ウグイスのお話[2019年03月13日(Wed)]
(雑記帳)
初鳴きが昨日観測されたというウグイス。
別名「春告鳥」とも呼ばれ、春の季語になっています。
鳴き声は誰でも知っている「ホーホケキョ」。
でも、警戒心が非常に強く、姿は見せないミステリアスな鳥。
今回はこのウグイスについて記事にします。
早春に観測されるウグイスの初鳴きは、さえずりと呼ばれる
「ホーホケキョ」の声が初めて聞こえた日。
では、冬の間ウグイスは黙って暮らしているのかと言うと、
そういう訳ではないようです。
冬の間ウグイスは笹やぶの中などで
小さな声で「チャッチャッチャッ」と鳴くらしく
(このような繁殖期以外の鳴き方を「地鳴き」と呼ぶ)。
「チャッチャッチャッ」と聞いて、「ウグイスだ!」とは
思わないですね、確かに。
早春人里でオスがさえずるのは、求愛行動。
伴侶を見つけると巣を作り雛を育てるために
山へ帰ります。
山へ帰ってからのウグイスは、より頻繁に
さえずるようになるそうです。
「ホーホケキョ」と鳴くのはオスが
「ここはオレ様の縄張りだぞーっ!」と宣言するのと同時に、
巣に餌を運ぶメスに対して
「縄張りの中に敵は居ないよ、安全だよー」と教えるため。
そして、時々高く激しく連続して
「ケキョケキョケキョケキョケキョ…」と
鳴くのは、縄張りに外敵やライバルが侵入した際に
「ここから出て行けーッ!!!」と威嚇するためと、
メスに「敵がいるよ、巣に行かずどこかに早く隠れてーっ!」
と教えるためなのだそうです。
子育て期に当たる5月ごろのウグイスのオスは、
早朝4時頃から日暮れまでの1日約16時間、
「ホーホケキョ」を3千回くらい、合間に
「ケキョケキョケキョケキョ…」を繰り返しながら
縄張りをパトロールし続けているとのこと。
一日の勤務時間が16時間とは!
…ウグイスのオスも楽ではありませんね。
東京にその名も「鶯谷」と言う場所があります。
ここは
>元禄年間に京都の皇族の出である公弁法親王が
>「江戸のウグイスは訛っている」として、
>尾形乾山に命じて京都から3,500羽のウグイスを
>取り寄せて放鳥し、以後鳴きが良くなり
>ウグイスの名所となったという逸話
(Wikipedia「ウグイス」から引用)
から「鶯谷」という地名になったのだそう。
鳥のさえずりは、生来プログラムされているものではなく、
幼鳥が成鳥のさえずりを聞いて習得するなど、
後天的学習で得られるものなのだそうです
(人間の子供が言葉を覚える過程と似ていますね)。
日本人がハワイへ持ち込んだウグイスが彼の地に
いるそうなのですが、その鳴き方は日本国内のものに比べて
単純化されているとのこと。
それは、日本に比べて縄張り争いなどが少ない環境に
適応した結果らしいです。
ハワイのウグイスはのんびり屋さん、と言うことでしょうか。
昔々、山登りが趣味だった父が山で弱っていた
ウグイスを拾って連れ帰ったことがありました。
間近で見たウグイスは、「うぐいすもち」よりももっと
くすんだ色をしていて、細くてとがったくちばしと、
意外なほど鋭い目付きが印象的でした。
母がすり餌を与えようとしてもほとんど食べず、
もちろん全く鳴くこともなく、
すぐに死んでしまったんだよなあ…。
この記事を作成しながら思い出しました。
もう…50年近く昔のことです。
※この記事を作成するために
以下を参照しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%82%B9
https://japanknowledge.com/articles/kkotoba/21.html
http://haiku-kigo.com/article/141482469.html
https://cns.neuroinf.jp/jscpb/wiki/%E9%B3%B4%E9%B3%A5%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%88%E3%81%9A%E3%82%8A%E5%AD%A6%E7%BF%92
※かつて、日本ではウグイスやメジロなどの飼育が
許可されていましたが、2012年以降、すべての
野鳥の飼育が法律により禁止されています。
詳しくは↓をごらんください。
http://uguisu-bird.com/archives/265
初鳴きが昨日観測されたというウグイス。
別名「春告鳥」とも呼ばれ、春の季語になっています。
鳴き声は誰でも知っている「ホーホケキョ」。
でも、警戒心が非常に強く、姿は見せないミステリアスな鳥。
今回はこのウグイスについて記事にします。
早春に観測されるウグイスの初鳴きは、さえずりと呼ばれる
「ホーホケキョ」の声が初めて聞こえた日。
では、冬の間ウグイスは黙って暮らしているのかと言うと、
そういう訳ではないようです。
冬の間ウグイスは笹やぶの中などで
小さな声で「チャッチャッチャッ」と鳴くらしく
(このような繁殖期以外の鳴き方を「地鳴き」と呼ぶ)。
「チャッチャッチャッ」と聞いて、「ウグイスだ!」とは
思わないですね、確かに。
早春人里でオスがさえずるのは、求愛行動。
伴侶を見つけると巣を作り雛を育てるために
山へ帰ります。
山へ帰ってからのウグイスは、より頻繁に
さえずるようになるそうです。
「ホーホケキョ」と鳴くのはオスが
「ここはオレ様の縄張りだぞーっ!」と宣言するのと同時に、
巣に餌を運ぶメスに対して
「縄張りの中に敵は居ないよ、安全だよー」と教えるため。
そして、時々高く激しく連続して
「ケキョケキョケキョケキョケキョ…」と
鳴くのは、縄張りに外敵やライバルが侵入した際に
「ここから出て行けーッ!!!」と威嚇するためと、
メスに「敵がいるよ、巣に行かずどこかに早く隠れてーっ!」
と教えるためなのだそうです。
子育て期に当たる5月ごろのウグイスのオスは、
早朝4時頃から日暮れまでの1日約16時間、
「ホーホケキョ」を3千回くらい、合間に
「ケキョケキョケキョケキョ…」を繰り返しながら
縄張りをパトロールし続けているとのこと。
一日の勤務時間が16時間とは!
…ウグイスのオスも楽ではありませんね。
東京にその名も「鶯谷」と言う場所があります。
ここは
>元禄年間に京都の皇族の出である公弁法親王が
>「江戸のウグイスは訛っている」として、
>尾形乾山に命じて京都から3,500羽のウグイスを
>取り寄せて放鳥し、以後鳴きが良くなり
>ウグイスの名所となったという逸話
(Wikipedia「ウグイス」から引用)
から「鶯谷」という地名になったのだそう。
鳥のさえずりは、生来プログラムされているものではなく、
幼鳥が成鳥のさえずりを聞いて習得するなど、
後天的学習で得られるものなのだそうです
(人間の子供が言葉を覚える過程と似ていますね)。
日本人がハワイへ持ち込んだウグイスが彼の地に
いるそうなのですが、その鳴き方は日本国内のものに比べて
単純化されているとのこと。
それは、日本に比べて縄張り争いなどが少ない環境に
適応した結果らしいです。
ハワイのウグイスはのんびり屋さん、と言うことでしょうか。
昔々、山登りが趣味だった父が山で弱っていた
ウグイスを拾って連れ帰ったことがありました。
間近で見たウグイスは、「うぐいすもち」よりももっと
くすんだ色をしていて、細くてとがったくちばしと、
意外なほど鋭い目付きが印象的でした。
母がすり餌を与えようとしてもほとんど食べず、
もちろん全く鳴くこともなく、
すぐに死んでしまったんだよなあ…。
この記事を作成しながら思い出しました。
もう…50年近く昔のことです。
※この記事を作成するために
以下を参照しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%82%B9
https://japanknowledge.com/articles/kkotoba/21.html
http://haiku-kigo.com/article/141482469.html
https://cns.neuroinf.jp/jscpb/wiki/%E9%B3%B4%E9%B3%A5%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%88%E3%81%9A%E3%82%8A%E5%AD%A6%E7%BF%92
※かつて、日本ではウグイスやメジロなどの飼育が
許可されていましたが、2012年以降、すべての
野鳥の飼育が法律により禁止されています。
詳しくは↓をごらんください。
http://uguisu-bird.com/archives/265