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令和元年『全社協福祉懇談会(5回目)』の開催 [2019年10月06日(Sun)]
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↑↑【講演会】猪熊 律子 氏「テーマ」スライド


「ともに生きる豊かな福祉社会をめざして」として
令和元年『全社協福祉懇談会(5回目)』が開催されました
(令和元年10月3日)

主催→社会福祉法人 全国社会福祉協議会
日時→令和元年10月3日(木)17時00分開会 18時30分まで

◎『全社協福祉懇談会』に先立ち【講演会】(15:30〜16:40)↓↓
◯テーマ「社会保障の未来」 読売新聞東京本社 編集局 編集委員 猪熊 律子 氏

<略歴> 猪熊 律子(いのくま りつこ)スライドで説明。
読売新聞東京本社編集局編集委員。専門は社会保障。年金、医療、介護、子育て、雇用などの取材に長く携わる。若者に社会保障について学んでもらう「社会保障教育」にも熱心に取り組む。社会保障部長を経て、2017年から現職。フルブライト奨学生兼読売新聞海外留学生として米国に留学。Stanford 大学のジャーナリスト向けプログラム「John S. Knight Journalism Fellowships at Stanford」修了。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。著書に『#社会保障はじめました』。「社会保障のグランドデザイン−記者の眼でとらえた『生活保障』構築への新たな視点」(中央法規出版)など。
<概要>↓↓
・人生100年時代→女性が多く「おばあちゃんの時代」。2025年・2045年の人口減少社会を暗いイメージからポジティブに。「豊かな高齢社会を目指して」
・取材から女性刑務所のお話→一人一人に合った食事の提供の紹介。日常生活は人権に配慮されている。
・若い時から社会保障を学習→「公平とは何か?」「お金持ちに年金を給付することは必要なのか?」「『安心を得る』とはどういうことか?」・・・。実は「社会保障」は大変魅力的な語り合う「ネタ」の宝庫。
社会保障への不安や不信、世代間対立を煽るようなネタばかりではありません。まずは社会保障の“根っこ”の部分について身近に考え、知って、自分たちで話をすることから始めてみませんか。
・日本の社会保障制度→まさに難しい舵取りの時期を迎え平均寿命80年台という長寿時代を迎え、赤ちゃんからお年寄りまで安心して暮らせ、生涯を通じて必要なときに必要な給付が得られる社会保障のグランドデザイン、いわば「安心の設計」をどう描けばよいのか。
・全世代型社会保障は、それぞれ一人一人を大切にし、地域での生き方を尊重することとして、その環境づくりを今後ともわかりやすく伝えていくということ。

◎『全社協福祉懇談会』開催要綱から↓↓
少子高齢化の進行、就業構造の変化、地域における人間関係の希薄化等を背景に、人々が直面している福祉課題、生活課題は複雑・多様化し、また増大しています。社会的孤立や経済的困窮状態にあって支援が必要にもかかわらず、適切な支援につながっていない人も少なくありません。
国においては、すべての人々の安全・安心のために、持続性ある全世代型の社会保障の実現をめざした改革とともに、「地域共生社会」の実現に向けた取り組みを進めています。とくに地域共生社会の実現に向けては、改正社会福祉法に基づく市町村地域福祉計画の策定や見直し、また地域を基盤とした包括的な相談支援体制の整備が求められています。
地域共生社会の実現に向けてはこれまで長きにわたり福祉のまちづくりに取り組んできた社会福祉協議会、民生委員・児童委員、社会福祉法人・福祉施設がその力を発揮し、中心的な役割を果たすことが期待されています。地域包括ケアシステムの構築、生活困窮者自立支援制度の充実、社会福祉法人による地域貢献活動等、それぞれの取り組みを効果的に連携させ、地域におけるセーフティネット機能を高めていくことは、私たちが「全社協福祉ビジョン2011・第2次行動方針」において提起している取り組みでもあり、さらなる推進を図っていく必要があります。
同時に、高齢者、障害者、子ども・子育て支援等、社会福祉各分野の施策の充実とともに、公的責任を果たすためには関係予算の拡充が不可欠であり、全国の福祉関係者が一体となって国政・行政等への働きかけを進め、理解を得ていくことが必要です。
そこで、全国の福祉関係者が一堂に会し、これからの社会福祉のあり様について幅広く意見交換を行い、その思いを一つにしていくために、関係国会議員等のご参会も得て、第5回となる「全社協福祉懇談会」を開催いたします。

◯プログラムから↓↓
(1) 主催者挨拶→全国社会福祉協議会長・清家篤氏→160名もの参加に感謝。「地域共生社会」の実現に向けた取り組みを進める。その役割を一生懸命に果たしていきたい。
(2) 来賓挨拶→加藤厚労大臣、伊吹文明衆議院議員、衛藤晟一一億総活躍担当大臣
(3) 来賓紹介→塩崎泰久氏、柴山昌彦氏、他10名ぐらい。

(4) 代表発言(要望)磯経営者協議会長→「地域共生社会を推進するために」↓↓
一、「地域共生社会」の実現に向け、すべての福祉組織がより活発に活動できる環境整備(社会保障制度・社会福祉制度の拡充)
一、地域の多様なニーズに応えるため、社会福祉法人による地域公益活動を促進する環境(運営の弾力化と非課税制度堅持)
一、大規模災害発災時に被災者支援の実効性を高める法改正及び災害時福祉支援活動に備えた平時からの体制整備
一、地域の多様なニーズへの対応拠点としてさらなる専門人材の確保とIT技術の活用促進

(5) 乾杯→衆議院議員田村憲久氏
(6) 懇談
(7) 閉会挨拶→衛藤晟一一億総活躍担当大臣

◎感想から
・日本福祉施設士会より4人参加。高橋会長は「中国・四国ブロックセミナー」と日程が重なってしまい、そちらが優先されて欠席になっています。残念なことです。
・何よりもうれしかったことは、かつてお世話になっていた「塩崎泰久元厚労大臣」とお会いできたこと。私の印象は「児童養護の子供たちの権利」を一生懸命に考えてくれ、しかも最低基準アップに協力してくれた人と思っている。「児童の養護と未来を考える議員連盟」を組織し、自らその「会長」をされてよく頑張ってくれたことです。いつまでも、「子どもが望む自立支援と程遠い子供たちのこと」を特に経済的自立支援に向けて活躍してくれますようにと、念じお願いしてきました。今後ともよろしくご配慮のほど、お願いしたいと思っています。
・新しい収穫として、我々4人のテーブルに熊本県阿蘇郡・真和館理事長・藤本和彦氏が同席し、施設内容のお話を聞いたこと。救護施設でアルコール依存症に対するプログラムを聞いたことでした。「ひきこもり対策」にも通じており、氏の施設職員にプログラムについてのインターネット検索をしながらその方法を電話でまず学んでいこうと決意したことです。
・まだまだ認知症に対する接し方や、発達障害への地域での組織など、「地域共生社会の実現」に向けて専門性を発揮するための専門家には程遠いと感じていますが、ひるむことなく一歩いっぽ前進するのみと感じてきました。とにかく、実施できることからシステムを作り出さなければならないと感じてきたたものです。
・最後に、秋田県の県社協佐藤会長さん、高橋常務理事さんにお会いし、秋田県における経営協の役割をうかがって、法の谷間のニーズ発掘のための活動として組織的にうごこうとしているお話を伺い、心強く思いました。とにかく、できることから組織的に動いていくこと、という印象を強く抱いてきました。      
                     (おわり)

次回は、前回「懇談会」の最後の資料「参考資料」からです。


◆【講演会】猪熊 律子 氏「テーマ」スライド 
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◆全社協・清家会長の始まりのご挨拶 
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◆全社協元会長・斎藤十郎氏の今までのお礼のご挨拶
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◆懇談会会場の様子 
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◆加藤勝信厚労大臣挨拶
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◆伊吹文明氏・社会福祉推進議員連盟顧問
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◆全国経営協・磯会長の「要望書」説明(スライド使用)
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◆災害派遣チームの説明(スライド)
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◆乾杯後の会場で
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◆秋田県社協・佐藤会長と高橋常務理事 青森県社協・前田保会長(右側、兼全社協副会長)
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