• もっと見る
« 2017年02月 | Main | 2017年04月»
<< 2017年03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
子ども・子育て会議(第30回)、子ども・子育て会議基準検討部会(第33回)合同会議(参考資料3) [2017年03月30日(Thu)]
子ども・子育て会議(第30回)、子ども・子育て会議基準検討部会(第33回)合同会議
(平成29年2月8日開催)
《主な議題》「加藤内閣府特命担当大臣(少子化対策)挨拶」等
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kodomo_kosodate/k_30/index.html

◎委員提出資料(参考資料3)

○駒崎委員提出資料→意見書
・【企業主導型と小規模保育が、土曜合同保育できるようにしてください】→企業主導型保育が土曜保育の共同化を他の類型としてはいけない、という合理的な理由はないはずです。通知やQ&A等で、内閣府から自治体に可能である旨をお伝えください
・【居宅訪問型をバージョンアップすべき】→居宅訪問型用の定員数も1〜3人とし、場所も居宅に限らない、とすることで、待機児童対策の有効なツールとして行くことを提案したいと思います
・【保育所の空き定員で、児童発達支援事業をさせてください】→不良資産を恐れる自治体がボトルネックに、解決策としての「保育所で障害児受け入れ」、保育所がよりインクルーシブな環境に、健常児保育と障害児保育を隔てる壁(保育所と児童発達支援事業は厚労省内の部署が保育課と障害福祉課とで分断されている状況)、
・【研修を都道府県だけが行う仕組みにしないでください】→キャリアアップ研修の創設、研修を都道府県だけに閉じたものにせず、研修事業者を届出制にして、保育士養成校や資格企業、研修会社等に門戸を開き、研修内容や質で競い合う状況にしてほしい
・【処遇改善の基準年を24年度に合わせてください】→ぜなら、例えば昨年度に基準年をおいた場合、24年度からこれまで国の処遇改善に先駆けて処遇を上げてきた保育事業者にとって二重に処遇を上げることになり、大きなコスト負担となるため
・【サテライト型小規模保育の補助は成果連動型に】→@連携契約をきちんと行い、卒園後の受け皿を約束するA連携契約書を役所に提出し、実際に受け入れる予定の園児数に伴って補助を受け取れる という仕組みにしなくてはならないでしょう。 園あたりだと、1人でも受け入れれば満額受け取れてしまうので、それでは十分な受け皿機能を発揮しなくなります。園児数に合わせて補助が受け取れる、という仕組みを要綱の中に入れていくべきでしょう

○塚本委員提出資料→「職場定着に関する調査報告書」
・調査対象→年勤続(10年以上)の保育士
・調査結果→Q1からQ10まで参照。
・調査のまとめ→仕事を続けるうえで、様々な困難な状況を経験したであろう勤続 10 年以上の職員は、その困難をどのように乗り越えてきたのか。このことを調査することにより、離職率の低下、よりよいワーク・ライフ・バランスの確立のための一助となるのではないか、と考え、今回の調査を実施。
・調査結果についての考察→『仕事で失敗をしたとき...』: 仕事を続けている理由として『相談に乗ってくれる同僚がいたから。仕事を津続けることが難しい: 保育士の仕事にやりがいを感じている、子どもたちの成長を見ることができる。『ワーク・ライフ・バランス』『体力的な問題』『給与待遇面』の回答が多く、処遇改善、業務の選択と集中など、これからも継続して取り組む必要がある課題が見つけられる。
・自由記述から→『悩みを一人で抱えずに、先輩に相談してほしい』『子どもたちの姿を見つめ、学び続けてほしい。
・おわりに→「いい保育をしたい」と願う気持ちを職員全体で醸成するためにも園長のリーダーシップは欠かせない。子どもの主体性を尊重した保育環境の構築、子どもの自己肯定感を育むための保育、これらはもちろん大切なことですが、それと同様に保育者の主体性を尊重する園長の姿勢も必要なのではないか。子どもたちの姿に「やりがい」を見出し、自身の辛い状況を乗り越え、仕事を続けている多くの職員、そしてその姿に続こうとしている若い職員のためにも、定着率の向上につながる活動の必要性を感じた今回の調査。

○徳倉委員提出資料→意見書
・【小規模保育事業の入園対象年齢の拡大について】→年齢が上がるに従い、広い空間を使った外遊びなど重要(園庭または遊び場所の確保などの指導)。異年齢保育になる場合、事故防止への十分な配慮および研修実施のお願い。
・【保育士の処遇改善】→、保育士の働き方(長時間化、夜間勤務など)、専門職としての保育士普及(男性保育士の女児へのおむつ替えが話題のため)、キャリアアップ研修」に「虐待内容」も。
・【待機児童数の把握】→待機児童数の考え方を整理(自治体間でも統一「預けられるなら働きたい」もぜひ待機児童に含めてください。保育士をしているのに「保育園に入れない」を解消ください。「入園予約制」について、わかりやすいPR。さらに、妊娠中(出産月をコントロールするなど)から保育園に入れるかを心配しなくて済むような施策を求めます
・【障害児について】→進級・進学時における申し送りや子どもの状況の把握を徹底。障害児を持つ親も希望があれば働けるように、障害児保育所の拡充(初期は行政主導での設置も視野に入れてください。)
・【子育て支援拠点について】→仕事復帰や、ダブルケア、シングルでの子育てなど、子育て中の親が多様化。子育て支援拠点は子育てだけでなく、多角的な情報提供や専門機関へのつなぎを強化ください。ヤングケアラー(親が疾患を抱え、子どもが家事などを担う)なども増加。支援が届きにくいため、ぜひ、行政や支援者などは問題意識を明確に持って、踏み込んだサポートの実施をお願いします。
・【両親学級や妊娠中からの情報提供】→児童虐待相談対応件数」は10万件を超え、3歳以下の死亡が多くを占めています。乳幼児期の離婚も多く、シングルでの子育てに苦難を抱えている方も少なくありません。出産前に「パートナーシップ」と「体罰によらない子育て」の情報提供をすることにより、離婚率を押さえ、乳児の虐待死を出さないことにつなげられると考えます。両親学級や妊娠期の講座での情報提供などの推進を求めます。・妊娠中からの相談窓口の拡充、継続的にアドバイスできる人材育成を望みます。民間で動きが活発化していますが、ぜひ行政も連携・支援ください。

○木村委員提出資料→意見書として
1、技能・経験に応じた保育士等の処遇改善等について(案)
@平成30 年度以降キャリアップ研修は本会も研修の実施主体者となれるよう制度を整備していただきたい。A技能・経験に応じた保育士等の処遇改善の仕組み」内のキャリアップ研修の研修分野→「小学校との接続」「制度や政策の動向」が一方にはあるが、他方にはない、などの研修項目の整理が必要。B養護教諭、栄養士などの基本分以外の加算となる職員をリーダーとして研修をしたのち発令した場合、対象となるよう整備していただきたい
2、多子世帯軽減策の充実について
現在多子世帯への軽減策として 1 号認定は小学校三年生まで、2号・3 号認定は同時入園、またその他に就学前に通う施設の範囲において半額、または無償の軽減策を行っております。しかし企業主導型保育事業の場合、これに該当しないため折角 2 万 6 千人近くまで定員数が確保されても全額負担となり利用者負担金は家計において大きい状況である。多子世帯への軽減策の充実のために、これを企業主導型保育事業にも適応するよう整備していただきたい。

○廣島委員提出資料→第30回子ども・子育て会議提出意見書
1保育士に対する社会的評価の向上
・幼稚園は教育の場、幼稚園教諭は先生という認識が定着しているのに対し、保育士は、幼稚園教育要領と同内容の保育所保育指針に基づき教育にも携わっているにもかかわらず、子どもと遊んでいるだけで、特別な能力は必要ないという認識を持つ風潮が見られ、社会的評価が低いという現状。 さらに、持ち帰り残業が多く、保護者対応も大変というきつい仕事なのに、給料は安いというネガティブなイメージが定着。→これらが、保育士の資格取得者が他の職業に就いてしまう要因となり、保育士不足が生じる原因になっていると思われます。現に保育所で働いている保育士は、子どもの成長に直接かかわる 仕事であることや子どもと心のつながりができたときの喜びに、やりがいや魅力を感じるとする方が大半です。
・関係する官民が協働し、保育の仕事のすばらしさが社会的に認知され、評価が高まるような取組を進めていただきたい。
2保育士の事務量の軽減
・すでに導入して効果を上げている保育所もありますが、スマートフォンなどを活用したICT 化に より、保育の画像などを入れた連絡で、より効果的な保護者との連絡が可能となるので、ICT 化の 整促進を図っていただきたい。
3企業主導型保育事業について
・本会議の場において、保育の質を担保していくための 方法や指導監査のあり方などを議論のうえ、一定の方向性を示す必要性があると思いますが、この辺りの考え方について、ご説明いただきたい。

◆これで、「子ども・子育て会議(第30回)、子ども・子育て会議基準検討部会(第33回)合同会議」資料を終了します。次回は、「第4回生活保護受給者の宿泊施設及び生活支援の在り方に関する意見交換会」資料に入ります。
| 次へ