サカハチチョウ春型[2015年05月06日(Wed)]
お知らせがかぶってしまい申し訳ないです。
深緑も日々色濃くなり、夏日の強い日差しと相まって、景色の明暗がきついきつい…
年と共に視力がしゃきっとしなくなってきていますが、この時期の景色はすごく刺激的。
今回はセンター初見のものがあるので、上げ上げ気分でご紹介していきます。
サカハチチョウ春型(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
サカハチチョウは県下では点々としか見た覚えのない複雑な柄のチョウ。夏型は少し地味で、イチモンジチョウにも似たような印象があります。
私はセンターでは初見。研究報告別巻1号(1996)にも記載はないようです。
何が何でも撮る!…と言っても池の真ん中では手も足も出ず、すぐ飛び立ってしまい、あっさり見失ってしまいました…
今までサカハチョウ「逆ハ蝶」だと思っていて、過去写真の名前も全部間違えていました。「逆八蝶」だったんですね?
クロスジギンヤンマ(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
初心者のための自然観察会「とんぼの羽化」の際にはまだ羽化したてだったので、再び見に行ってみました。
もう大人びた見た目で、今にも飛び出しそう。
シュレーゲルアオガエル(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
春、水辺でコロコロコロコロとよく響く声を聞かせてくれるのをご存知でしょうか。
3月末頃から初鳴きが聞かれ、4月になると合唱が聴かれるようになります。
私は見る目がなく、なかなか姿を見つけることが出来ないほうなのですが、こんなのんびり屋さんなら見つけられる。
ヒメウラナミジャノメ(2015/05/05、タンチョウケージ近くの観察路沿いにて撮影)
この時期、観察路沿いや林縁でヒラヒラッ、ヒラヒラッと飛ぶシジミチョウの仲間より少し大きい地味なチョウを見かけたら、このヒメウラナミジャノメです。
クロアゲハ(2015/05/05、虫の原っぱにて撮影)
アオスジアゲハ(同上)
アキグミの花が満開で、芳醇な香りに誘われて多くの昆虫が訪れています。
アオバセセリ狙いで各所に植栽されているアキグミを巡ってみましたが、出会うことが出来ず。
かわりにクロアゲハやアオスジアゲハがやって来ました。
フタスジサナエ(2015/05/05、昆虫の森近くの観察路沿いにて撮影)
早春に羽化したサナエトンボの仲間は、いったん森林にひっこんで滋養をとりますが、最近では多くの個体が、水辺にもどってきて縄張りを張り、産卵行動を行っています。
写真は、偶然、被写体の方がびっくりしてか移動したので気付くことができました。そういえばサナエトンボの仲間の交尾の様子を見るのは初めて。幸運でした。
オオルリ♀(2015/05/05撮影)
GW前には囀り声も聞こえていたのに、この日の日中は、夏鳥全般、囀りは全く聞かれず、今後の行事が心配になってきましたが、突然オオルリ♀を見つけました。
ピント合わせに手こずっている間に飛び立ってしまいましたが、その際、2羽連れ立っていたような…。
うまく近所で繁殖してくれれば、梅雨の頃にはまた幼鳥の姿に出会えるかもしれません。
キビタキ(2015/05/06、イベント広場近くにて撮影)
今朝、数カ所でピーピーチュリチュリ、ピッコロ、ピッコロとキビタキの鳴き声が聞かれました。
距離はかなり遠かったですが、目立つところで囀っているので、フィールドスコープならかなり精細に観察できるはず。満喫自然体験「早朝探鳥」参加予定の方はお楽しみに。
今、センターではフジやモチツツジがピークは過ぎたものの、まだ楽しめます。
新たなものでは、アキグミやカマツカが咲いています。
場所によってはゴマギ、ヤブデマリ、ツクバネウツギなども見られます。
水生植物園ではカキツバタも咲き始めましたので、是非お越しになってください。
写真は岡山市南区在住の田中さんよりいただきました。
ありがとうございました。
また、ブログやHP等でセンターの生きものをご紹介いただいている方々、重ね重ね御礼申し上げます。
文/写真:難波
深緑も日々色濃くなり、夏日の強い日差しと相まって、景色の明暗がきついきつい…
年と共に視力がしゃきっとしなくなってきていますが、この時期の景色はすごく刺激的。
今回はセンター初見のものがあるので、上げ上げ気分でご紹介していきます。
サカハチチョウ春型(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
サカハチチョウは県下では点々としか見た覚えのない複雑な柄のチョウ。夏型は少し地味で、イチモンジチョウにも似たような印象があります。
私はセンターでは初見。研究報告別巻1号(1996)にも記載はないようです。
何が何でも撮る!…と言っても池の真ん中では手も足も出ず、すぐ飛び立ってしまい、あっさり見失ってしまいました…
今までサカハチョウ「逆ハ蝶」だと思っていて、過去写真の名前も全部間違えていました。「逆八蝶」だったんですね?
クロスジギンヤンマ(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
初心者のための自然観察会「とんぼの羽化」の際にはまだ羽化したてだったので、再び見に行ってみました。
もう大人びた見た目で、今にも飛び出しそう。
シュレーゲルアオガエル(2015/04/27、湿生植物園にて撮影)
春、水辺でコロコロコロコロとよく響く声を聞かせてくれるのをご存知でしょうか。
3月末頃から初鳴きが聞かれ、4月になると合唱が聴かれるようになります。
私は見る目がなく、なかなか姿を見つけることが出来ないほうなのですが、こんなのんびり屋さんなら見つけられる。
ヒメウラナミジャノメ(2015/05/05、タンチョウケージ近くの観察路沿いにて撮影)
この時期、観察路沿いや林縁でヒラヒラッ、ヒラヒラッと飛ぶシジミチョウの仲間より少し大きい地味なチョウを見かけたら、このヒメウラナミジャノメです。
クロアゲハ(2015/05/05、虫の原っぱにて撮影)
アオスジアゲハ(同上)
アキグミの花が満開で、芳醇な香りに誘われて多くの昆虫が訪れています。
アオバセセリ狙いで各所に植栽されているアキグミを巡ってみましたが、出会うことが出来ず。
かわりにクロアゲハやアオスジアゲハがやって来ました。
フタスジサナエ(2015/05/05、昆虫の森近くの観察路沿いにて撮影)
早春に羽化したサナエトンボの仲間は、いったん森林にひっこんで滋養をとりますが、最近では多くの個体が、水辺にもどってきて縄張りを張り、産卵行動を行っています。
写真は、偶然、被写体の方がびっくりしてか移動したので気付くことができました。そういえばサナエトンボの仲間の交尾の様子を見るのは初めて。幸運でした。
オオルリ♀(2015/05/05撮影)
GW前には囀り声も聞こえていたのに、この日の日中は、夏鳥全般、囀りは全く聞かれず、今後の行事が心配になってきましたが、突然オオルリ♀を見つけました。
ピント合わせに手こずっている間に飛び立ってしまいましたが、その際、2羽連れ立っていたような…。
うまく近所で繁殖してくれれば、梅雨の頃にはまた幼鳥の姿に出会えるかもしれません。
キビタキ(2015/05/06、イベント広場近くにて撮影)
今朝、数カ所でピーピーチュリチュリ、ピッコロ、ピッコロとキビタキの鳴き声が聞かれました。
距離はかなり遠かったですが、目立つところで囀っているので、フィールドスコープならかなり精細に観察できるはず。満喫自然体験「早朝探鳥」参加予定の方はお楽しみに。
今、センターではフジやモチツツジがピークは過ぎたものの、まだ楽しめます。
新たなものでは、アキグミやカマツカが咲いています。
場所によってはゴマギ、ヤブデマリ、ツクバネウツギなども見られます。
水生植物園ではカキツバタも咲き始めましたので、是非お越しになってください。
写真は岡山市南区在住の田中さんよりいただきました。
ありがとうございました。
また、ブログやHP等でセンターの生きものをご紹介いただいている方々、重ね重ね御礼申し上げます。
文/写真:難波
Posted by 山田 at 16:18 | 最新情報 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)