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10年ほど前、パラオの話。 [2019年08月08日(Thu)]

自分が初めてパラオに行ったのは2009年10月ごろかと思います。海洋保護区に関する事業を開発するための調査出張でした。
現地ではグリーンフィーに関する議論や批判、保護区ネットワーク(PAN)の仕組みに関する疑念や批判に基づく議論があちこちで行われていました。

当時はパラオ人の間でも開発派と環境保護派が静かにしかし根深く対立していました。

例えば、開発側の方々は国内の有力者や政治家がおり、保護派には若者や声を上げられない一般市民がいました。

やがて自分たちは、実務家でもあり学者・研究者でもある日本人の漁業、国際環境NGO、サンゴ礁生態系、島嶼社会学、生態系・鳥類専門家の先生方と、パラオ型海洋保護区に関するプロジェクトを立ち上げ、2年間で報告書を作成しモデル化しました。

報告書はあくまでも最終的な形ではありますが、実際には、上記のように開発派と保護派がパラオ国内で対立する中で、外部の我々が、意図せず両陣営の方々と時には個別に時には同時に集めて意見交換やワークショップを行い、パラオのPANやグリーンフィーの先進性について評価していったことで、両者の対話が促進され、開発と保護の両立を図る方向性が作られていきました。

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その中でも、極めて政治的で、極めてパラオのような小島嶼環境への影響が懸念されるゴルフ場開発の話がありました。

自分が協力いただいていた先生方には、資源の利用側も保護側もおり、時に意見が対立しましたが、ゴルフ場開発については共に強い懸念を持っていました。

小さな島であるゆえに、土壌流出による沿岸サンゴ礁への悪影響、ゴルフ場維持管理に使用される薬品による沿岸域や周辺植生への悪影響、原生林の消失、固有の植物の消失、貴重な土壌の損失などが挙げられていました。

当時の日本大使館はゴルフ場開発支持で、それにより多くの観光客が来るということを話していました。

今はどうかは分かりませんが、現地では反対意見も多い話なので、日本政府がどちらかに立つということは、表に出さない方が良いように思います。

(中途半端ですが、ここで止めます)
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