早朝探鳥(5/10)、初夏のとんぼ観察(5/17)[2015年05月20日(Wed)]
皆様こんばんは
自然保護センターの難波です。
だいぶ間があいてしまいましたが、帯同していた2つの行事についてのご報告です。
■満喫自然体験「早朝探鳥」鳥たちのコーラス
今年の夏鳥は若干不調のような気が…
記録種は下記のとおりの計22種でした。
カイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、トビ、キジバト、アオバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、センダイムシクイ(声)、キビタキ(声)、ヤマガラ(声)、シジュウカラ(声)、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コジュケイ(声)、以上。
声でおもしろかったのは、似てて違いがわからないと思っていたヤマガラとシジュウカラ。ヤマガラはツツピー、ツツピー。シジュウカラはツピ、ツピ、ツピ。(笑)
じっくり観察できたのは、カワラヒワ、ホオジロ、キセキレイといったところ。キビタキが全く姿を現さなかったのが残念でしたが、参加者の皆さん、これに懲りずに探鳥に訪れていただければ幸いです。因みに、今月中旬以降、ヒクイナ、サンショウクイ、サンコウチョウ、ホトトギスの情報がありましたが、声のみです。またホトトギス以外は通過です。
■初夏のとんぼ観察
講師やボランティアの指示に従い、捕獲したとんぼを皆で観察。名前を確認した後、逃がしました。
オオイトトンボです。水生植物園にて撮影。♂♀連結したまま、ヒシ等の水生植物に産卵していました。
クロイトトンボです。水生植物園にて撮影。写真は交尾中の♂♀です。水質が悪化した水域になるほど、生育種はクロイトトンボだけになる傾向があるそうです。
ヨツボシトンボです。水生植物園、湿生植物園、どちらでも見られました。
ヤマサナエです。水生植物園で見られました。羽化してそれほど経過していない鮮やかな黄色の♂です。樹林に囲まれた谷間や小川が近くにあるところで見られ、センターでは虫の原っぱ、昆虫の森でも見られます。
他には、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、オグマサナエ、カワトンボの仲間、クロスジギンヤンマ、ホソミオツネントンボが確認され、全部で10種を記録しました。
少し先になりますが7/5の初心者のための自然観察会「日本一小さなとんぼハッチョウトンボ」にも是非お越しください。
そうそう。その他の昆虫にも目配りされるお客様もおられました。
ダイミョウセセリです。タンチョウケージ沿いの観察路の石垣ではテイカカズラの花が満開です。う〜んいい香り。ダイミョウセセリも誘われちゃったんですね。石垣にはアオダイショウ他、蛇の仲間が潜んでいるかもしれないので、いきなり鼻を近づけないでね!!
ハルゼミです。「むぜ〜、むぜ〜」と暑さを助長するような鳴き声。アカマツ林を表徴するような種でありますが、センターもマツ枯れがすすんでいるので、ハルゼミの存続が気になるところです。
エゴノキです。上記のテイカカズラの近くにも一本あるので是非あわせてご覧ください。
素晴らしい花付きです。木々の花では、他に、ヤマボウシやウツギが見られます。
草花では、水生植物園のカキツバタはそろそろ時期が終わりで月末までといったところでしょうか。
湿生植物園では、コウホネやトキソウが咲いています。
6月に入ると、上旬からノハナショウブ、中旬ササユリ、下旬オグラセンノウといった感じで開花が見られますのでお楽しみに。
文/写真:難波
自然保護センターの難波です。
だいぶ間があいてしまいましたが、帯同していた2つの行事についてのご報告です。
■満喫自然体験「早朝探鳥」鳥たちのコーラス
今年の夏鳥は若干不調のような気が…
記録種は下記のとおりの計22種でした。
カイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、トビ、キジバト、アオバト、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、センダイムシクイ(声)、キビタキ(声)、ヤマガラ(声)、シジュウカラ(声)、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コジュケイ(声)、以上。
声でおもしろかったのは、似てて違いがわからないと思っていたヤマガラとシジュウカラ。ヤマガラはツツピー、ツツピー。シジュウカラはツピ、ツピ、ツピ。(笑)
じっくり観察できたのは、カワラヒワ、ホオジロ、キセキレイといったところ。キビタキが全く姿を現さなかったのが残念でしたが、参加者の皆さん、これに懲りずに探鳥に訪れていただければ幸いです。因みに、今月中旬以降、ヒクイナ、サンショウクイ、サンコウチョウ、ホトトギスの情報がありましたが、声のみです。またホトトギス以外は通過です。
■初夏のとんぼ観察
講師やボランティアの指示に従い、捕獲したとんぼを皆で観察。名前を確認した後、逃がしました。
オオイトトンボです。水生植物園にて撮影。♂♀連結したまま、ヒシ等の水生植物に産卵していました。
クロイトトンボです。水生植物園にて撮影。写真は交尾中の♂♀です。水質が悪化した水域になるほど、生育種はクロイトトンボだけになる傾向があるそうです。
ヨツボシトンボです。水生植物園、湿生植物園、どちらでも見られました。
ヤマサナエです。水生植物園で見られました。羽化してそれほど経過していない鮮やかな黄色の♂です。樹林に囲まれた谷間や小川が近くにあるところで見られ、センターでは虫の原っぱ、昆虫の森でも見られます。
他には、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、オグマサナエ、カワトンボの仲間、クロスジギンヤンマ、ホソミオツネントンボが確認され、全部で10種を記録しました。
少し先になりますが7/5の初心者のための自然観察会「日本一小さなとんぼハッチョウトンボ」にも是非お越しください。
そうそう。その他の昆虫にも目配りされるお客様もおられました。
ダイミョウセセリです。タンチョウケージ沿いの観察路の石垣ではテイカカズラの花が満開です。う〜んいい香り。ダイミョウセセリも誘われちゃったんですね。石垣にはアオダイショウ他、蛇の仲間が潜んでいるかもしれないので、いきなり鼻を近づけないでね!!
ハルゼミです。「むぜ〜、むぜ〜」と暑さを助長するような鳴き声。アカマツ林を表徴するような種でありますが、センターもマツ枯れがすすんでいるので、ハルゼミの存続が気になるところです。
エゴノキです。上記のテイカカズラの近くにも一本あるので是非あわせてご覧ください。
素晴らしい花付きです。木々の花では、他に、ヤマボウシやウツギが見られます。
草花では、水生植物園のカキツバタはそろそろ時期が終わりで月末までといったところでしょうか。
湿生植物園では、コウホネやトキソウが咲いています。
6月に入ると、上旬からノハナショウブ、中旬ササユリ、下旬オグラセンノウといった感じで開花が見られますのでお楽しみに。
文/写真:難波
Posted by 山田 at 15:59 | イベント報告 | この記事のURL | トラックバック(0)