第6回太平洋島サミットについて
[2012年02月08日(水)]
2月8日(水)
久しぶりの更新です。
今年、5月25〜26日、沖縄県名護市で第6回太平洋島サミットが開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ps_summit/palm_06/index.html
同サミットは3年ごとに開催され、日本が太平洋地域にどのような分野に重きを置いて地域各国と日本の関係を維持・強化することを示す場となっています。
あれは前々回のサミットでしたでしょうか、2006年の第4回島サミットでは、前年に開催された中国・島サミットで中国が400ミリオンドル(数字は間違っているかもしれません)の支援を約束したのを受けたように、日本は3年間で450億円の地域への支援を約束しました。
前回2009年の第5回島サミットでは、480億円の支援を約束し、その中から環境分野(太陽光発電、淡水化装置)に焦点を絞ったPECファンドを太平洋諸島フォーラム(PIF)に設置しました。
しかし、この金額を前面に出して、その約束に見合うように援助を積み上げるやり方が良いのかどうか、議論が分かれているようです。外交的に、対外的発信という面では、金額をはっきりと示すということはインパクトがありますが、日本の得意とする中身のある血の通った支援という面では、数字に踊らされがちなように思われます。
島嶼国の方々と接していて、見た目というか金額というか物だけの支援には飽きている(?)ように感じられ、むしろ金額の多寡ではなく、その支援が現地のニーズに合い、実際的で実効性のあるものなのかが評価の基準になっているように思います。
他のドナー国の動きに影響されることなく、毅然と、意味のある支援を実施していただきたいと思います。
続いて、今回のサミットの目玉は米国を招待することだそうです。米国が太平洋地域への関与強化を明確にしていることを受けてのものだそうです。
しかし、疑問があります。なぜなら、米国は米国で、ワシントンやハワイに太平洋島嶼国・地域の首脳を招待して、定期的に会合を開催しており、日本がわざわざ呼ばなくても、地域への関与は続けられているからです。
どうせならば、米国、豪州、NZ、日本でドナーサミットを開催すればよいのではないでしょうか。
太平洋島嶼国の人々と接していると、旧宗主国である米国、豪州、NZの支援に感謝はしているものの、やや複雑な感情もあるようです。そこで、ミクロネシア地域に限られるかもしれませんが、親類のような国である日本が、米国、豪州、NZと同じレベルで対等に話ができるという立場にあることに、期待が持たれています。
簡単に言えば、小さな被援助国が旧宗主国に意見を言いにくいところ、親類国である日本が島側の立場に立って戦ってくれるという期待があるように思います。
今回の島サミットで、島・日本チームと豪州・NZ・米国チームとで議論が行われるのか、島チームと日・米・豪・NZで話し合いが行われるのかによって、今後の島サミットの位置づけや地域における日本の立場が見えてくるのでしょう。
日本がフィジーから首相を招聘できれば前者となるでしょうが、現実的ではないでしょうね。
僕が懸念していることは、
・フィジーから首相を招聘できない(?)、外相にとどまるかもしれないこと。
・PNGの政治がソマレ首相とオニール首相の二人の首相が存在しているような状況に見える中で、6月に総選挙があるため、誰が島サミットに出席できるかわからないこと。
・マーシャルの新政権は、ムラー外相の最近の発言にあるように、米国に対してはっきりと主張するものであること。
・いくつかの太平洋島嶼国が持つ、日本が米国に参加を呼び掛けたことへのガッカリ感。
です。
今後、島サミット開催に向け、国内外でさまざまな動きが出てくると思いますので、情報をまめにチェックしましょう。
では。
久しぶりの更新です。
今年、5月25〜26日、沖縄県名護市で第6回太平洋島サミットが開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ps_summit/palm_06/index.html
同サミットは3年ごとに開催され、日本が太平洋地域にどのような分野に重きを置いて地域各国と日本の関係を維持・強化することを示す場となっています。
あれは前々回のサミットでしたでしょうか、2006年の第4回島サミットでは、前年に開催された中国・島サミットで中国が400ミリオンドル(数字は間違っているかもしれません)の支援を約束したのを受けたように、日本は3年間で450億円の地域への支援を約束しました。
前回2009年の第5回島サミットでは、480億円の支援を約束し、その中から環境分野(太陽光発電、淡水化装置)に焦点を絞ったPECファンドを太平洋諸島フォーラム(PIF)に設置しました。
しかし、この金額を前面に出して、その約束に見合うように援助を積み上げるやり方が良いのかどうか、議論が分かれているようです。外交的に、対外的発信という面では、金額をはっきりと示すということはインパクトがありますが、日本の得意とする中身のある血の通った支援という面では、数字に踊らされがちなように思われます。
島嶼国の方々と接していて、見た目というか金額というか物だけの支援には飽きている(?)ように感じられ、むしろ金額の多寡ではなく、その支援が現地のニーズに合い、実際的で実効性のあるものなのかが評価の基準になっているように思います。
他のドナー国の動きに影響されることなく、毅然と、意味のある支援を実施していただきたいと思います。
続いて、今回のサミットの目玉は米国を招待することだそうです。米国が太平洋地域への関与強化を明確にしていることを受けてのものだそうです。
しかし、疑問があります。なぜなら、米国は米国で、ワシントンやハワイに太平洋島嶼国・地域の首脳を招待して、定期的に会合を開催しており、日本がわざわざ呼ばなくても、地域への関与は続けられているからです。
どうせならば、米国、豪州、NZ、日本でドナーサミットを開催すればよいのではないでしょうか。
太平洋島嶼国の人々と接していると、旧宗主国である米国、豪州、NZの支援に感謝はしているものの、やや複雑な感情もあるようです。そこで、ミクロネシア地域に限られるかもしれませんが、親類のような国である日本が、米国、豪州、NZと同じレベルで対等に話ができるという立場にあることに、期待が持たれています。
簡単に言えば、小さな被援助国が旧宗主国に意見を言いにくいところ、親類国である日本が島側の立場に立って戦ってくれるという期待があるように思います。
今回の島サミットで、島・日本チームと豪州・NZ・米国チームとで議論が行われるのか、島チームと日・米・豪・NZで話し合いが行われるのかによって、今後の島サミットの位置づけや地域における日本の立場が見えてくるのでしょう。
日本がフィジーから首相を招聘できれば前者となるでしょうが、現実的ではないでしょうね。
僕が懸念していることは、
・フィジーから首相を招聘できない(?)、外相にとどまるかもしれないこと。
・PNGの政治がソマレ首相とオニール首相の二人の首相が存在しているような状況に見える中で、6月に総選挙があるため、誰が島サミットに出席できるかわからないこと。
・マーシャルの新政権は、ムラー外相の最近の発言にあるように、米国に対してはっきりと主張するものであること。
・いくつかの太平洋島嶼国が持つ、日本が米国に参加を呼び掛けたことへのガッカリ感。
です。
今後、島サミット開催に向け、国内外でさまざまな動きが出てくると思いますので、情報をまめにチェックしましょう。
では。













