CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«からくり | Main | 体調管理優先で»
プロフィール

塩澤 英之さんの画像
塩澤 英之
プロフィール
ブログ
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
<< 2019年08月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
RSS取得
http://blog.canpan.info/spinf_shio/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/spinf_shio/index2_0.xml
フィジー関連報道、冷静に [2019年07月14日(Sun)]

昨日土曜、ラグビー・フィジー代表フライング・フィジーがニュージーランドのマオリ・オールブラックスに勝ち、初勝利なのか何十年ぶりかの勝利なのか、大盛り上がりでした。


さて、先ほどネットをさまよっていると、フィジーに対して、日本が自由で開かれたインド太平洋構想に関して、援助を進め、中国の一帯一路にくさびを云々の記事が出ていました。

それはそれで素晴らしい動きだと思いますが、現地の空気感は違うと思います。

記事を見ると、中国か、日本か、と印象づけるように見えますが、フィジー側からするとそれが最も嫌がる見立てであり、さらにまだ同構想を観察している他の島嶼国9カ国の支持は遠のくでしょう。

例えば、フィジー海軍は、基地の改善や測量能力強化について、最近中国の援助を受けているし、ファーウェイも堂々と使うと言っています。

D21576C5-E4E3-4C90-ACC3-7D220060293E.jpeg

単純に、中国の一帯一路構想か、日本の自由で開かれたインド太平洋構想か、というのは、日本国内向けには良いのですが、現地で仕事をすることになった方が、そのような認識を持って現地に入ってしまうと、どこかの時点で面食らうか、厳しい場面に直面するかもしれません。

バヌアツなど、フィジーよりもより丁寧に説明が必要だと思います。単純ではない。

フィジーが日本の自由で開かれたインド太平洋構想を支持しているのは、あくまでも、中国の一帯一路構想と両立できると判断したからです。もしかすると中国の援助で問題が発生した場合に物を言うためのカードになると考えているかも。いずれにせよ、どこか1つの陣営に頼るのではなく、多角化しておきたいという考えだと思います。

ただし、両者の違い、特に質の面の違いはよく認識をされているのは事実です。例えば、中国の援助している部分について、日本が莫大な資金を投入して、とって代わるのであれば、歓迎されるでしょうが、現実的ではないでしょう。

ちなみにフィジーは国連を重視しており、積極的にPKOにフィジー軍を派遣し、国際貢献を続けています。

昨年の太平洋・島サミットの前後に何があったのか、日本が何をしてしまったのか、知っていれば、同じ危険は繰り返さないとは思うので、大丈夫だとは思いますが。。。

昨年の太平洋・島サミット首脳宣言を読んで、太平洋島嶼国がすべて日本の自由で開かれたインド太平洋構想(当時は戦略)を支持しているとの理解をされている方もいるかもしれませんが、そうではありません。

日本のそのような構想があるのは、わかった。で、日本がそのような構想に基づいて、地域を支援することは歓迎する。でもその構想はあくまでも日本の中の話、という位置づけです。

なぜなら、どこかの段階で、「一帯一路か自由で開かれたインド太平洋か、どちらかを選べ」とのニュアンスが太平洋島嶼国側に伝わり、島嶼国側には憤慨した国々もあり、そのようなものは支持できるわけがない、という厳しい反応が出て、何とか収めた結果だからです。

今、日本は、中国云々は関係なく、日本の自由で開かれたインド太平洋構想は何を意味し、何をもたらすのかを、実践をしながら伝えているのだと思います。ブルーパシフィック・アイデンティティにもSDGsにも密接に関わるものです。

今、午前3時過ぎで、うまく書けていないと思いますが、言いたいのは、太平洋島嶼国は単純ではないし、中国と太平洋島嶼国の関係は薄くないし、日米豪の支援は歓迎していても警戒心はあるということなどです。

(あとで書き直すかもしれません)
コメントする
コメント