東京都福祉施設士会・福祉実践経営研究会が吉野郷へ! [2018年10月29日(Mon)]
東京都福祉施設士会・福祉実践経営研究会が吉野郷へ!(平成30年10月21日)
期日 平成30年10月20日〜22日 ○10/21、第二日目、朝8:30、男鹿半島に向けて出発。 ・ホテルを出てから約2時間後に寒風山へ。途中休憩は大潟村の道の駅で休憩する。秋田県で観光する場合、武家屋敷で有名な角館や、そこから紅葉を目的とした内陸線で鷹巣への見事な景色。大館から樹海ライン経由の十和田湖畔の車による紅葉めぐりも素敵でしょう。細かな見どころはまだまだ沢山自然のなせる技がありますが、今回は訪問客の要望に応じて日曜日も挟みましたので、少し強行スケジュールですが、立ててもらったものです。 ・寒風山展望台は自動的にゆっくりと回転しており、天気もよく晴れていて景色が大変に良かった。今通ってきたまっすぐの大潟村の直線道路が見えたり、船川港や、なまはげで有名な真山など、座っていると次には反対側の海も見られた。回転展望台からの眺め、4〜5人によるハングライダーが風に乗って上に跳んだり下降していく有様も景色の一つの名物と思えた。 帰り際の記念撮影では、名古屋からの人にシャッターを押してもらい、「押しましょうか」の言葉に感激したことは車内での「名古屋に関する人」の好き嫌いまで話題となっている。 ・次の移動は、男鹿の道の駅「オガーレ」(ついこの間の7月オープン)到着。男鹿産の新鮮な魚もあり、見ていて楽しかった。何やら海産物の買い求めなど、メンバーにとっても良かったのでは…と。「オガーレ」にはレストランが敷設されており、昼食はここで。メニューは末尾で写真掲載。ここで笑い話になりましたが、食事後のコーヒーを頼んだら14人全員のコーヒーカップがそろえられていないという。3人分のカップは湯のみ茶碗のコーヒーであった。開業したばかりで、「気づかなかった」とは定員の話。コーヒーを飲む人は余りいないかもしれない。都会での出来事ではひょっとしてクレーマーがいたかもしれない。 ・なまはげ館・実演→出発後30分ぐらいしてなまはげ館に到着。10分位のなまはげ由来と地域の人々との分かりやすいビデオを見る。以下「男鹿のなまはげ」の由来↓ http://www.pref.akita.jp/fpd/bunka/namahage.htm なまはげ館では、40枚もの鬼のお面の種類で110体も飾られ、男鹿の地域すべての鬼の集合体となっている(写真撮影参照)。なまはげ館からでると続いて、真山地区の大みそかのナマハゲ行事の再現が20分位体験。4〜11月まで毎日30分ごとに実演されている。その状況は、家主と2人のなまはげのやり取りで、なまはげは山からどんな些細ないさかいもお見通し。家主に例えば子どもの状態や嫁の働きぶりなど、「怠けていること」を確認しながら聞いていき、そうならないようにあたらしい年を迎えていく・・・といった具合に。 この体験の特徴として、入口の障子の戸を「バターン」ものすごい開きで「ウオー」しながらやってくること。藁で編んだ蓑(ミノ)をまとって現れるので、わらが落ちて拾った人には「幸せと安全」がやってくるという言い伝えありとか。これを聴いてメンバーも拾わずにはいられない。 ・真山神社見学→なまはげ実演場から徒歩5分登ったところに神社あり。写真参照。ここでの特徴は、先程のなまはげ実演で「藁」を拾ってあやかった写真・高橋智宏さん(スサノオノミコトに似ていることから神社前の写真、今回の事務局でこの旅が実現)。この神社から里を見渡し村の人々を守っている。しかし、「五社堂の鬼」(昔話の絵本)には、朝の一番鶏がなくまでにここの鬼が村の娘をさらってきていけにえにする、という話もあり、その時代時代の風潮に合わせて「なまはげの姿」が変わっている。これが世の習いかもしれませんね。パンフレットには景行天皇の時代に・・・とありますが、「古事記」「日本書紀」ではヤマトタケルノミコトが父になっているそうです。専門家ではないのでわかりませんが何やら不思議ですね。 ・帰途について→11名の訪問メンバーがワゴン車2台に便乗していますので、高橋会長が乗る車では、今日の宿舎「縄文の湯」まで、道中「ハーモニカ」の演奏を聴いたり、それに合わせてハミングしたり歌ったりと楽しく過ごさせていただきました。リラックスしているせいか、幼少時から今までの振り返ったお話とか、例えば、養護施設での出来事、ボーイスカウトのこと、中学時代にブラスバンドで会長は「クラリネット」、私は「トランペット」の思い出など、それにまつわるもろもろのお話の交流ができて大変に光栄に思っております。これらの中で、日本福祉施設士会の在り方も聞いております。 ・日本福祉施設士会は現在全社協の専門研修・生涯研修団体に位置付けられていますが、仕事を退職すると会員脱退が始まるわけです。会員の減少が年々深刻になり、現在の会員数は1千人余りまで減少していますので、何らかの対策が求められています。そこで、過去を知っている古い会員達は、原点に戻って考え直しましょうと前々からの機運があります。それは、施設数も増加し誰もが施設経営に参入できるようになり、管理者や施設長の質が問われるようになっていることです。すなわち、一定の施設経営の最低ラインが必要との考えから「国家資格化」に戻そうという動きが出ております。将来の若い管理者や施設長のために、張り合いのある、やりがいのある職場にするためには、全国一律の最低ラインが必要となり、地域福祉の公益事業も含めたリーダーが必要になります。このように考えるとやはり、目指すことは国家資格化であり、施設長のキャリアパスが必要になります。施設管理者や施設長の底上げが必要ということになります。 ・車内で話し合いを続けているうちに2日目の宿泊施設「縄文の湯」に到着。ここで2手に分かれます。大館能代空港から夕方便で帰途に就く6名と、明日のフルスケジュールをこなしていける会員の皆様と。再会を祝して別れの一人ひとにに握手を交わした。 ・夕食懇談会→「縄文の湯」は、お湯はもちろん季節料理も素晴らしい、とのお褒めの言葉がありました。ここでも会長は常に「ハーモニカ」をバックミュージックとし、会員一同和やかな雰囲気を醸し出しており、一日の行動の振り返りをしていました。途中から柴田陽清学園長も交流会に参加してくれ、有意義な時間を過ごしました。写真撮影の9名全て施設士会員となっています。 次回は、東京都福祉施設士会の3日目の日程となります。 ◆大潟村「道の駅」(八郎潟干拓道路ど真ん中に) ◆寒風山回転展望台 ◆記念撮影(展望台の外の広場) ◆男鹿市道の駅「オガーレ」昼食 アイスの食味は回して試食 ◆なまはげ館 室内の両側に ◆なまはげ実演場 家主との悪いことのやり取り ◆真山神社入口両側の鬼 ◆高橋智宏スサノオノミコトに(鬼の落した藁を使って) ◆高橋親子のデモンストレーション ◆150b「道の駅」二ツ井で ◆車内でのハーモニカの歌唱 041 ◆夕食懇談会 ◆夕食懇談も終わりに近づく ◆今日最後の記念撮影 |