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NPO法人セニア・サービスセンター [2012年03月02日(Fri)]

大震災は日本列島に大きな被害をもたらしたが、わたしたちに人との絆を呼び覚ますきっかけともなった。


地域社会における人と人とのつながりが希薄化しつつある現代社会。家族や地域社会とのつながりを失い、地域の中で孤立し、生活上の不安や困難を抱えるといった問題が表面化してきた。それは、自殺率の増加であったり、場合によっては孤独死といった深刻な問題としてメディアで取り上げられることもめずらしくない。


深刻化するこれらの社会問題に対して、地域のつながりの再生や支え合いの仕組みづくりなどを通して、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指すNPO法人セニア・サービスセンターにイターンシップ受け入れをお願いした。


今回の募集では、ピア・カウンセリングの考え方や技法をより多くの人に学んでもら
う機会を提供する活動をサポートしてくれる若者を募集する。


まずはじめに、NPO法人セニア・サービスセンターの代表理事である江波戸啓吾さんに、NPOを発足するまでに至った想いを聞いてみた。


なぜカウンセリング講座をはじめようと思ったのか?


江波戸さんは以前、自分の母親を介護しながら過ごしていて、その甲斐もあってか80代後半になってもそれなりに元気でいてくれたのだとか。ところが、そんな母親があるとき「自分は長く生き過ぎてしまったなぁ」と、ふと漏らした一言を聞いてしまう。そのときは、それ程気にはならなかったが、後になってもその言葉が心のどこかに引っ掛ったまま消えることはなかったと言う。




江波戸理事長.jpg





「戦後の貧しい時代に、母は子育てをしながら大変な思いをして働いてくれた。そんな人たちがいたおかげで、いまの日本がある。そんな苦労をした世代の人たちが、どうして幸せな老後を送れないのだろうか?」


そんな疑問がどんどん大きくなっていった。


それから、江波戸さんは「どうすれば老後を幸せに過ごせる社会を実現できるのか?」その方法を追及していくことになる。そんな中で出会ったのが、ピア・カウンセリングという技法だ。


ピア・カウンセリングは1970年代初め、アメリカで始まった自立生活運動の中でスタートした。障害を持つ当事者自身が自己を育て合い、支え合って、隔離されることなく平等に社会参加していくことを目指す運動と言ってもよい。


いうなれば、ピア・カウンセリングとは、自立を支えあう仲間(ピア)への基本姿勢のようなもの。


このピア・ウンセリングによって自身も救われたという、NPO法人セニア・サービスセンターの事務局長、山本和彦さんに話を聞いた。


山本さんは、中学2年生のときに不登校となり、それから約三年間をほとんど人と会わない生活を過ごした。いわゆる「ひきこもり」の経験者。


「とくに何かきっかけがあったわけではないんです。ただ何となく学校になじめないでいる自分がいて、それでも何とか親の期待に応えないといけない、そういうプレッシャーのようなものがあったのかもしれませんね」




山本事務局長.jpg





一度ひきこもりはじめると、自分が人と同じ生活を送っていないということに負い目を感じて、ますます外の世界から足が遠のくようになる。こうした例はとても多いのだとか。生活は昼夜が完全に逆転してしまい、インターネットの仮想空間に自分の居場所を求めてしまうようになる。


その生活から抜け出して、リアルな世界に引っ張り上げてくれたのは、ある人との出会いがあったから。山本さんは、感慨深げに当時を振り返る。その人もピア・カウンセラーを学んだ人だったのだ。その恩人に対する感謝と、自分がひきこもりから立ち直るきっかけを与えてくれたピア・カウンセリングへの探究心がいまの山本さんを支えているといっても過言ではない。そんな彼がカウンセラーの道を志すに至ったことは、あまりにも自然な成り行きだったように感じる。


現在はどんな活動をしてますか?


「私たちの主な活動は、ピア・カウンセラー研修講座の開催です。今年で、もう13年目になります」講座をはじめた当初、受講生の大半は高齢者だったが、現在では介護・ヘルパー職の方、ひきこもりの子を持つ親たちなどが増えているそうだ。それだけ、カウンセリング自体が世に浸透してきたとともに、それを必要とする人も多様化してきているのだろう。




セミナー風景.jpg





「いまでは、受講生のOB・OGの方々の中から、シルバー大学で講師を務める人や傾聴ボランティアのサークルを立ち上げる人なども出てきました。そのように、カウンセリングを学んだ人は、日常の中でも、家族や友人、職場の仲間、社会の中のたくさんの人々とのつながりを生み出していくのです。そのつながりが広がっていき、また新たなつながりがりを生み続けていくことで、地域の絆を取り戻すことができると思うのです」と山本さんは期待を込める。


人のつながりがどんどん希薄になっていくなかで、「孤独」「孤立」という大きな不安の中で生活する人は確実に増えている。カウンセリングの仲間を増やすことで、中高年の自殺や若者たちの不登校、ひきこもり、孤独死などの問題に、一定の歯止め効果が見込めそうだ。逆に言えば、いま何らかのアクションを起こさなかったら、今後ますます進展する高齢化社会には、いったいどんな未来があるのだろうか?
そう考えたら、背筋が少しぞっとした。


現在インターンシップ募集中

NPO法人セニア・サービスセンター

■募集職種:セミナー開催運営補助、カウンセリングアシスタント
■対象者:シゴトビトプロダクションぶどうぐみの正会員に限ります
■採用条件その他:話し合いの上、双方の合意により決定
■応募方法:シゴトビトプロダクションぶどうぐみに連絡の上、ヒヤリングを行ってからマッチングいたします。
※くれぐれも直接連絡することはご遠慮ください。インターンシップ受入企業様の負担軽減のためですので、ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

………………………………………………………………………
■ 問い合わせ:シゴトビトプロダクション ぶどうぐみ
[事務局]〒321-0144 栃木県宇都宮市末広1-12-9
     TEL:028-666-6901 FAX:028-666-6902
     担当者:小林崇信 mail:cyan@corsica.jp