第9回自衛隊佐官級訪中団、北京訪問記(その4) [2009年06月12日(Fri)]
午後は中国国際戦略学会へ。中国国際戦略学会は、人民解放軍総参謀部系統のシンクタンクで、安全保障、国際戦略、世界各国の情勢分析、研究などを行っています。また国内外のシンクタンクや研究機関と学術交流も活発に展開しており、この佐官級交流のカウンターパートとして中国側の窓口を担当しています。
中国国際戦略学会の入り口 戦略学会では胡豫閩高級研究員から「中国の軍縮」をテーマにレクチャーを受け、質疑応答をおこないました。胡豫閩高級研究員は元スイス駐在武官でアメリカに留学したこともある軍縮問題の専門家。中国で軍縮を担当している部署や、核兵器の拡散に対する基本的な態度などについて拝聴。でも残念ながらあまり興味をひく発言はありませんでした。 意見交換会場 そのあとは、これまでに訪日したことのある中国人民解放軍佐官級訪日団の面々と交流会。座学よりもこうした非公式な場の方が率直な意見交換ができるようで、そこかしこで話に華を咲かせていました。 今回はここまでで、続きはまたの機会に (小林義之) |