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第9回自衛隊佐官級訪中団、新疆訪問記(その1) [2009年06月23日(Tue)]
6月10日、19時25分の便で北京空港を飛びたち、訪中団は新疆ウイグル族自治区へ。
ウルムチ空港に到着したのは23時過ぎ。空港から市内に向けて出発したのは23時半を過ぎたところでした。空港から市内までは約25キロ、30分弱でホテルに到着しました。感覚的には羽田から東京に行くような距離感です。

翌日、午前は文化研修として新疆ウイグル自治区博物館へ。ここでは新疆ウイグル自治区の歴史、文化、少数民族の事情等を研修しました。博物館は2005年に改修した非常に立派な施設で、総面積は1万u以上。カザフ族、キルギス族、タミル族、タタール族、ロシア族などの少数民族の暮らしが展示されています。遊牧民族の展示には実物のパオもあって中々の迫力。パオや衣装は民族ごとに若干デザインや色使いが違うのが印象的でした。


立派な建物の新疆ウイグル自治区博物館

午後は新疆軍区工兵団を訪問。佐官級交流でははじめての訪問になります。到着するといきなり大きなラッパの音と共に儀仗兵が出迎えてくれました。「佐官級」訪中団ではありますが、陸軍の部隊訪問のときは将官級の歓迎をしてくれています。


儀仗隊の歓迎をうける団長(右)

装備展示では40台近い特殊車両がずらりと一列にならび、圧巻でした。何も無いような砂漠などでの野戦運用を意識してか、ランドリー車やシャワー車などもあって、部隊の特殊性を感じました。また変わったものとしては「デコイ(偽装)」の展示もありました。

 

はるか先までずらりと並んだ特殊車両


「デコイ」戦車


偽装ロケット砲

「デコイ」は、遠距離や衛星からの偵察をだます、言ってみれば敵の目をあざむくためのニセモノ戦車や偽装車両のこと。実際に見てみると非常にちゃちなつくりでハリボテのようです。最新の戦車とかじゃなくてニセモノを見せるとは何ごとだ!と思いきや、聞いてみると、こうした「デコイ」を他国の軍人に見せることは、あまりないことだそうです。確かに事前に「デコイ」の情報があれば、その利用価値は下がっちゃうでしょうから、あまり見せないというのも納得です。もしかしたら中国人民解放軍が日本の訪中団に見せた初めての「デコイ」かもしれません。

夜は新疆軍区の副司令、参謀長らとの会食。意見交換や、これでもかというほどの羊肉の料理はともかく、アルコール度数50度にもなる中国特有の蒸留酒「白酒」による乾杯には訪中団の団員も閉口していました。(続く)

(小林義之)
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