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Elixir(エリクシール)は、「万能薬」。それには「粋」「情」「エッセンス」「科学」が含まれます。Elixir(万能薬)には困ったときならずも、日常の備えとしても人生をとても楽しくしてくれるもの、更に美しい年を重ねるための媚薬の意味もあります。
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4月28日から29日、憧れの西穂高岳に、私どもの山の先生、川村晴一氏に連れて行って頂きました。
川村氏は1983年日本人として初めてエベレスト無酸素登頂を成し遂げた日本隊の隊長だった方で、神田神保町のグリーンライフスポーツという山岳用品のお店のアドバイザーをしていらっしゃるので、数年前からご指導を頂いています。体力と気力には自信がありますが、ワンゲル出身でもないので自分たちで行けるところには限界があるのですが、川村氏に教えを請いながら、雪山を年に一回歩いています。
28日早朝に東京を発ち、新穂高温泉からロープーウェイで西穂高山荘に入りました。そして29日、西穂高を目指しました。
お天気は申し分なく、白銀がまぶしく輝いていました。アイゼンで凍った足元の雪を蹴るように踏みしめ、ピッケルを使って一歩一歩進みました。
稜線を登って行くのですが、雪庇という稜線の風下にできる雪の塊が、もう5月ともなると薄くなっていて、それに誤って載ったりすると雪庇ごと奈落の底に落ちてしまうという危険が伴い、また、雪が解けたところに覗く岩のかけらが、浮き石となって、それに足を取られて滑落する危険もあるのですが、それらの危険を一つ一つ回避するように歩いて行きました。
必要なところでは、川村氏のアドバイスで、ザイルでお互いの体を縛りました。万が一足を滑らせても、一人だけ落ちてしまわないようにです。
見渡せば、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳、そして前方には、奥穂高、前穂高が見え、また稜線を歩き進むにつれ、南岳、槍ヶ岳までも見えました。雪の斜面の登りは体力を消耗しますが、贅沢な程の眺めに励まされるように進みました。
西穂山荘から、丸山を過ぎ、独標を超え、ピラミッドを過ごして2908mの西穂高岳山頂に立った時は、眩しい陽射しが足元の雪に反射し、素晴らしい明るさに心が洗われるようでした。誰かにこの喜びを伝えたいと思うのは、狭い頂上に立つ人たち誰もが思うことだったでしょう。
西穂は、険しくも美しい山だと思いました。
稜線歩きは一歩間違えば奈落の底に落ちる恐ろしさを隠してはいますが、奥穂高岳から前穂高岳への吊尾根のような猛々しい美しさとも違って、陽の光を浴びた雪の眩しさは神々しくも優しいものでした。また山の配置の妙によって、美しい山岳風景で魅了する登山道は、西穂ならでは・・・。初めて登ったのに、大ファンになってしまいました。
素敵な山行を導いて下さった川村氏には心からお礼申し上げます。
写真は、私が当日、川村氏から拝借した、Simond社のピッケルです。
川村晴一氏については、以下のサイトでご覧ください。
http://www.greenlife.co.jp/kawamura.html
http://www.greenlife.co.jp/kawamura-hike_2012-2013.pdf
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