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サイクロンや台風による災害 [2019年10月17日(Thu)]

自分の父は元自衛官(少年自衛官からなので、現場の隊員)で、50年ほど前の新潟の水害の際に流されそうになっていたお婆さんを救助した話を、自分が小さい時に何度か聞いていました。
先日書いた、カスリーン台風(父はキャサリン台風と言っていた)の水害の話もあり、小さいときから最悪のことを考えて備えろと教えられて来ました。

それを守っているかは別の話で、ただ頭の片隅には常に残っているように思います。

今回の台風19号による災害のニュースをみると、日本の地形や居住地や事前事後の情報など難しさを強く感じます。

その中で、2012年にフィジーやサモアを襲ったカテゴリー4のサイクロン・エバンのケースを思い出しました。

サイクロン・エバンの種ができた後、フィジー  では1週間ほど予想ルートと規模と災害の予想を盛んに報じ、バイニマラマ首相が「brace(備えるように)」と事前に国民に伝え、男は女性、子供、お年寄りを守り、避難所に避難するよう呼びかけました。

当時フィジーは軍事政権であった事もあり、政府、地方政府中枢に現役の軍人が就任していました。軍事政権といっても、いわゆる軍人さんという雰囲気で、現地では真面目に仕事をすると評価する声もよく聞かれました。

実際に、物事を現実的に捉え、適確に判断し、即行動に移す、効率的でわかりやすいと自分は感じていました。

対策室に行くと大きな地図にピンを刺し、人口、避難所、必要とされる物資など整理され、部隊の派遣も容易していました。

エバンは暴風による災害をもたらし、多くの被害が発生しましたが、人的被害は最小限に抑えられました。

台風やサイクロンは、事前に予測ができ、備えることができます。フィジーでは、事前に徹底した備えを国民に求めたことで、対処しました。フィジーは小島嶼国で日本ほど複雑な国ではありませんが、一方で日本よりもインフラや地方行政が脆弱な面があります。

今もBraceという言葉が耳に残っています。
遅めの夏休み。 [2019年10月16日(Wed)]

(今日も島嶼国と関係ありません)

街を歩いていると、道ゆく人の服装が厚めになっていて、驚きます。Tシャツ1枚じゃない。


今年は、ゴールデンウィークもシルバーウィークも夏休みも、いくつかあった暦の3連休の多くも出張で潰れてしまったので、今日から1週間ほど思い切って遅めの夏休みを取ることにしました。

休日出勤の振替休日を確保していったら繋がりました。

今日は、1か月前に受けた人間ドックの際に、実施できなかった内視鏡検査から始まりました。昨年は、胃に入る空気をグアーっと口から出していて叱られたので、大人しくしました。

2年前にピロリ菌を除き、胃の調子が良くなりましたが、今日の検査でも昨年同様問題なしとの結果が出ました。出張などの疲労が溜まっていますが、胃には出なかったようです。


夜は、渋谷公会堂 LINE CUBE SHIBUYAのこけら落とし公演初日、PerfumeのReframe 2019。

渋谷公会堂は何年も前に、ジェイコブ・ディラン率いるザ・ウォールフラワーズの公演に行って以来かも。

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ポップとアートとテクノロジーの奇跡的な融合。先日のELEVENPLAYの公演を経験した後なので、より自分の感情や何かの感覚が広がった感じがします。口あんぐり。

以前、佐野元春のポエトリーリーディングとジャズが融合したライブで経験した感覚の拡張とまた異なるベクトルでの変化だと思います。

映画インターステラーを観た時に受けた刺激に近いかも。

昨晩は、赤坂BLITZで、その佐野元春&ザ・コヨーテバンドのライブ。元春の斜め前1.5列目でした。

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近年のZooey、Blood Moon、Manijuという素晴らしいアルバムの曲を中心とする熱いライブでした。これらのアルバムでは以前のようなキャッチーなカタカナや英語がほとんどなく、日本語のトーキングに近い曲が多いように思いますが、日本語のリズムの載せ方が独特で、やはりこれこそが佐野元春なんだと気づきました。試しに歌ってみようとすると、その難しさとうまくのった時の心地よさがわかります。「〜陽の射す丘のその陰で〜」とか。

例えば、ボブ・ディランで言えば、“Check to see that nobody is escaping to Desolation Row”とか、“But Mona Lisa musta had the highway blues. You can tell by the way she smiles”とか、“The past was close behind”とか。

言葉の響きの心地よさってありますよね。
帰国 [2019年10月14日(Mon)]

今朝、帰国しました。今回、最後の土日にワークショップを2つ入れましたが、結果、停滞していたものが少し動いた感触があります。


昼ごろに帰宅し、コンビニ弁当を食べ、一気に疲労が押し寄せて、身動きが取れなくなりました。今、ラグビー日本代表にあやかり、おはぎを食べて回復に努めています。

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台風による被害についてですが、被災地域があまりにも広く大きく、いまだ全貌を把握中なのではないかと思います。

実家は大丈夫だったのですが、小さい頃によく遊びに行った遠い親類のいる茨城の大子町、福島の須賀川市、学生時代に住んでいた茨城の水戸市の記憶のある土地で被害が出ています。

当事者ではないので何を言っても白々しくなってしまいますが、ばい菌で健康被害が発生しないよう気をつけていただきたいのと、早期の復旧を願っています。

先日書いた父の幼少期の話ですが、父が家に夜中に玄関に進入した水で遊んでいた位牌は、父が生まれる前に赤ちゃんの時に亡くなった父の兄のものでした。現実主義者なので、そんな話は信じない父ですが、助けられたというような事を言っていました。


今回の災害を受けて、短絡的に気候変動や気候変動に対する日本の対応に話を繋げる向きもあるようですが、それはちょっとどうかなあと思います。
日本代表!!! [2019年10月13日(Sun)]

ラグビー日本代表、おめでとう!!!ありがとう!!!
パラオの滞在先では中継がなく、君が代を共に歌い、ネットで英語音声と速報で追いかけていました。

台風前のスコットランド代表のさまざまな発言に、静かに怒りをたたえていた方々もいるかもしれません。

紳士とリスペクトのスポーツとはいえ、自分は正直、コテンパンに叩きのめして欲しいと思っていました。

プレーの映像が一切見れないのですが、リーチという言葉がよく耳に入ってきました。

ノーサイド。

ー追記ー

今、午前1時。後半60分からの映像を見ましたが、もう凄いですね。まさに死闘。

特に最後の10分、見ていて、全身に力が入りました。

本当によく守りきりましたね。中島と姫野が力強いと思いました。

あらためて、おめでとうございます!
台風19号 [2019年10月12日(Sat)]

今パラオ出張中で、いろいろ書きたいことがあるのですが、台風19号が気になります。

東京や地元の日立も直撃すると見られます。

自分が小学生の頃、40年ほど前、父親からカスリーン台風の話を何度も聞きました。

1947年当時、父親は5歳で祖父は鉱山労働者でした。日立鉱山周辺の長屋に住んでいたそうで、夜中に親父は玄関に水が上がってきたのを見て、位牌を浮かべて遊んでいたそうです。

それに気づいた祖父が、位牌と最低限の物を持ち家族を連れて高台に避難したそうです。

まもなく長屋のそばにある宮田川が氾濫し、家族は難を逃れたとのことでしたが、亡くなった方も多数あったそうです。

戦時中は、空襲と艦砲射撃に見舞われ、戦後すぐにこの台風被害が発生しました。近くの神峰山にはカスリーン台風の石碑が残っています。

その後、祖父は地盤が強く高台にある土地を購入し、小さな家を建てました。


今回の台風は、雨も風もこのカスリーン台風以上かもしれません。

無事を祈ります。
フラットに…? [2019年10月05日(Sat)]

2週間ほど前に米国出張から戻りましたが、現地で風邪をひいた影響もあり、遅くまで作業が続くこともあり、ずっと体がしんどく、疲れが髄までおよんでる感じですが、何とか乗り切らなければなりません。

今、ラグビーのサモア戦で、日本がもう一歩攻めきれない状況に見えます。日本は外国出身選手が多いという話がありますが、国籍を持つということであれば8割は日本人ですね。と書いていたら、2つ目のトライ成功!

サモア代表の選手を見るとサモア人ですが実はニュージーランド出身選手が大変多いのに気づきます。豪州出身選手もいます。サモアはレジェンドのトゥシピシ選手が入りました。まだまだ、まだまだ分かりません。おお、ジャッカル!

今の自分の体調の難しさは、風邪とパラオの地域密着型エコツーリズムのウェブサイト作成が影響しています。

ウェブサイトについては、いろいろな人に、簡単に作成できるサイトを利用した方が良いとか、外部の業者に発注した方が良いとか、さんざん言われています。なぜもっと楽しないのか、馬鹿じゃないかとか。

しかし、ページ数が多いことと(全体+4州のウェブサイトのイメージ)、各地でのネット環境やキャパシティの問題、あとはマスツーリズムのプロモではないこと、情報重視、余計な装飾を必要としないこと、現地ワークショップで説明できるようにすることから、自分でやっています。

例えば、音楽を作っていてシンプルなリズムとベースラインが欲しい時に、リズムマシンのパターンではうまくいかないことがあります。間とかノリとか。そのため、結局ベースを弾いてみたり、ドラムマシンを叩いてみたりします。

8月には、助言を受けて簡単に作成できるサイトを利用してみましたが、本当にどうでも良いと思われるようなちょっとしたところに、こうこれをもう少しこうしたいという時に、限界があり、結局諦めました。

また外部発注も考えましたが、数十ページの内容について、都度自分とパラオ現地と業者とでロゴ、レイアウト、色、フォント、内容、写真や図それぞれについてやりとりをしなければならないので、時間もかかるし、余計なストレスも溜まります。固有名詞を含め、パラオのことをある程度知らないともっと手間がかかります。

現地の人々に作らせれば良いとも言われますが、これも1度試してみて、まあ誰でも作れるサイトを利用することになりますが、内容は薄くなるし、かかる時間も長いし、やたらキレイなものになってしまうので、これは現地の土臭い感じにイメージが合わない。

そういうわけで、とりあえず基本となるサイトを作成しています。現地のみんなも、実際にものを見れば、どんどんアイデアが出てくるでしょう。

基本的なHTMLとCSSによる大変フラットなものなので笑われるかもしれないけれど、世の中きれいなサイトが多くなったので、あえてアマチュアの手作り感があってもいいでしょう。

おお、サモア、トライ! ゴー・マヌサモア!!

そういえば、8月のNZ出張以来気に入ってるオーストラリアのアリソン・ワンダーランド。
冬、オーストラリアのフェスに行こうかと調べていたら、東京に来るらしいじゃないですか。素晴らしい!

オーストラリアについては、ラグビーで、もしかするとどれかの試合を観に行けるか?オールブラックス戦をNZの皆さんと観たかったけど、やっぱり一度は会場で観ないと。生きてるうちに二度とないチャンスだし。

おお、福岡!

やった、ボーナスポイント獲得!これは大きい。最高ですよ、日本代表。
9/18パネルの様子 [2019年10月05日(Sat)]

太平洋島嶼国が台湾との関係を維持することと日本の関わりについて、さまざまな見解があると思います。

例えば、間接的にですが、何かの事象について日本と中国の意見が対立し、国際社会で双方が支持を得たい場合(実際には、中国に限らず、それぞれ協働できることもあれば、対立することもあります。日米関係でも、日豪関係でも、なんでもかんでも同じということはなく、担当部局の方々が日々格闘されていると思います)、14島嶼国が一致して日本の反対側に移ることは望ましくありません。

しかも現在の国際社会、とりわけ途上国の枠組みにおいては、太平洋島嶼国の影響力が増しているため、影響は14か国だけでは止まらないでしょう。

今だけではなく、5年後、10年後、その先も見据えることも大切かと思います。

その点で、日本と価値観が近い台湾が島嶼国にいるというのは、心強いところもあります。

一方、太平洋島嶼国の開発や発展という視点から見た場合はどうか。

中国の援助や経済活動による地域経済に対する多大な貢献は無視できません。

2000年代から2010年代初頭にかけて、日本や他の先進国が応じられなかった部分を中国が埋めた面もあり、仮に中国が出てこなければそのような部分は今も埋められておらず、地域の経済成長も何年も遅れたかもしれません。その積み重ねがあるため、中国が大切な友人であるという島嶼国もあります。そのような島嶼国では日本が中国を明確な証拠も理由もなく批判したり否定しようものなら、大きな反発を食らうことになります。

さらに中国の影響が高まったことで、日米豪NZ台湾の援助や地域への関与も拡大した面もあるでしょう。

台湾についてはどうかというと、年間10〜15億円の範囲で承認国に支援をしていますが、中国よりもさらに細かな部分で他の開発パートナーが支援できないものを掬っている場合があります。そのほかに日本のJICAにあたる台湾ICDFが、現地にいる専門家は本当にまじめに現地の住民の生活改善に貢献しようとしていますが、農業、教育、保健医療、循環型社会構築などに取り組んでいます。

自分の視点から見た場合、台湾ICDFの取り組みは素晴らしいのですが、もしかすると自分の持っている手法を反映させることで、さらに現地の人々にメリットになるのではないかと思える部分があります。さらにこちらには人的リソースが非常に少なく限られているので、現地で彼らと協力できる部分があればこちらのメリットにもなります。

例えば、現地でワークショップを行う時に協力できれば、広報や参加者確保、準備するための人的リソースなどの面で、1+1以上の効果が期待できます。

ということで、1年前から台湾ICDFと意見交換や協力する機会が増えています。先日のニューヨークのイベントもそうでした。また自分は民間にいるのでトラック1の政府間外交を気にしなくとも良い立場にあります。

今朝、おそらく気落ちしてるであろう台湾の友人から、当日の写真が送られてきたので載せてしまいます(ちゃんと仕事していたんだというアリバイの意味でも)。

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つづき [2019年10月03日(Thu)]

DCでは、例えば、2000年代前半、日本を含む主要ドナー国が太平洋島嶼国への援助疲れを見せ、一方で、その期間に中国が官民を通じた地域への関与を維持し、2000年代末ごろからは更に投資も拡大していったことで、地域の経済成長に強く貢献したという話もしました。これは無視できないと。


ただ中国は先進国のルールに従う必要はなく、例えば先進国が現地のガバナンスや維持管理能力を高める視点も含め慎重な対応をするところ、それを飛び越えて、ヒョイっと現地の要望に早く応えたりします。

それが腐敗や現地社会秩序(現地の人々に選択肢があるが)の悪化を招くのであれば、これは先進国がルールを持った秩序を示し、そのメリットを島嶼国側に示すべきだとしました。そもそも島嶼国は独立以来(古くは60年代から)、主権確保、法の支配、自由、民主主義、グッドガバナンスを基盤としているわけで、その点では先進国側と価値観が一致しているわけです。

この基盤が崩壊すると、彼らが主張するパシフィックビジョン、ブルーパシフィックアイデンティティ、気候変動に対する考え方が、外部から軽視されかねません。

一方、中国の「民間」の経済活動については、それは援助とは異なるものなので、受けて側次第だし、違法性がないなら正直ダメだとは言えません。また腐敗につながる部分があるのなら、対応する方法があるかもしれませんが所詮外国人にはどうしようもない。


先日ADBがAsian Development Outlook 2019 Updateを発表しました。


地域経済としてみると、パプア・ニューギニアのLNG輸出とソロモンの建設部門が好調なことで、全体として本年5月ごろの予測より、数字が良いようです。

フィジーについては、現地で感じていたとおり、経済成長がやや減速、消費者物価指数は3.5%と地域では高めになっています。

で、ソロモン経済(GDPは地域で3番目。パプアが約2.2兆円、フィジーが約5500億円、ソロモンが約1600億円)をみると、建設部門は好調ですが、もう一つ経済成長の壁を突破できない状況。資材の輸入も影響していますが、経常収支があまり良くない。そのように見ていくと、のびしろがある改善可能なポイントは木材の輸出になります。

そうすると、中国市場に輸出したいという考え方は否定できません。

先進国側は違法性の有無とか、環境への影響とか、見ていくしかないように思います。
ツバルと米豪NZ日台 ポンペオ長官発言(台湾報道) [2019年10月03日(Thu)]

台湾紙ですが、9/28付で下記の報道がありました。

http://www.taipeitimes.com/News/taiwan/archives/2019/09/29/2003723100

http://focustaiwan.tw/news/aipl/201909280004.aspx

ポンペオ長官のツバル独立41周年記念式典(10/1)出席のための渡航前に出されたコメントのようです。

これまで地域での自由で開かれたインド太平洋に関して、主に米豪NZなどとコメントされていたものが、台湾と日本も言及されていることが注目されます。


今、執筆中の原稿を発表できるまで詳細を書けませんが、先日9/20にワシントンDCで話をした際、今こそ、ルールに基づく秩序、自由、民主主義、グッドガバナンスという価値観を共有する日米豪NZ・台湾承認国では台湾が結束すべきだと自分が主張した内容と方向性が同じでした。

地域秩序に関するフェーズが、明らかに変化したため、例えば想定していた今後2年の取り組みを一気に変更しなければなりません。
ラグビー日本代表! [2019年09月28日(Sat)]

まさかアイルランドに勝つとは。。。泣いてしまった。


家で、君が代を選手とともに歌い気持ちを高めて観ていたものの、まずアイルランドにリードされて、やっぱり難しいよなと思って、仕事を始めました。

ところが前半31分にリーチ・マイケルが入ってから、筋が通ったように、空気が変わったようで、「あれ?点差が開かない。」「押されてないじゃん」と。

後半14分の同点になるかというペナルティ・ゴールで失敗し、やっぱり厳しいかなと思っていたところ、流れが変わらず、 後半19分のトライで逆転。

スクラムで一切負けていないし、選手は果敢に攻めていくし、ディフェンスも、前半の12点で抑えきったところが凄かった。前半ペナルティ・ゴールを3本決めて、ジリジリと点差を詰めていったところも生きたように思います。

自分たちの世代は、小中高と新日鉄釜石、神戸製鋼、スクールウォーズでラグビーの人気が高かったのですが、今の日本代表のお陰で、消えかかっていた種火に空気が送り込まれたかのようです。

高校時代、自分は陸上部で同じ並びにラグビー部の部室(日立一高という高校で、県では強豪だった)がありました。放課後、自分は長距離だったのでグランドの隅っこを飄々と走っていると、片方の角では野球部がバンバン打っていて、こちら側ではサッカー部がセットプレーの練習をし、こちらのサイドの方ではラグビー部が「死ぬまでタックル!(顧問)」とガシガシ練習していました。あのヤカンとか、可愛いマネージャーとか。そんな光景を思い出します。

ラグビー、熱い。

フェースブックに、「Japan!!!!!!」とあげたら、フィジーなどの友人から、あっという間に反応がありました。やっぱりライブで観ていたようで、遠く離れていても同時に感動を共有できるなんて、本当にラグビーは素晴らしい!
気のせいか。。。 [2019年09月25日(Wed)]

フィジー、負けてしまいましたね。それでも7点差以内の敗戦と4トライ以上の場合のボーナスポイントで、勝ち点2を取りました。

しかし、フィジーの選手ってもっと体が締まっていたと思うんだけど、気のせいだろうか。。。

試合とは別に、フィジーやサモアは、駐日大使館が中心となり、3.11東日本大震災直後から、これまでずっと被災地を訪れたり復興支援を続けて来ました。

先日、フィジー大使館の方と話した際、サラッと言っていましたが、今日、被災地の釜石でラグビーW杯の試合が行われ、しかもフィジーが戦ったことは大変意味のあることだと思います。あの子供たちは、絶対に忘れないでしょう。

フィジーもサモアも、自分のように日本にいる日本人よりも、ずっと被災地を気にかけています。その優しさ、温かさ、愛情に頭が下がります。このことは、絶対に忘れてはいけないし、もしフィジーやサモアが困難に直面することがあれば、日本も友人として力を貸せるように。


先日来の台湾承認国の減少についてですが、中国経済が大幅に後退するか、中国国内に問題が発生することがない限り、中国が本気で潰しにかかればあっという間に1桁、さらに減少せざるを得ないでしょう。台湾だけではどうにもできません。

自由や民主主義と言ったって、それで経済が良くなるわけもなく、まだるっこしい先進国のルールやガバナンスなど無視したい国が多いのでしょう。理想では飯は食えず、容易に金を手に入れたい、そんな世の中。

戦後秩序から新しい世界秩序への過渡期にあり、開発の視点からいえば、かつての開発途上国から発展に成功した国々も増え、先進国と開発途上国、新興国ではなく、別の枠組みが必要な時代になっているのだと思います。1人当たりのGDPという指標ではない別の指標が求められる。

6月の米国防総省の自由で開かれたインド太平洋戦略レポートに、中国に関して、中国の人々が問題ではなく、中国共産党(CCP)による統治に問題があると書かれていました。その前からかもしれませんが、豪州でも中国の進出は今に始まったわけではなく、懸念はCCPなのだとSNSで発言している方々がいました。

1950年のジョン・フォスター・ダレスのWar or Peaceでは、相手はソ連ですが共産主義が敵として書かれ、将来の中国およびCCPについても書かれていたと思います。根幹のところでは、その1950年当時と今が、ガシッと繋がっているように見えます。


太平洋島嶼国では、2000年代半ばの不安定な状況に後戻りしてしまうような嫌な感じがします(気のせいくらいの、本当にわずかなもので、単に気のせいかもしれません)。例えば、フィジー経済や社会の雰囲気が、昨年頃からちょっと変わってきている気がします。他の国々では政権交代が起こっているし、中台関係だけが要因ではなく、地域が不安定になっていく気配がある気がします。気のせいならば良いのですが。
国連気候行動サミット、SNSから [2019年09月24日(Tue)]

フィジーのバイニマラマ首相を始めとして、太平洋島嶼国首脳の発言とそこで表明される自ら行動する姿勢が、強い危機感と猶予がないことを示しているようです。イギリスや他の欧州諸国もこれに答えるメッセージを出してます。


自分は、島嶼国をよく訪問してはいるものの、日本にいて、おそらく気候変動分野での認識は5年以上遅れています。(正直なところ、自分の中に、人的要因云々というところと、島嶼国が資金を得る手段にしているんじゃないかという、ブラックな考えが残っているので、どこまで信じていいか、まだ斜に構えています。捕鯨問題と色が似てきてる気もします)


しかし、言い訳ベースではなく、実際に(自己満足ではなく)効果的な行動が必要で、特に国には、しっかりと国際社会の熱に答えるメッセージが必要とされている状況のようです。日本は何もしていないわけではないでしょうから、今現在の取り組みと成果、どれだけ官民で資金をあてているか、革新的技術、プランを分かりやすく積極的に広報していく必要があると思います。

さもなくば、人類の生存にかかる最大の脅威とされる気候変動分野で日本は後進国扱いになり、いろいろな場面で、うまくいかなくなるんじゃないかと心配になります。人的要因云々の疑問を自分は持ってるし、他にも持ってる方々もいるものと思いますが、SDGsを経て、国際社会の流れはすでに作られているようです。

理屈ではなく、パッと行動を示さないと、かなり厳しいかもしれない。日本はしっかり関係機関間で調整しないと無責任な発言はできないのですが、良くも悪くもスピード感がある国からは遅く見えてしまう。


昨日小泉環境相が話していたクリスティーナ・フィゲレス前気候変動条約事務局長ですが、2012年の末ごろにフィジーを訪問し、G77の議長を務めることとなっていたヤウボリ外務次官(当時)主催の会合が開かれたことがあります。各国外交団の一員として自分も出席しましたがフィゲレスさんには、日本は震災の影響があるので大変でしょうと声をかけられ、気候変動については島嶼国で実際に起こっている現象や危機感を本国に伝えて欲しいと言われ、公電で報告したように思います。

今の国連での動きは、当時のアクターが中枢におり、何年も前から連綿と続いているものだと分かります。

(今日もうまくまとまりませんでした…。)
太平洋島嶼国最大の脅威:気候変動 [2019年09月23日(Mon)]

今日は疲労困憊で、夕方まで体を動かすことができませんでした。けっこうキツイ。


自分は素人なので、自然災害と気象変化と気候変動を直接繋げていいか、正直わからないのですが、太平洋島嶼国では頻繁する気象災害、自然災害が気候変動の結果とみなされています。
特に、気温上昇や海水温の変化(ラニーニャ現象やエルニーニョ現象)が、低気圧の規模や降水量の変化に影響することから、そのようにみなされているのだと思います。

ラニーニャの場合は、南米側の太平洋の海水温が下がる一方で、北半球の島嶼国周辺では海水温が高くなり、降水量が増えたり、強い低気圧が発生することが多いと聞きます。

一方、エルニーニョの場合は、北半球の島嶼国側で海水温が下がり、降水量が減少、嵐も減ることから、海水の表層の撹拌が減ることで、サンゴ礁のある海域では海水温(気象変化を及ぼすレベルではなくローカルなもの)が高止まりとなり、サンゴの白化現象が発生すると聞いたことがあります。

南半球の場合は、北半球とは違った動きがあるようです。

気象に関する近年の主な自然災害は下記の通りです。

台風ボーファ(2012)パラオなど
サイクロン・エバン(2012)フィジーなど
台風ハイヤン(2013)パラオなど
サイクロン・イアン(2014)トンガ、サモアなど
サイクロン・パム(2015)バヌアツなど
サイクロン・ウィンストン(2016)フィジーなど
サイクロン・ジータ(2018)トンガなど

これに加え、ツバル、キリバス、ナウル、マーシャル、パラオでは干ばつや高潮による被害が発生してきており、パプアニューギニア、バヌアツ、フィジーなどでは洪水による災害が発生してきました。

このような自然災害は気候変動の結果とみなされているのため、島嶼国で被害にあった経験のある住民は大変な深刻度を持って脅威と感じています。(長期的視点では、低環礁島や沿岸部では海面上昇で島や沿岸部が水没するという危機感があります。)

そのため、太平洋島嶼国側に先進国がメッセージを送る時には、その真剣な危機感を踏まえた言葉遣いが必要になるでしょう。

一方、先進国内では、脅威について理解しつつも、自分はそうですが、おそらく脅威を実感しないと動くことはなかなか難しいと思います。それを踏まえると、現地の人々がの危機感を踏まえつつも、正直なところ、先進国内で実際に行動を起こすには、聖人のようなアプローチでは難しいと思います。その点で、不謹慎に捉えられるかもしれませんが、眉間に皺を寄せるようなものではなく、ポップさとか、ファッション的な軽やかさが必要な気がします。

さらに実際の大きな影響を及ぼすには、やはり経済的メリットが必要でしょう。島嶼国側もその点を理解しているところがあり、革新的な技術的アプローチを求めています。(軽減の意味では温室効果ガス排出量削減、適応の意味では中長期短期、地域やローカルレベルの気象データとそのデータの分析力向上、現地での情報伝達能力向上など)

小泉環境大臣の発言のニュースを見て、こんなことを思い出しました。まとまりませんが、この辺で。
帰国。 [2019年09月22日(Sun)]

ああ疲れた。雨が降り出す前に帰宅できました。白米、玄米、もち麦、雑穀のブレンドを炊飯器にセットして、スーパーで味噌汁の具とおかずと風邪薬を買って、これを書いています。書き終わったら、味噌汁作ろう。

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今回のソロモン諸島とキリバスの件が、中台関係や安全保障とは異なる観点から、何故歓迎されないのか考えてみました。

例えば、比較のためにフィジーとパプアニューギニア。フィジーのGDPは約6000億円、政府予算が約1800億円、民間部門が活発。パプアニューギニアは、GDPが約2兆3000億円、政府予算が約4500億円と、いずれも他地域の途上国とも比べられるような国の規模、経済規模があります。

一方、ソロモン諸島は部族間対立が根深く、国民の結束に課題があり、GDPは約1400億円程と大きめですが政府予算は約470億円程度。国の秩序やガバナンスの面ではまだこれからというところです。

キリバスはGDPが約220億円、政府予算が約190億円と、経済規模が小さく、民間部門が弱い構造になっています。

台湾発の報道にあるように、本当にこの両国に政府予算に匹敵するレベルかそれ以上の投資が入ることで(しかも一般的に投資に見合うだけの利益は望めず、持続性も疑問がある)、国の秩序が守られるのでしょうか。

また、常々、主権確保の面から、豪州などドナーに対して不満があると言いつつ、ただ中国に鞍替えしたようにも見えます。経済を握られたら、本当に大事な場面で、主権を主張できるのでしょうか。主権主権と言いながら、矛盾を感じます。秩序の下で、持続的な経済繁栄と平和を希求するとして国際社会にアピールしてきたパシフィック・ビジョンだとか、ブルー・パシフィック・アイデンティティとも矛盾しています。

民間経済活性化という意味の判断ならまだわかりますが、援助を求めてということであれば、島嶼国側が推進してきた自立の取り組みに逆行しているし、何がブルーパシフィックだ、気候変動だ、ただ金が欲しかっただけじゃないかと見られてしまうでしょう。

ガバナンスが劣るところに多額の資金が入れば、その国は不安定化するでしょうし、そんな国を援助するのはリスクが高いです。先進国の援助はそのような国のガバナンス力向上を支援する側面もあり、彼らはそのことも理解すべきでしょう。

せっかく島嶼国がこの10年で自立した国として誇りを示し、地位を築いてきたのに、少なくとも、自分は彼らを見る目が変わってきました。彼らが上手い言葉で何を主張しようとも、結局金が欲しかっただけ、と。2000年代前半の時代に戻ってしまったかのようです。
フィジー残念! [2019年09月21日(Sat)]

フィジー残念でしたね。負けていたせいか、フィジー側選手の半分くらいが、今ひとつ体がフィットしていないように見えました。
明日はトンガ対イングランド。フィジーは25日に釜石でウルグアイ戦となります。


今日はワシントンD.C.でクローズの会合があり、太平洋島嶼地域情勢についてプレゼンしました。

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先にアップしたように、いろいろ興味深い方々が参加される事が分かったので、あえて喧嘩を売ったり、地域を詳しく知る人、知らない人、当事者を相手にちょっと強めに(偏り気味に)考えを伝えました。

例えば、先進国の開発パートナーが彼らに伝えてきたニュアンスと、開発パートナー間でのニュアンスは違う事があり、当事者側に開発パートナー間のニュアンスが漏れていなかった事が確認できたことは、興味深かったですね。

個人的な感触では、近年は島嶼国側にやられっぱなしな状況であり、主権やブルーパシフィックを主張しながら、あれっ?と思えることも見えてきているので、そろそろ先進国側が本気を出さなければならない時期になったように思います。

気候変動の影響を軽減しなければならないし、それに対する責任が化石燃料を使用して発展してきた先進国にはあるのでしょう。一方で、成長を続ける中国などは、温室効果ガスの排出量が多くとも途上国であるため大目に見られているように思います。

仮に、先進国側が遷移過程を無視して急激に化石燃料の使用を減らし、結果として世界経済が下降したら、島嶼国はどうするのでしょうか。10年ほど前のリーマンショックの時、信託基金の原資が縮小し困窮して、あちこち援助を求めていたことは覚えていないのか。先進国の支援がなくなれば中国に頼るから良いと考えているかもしれませんが。

例えば、誰か得意な人が、島嶼国側の主張を受け入れた際のオーストラリア経済のシミュレーションを島嶼国との会合でプレゼンしたら良いのではないかとも思います。これだけ経済が減速し、ODAも災害対応も自国の優先度に応じて絞られると示してみれば良い。いくつかの島嶼国は理解を示すはずで、現実的な話に繋がって行くことが期待出来ます。

例えば、キリバス政府は航空機を調達して、(航空運賃の競争を高めたいのでしょうが)より頻繁に飛行機を使いたいのでしょう。島が沈むと言いながら化石燃料の使用を推奨するようにも見えるし、本気なら首脳や閣僚は外遊を減らして、Eサミットを行えば良いのにとも思います。あ、途上国は発展までのマージンがあるから、発展するまでは温室効果ガス排出量を増やしても良いのか。。。

気候変動に限らず、印象や先入観から離れて、証拠を示し、しっかりと理詰めで説明して、対話する機会を増やして行ければ良いのにとも思います。今の太平洋島嶼国には、それに応じることが可能な人材が増えているし、もしかすると先進国にもプラスになるアイデアが提供されるかもしれません。それこそが本音で話し課題に取り組む真のパートナーシップだと思います。


と、これを書いている今、午前3:30。米国に来たのは5回目くらいですが、いつも時差ボケが酷くて困ります。たった実働3日の日程なのに、その1.5倍長く感じます。

ニューヨークでは、夜寒くて熱が出て、寝るに寝れずに、爪痕を残そうと久しぶりにセントラルパークで走り、シャワーを浴びて、昨日DCに移動してきました。

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秋ですね〜。

時間があるなら、一日中セントラルパークで、本を読んだり音楽を聴きながら過ごしたかったなあ。


DCはちょっと暖かい。
中国と関係の強いある島嶼国の反応 [2019年09月21日(Sat)]

今日、ある会合があり、ある中国と国交のある島嶼国の外交関係者もいたため、あえて「これから日本は台湾承認国では台湾技術ミッションと協力すれば良い」云々と言ってみました。

すると、「台湾など中国に比べればたいした支援もできず、ソロモンでは国会議員に金をばら撒いていただろう。」などとコメントがあり、もっと辛辣なニュアンスがありましたが、そのような考えのようでした。

またあえて、中国の昨年から今年の変化について、観察者の視点から話してみると、まるで中国の代理人のように話をし始めました。

このことから、ソロモン諸島もキリバスもその国も、どこかのレベルで情報交換をしているということが推察されます。


中国は先進国のODAのルールも秩序も守る必要がなく、島嶼国では民間の経済活動も、利益が少なかったりマイナスであっても継続しています。一説には利益が目的ではなく、その土地に定着するためなので、関係ないのだとか。

太平洋島嶼国では、先進国にはできないような巨額の支援が中国からなされるという話もあるようで、判断は各国の主権の問題だそうです。

じゃあ、何百億円もの支援が中国から来るなら、税金を原資とする日本の支援は必要ないですよね。ソロモン諸島が台湾を追い出したように、その場だけ感謝の素振りをして、本音でははした金などと思っているかもしれません。

おそらく、よほど大きな変化がない限り、中国の資金投入は続くでしょう。受け入れる方は、秩序も関係なく、喜んで受け取るでしょう。日本が支援しても焼け石に水かもしれません。

日本も歳だし、選択と集中で強弱をつけるのも手じゃないだろうか。。。
キリバス、台湾と断交2 [2019年09月20日(Fri)]

ネットに出ている台湾(日本語)やNZ発の報道を読むと、台湾政府はキリバス政府から航空機数機とフェリー数隻を求められ断ったとあり、キリバス政府はこれらを中国から得るのだろうといった事が書いてありました。
まあ、日本が要請を受けたとしても、2〜3年かけてフェリー1隻が可能かどうかだし、そもそも国のキャパシティとして、一度にそんなに物が入って、しっかり運用していけるのか不明です。

日本の場合は、国民の税金が原資なので、しっかりと運用できるか見極める必要があります。さらに、援助し過ぎて相手国内の秩序が崩壊しないようにしなければなりません。

別のニュースでは、国連の会議に台湾が参加できるよう求める書簡が18日に出され、それにキリバスは署名していました。最後の義理を果たしたということなのでしょう。ただし、ニカラグアは署名しなかったということで、こちらも怪しい気がします。

別のニュースでは、気候変動サミットに関して、先進国が発言機会を失ったというものがありました。最も多くの火力発電所を建設する計画を持つ中国は発言機会があるそうです。

国際社会の中における、先進国と途上国の分断?中国は途上国側にいます。
キリバス、台湾と断交 [2019年09月20日(Fri)]

ソロモン諸島に続いて、キリバスも中国と国交を結び、これを受け台湾がキリバスと断交しました。

2016年3月にマーマウ大統領が選出されて以来(その選挙当時から)、大統領は中国にシフトすると公言していたので、ついに、という感じです。

キリバスでは民間経済部門に中国系資本がかなり入っており、政治家も繋がっている人もいると何年も前から聞いていました。

また、マーマウ政権では、トン政権で自重していた経済成長を、経済成長促進政策に切り替えたこともあり(そもそもその背景に中国がいるのでしょうが)、観光も含めて、中国に期待しているようです。

2〜3年前には、キリバスが国のインフラ強化のために、潤沢な信託基金を担保に資金を調達しようとした際、先進国側は難色を示し、中国から資金を調達する動きもありました。

キリバスは、冷戦時代に米国との漁業交渉が不調な時にソ連と漁業協定を締結したり、他にも米国と対立することがあったりします。2月のミクロネシア大統領サミットで、台湾支持を飲まされたことが返って反発に繋がったのか、どうなのか。

さらにキリバスと日本の関係では、戦時中の関係がミクロネシア3国とは異なります。日本としてはソロモン諸島と同様に漁業分野で重要な国です。しかし、仮にキリバスが中国と日本を比べた場合、フラットに判断すると思います。

このタイミングというのは、もしかすると、最も高く売れるということなのかもしれません。国連総会のマージンで何かあるのでしょうか。


キリバスはこれから半年以内に総選挙、議員の互選による大統領選出があります。キリバスの人々の本音がそこで示されます。(マーマウ大統領は経済成長を実現しているので、その点では人気があると思います)


そして、台湾。1990年代から2000年代のように、ひっくり返せるほどの玉はない状況だと思います。選挙が近くなり、民進党も厳しくなっているかもしれません。

情勢を大きく変えるには、台湾自身ではなく、今の常識ではありえない大きな変化が必要でしょう。

かなり悲観的になっていると思いますが、台湾は1国でも残っている国にリソースを集中させていくということでしょう。


そういえば、つい先日、ツバルでは新しい首相が選ばれ、8月にはナウルも大統領が代わりました。いずれも台湾を支持していた首脳が敗れたことになります(新しい両首脳の立場は分かりません)。
気候変動パネル・ディスカッション2 [2019年09月19日(Thu)]

それでパネルディスカッションについてですが、最初話を受けた時に、パラオでのエコツーリズムについて紹介して欲しいとのことで、てっきり持続可能な開発目標の文脈だと理解していたのですが、2週間ほど前に、「気候変動に対する人を中心とするテクノロジー」の文脈だと判明し、準備をやり直しました。
元々は環境配慮型ツーリズムとして進めているプロジェクトなので、気候変動との関わりとしては、1.自然資源の管理責任を有する住民が観光産業に関わることで、気候変動で脆弱になった環境に観光客による負荷がかかり過ぎないようにすること、2.住民がお金を稼いで、持続可能な管理を実現すること、3.住民密着型エコツーリズムを通じて、住民がより敏感に環境の変化に気づくようになること、4.小さな国の特徴を活かし、住民による変化の気づきを国レベルで共有し、さらに国際社会に共有する点をあげました。

作成した図はこのようなものです。

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適切な利用と持続可能な管理の関係

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フェノロジー改め、エコツーリズムカレンダー

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ツアーの組み立て例

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小さな国の優位性

そして、テクノロジーというので、自分は泥臭い取り組みしかしていないのですが、その取り組みを振り返り、勝手にCycle Dialogue Methodと名づけました。

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要は、考え方を押し付けるのではなく、しつこいくらいに対話を続けて、現地にイニシアチブを発揮してもらうやり方です。実際に行うと、相当疲れますが、やるだけの価値はあると思います。

とはいえ、実際どうだったかなあ。芸人さんが滑った時のような感じというか。いくつになっても恥をかき続けてる感じです。
気候変動パネル・ディスカッション1 [2019年09月19日(Thu)]

日本時間で火曜の夜12時前に羽田を出て、フライトを乗り継ぎ今朝ニューヨークに着きました。
関係ないですが、今回は選択肢がなく、日本の航空会社を利用しました。普段はニュージーランド航空やユナイテッドを利用していますが、今回の日本の航空会社のフライトは、何も落ち度もなく、ミスもなく、問題もなかったのですが、設備が古めだったせいか、融通がきかないというか、固いというか、トロいというか、年老いているというか(年齢のことではありません)、ちょっと残念な印象でした。日本はサービスが良いというのは、クレームを避けるための防御の面があるんでしょうか。

というわけで、宿に着いたのが午前6時。昼過ぎまで仮眠し、午後に台湾ICDFとコロンビア大学共催のパネルディスカッションに参加してきました。

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台湾は先日のソロモン諸島の件で、ちょっと残念だとの雰囲気がありましたが、政治云々ではなく、関わってきた現地の住民について心配している様子でした。彼らの住民との取り組みは価値のあるものなので、しっかり評価されればとも思います。

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台湾ICDF事務局長。
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