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キリバス、台湾と断交 [2019年09月20日(Fri)]

ソロモン諸島に続いて、キリバスも中国と国交を結び、これを受け台湾がキリバスと断交しました。

2016年3月にマーマウ大統領が選出されて以来(その選挙当時から)、大統領は中国にシフトすると公言していたので、ついに、という感じです。

キリバスでは民間経済部門に中国系資本がかなり入っており、政治家も繋がっている人もいると何年も前から聞いていました。

また、マーマウ政権では、トン政権で自重していた経済成長を、経済成長促進政策に切り替えたこともあり(そもそもその背景に中国がいるのでしょうが)、観光も含めて、中国に期待しているようです。

2〜3年前には、キリバスが国のインフラ強化のために、潤沢な信託基金を担保に資金を調達しようとした際、先進国側は難色を示し、中国から資金を調達する動きもありました。

キリバスは、冷戦時代に米国との漁業交渉が不調な時にソ連と漁業協定を締結したり、他にも米国と対立することがあったりします。2月のミクロネシア大統領サミットで、台湾支持を飲まされたことが返って反発に繋がったのか、どうなのか。

さらにキリバスと日本の関係では、戦時中の関係がミクロネシア3国とは異なります。日本としてはソロモン諸島と同様に漁業分野で重要な国です。しかし、仮にキリバスが中国と日本を比べた場合、フラットに判断すると思います。

このタイミングというのは、もしかすると、最も高く売れるということなのかもしれません。国連総会のマージンで何かあるのでしょうか。


キリバスはこれから半年以内に総選挙、議員の互選による大統領選出があります。キリバスの人々の本音がそこで示されます。(マーマウ大統領は経済成長を実現しているので、その点では人気があると思います)


そして、台湾。1990年代から2000年代のように、ひっくり返せるほどの玉はない状況だと思います。選挙が近くなり、民進党も厳しくなっているかもしれません。

情勢を大きく変えるには、台湾自身ではなく、今の常識ではありえない大きな変化が必要でしょう。

かなり悲観的になっていると思いますが、台湾は1国でも残っている国にリソースを集中させていくということでしょう。


そういえば、つい先日、ツバルでは新しい首相が選ばれ、8月にはナウルも大統領が代わりました。いずれも台湾を支持していた首脳が敗れたことになります(新しい両首脳の立場は分かりません)。
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