紙漉の方法で、新しい方法とツールを見てきた。
今後の参考として記録しておく。
2007年2月3日、第6回新宿の環境学習応援団”まちの先生 見本市”!へボランティアで参加した。
新宿区社会福祉協議会のコーナーで、紙漉き体験を行っていた。みなさん、車椅子で参加されていたが、使用されているツールが私には画期的に見えた。
パルプは、紙パックをパルプにしたものだったが、紙漉に使う枠や脱水方法を工夫され非常に素晴らしい方法を採り入れられていた。
以下概要である。
1. パルプ
パルプは、紙パックを煮て、ビニール部分をはがし、ミキサーにかける。
2. パルプを入れる桶
通常の四角い容器。
3. 紙漉き
これは、素晴らしいツールを考案されていた。
写真を取らなかったが、以下の図のようなもの。
木製で、葉書の大きさが漉ける。
二つの枠は、ちょうつがいで取り付けられ開閉可能。
片方には、ロックするための留金があったように思う。
上側の枠には、取っ手がつけられ、手ごと桶のパルプの中に入れなくてもよい。
網には、0.3ミリ程度の厚さの鉄板(ステンレス板?)に0.5ミリ程度の丸穴が多数空いているものを使用。金網のように、縁を折りまげて処理しなくてもほぐれない点がメリット。
金網の上に引くナイロンの網の変わりに、網やすりを葉書大に切ったものを使用。
ナイロンのように変形せず丈夫である。取扱いもしやすいかも知れない。
金網と網やすりを二つの枠に挟んでセットする。
取っ手を持ち、パルプを漉いたら、上に網やすりと網状鉄板をのせ押さえて水分をしぼる。
もう枚の枠を開き網と漉いた紙を取り外す。
4. 脱水
脱水機に、学校で使用する版画のプレス機を使用。
(参考写真)
5万から8万円程度だと思われる。
プレスする前に、網を外して不織布に挟む。
プレス機にかけ、ローラーのハンドルをゆっくり廻し脱水。
脱水とともに、プレスされているので、紙自体の強度と表面が滑らかになる。
5. 乾燥
布で挟んでスチームアイロン。
紙は、その後乾燥せずにすぐ使用できる。
6. 仕上げ
葉書として使用する場合、”郵便はがき”と郵便番号枠の赤いスタンプを押す。
以上であるが、以下体験者のコメント。
・ プレス機を使用し、体験者にハンドルを回してもらうことで、より面白さと興味を抱かせ印象付けの効果がある。
・ プレス機は高価であり、個人で購入するには考える。プレス機はなくても紙漉きは簡単にできるが、プレス機がないとできないように思われないようにしなければならない。
・ 金網やナイロン網の変わりに、紙漉きの枠を考案したり、穴空き鉄板や網やすり、不織布など使い易いツールを使用し、経験と工夫がいかされている。
以上、他の紙漉体験教室に参加してみるのも、大変参考になる。