に行っており、援助に関しても、信頼されるよう透明性を確保すべく取り組んでいるように思います。数年前、元ADBフィジー事務所関係者からは、フィジーの中国大使館は、借款の話も含めてオープンにしたがっており、尋ねると、どんどん資料を出してきたと言っていました。

今回の話は、日本や中国ではありません。

疑問に思っていました。その国は、決して国内経済が良いわけではないのに、なぜ非常に高額な開発援助(数十億円規模だったと思う)を提案しているのか、提案できるのかと。

そのからくりがわかりました。先日書いたUNCACの話に逆行するものです。

フィジーは国として行動を起こすだろうか。放置してしまうと、次の選挙で良いことは無いように思います。

水面下では動いているのか?
バクー [2019年07月07日(Sun)]

パラオで、共に課題に取り組んでいる仲間の1人が、バクーで開催されていた国際会議でスピーチを行っていました。堂々と。
このような方々と、本音で、真剣に仕事ができる幸運。ますますやる気が湧いてきます。

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太平洋島嶼国に関わっていると、先進国や大国と仕事をしている方々からは、あまり理解されないことがあります。それこそ、否定的な声を含めて、自分が関わりはじめた15年前からあります。

一方、自分自身も、太平洋島嶼国ばかりを見ずに、引いた視点を持つ必要があるので、大国や先進国を見たり、途上国で言えば、自分の基本はザンビアなので、島に関わっていない方々のそのような考え方もある程度わかります。

そういう感覚ががずっと後頭部の右上あたりにこびりついているのですが、最近、多様性という視点からみてはどうかと思うことがあります。

生態系の維持や種の存続には多様性が必要だとします。すると、ヒトについても、文化の多様性の確保が大切だと言えるのではないか。

その視点から見ると、人口が少ないとか土地が狭いことは、ネガティブな要素ではなく、より貴重で大切にしなければならない要素に思えてきます。

プラスチック [2018年06月10日(Sun)]

O社の体組成計付き体重計を買ってみたところ、自分の通常の値からはまだまだオーバーな状態でした。焦らず一歩一歩。
先ほど、G7のニュースを見ていたところ、「プラスチックゴミの海洋汚染問題」の話があり、日本と米国は合意文書に署名していないとありました。


先日のパラオの話や、マーシャルのハイネ大統領のツイートを見ると、この件についてかなり真剣に考えられているようで、また国際社会における島嶼国の繋がりも感じられます。

例えば、欧州諸国やNGOなどのトレンドにプラスチックゴミの話が出ている場合、島嶼国がこれに追随するのではなく、むしろ真剣に議論がされるように仕向けているようにも思われます。

マーシャルでのプラスチックゴミ問題は最近始まったものではなく、少なくとも12年前から現地の固形廃棄物問題とともに議論がなされ、さまざまなドナーに支援を働きかけていました。例えばレジ袋がゴミ集積所(埋め立て)から海洋に流出し、ウミガメがクラゲと間違えて食べてしまっているだとか。マイクロプラスチックまで関心は及んでいませんでした。当時はドメスティック、もしくはサブリージョナルなターゲットでしたが、なかなか有効な取り組みはなかったように思います。

JICAのある専門家の方が、プラスチックや発泡スチロール製のカップや食器の使用や輸入を国内法で規制すべきとの助言を現地政府にしていましたが、国内政治は混乱期に入る時期で、議論は発展しませんでした。

一方で、マーシャルという国の特殊性、非常に多くの人が集まる機会が多く、繰り返し使用できる食器を用意できない。水が少ないため、食器を清潔に繰り返し使用できない可能性が高く、感染症のリスクがある。それなりにお金のある人たちなので、買って捨てた方が楽。なども影響していました。理想を語っても、実生活とのギャップがあったとか。それでも数年前に発泡スチロール製のカップ(フォームカップ)は規制されたでしょうか。

例えば、現地のイベント用に使い捨てではない食器のレンタル(100セットとか)を始めたら需要がありそうな気もします。食洗機で洗うようにするとか。パラオの友人に話してみようか。

本質はプラスチックの使用というよりも、ゴミの収集と管理の問題だと思いますが、究極的には生産しない、使用しないとなるのでしょうか。

あとは島嶼国側としては、例えばパラオが海洋保護区をあちこちに設置し、ゴミの不法廃棄も減り、環境を守る努力をしていますが、EEZ内で外国船がゴミを海洋投棄することが少なくないため、漂着ごみがあるという悩みがあります。ボーダーを超える課題であるため、島嶼国側でも、国際社会の問題として議論し、規制していこうという動きに繋がっているのでしょう。

日本は先日、自由で開かれた海洋ということで、太平洋島嶼国と島サミットで議論していましたが、このプラスチックの話も今後しっかり協力していけば良いかと思います。マイクロプラスチックなど日本人の食の安全にも関わる話でもあるし。

気候変動枠組み条約COP23ーフィジーの主張 [2017年11月25日(Sat)]

先日、ドイツのボンで開催されフィジーが議長国を務めた気候変動枠組み条約COP23が閉幕しました。
開幕直前には、フィジーのバイニマラマ首相は、フィジーというよりも太平洋島嶼国COPと位置づけている、との報道がありました。

Radio New Zealandの報道では、フィジーが2つのイニシアティブを押し通したとあります。

1つはジェンダー・アクション・プラン。気候変動に関する行動における女性の参画とジェンダー平等。

もう1つは、ローカル・コミュニティと先住民のプラットフォーム。気候変動への適応や緩和について、最良の知恵と経験の共有を支えるもの。

自分がフィジーにいた頃から、フィジー政府が主張していたものに繋がっていると思います。リーダーたちが言葉だけでまとめるのではなく、女性と地域住民が参画し、実際に行動していこうというイメージかと思います。
パラオの干ばつ、フィジーの洪水3 [2016年04月05日(Tue)]

気になるのでフィジーとバヌアツの現地気象局の画像などを添付します(時間はいずれも日本時間)。

今日午前6時ごろにフィジー気象局から出された衛星画像。
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左から熱帯低気圧16番、14番(赤い丸)、15番。赤い丸の左端がバヌアツ、右端がフィジーです。これらの熱帯低気圧は画像の左から右(西から東)へ移動しています。厚い雲が確認でき、その下では相当な降水量であることが推測されます。この画像ではフィジーでは青空が広がっていますが、引き続き14番、16番がフィジーに向かっています。フィジーで大洪水が発生していますが、バヌアツでも大雨による被害が出ていると思われます。

こちらは今日午後1時ごろにフィジー気象局から出された降水量を表す図。
0405-1PM.png

位置関係は、最初の図とほぼ同じになります。降水量が非常に多い部分が赤く示されています。

そして、今日午後4時ごろにバヌアツ気象局から出された図。
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この図では中心がバヌアツ、南側にニューカレドニアという位置関係になっており、熱帯低気圧16番の今後の動きが予測されています。注意したいのは、バヌアツを抜けるころに、カテゴリー1のサイクロンに発達するとみられることです。カテゴリー1なので、風速は20m/秒でしょうか。これが西からフィジーに上陸しそうです。

サイクロン・ウィンストンは、東から西にフィジーを横断し、その強い風と雨、強い低気圧による高潮などが甚大な被害をもたらしましたが、今回の熱帯低気圧16番(カテゴリー1のサイクロン)は、洪水を引き起こしている15番、14番に続きフィジーを西から東に横断し、さらなる大雨をもたらす可能性があります。

フィジーでは、今回の洪水被害で1人が亡くなりました。土砂崩れも発生しているようです。現在、いくつかの幹線道路が閉鎖され、政府は洪水が悪化する地域に避難指示を出し、現在3,000人ほどが避難所に退避している状況。また政府は災害地域における外出禁止令を発出。今後24時間〜48時間は注意が必要とアナウンスされています。


一方、パラオでは干ばつが深刻化しているようです。

5ガロンタンクの飲料水については、Palau WaterとWCTCの2か所のみが販売しているようですが、供給が追い付かないようで、Palau Waterは販売時間を短縮、両社とも1世帯あたり5ガロン(約19リットル)に制限しているそうです。

また、多くの現地ホテルでは、水の使用制限が出されている状況とのことです。

下記は、駐日パラオ共和国大使館のお知らせです。ご確認ください。
http://palauembassy.or.jp/blog/2016/04/extreme-drought/#.VwOAbZeCjbg
パラオの干ばつ、フィジーの洪水2 [2016年04月04日(Mon)]

状況を煽る意図はないのですが、パラオとフィジーで極端な状況になっているようです。

パラオの近況に関するAFP電。
「Drought-hit Pacific island nation of Palau could dry up totally this month, appeals for aid」今月中に水源が完全に干上がる可能性があり、水の直接支援が必要かもしれないなどと記述されています。コンパクト1の下では、ミクロ3国は米国FEMA(連邦緊急事態管理庁)の管理対象となっていましたが、コンパクト2では外されたのではなかったでしょうか。いずれにしても米国政府も緊急援助を検討しているようです。日本政府と台湾政府も何らかの支援を検討する段階というように読めます。現実的には、大型の淡水化装置が導入されるのかもしれません。その場合、海水はおそらく外洋からとることになるのでしょうか。

一方、フィジーですが、映像を見ると大規模な洪水のように見えます。

この映像を見ると、2012年1月、3月に発生し、観光とサトウキビ農業などに大きな影響を与えた大洪水を思い出します。

97年〜98年の規模以上のエルニーニョ現象発生が懸念されていた昨年9月〜10月頃、ここでも97〜98年に発生した状態(北半球の太平洋島嶼国は干ばつ、サンゴ白化現象、南半球は降水量増加)を参考に、その懸念を書いていたと思いますが、残念ながら、当時の状況と似た状況になっているようです。
パラオの水不足、フィジーの洪水 [2016年04月04日(Mon)]

昨日、日本時間午後5時23分ごろ、バヌアツ北西部でM6.9地震がありました。USGSの情報(http://earthquake.usgs.gov/)を見ると昨日は数回バヌアツで地震があったようです。バヌアツのすぐ西側には、左側にインド・オーストラリア・プレート、右側に太平洋プレートという位置関係でプレート境界があるため、バヌアツでは少なからず地震があるようです。現地では震度という尺度が使用されていないので、実際の状況はわかりませんが、大きなニュースになっていないところを見ると大丈夫なのだと思います。

数年前、バヌアツを訪問したときのこと。バヌアツは中国の支援を多く受けている国で、その支援により建てられた政府関係や公的機関の建物もあります。日本を持ち上げるつもりで言っていたというのが7割だと思いますが、あるとき現地の方が、「あの建物は中国の支援で作られたもので、立派だろう?でも近くで見るとひびが入っていたり、仕上げが雑だったりする。地震があるたびに壁にひびが入るんだ。」とこっそり話していたことがあります。かといって日本や他の国がその建物の建設支援をするわけではないだろうし、やるからには質を上げてもらうということでしょうか。

バヌアツの地震のことを書いたのは、数日前からフィジーとバヌアツの間で低気圧が発達しており、現地の様子を調べていたところ、昨晩フィジーで津波警報が出されていたためです。その津波警報はほどなく解除されました。

今回の強い低気圧ですが、サイクロンに発達することはないとみられるものの、大雨洪水警報が数日前から出されており、昨日来、特にビチレブ島西部で、洪水が発生しているようです。

グーグルなどでフィジーの地図を確認していただければわかるかもしれませんが、山があり、その周辺の平地部は海抜が低く、傾斜もあまりないという地形となっています。そのため陸地から海への排水量・能力が低い。すなわち平地部に降る雨や山に降る雨が川に流れる量が多いとき、さらに潮位が高いとき、雨によりもたらされた水の行き場がなくなることで洪水が発生してしまいます。

パラオの水不足ですが、やはり5月まではまとまった雨は降らないと予測されており、現地に住まわれている方は大変だと思います。通常の気候であれば、問題にはならないのでしょうが、パラオでは住民ばかりでなくホテルが多くの水を必要とするため、今回は大変なのではないかと思います。いくつかのホテルは数日分の貯水槽があるとのことですが、そのような貯水槽のないホテルはどのように賄っているのか気になるところです。その水源も水道水だけなのか、雨水を利用できるのか、海水淡水化装置を使えるのか、それも気になるところです。一般家庭では、朝夕2時間ずつの給水時間に水を溜める必要があるので、それも大変な労力が必要かと思います。

また、昨日の時点では、水源のダムは水がなく、川の水位も低いままとのことでしたが、水位が低い川から水をくみ上げると、水の質に影響しそうな気がします。



水不足に備えた日本政府とPIF事務局の支援 [2016年03月31日(Thu)]

ご存知の方も多いと思いますが、2009年、日本政府は北海道洞爺湖で開催された第5回太平洋・島サミット(PALM5)の結果を受け、太平洋諸島フォーラム事務局(PIFS)に68億円の太平洋環境コミュニティ基金、PEC基金を設置しました。

特徴は、日本の技術を基盤とした太陽光発電設備や淡水化装置を太平洋島嶼国に設置するものであり、国の規模に関わらず、人口1500人のニウエから900万人のPNGまで、平等に一律上限4億円のプロジェクトを実施するというものです。太陽光発電か淡水化装置にするかは各国の考え方(国内政策等)次第であり、両方を組み合わせたソーラー淡水化装置プロジェクト(淡水生成エネルギーを現地の通常の電力(ディーゼル発電)から太陽光発電に変えたもの)も可能となりました。

その後数年、PEC基金については、日本国内外の太平洋島嶼国関係者や太平洋島嶼国政府関係者間で、従来のODAとは異なる実施手法、PIF事務局を介した方法(PIF事務局は国連機関を参考としており、内部手続きがしっかりしている)、資金へのアクセスの難しさ(実際には審査の過程に必要なプロセスであり、通常の先進国からの支援と同様。ポンっと資金を渡すわけではない。)等に対する厳しい批判がありました。

しかし、特に2013年以降、多くの太平洋島嶼国が、立案・審査プロセスを経て、実施ステージに移ることで、太平洋島嶼国側は、たとえば「通常の海外ドナーの支援では価格の問題で質の良い日本製太陽光発電設備を設置できないところ、PEC基金によって実現できた」とか、「小さな国も平等に支援してくれた」とか、「自分たち(太平洋島嶼国)主導で案件を形成できる」とか、「実施者である日本の業者の方々が、誠意をもって丁寧に仕事をしてくれている」など評価する声が聞かれるようになりました。

現在、世界各地でエルニーニョの影響とみられる事象が発生しており、大洋州では、パラオ、ミクロネシア、マーシャル、ツバル、ナウルなどで水不足が発生したり、水不足の傾向が見られるようです。それらの国の中で、山や川などがなく、常に水源を雨水に依存している国や地域では、PEC Fundプロジェクトの下で、太陽光発電ではなく、淡水化装置(ROユニットといいますが、逆浸透膜を利用し、海水を淡水に変える装置。ソーラー淡水化装置というのは、その生成のための電力を太陽光発電で賄うもの)が導入されました。

http://www.forumsec.org/pages.cfm/strategic-partnerships-coordination/pacific-environment-community-pec-fund.html

パラオ:ペリリュー島にソーラー淡水化装置を導入(1日15万リットルの生成能力)
マーシャル:15離島(学校)に、ソーラー淡水化装置を導入(各1日500〜1000リットル)
ナウル:ソーラー淡水化装置導入(1日10万リットル)
ツバル:離島への給水目的で、可動式のソーラー淡水化装置3基導入(1つは1日10万リットル、残りの2基は1日1万リットル)

このほか、マーシャルとツバルには、上記以外に、日本政府が過去に導入した淡水化装置(首都用)があります。

また、PIF事務局のフェースブックには、ツバルの話が掲載されていました。
https://www.facebook.com/Pacific.Islands.Forum.Secretariat/

常に水供給に懸念があるマーシャルやツバル、ナウル、パラオのペリリューについては、このようにある程度の備えがありますが、通常、水供給の問題がない、ミクロネシア連邦やパラオなどは、対応が容易ではないかもしれません。
パラオも干ばつ非常事態宣言 [2016年03月23日(Wed)]

マーシャル、ミクロネシア連邦に続き、パラオでも干ばつに対する非常事態宣言が出されました。
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コロール、アイライの水源は、アイライにあるダムと川とのことですが、ダムは干上がり、川は水量が非常に少ない状態。これが5月ごろまで続く可能性があるとのこと。現在水道による給水は朝夕2時間ずつ程度とのことですが、明日あたりから、給水車が各地を巡回するそうです。また、町にある店では、水が品薄気味です。

トイレの水も、手や食器を洗う水も不足気味のようです。

興味深い話を聞きました。水源がほぼ枯れている状態のため、「日本人は水源を知っていた」として、何と、日本統治時代に掘られた井戸に注目が集まっているとかいないとか。

アイライ州に、今は使われていない日本統治時代の井戸が3か所あり、政府が確認したところ状態は良く、新たに汲み上げ用のポンプを設置し、給水管に繋げようという話が出ているようです。

何年か前にも、当時の日本人は水脈を知っていたという話をパラオで聞きました。

非常事態宣言では過去60数年で最悪の状況になるかもしれないとの発言もあったようですが、戦前の日本人の技術と魂が、パラオの人たちの助けになるでしょうか?
ミクロネシア地域におけるエルニーニョの影響 [2016年03月21日(Mon)]

3月17日付で、米国NOAAが、ミクロネシア3国及び北マリアナ、グアムのエルニーニョの影響として、水不足・干ばつについて発表しています。

全体的にはエルニーニョは、6月、北半球の夏に向け、段階的に弱まる。他方、今年遅くにはラニーニャが発生すると予測されるとのこと(シミュレーションによる)。

パラオは、干ばつレベル3(4段階で悪い方から2番目)。コロールの水源のネリメル・ダム(Ngerimel)は干上がり、ネリキール川(Ngwrikiil)の水位は例年の10分の1以下。この状況が1ヶ月以上、その後改善されつつも、おそらく6月ごろまで水不足傾向は続く見込み。

特にバベルダオブ島では野火・火災増加に注意が必要。ロックアイランドでは植物が黄色くなるとの予測。離島は水と食糧・食料が不足するとみられるとのこと。

ミクロネシア連邦では、マーシャルに続き干ばつの非常事態宣言が出されているそうです。

ヤップはレベル3。チュークも降水量が例年の10分の1で厳しい状況。ポンペイは降水量が例年の5〜6割でレベル1、離島は厳しい。コスラエは降水量が例年よりも少なめだが大丈夫そう。

マーシャルは2月にはすでに干ばつに対する非常事態宣言が出されており、特に北部、クワジェリン以北は特に厳しいとのこと。

そういえばマーシャルのダスティンが、マーシャルの南端に位置するエボンは、水が豊富な島と知られていて、近代化以前の時代にナウルだったかキリバスだったか、今の周辺国から水を求めて戦士が来た、それをエボンの酋長が倒したというような話がしていたように思います。マジュロより暑いですが、赤道近くの方が降水量は多いということなのでしょうか。この言い伝えを見ると、地域では古くから水不足気味であり水は貴重なものと言えるのかもしれません。今はあまり知られていないそうですが、生えているヤシの木の幹にくぼみを作り、雨水を貯めておく方法も各地に伝わっていたそうです。

気候のことを考えると、自分としては基本に立ち返り太陽との関係を見てしまいますが、春分の今頃がピークで、夏至に向かい徐々に厳しさが緩和されていくようです。(というか1ヶ月以上ピークに近い状況が続き、5月半ば以降厳しさが緩和されていくという形でしょうか。)

最後はマーシャルの話になってしまいましたが、これらの国々では、今後しばらくこの状況が続くというのは、厳しい。
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