パラオ水不足傾向 [2016年02月12日(Fri)]
2/11現在、コロール市内で給水制限が行われています。理由は、配水管からの漏水や貯水レベルの低下などと言われているようです。漏水が原因であれば修理すれば済むことですが、降水量の問題であると何ともしようがありません。
現地で会った何人もの友人からは、エルニーニョの影響で乾燥が始まっていると認識していると言われ、木々の葉や草が黄色くなり始めており、乾いて硬くなっているようにも感じられます。 これはあるところから見える通称マッシュルーム島ですが、こちら側の草木も向こう側の緑も心なしか、元気がないように感じられます。 一方、南半球のフィジーでは、局所的に洪水が発生しているようです。 2007年頃に、マーシャルで当時のネムラ官房長官とエルニーニョ発生時の傾向を調べた時に、97-98年の時も北が干ばつ、南が洪水という話があったと思います。 当時は今よりも、太平洋島嶼国を一括りにする傾向がありましたが、実際には島により状況が大きく異なる場合がある、と気づかされた瞬間でした。 今回のエルニーニョの影響はいつまで続くのか、心配です。 |
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