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令和元年度日本福祉施設士会東北ブロックセミナー秋田大会 [2019年09月22日(Sun)]
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◆2日目の始まり 

令和元年度日本福祉施設士会東北ブロックセミナー秋田大会(令和元年9月22日)
「(テーマ)福祉施設長への期待とは !!」(2日目の出席報告)

◎講義9:00〜9:40 『今、なぜ改善活動が必要か』
社会福祉法人 郡山清和救護園 理事長 難波朝重 氏(14期)
(「福祉QC」全国推進委員会元委員長)

http://www.k-seiwa.or.jp/
(24枚のスライド使用、その中から主な内容を抜粋)
1、福祉QC活動とは→平成元年、日本福祉施設士会が「福祉業界に新しい発想による経営管理手法として導入」したのがはじめて。→利用者の意見や職員の提案をサービスの質の向上に反映させる業務改善の事。(昭和37年松山の電電公社が取り入れスタート)
(1)QCとはQuality Control(品質管理)→品質とはサービスの質・仕事の質(出来映え)、品質管理とはサービスの質・仕事り質の改善(自主管理)→仕事にはすべてに出来映えがあり、その出来映えを自分たちが自主的に管理すること。
(2) 福祉QCの目的→「利用者本位のサービス追及」「職員個々の質の向上」「職場間相互の協力と理解(全員参加)」「基本理念を踏まえて取り組む」

2. 今、なぜ改善活動が必要か
(1)時代への対応→「変革の時代に対応」「それへの適応と進化」のために、生き残りを目指して。
(2)サービス提供時の課題→「利用者が主体的に選ぶサービスの提供」「課題先取り解決・予防の重視」科学的データに基づいた標準化されたサービス「リスクマネジメントへの取り組み」「人材育成・魅力ある職場」など。
(3)仕事は「業務+カイゼン」です

3.福祉QC活動の3つのキーワード→問題を「合理的・科学的・効率的・効果的」に解決する方法→そのための3つの鍵「第1 QC的考え方」「第2 問題解決の手順」「第3 QC手法」あり。
・「第1 QC的考え方」→サービスの質が第一。利用者のニーズが焦点。チームでの業務。徹底したPDCAを回す。問題の本質に迫る。他責ではなく自責。ファクト・コントロール。プロセス・コントロール。再発防止(歯止め)。標準化する。→この10が考え方。
・「第2 問題解決の手順」(展開のプロセス)→@問題把握Aテーマの選定B活動計画作成C現状把握・調査D目標の設定E要因の分析(なぜ)F改善案の検討・実施G効果の確認H歯止めI反省と課題(問題解決型QCストーリーの場合)→「あるべき姿や目標」と「現状レベル」の乖離を「あるべき姿」までPDCAによって改善する。
・「第3 QC手法」→7つ道具といわれ、統計的考え方が起訴。教科書にも記載されていますので。→https://www.sk-quality.com/qc7/qc701_general.html

4.福祉QC活動の効果、期待→「サービス管理項目の改善」「お客様満足度を高める支援の徹底」「職場のかっせすか、自主性」「人材の養成」「少額費用での活動が可能」
5.37年間のQC活動成果(郡山せいわ園の例)
@お客様に満足を、職員に働く喜びを、をテーマに職員が1つになって改善活動に取り組む体制ができた。
A職員が継続しての取り組みや新しい取り組みに関しても果敢に挑戦する
B職場内の責任体制や協力体制ができ自浄作用が高まる。全職員での「」「」
C全職員での「知識は無限であり」「知恵」は何物にも勝る。
D究極の成果→「県立施設の民間移譲先に選ばれる」「第三者サービスで高得点」「全国大会で第1位」「日科技連よりQCサークル石川馨賞等受賞」→継続は力なり。
6.QC活動が定着できた理由(施設長等管理者の立場から)
@施設長としてQC活動の有効性や必要性を常に職員に説き、自分たちも改善活動に対する熱意を常に持ち続ける。〜自分自身も努力にずして「棚ぼた」はない〜
AQC活動支援には、「時間とお金を惜しまない」〜やがて何倍にもなって戻ってくる〜
B活動の評価を、目先の結果のみで判断しない→継続的に活動に取り組むことで、活動のテーマ改善はもとより、職員が着実に育っていくことが、実感できる。
C施設内発表大会などで、活動成果を職員全員・法人役員の前で評価する。〜活動のすばらしさを職員全員で共有化する〜
DQC活動に関する教育・研修を計画的に行う。
7.おわりに
私たちのカイゼン活動は、「ご利用者様の満足(質向上・利用して満足)」⇔「法人・施設の発展(信頼される法人施設づくりのために)」⇔「人材育成(職員の成長、やりがい・生きがい)」⇔「ご利用者様の満足(質向上・利用して満足)」を目指して活動します。

                                    (おわり)


◎ 9:50〜11:00 「福祉QCサークル活動発表」
◯障害者支援施設 合川新生園(東京都委託・秋田県)(1年目)
「車いすを安全に使おう」〜点検方法を知っていますか〜

・施設紹介→  https://aki-minsei.jp/publics/index/57/
・発表内容→職員の目が届かなかったところの車椅子に焦点を当て、共通化するために「手引書」の作成に至る。点検の流れやチェックシート作成あり。効果の確認では、職員アンケートを用い、目標達成にならなかったものの、1年目でよく頑張ったと思います。流れとしては標準化、反省とまとめ、今後の課題へと進んでいます。継続することです。

◯保育所  青森甲田こども園(青森県)(2年目)
「だらだら食べをなくそう !」-時間内で食べることを目指して-

・施設紹介→ http://www.minamifukushikai.com/koda
・発表内容→現状把握を4つの観点から。→現状把握で分かったことから目標設定(100%)。要因解析をし、対策の立案・実施→効果の確認では目標達成ならず、振り返り検証を実施→77.5%から88%へ。リフレイミングで92%と100%には至らず、残念ですが、2年目にしてよくここまで工夫しました。今後は目標設定をよくエビデンスのもとで設定することです。
頑張りました。今後ともサークル活動の拡大をよろしくお願いします。

◯養護老人ホーム 希望ヶ丘ホーム(福島県) http://www.k-seiwa.or.jp/kibou/
「あッ ! ? これぴったり ! !」〜自分にあった履物みいつけた〜

1.施設紹介→平成20年、福島県より移譲。定員70名。地域の中で地域とともに、自分らしく生き生きと、がモットー。
2.サークル紹介→8人。活動歴5年。
3.テーマ選定理由→履物が正しく吐かれていない
4.施設長コメント→1活動が与えた施設への効果 2実践者(サークル)に一言
5.活動計画→2月から8月まで。8つの項目に誰が。計画と実施あり。
6.現状把握→現状把握1‐1から1‐-9まで→現状1のまとめあり。現状把握2−1から2−7まで、まとめあり。現状把握3‐1から3‐5まで、まとめあり。現状把握4では3回、現状把握5では2回 →併せて5つの視点から26回も現状把握をしている。→5つの視点で分かったことから目標設定へと進んでいるのが特徴。
7.目標の設定→パレート図から。
8.要因解析→なぜを繰り返し、4次要因、5次要因まで枝をつけている。
9.対策の立案   10.対策の実施
11.効果の確認→1は5まで、2は2つ、3は6まで、4は3、5は2で確認は18項目になっている。
12.歯止め  13.波及効果  14.まとめ  15.今後の課題 となっている。

《このサークルから学ぶべきこと》↓↓
・あらゆる視点からの現状把握をしていること。多ければ多いほど良い。何について現状把握しているかを整理し、「そこでわかったこと」をさらに全体でまとめて「目標設定の根拠」としている。
・効果の確認もQCの7つ道具を駆使しわかりやすくまとめ変化を比較したグラフを用いている。サークルメンバーの役割をもう一度見直す。
(おわり)

◎11:10〜11:20 閉会式
・次期開催県挨拶 山形県福祉施設士会々長
・閉会の挨拶 秋田県福祉施設士会副会長



◎(全日程を終えて)感謝です。ありがとうございました。
・感想として、祝氏の「働き方改革と労務管理」よく理解できました。
・まず、この大会までご協力いただきました秋田県社会福祉協議会の皆様はじめ、関係団体の皆様には、開催までのお骨折りいただきまして、感謝とお礼を申し上げます。
・次に、秋田県福祉施設士会会員の皆様に大変にご難儀をおかけしました。特に、事務局の皆様には「手作りの小冊子」を作成していただきました。
また、当日の2人の司会者はよくやってくれました。ありがとうございます。
・そして、参加者の皆様、熊本県、福岡県、東京と兵庫県からの参加に感謝します。
・何よりも、高橋会長の「基調報告」、3県の発表の方々や、福祉QC実践者には、良い材料を提供いただきました。福祉施設士の施設はよく頑張っていると思いました。
・次の山形県大会開催でも、すべての参加者で会いたいものですね。 
それまで身体を大切にご自愛を!! 
それでは、バイバイです。

次回は、前々回の「参考資料1-1〜参考資料1-2」からで、最後の資料です。

◆2日目の始まり 
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◆2日目も菅原先生の司会で
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◆難波先生講義「福祉QC活動について」  
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◆合川新生園1年目の発表ご苦労様 
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◆青森甲田こども園発表
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◆青森甲田こども園「目標に達せず再度の挑戦」 
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◆日本一の発表「希望ヶ丘ホーム」
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◆3例発表後の公表する「難波先生」
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◆質問と意見を述べる神戸の「笹山先生」
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◆答える合川新生園サークルメンバー
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◆意見を述べる熊本の岡田副会長 
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◆次期開催県の高梨会長 
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令和元年度日本福祉施設士会東北ブロックセミナー秋田大会 [2019年09月21日(Sat)]
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◆上記は、ブロックセミナー前の秋田県会員の各役割確認をしているところ。

令和元年度日本福祉施設士会東北ブロックセミナー秋田大会(令和元年9月22日)
「(テーマ)福祉施設長への期待とは !!」 への出席報告です。

主催 東北ブロック福祉施設士会・秋田県福祉施設士会
期日 令和元年5月18日(水)〜9月19日(木)
会場 秋田キャッスルホテル(秋田市中通1−3−5)

◎開催要綱から(要旨)↓↓
・社会福祉法の改正以来、法人・施設は、地域住民の信頼を勝ち得るために、その組織の体制強化や透明性、広域活動の推進などに取り組み、自法人・施設が地域になくてはならない存在になっていく必要が謳われている。国は「誰もが支え合う地域の構築に向けた新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン」を提唱し、地域社会におけるあらゆる課題解決策として、私達に横に繋がって協働化する、総合化する、あるいは多職種連携という形で、我がこととして、丸ごとと捉え、共生社会の実現に取り組むよう求めている。 更にまた、一億総活躍社会を実現すべく、従来の働き方を見直し、誰もが生き生きと働き続けられる働き手を中心とした働き方改革も主導している。 このような社会の流れの中で、私たち福祉施設長は、「具体的姿勢と行動」→法人・施設が置かれている地域と社会に積極的に役割を果たしていかなければならない。
・本セミナーでは@そうした時代が要求する課題に向き合うための実践力を高めるため、日本福祉施設士会が推進する「施設長としての姿勢と行動」について具体的な取組の報告を行いAさらに提供している施設サービスの質の向上を図る観点から、事例改善活動としての「福祉QC(クオリティコントロール)手法」による活動の普及と促進を図ることとし、その講義と福祉QC活動の実践報告・事例発表を行います。
・参加者全員→友好的な学びの場となり、「今後の仲間意識の醸成と福祉文化の向上」を期待するもの。

◎参加者→95名(東京2、熊本1、福岡県2、兵庫県4、東北各県86名)
・会員→35名。 交流会参加→68名。


◎↓以下日程に沿って要旨を記載します。開会時間は13:00より
◎開会式(来賓→秋田県健康福祉部長、秋田市健康福祉部長、秋田県社会福祉協議会長、秋田県老人施設協議会長、秋田県知的障害者福祉協会長)
○来賓あいさつ
→「だれもが生まれた地域・その場所で、その人らしさを持ち、生きがいを持てるような社会。幸せを感じられるような社会づくり」へと、国主導の施策が次から次へとやってくる。→「我が事丸ごと」に始まり「一億総活躍社会」「働き方改革」、さらには人材不足のためRPAやIoTなどを視野に入れた2040年後の働きを見据えた「Society5」まで「見える化」の社会。法人・施設は行政を補完するとともに地域住民からの「サービスの見える化」に発想を変えていく必要アリ。地域づくりに貢献していくことが大事。

◎「基調報告」(13:40〜14:20) 日本福祉施設士会高橋紘会長
『福祉施設士のキャリアパスを考える』〜人生100年時代の会員各自の個別計画〜

(47枚のスライドにまとめているが、報告時間が30分しか用意されていなかったので、要点が↑上記のテーマになる。以下、スライドのテーマを羅列的に。↓↓)
○蛯名先生をしのんで→青森県福祉施設士会会長の8月のご 逝去に対して思い出をスライドにして語る。昨年の同大会は青森県。
○福祉施設士のキャリアパスの作成手順→「福祉職員キャリアパス対応生涯研修課程」との整合性を図りながら、日本福祉施設士会資産の有効活用 をする→研修の階層化・計画化提供 、「福祉施設士」として各自の資質向上将来展望(中長期計画)、厚生労働省ポータルサイト等の活用 、人生100年時代の「福祉施設士」の在り方(生涯研修とは)を作成する。(経済産業省ポータルサイト →社会人基礎力 〜人生100年時代の社会人基礎力〜を参考にしながら)
・会員一人一人のキャリアパスの確認(自己理解のすゝめ)→研修経歴・趣味特技、強み、個々のキャリアアンカー(個別条件・こだわり)の確認 、環境一覧(地域・家族・その他の条件) 、人生100年時代の社会人基礎力の意味するところの理解、現状の力量を把握(チェックリストで自己評価)、自己実現の方向性の確認 、日本福祉施設士会事業の活用。
・キャリアパスに使う資産の確認(仕事の理解)→スキルを向上するための資産のリストアップ8例 →「施設長のための業務チェックリスト項目 」「福祉施設士・6つの姿勢と12の行動 」「実学講座項目: リスクマネジメント・災害対策、法務課題、情報管理、人事労務」「福祉QC活動ガイドブック」「日本福祉施設士会倫理綱領」「実学講座項目:経理・財務、虐待防止と権利擁護 」「福祉施設長専門講座研修項目」「「福祉施設長の在り方に関する検討会」報告書 」→人生100年時代の社会人基礎力自己評価表作成→これまでの経験を踏まえ自らが社 会に提供できる 価値はなにか。多様な人との関係性を活用し、 活躍の場や活動 の領域をこれまで より広げているか。持続的に活躍し 続けるために必要 な学びはなにか ・経験等を引き継 ぐための学びはな にか。
○以下のスライドは、スキルを向上するための資産のリストアップ8例の一つ一つを説明。評価表(それぞれ項目の1〜10段階など)を作成して現状の自己の理解度を知る。

○「人生100年時代」に求められるスキル→以下の2つ↓↓

・業界等の特性に応じた能力 【アプリ】→社内スキルと専門スキルあり。
・社会人としての基盤能力 【OS】 →社会人基礎力、キャリア意識、マインドがある。
人生100年時代の働き手は、【アプリ】と【OS】を 常に“アップデート”し続けていくことが求められる。(経済産業政策局 産業人材政策室)
・今までの「社会人基礎力」とは→3つ。「前に踏み出す力 (アクション」「考え抜く力 (シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」
・「人生100年時代の社会人基礎力」とは→「人生100年時代の社会人基礎力」は、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義され、社会人基礎力の3つの能力/12の能力要素を内容としつつ、能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられる。
○期待される「福祉施設士」に!!「アプリ」→福祉の専門家としてとして積極的に成長・進化するために4つの項目を回して次元を高める。
○福祉施設長専門講座履修科目をベースに→福祉施設士資質の維持管理・資質向上・・キャリアパス記入例→マネジメント力を年齢ごとにどう高めるかという100歳までの図式あり。
○社会情勢への対応=絶えず新たなスキルの獲得やアップデートが必要→「地域共生社会」の実現に向けて分野横断の政策展開 」「働き方改革」その他の福祉法の実践。
○残りのスライドは「日本福祉施設士会」のあるべき姿と組織、活動内容の紹介。
http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/

◎【講演T】『働き方改革と労務管理』14:30〜15:20
祝修二社会保険労務士事務所所長 祝 修二 氏
○労務管理の基礎知識→平成17年4月〜平成31年4月までの法改正をわかりやすく説明。
↓ ↓ ↓
平成17年4月   次世代育成支援対策推進法
平成18年4月   公益通報者保護法
平成19年4月   改正男女雇用機会均等法
平成20年3月   労働契約法(別紙参照)
平成20年4月   改正パ−トタイム労働法
平成22年4月   時間外労働に係わる割増率引き上げの改正
平成22年6月   育児・介護休業法の改正
平成23年4月   次世代法に基づく行動計画の策定・届出の拡大
平成24年4月   育児・介護休業法の改正
平成25年4月   改正労働契約法
平成25年4月   改正高年齢者雇用安定法
平成27年4月   パートタイム労働法
平成27年4月   次世代育成支援対策推進法の延長
平成27年12月  ストレスチェック制度実施
平成28年1月   マイナンバー制度
平成28年10月  社会保険法の改正により適用拡大
平成29年1月   育児・介護休業法の改正
平成29年1月   65歳以上の方への雇用保険適用拡大
平成29年10月  育児・介護休業法の改正
平成30年4月 障害者の法定雇用率の引き上げ
平成30年4月   有期労働契約から無期労働契約への転換
平成31年4月   一定日数の年次有給休暇の確実な取得

○日本の合計特殊出生率の推移
○世界の合計特殊出生率の推移
○(ア) 人手不足等の現状〜人手不足は恒久化しうる経営課題
○(イ) 労働時間等の現状〜年間総実労働時間の推移
○(ウ) 非正規雇用の現状〜パートタイム労働者に対する各種手当等の支給状況
○労働条件通知書の様式↓
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/keiyaku/kaisei/dl/youshiki_01a.pdf
○労働時間の原則と例外
(1) 労働時間の「原則」は、休憩時間を除き、「1週40時間・1日8時間」→これを超えると、労基法違反! (6か月以下の懲役または 30万円以下の罰金)
(2) 例外:変形労働時間制等 仕事の繁閑に応じ、一定期間を平均し週40時間以内で所定労働時間を設定するなど
(3) 例外:36協定の締結・届出  協定の範囲内であれば残業や休日出勤させても労基法違反にはならない! ◇残業や休日出勤する義務の根拠⇒労働契約・就業規則・労働協約などの「時間外・休日に労働させることがある」旨の定め
○法定休日 →法定休日は原則毎週少なくとも1日。例外として、4週間に4日以上。
○労働時間の特例と弾力的な労働時間制度→週40時間の特例、変形労働時間制度あり。
○時間外・休日労働に関する労使協定→36協定:従業員の「過半数代表者」と結ぶ書面による協定。
○時間外・休日・深夜労働の割増率 →(1)割増賃金の算定基礎から除外される賃金は、@家族手当、A通勤手当、B別居手当、C子女教育手当、D住宅手当、E臨時に支払われる賃金、F1か月を超える期間ごとに支払われる賃金の7種類。
○年次有給休暇制度→5日取得は義務。年休を取ったら賞与を減額するなど不利益取扱は禁止!
○就業規則→常時10人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成し、労働者代表の意見書を添えて 労働基準監督署長に届け出なければならない。 ※パート等を含め常時10人以上の事業場には届け出義務がある。(労基法)
○最低賃金(最賃法4)
○働き方改革関連法の改正内容の概要→労働時間に関する制度の見直し(労働基準法、労働安全衛生法)ア 長時間労働の是正(労基法第36条) @時間外労働の上限規制の導入(導入時期:大企業2019年4月、中小企業2020年4月)
○勤務間インターバル制度の普及促進等(労働時間等設定改善法)
○現行の非正規雇用労働者の待遇に関するルール
(1) 非正規雇用労働者(パートタイム労働者/有期雇用労働者)の待遇に関する現行法のルール
(2)「同一労働同一賃金ガイドライン案」の概要 →@基本給の均等・均衡待遇の確保A各種手当の均等・均衡処遇の確保
○ハラスメントの種類 ↓
https://business-textbooks.com/harassment32/

(参考)働き方改革特設サイト(支援のご案内)↓↓
https://www.mhlw.go.jp/hatarakikata/index.html


◎【実践報告】16:00〜17:30 『今後の福祉施設経営の在り方とは…?』
報告@岩手県報告「社会福祉法人における社会貢献」
(福)障害児・者施設 黄金荘 得田和明 氏

http://www2.iwate-ed.jp/mae-y/sinro/shisetsu/ougonsou/ougonsou1.htm
・法人の所在地→岩手県西磐井郡平泉町平泉。岩手県南で藤原三代(四代)の町で、江戸時代は伊達藩に属していた。 平成23年6月に世界文化遺産に登録された中尊寺、毛越寺等のある町の法人。 ※ 「抜・苦・与・楽」(藤原秀衛) (浄土思想 ?)
・社会福祉法人幸得会の概要@A→沿革、施設種類の定員・内容紹介。
・幸得会が実施する地域貢献@→児童の送迎 (特別支援学校に通学する児童の無料送迎を実施) ※当法人の放課後等デイサービス利用が条件
・幸得会が実施する地域貢献ABC→A県道の清掃 (県の土木事務所と協議し、県道の清掃を実施)。B地域行事である大文字焼きの薪の搬送支援(毎年お盆の平泉町の行事である大文字焼きに使用される薪を山の指定場所に搬送し設置する支援を、町の中学生と共同で実施)。C中尊寺月見坂での車イス押しボランティア(中尊寺参拝観光客の車イスを月見坂の下から坂上まで押すというボランティアを行っている)。
《最後に》↓
1 利用者のニーズに対し真摯に向き合い、利用者に満足していただける支援ができるように努めていきたいと考えています。
2 利用者の人生を支援する私たちは、利用者の人生が「自分らしく」「普通の暮らし」で「豊かで」「実り有る」人生を送ってもらうことです。そのためには、「安全で」「安心な」「自由に」「自分の意思で」「自信をもって」「豊かな消費生活で」、「地域社会に参加し」「活動する」という生活に支援によって限りなく近付けることであると考えます。
3 利用者に自分の人生は良い人生だったと思ってもらえるような支援に努めたい。
4 障がい者が地域の住民として普通に暮らすための支援「人は助け合いの中で生活している。」その助け合いの輪の中に障がい者が入るためには、助け合いの輪が「バリアフリー(環境だけではなく、心のバリアフリーも含めて。)」になる事が大切である。障がい者を受け入れる地域作りを行って行く。
5 障がい者支援は、支援する年齢が児童から高齢者までと大きな幅があることから、人生支援を共生を通じて行っていくことが大切と言える。
                            (社会福祉法人幸得会)

○報告A宮城県報告「外国人材受入の経過と現状」
(福)宮城福祉会 特養ホーム 松陽苑 松川弘氏(宮城県名取市手倉田字山212)

https://www.miyafuku.jp/corporation
< 施設の概要 >
1 施設名称   特別養護老人ホーム松陽苑  
2 構  造   鉄筋コンクリート造陸屋根一部2階建  延床面積  2,700.55u 
3 定  員   長期入所 80床 短期入所 7床  昭和59年4月開園 多床室
4 外国人材 (インドネシア人)5名(EPA介護福祉士1名、EPA介護福祉士候補生4名)
< 具体的な取り組み >
1 受入人員(同法人運営施設養護老人ホーム松寿園、視覚障害老人ホーム松風荘合計延人員)
平成20年度第1陣に応募するも、マッチングできなかった
平成22年1月  EPA第2陣介護福祉士候補生 4名受入から現在まで合計延 16名
令和元年12月  EPA第12陣介護福祉士候補生  2名 (予定 )
2 宿舎の提供
  名取市手倉田字諏訪に諏訪宿舎(施設から800m)2棟新築し 13室を提供している
3 受入体制の検討
1)お祈り時間・場所を提供している。ムスリムの女性にはジルバブの着用を許可している
2)学習時間と場所の提供に加え、学習支援施設職員を配置し、自己学習を支援している。
3)宮城県主催 「EPA等外国人の国家資格取得に向けた養成講座」 受講を支援している。
4)東北学院大学 日本語学習グループ「みんぴ」 に学習場所を提供し支援している。
5)EPA介護福祉士候補生在留資格の更新手続きや介護福祉士を取得し特定活動」から在留資
格更新制限をなくするための出入国在留管理庁事務手続きを支援している。
4 ご利用者、ご家族への説明
施設ご利用者及びご家族の皆様に、ムスリムの女性の方々は、宗教上の理由により、ジルバ
ブを着用することを、丁寧に説明し理解を求めた。
< 活動の成果と評価 >
1施設ご利用者はEPA介護福祉士候補生を敬遠せずやさしく丁寧な介護に好感を持っている。
2 ご家族は「バルちゃん」等と親しみを込めて対話を図っている。
3 施設介護員は、インドネシア語の挨拶を教わり、使用することにより、異文化交流もでき、
職場雰囲気は良くなっている。また、まじめな業務遂行を見習うところもあり、職員にとって
も、良い刺激になっている。
4 半年間は人員基準に算入できないものの、母国の看護資格を有していることから、入職後は
少しの指導で良好な業務遂行が可能である。夜勤や早番、遅番等勤務シフトにも入っており、
介護員のみならず看護師からも、信頼することができると評価を受けている。
5 施設就業前、日本語研修は、母国で半年、日本で半年 標準語により学習をしてきているの
で、職員と の一般的意思疎通は概ね良好だが、入職後は方言で話すご利用者の方々の言葉は
難解で、本人たちは大分苦労した。 (おわり)


○報告B山形県報告「公益的取組み」→オレンジカフェ「はとぽっぽ」4年目の足取り
(福)松風会 特養ホーム はとみね荘  鈴木景久氏、今野慎 氏

http://www.shoufukai.net/hatomine-so.html
・法人設置運営理念、事業所紹介、はとみね荘概要の説明。
・認知症施策の推進→新オレンジプランから【基本的な考え】から説明。
・認知症カフェ発足までの経過→平成27年8月、高畠町より依頼。プロジェクトチーム発足。企画書、見積書の提出を経て、同年11月にオープニングセレモニー。平成30年4月より独自事業として実施、現在に至る。
・事業内容・目的→月1回以上、1回2時間程度。利用者相互交流、啓発の場、周知を積極的に。住み慣れた地域で安心して尊厳のあるその人らしい生活をつづけ、家族の介護負担の軽減、地域住民、専門職のだれでも参加し得る場所として。
・活動内容→口腔体操、全身体操、相談・交流、予防レクレーション、その他必要なイベント(芋煮会など)→活動風景の写真あり。
・利用実績→H27年11月〜H28年3月まで10回、実人数30人。平成30年度は24回・56人(延べ人数301人)
・現状について→ボランティア人数が少ないものの、利用者の居場所づくりには役割を果たしている。利用者が積極的にかかわる活動には至っていない。
・今後について→運営の仕方を工夫しながら、利用者やその家族から相談があった場合にスムーズにスタッフ間でスムーズな情報の書き九人をし、共有していくこと。各地域の施設にも協力を求めながら楽しい場所として活動していきたい。

◎この後の交流会(18:00〜20:00)を経て第1日目は終了する。
   次回は、「2日目」からです。

◆受付の始まり
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◆セミナーの始まり
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◆開会宣言 当番県挨拶 
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◆来賓からの挨拶(秋田県、秋田市、秋田県社協会長)
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◆会場風景(矢留の間)
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◆高橋会長基調報告
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◆祝氏の「働き方改革と労務管理」
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◆実践報告発表 
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◆(特養)松陽苑の松川氏とインドネシアのデシスバルカーさん(介護福祉士)
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◆会場の風景
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◆以降は「交流会場風景」となります 
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◆交流会司会者 
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◆アトラクション オカリナ演奏
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◆高橋会長のハーモニカ演奏にわせて歌う宮城の佐藤さん
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◆各県ごとの余興 
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◆日本福祉施設士会岡田副会長(熊本県から)
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◆交流会1本締め 
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日本福祉施設士会 創立40周年 令和元年度 第41回 全国福祉施設士セミナー参加報告 [2019年07月09日(Tue)]
日本福祉施設士会 創立40周年 令和元年度
第41回 全国福祉施設士セミナー参加報告
(令和元年7月4〜5日開催)
http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/annai/pdf/k_semi_2019_02.pdf
(以下、要点を交えながらポイント点を記す。)
◎【第1日】 7月4日(木)

○【開会式・記念式典】13:00〜13:30 (30分)
・挨拶→日本福祉施設士会々長 高橋紘氏、全国社会福祉協議会事務局長 松島紀由氏
(少子高齢化社会、人生100年時代を見越してどのような社会へと目指すのか。中央から地方の時代へと。日本福祉施設士会40周年を契機として行動ありき、と受け取った。)

○【基調報告】 13:40〜14:20 (40分)→日本福祉施設士会々長 高橋紘氏
テーマ:「今までとこれから 福祉施設士のキャリアパスを考える」
・今後の方向→40年の実績を踏まえると同時に、それぞれの施設士が自己診断していく、今までの資料を再整理すること。継続は、人材確保・研修に力点。組織のキャリアパス導入を考えてみては?
・キャリアパスに使う資産の確認→「施設長のための業務チェックリスト」「福祉QC活動ガイドブック」「福祉施設地用専門職講座研修項目」「実学講座人事項目」「倫理綱領」「福祉施設士行動原則〜6つの姿勢と12の行動」「実学講座リスクマネジメント・災害対策」「実学講座項目 経理と財務」「実学講座項目 虐待防止と権利擁護」・・・等々。
・会務の運営→全国セミナー、各ブロックセミナー、都道府県セミナー、「福祉QC全国発表大会」の充実。
・委員会組織活動→「総務」「調査研究」「生涯研修」「福祉QC活動」「広報」の各委員会活動の見直し。

○【行政説明】14:20〜15:05 (45分)
講師:厚生労働省社会・援護局地域福祉課地域福祉専門官 玉置隼人氏
テーマ:「地域共生社会と福祉施設 〜福祉施設士への期待」↓↓

・行政説明では→パソコン画面で説明、ほとんどの画面が以下の第1〜2回の「地域共生社会推進検討会」での議論説明、第3回目の検討会議論結果が出ると思われるので、3週間後くらいかなとの説明があったので乞う期待です。
◆第1回地域共生社会推進検討会 令和元年5月16日)↓↓
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000512110.pdf
◆第2回 地域共生社会に向けた包括的支援と多様な参加・協働の推進に関する検討会(令和元年5月28日)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000213332_00003.html
◆未来投資戦略 Society 5.0 の実現に向けた改⾰2017↓↓
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/sankou_society5.pdf
・地域包括ケアシステム強化のための介護保険法等の一部改正法律
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/193-06.pdf

・レジメの目次は?↓↓
はじめに
1. 社会の変化と社会保障政策の動向
2.「地域共生社会」の実現に向けた取り組み
これまでの経過
地域共生社会推進検討会
3. 関連施策の動向
ひきこもり支援
地域福祉計画の策定、改定の促進
生活困窮者自立支援制度の推進
成年後見制度の利用促進

・要点のポイント→これまでは、地域で「地域包括センター」の役割が大きく影響してきたが、今後の「関連施策の動向」に踏み込んでの議論となる。第3回目の検討会では、1回目、2回目の検討会を踏まえて、具体的に市町村レベルで「あらゆる住民の解決策」が一人ひとり自分らしい生き方を模索するための「市町村システム作り」へと進んでいく。しかし、市町村は、努力義務が課されているものの、どこまでやってくれるのかわからないが、国としては見本を探してお示しするということ(モデルは2回目にある)。「我が事丸ごと」→「一億総活躍プラン」→「働き方改革」→「Society5.0」に向けて全世代型社会保障時代に向けて国が率先して取り組んでいく意欲が感じられた。特に、市町村体制の「相談支援」の在り方は、専門家の多職種連携、相談地域の範囲、見守り体制をどうするのかが大きな課題となる。現場レベルでの協働化を前提にあるべき姿の検討会を進める。
説明のレジメに対して時間不足であったがために記載レジメ説明のないものもあったことは残念であった。

○【記念講演】15:20〜16:20 (60 分)→社会福祉法人慈愛会 理事長 潮谷 義子 氏
テーマ:「我が事、丸ごと 地域共生社会における福祉施設長の役割」

― 広がり、つながり、共感し、応える ―
Tテーマ遂行にあたり、組織としての共有感を持ちましょう
1.社会福祉施設は、全国津々浦々に存在する組織
2.地域共生社会の理念達成のために連携をする
3.施設士会組織は多様な施設の多様なリーダー、会員の集合体、多様な主体が参画してきた40年の歴史を持つ貴重存在、
U「我が事丸ごと」地域共生社会の法的な背景
1.理念を実行へ
2.実現には覚悟が伴う→憲法25条とは? 先人たちに学ぶ視点必要あり、 公助・共助から自助・互助・共助・公助へ、 様々な課題に直面している市域社会で活動(1990年代以降のバブル崩壊後就職困難時代、ニート・フリーター・ホームレス・住居のない人・ひきこもり・DV・虐待・行きずりの殺人)、難民化(買い物・医療・介護・教育・交通等々)、
V 地域包括ケアシステム強化のための介護保険法等の一部改正法律(予防・認知症対策のサービスモデル)・・・・・等々
W今 何をなすべきか、これから・・・・。
1.いまできることから→
共生社会のモデル作り(専門家としてのバックアップつくり)、住民参加を構想の段階から求める、柔軟な発想、楽しい自己肯定感と対等な関係、自立した関係(相互の足らざるところを補い合う関係→あなたを見放さないというメッセージ)
2.「これから」を考える・・・人生100年時代
・未来から「預かりものの社会」という認識
・過去の経験則だけでは対応できない
・変革と再構築の社会環境
・AI IoT 情報、ロボット工学、生命医学等々の進展・・・学び続ける意欲と理論と実践の融合。  ※社会福祉施設士会評価→公共依存からの脱却にある。

X 最後に私たちは「かくや ありたい」
絶望のとなりに誰かが そっと腰かけた
絶望はとなりの人に聞いた 「 あなたは いったい誰ですか 」
隣の人は 微笑んだ 「 私の名前は希望です 」 
やなせたかし「絶望のとなり」より

・要旨・感想→潮谷先生のお話は何度も聞いていますが、そのたびに話の円熟度が増してきています。特にレジメの『X 最後に私たちは「かくや ありたい」やなせたかし「絶望のとなり」より』の絶望と希望の関係は「相手に寄り添うとは?」大いに考えさせられ、実行に移すべきと思う。まさに感性のレベルでWin-Winの関係であり、相手から見たら信頼されるということ。目的はこの関係ですが、なかなかそうはいきません。昔から人間は「知・情・意のバランス」で動いていますが、「情」のレベルを共感して、なおも寄り添いながら希望を保ち続けるということでしょうか。 (あなたを見放さないというメッセージ)
社会福祉施設が、全国津々浦々に存在する組織として団結してその地域をフォローするならば、確かに一億総国民の活躍プランに合致するでしょう。
今回も、とても考えさせられるお話でした。 ありがとうございました。

○【講演】16:30〜18:00 (90分) →小川社会保険労務士事務所 代表 小川 美也子 氏
テーマ:「福祉施設における働き方改革」
「働き方改革」の実現に向けて(厚生労働省)↓↓(時間を要するので勉強すること)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
働き方改革〜一億総活躍社会の実現に向けて〜↓↓
https://www.mhlw.go.jp/content/000474497.pdf

↓以下のように整理されてパソコンで説明。
・労働契約の概要
・働き方改革〜一億総活躍社会の実現に向けて〜
・基本的な労働基準法→1.労働時間 2.時間外労働 3.年次有給休暇
・働き方改革ポイントT
・働き方改革ポイントU
・働き方改革〜今後の課題〜→1.福祉施設における労働の特殊性 2.職員区分 
3.求人と定着率と賃金
・↑上記の感想→今すぐ始めねば間に合わない→例えば5日間の有給休暇取得問題で、もしインフルエンザ時期にまとめて休暇にしたらどうしますか、法令が優先されますので違反の場合は罰金30万円以下になる。勤務時間記載長は3年間保存です。さかのぼって処理されないとも限りません。各事業所は準備が必要です。従来の経営の仕方では酌量の余地なしと感じました。使用者(理事長・施設長)は大いに勉強の必要アリです。

○【交流会】18:30〜20:30
・門司港より「バナナのたたき売り」が余興でした。→前席で参加しているので、買いたかったのですが、持って帰れそうもないので、見ているだけでした。すると高橋会長が参加されて気が付いたらそれぞれのテーブルに1本ずつ配られていました。さすが会長さんですね。その青いバナナ→1日後に真黄色になり、中身はまだ堅かった。夏だからかな?
・特にびっくりしたこと→お酒の力を借りてそれぞれ交流している際に、仙台・東北福祉大学のことが話題(会場には知ってるだけで7〜8人)となり、当法人職員の名前を言ったら知っているという。不幸にして事故遭遇して亡くなったことを告げたら相手方も知っていた。同年配らしい。はるか福岡まできて自分の部下であった職員を思い出すとは予想だにしなかった。自分の責任のように感ぜられ、再び襟を正さなければならない想いがした。


◎【第2日】 7 月5日(金)
○ 9:30〜11:50(140分)「外国人技能実習生の受け入れについて」

・外国人介護職員の雇用に関する介護事業者向けガイドブック
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000496822.pdf
・外国人介護人材受け入れの仕組み
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/311861.pdf
・日本語能力水準
https://www.jlpt.jp/about/levelsummary.html
(コーディネーター)日本福祉施設士会副会長 岡田好清氏
(シンポジスト) HOPEWELL 代表 河野 葉子 氏(ミャンマー日本語学校)
(社福)杉和会 理事長 若山 宏 氏
西日本良友営業部長 曲春懐 氏(元外国人技能実習生)
西日本短期大学 社会福祉学科 学科長教授 中野幹子 氏

・西日本良友(株) http://finance.huagu.com/fycz/20190105531869.html(翻訳ソフトで)
営業部長 曲春懐 氏(元外国人技能実習生)→中国人。現在この会社の営業部長になり、日中の架け橋(7年間)として教育機関・福祉施設と連携しながら介護・看護分野での外国人育成業務に携わっている。→介護人材を育成するための学費負担、勉強とアルバイトの両立をさせる、住居の手配、心のケア、帰属感など中国人引き受けに対する課題解決に取り組んでいる。技能実習生で日本へ。日本語の取得のために中国との往来で現職。介護人材の世話をする。
・HOPEWELL 代表 河野 葉子 氏(ミャンマー日本語学校)→ミャンマーにおける介護技能実習生の送り出しの現状の紹介。河野氏は10数年間日本、インドネシア、シンガポールで5星ホテル勤務の実績を生かし、ミャンマーで旅行会社を立ち上げ、日本語学校も設立、2015年現在のホープウィル人材派遣会社(http://www.myanmar-hopewill.com/ )を設立している。2013年本格的にミャンマーからの技能実習生の送り出しが始まる。→いわゆるミャンマー人の特徴をとらえながら日本に貢献している。アジアの中で一番におとなしいという。
・(社福)杉和会( http://www.sugiwakai.jp/)理事長 若山宏氏→EPA(経済連携)に基づき2009年インドネシア介護福祉候補生4人の受け入れ、現在までに18人の受け入れ。今年度は、ベトナムより留学生2人を受け入れ、中部学院大学短期大学に入学し2年後の介護福祉士合格を目指している。更に、新規EPAインドネシア人2名の介護福祉候補生がやってくる予定。
職員の安定的確保と育成に努めている。(宿舎提供20部屋あり。家族もいる。)
・西日本短期大学 社会福祉学科長教授 中野幹子https://www.nishitan.ac.jp/bekka/→中野氏はもともと看護師出身。留学生受け入れ(4年間の状況報告)がテーマ。2015年1回目の留学生入学許可ベトナム5人の女性。→受け入れ側で、まじめな性格・資格を取りたいと思っていたりの意欲的姿勢にこだわった。困ったこととしては、6か国の受け入れから日本語を理解してもらうことの難しさ・どの程度生活に困っているかの経済事情が見えにくい・日本人への遠慮などから研修生を見てみたとき、教員が専門職でありすぎる、ということに気が付き生活にも目が行くようになる。(留学生は28時間のアルバイト)。このほかに留学生を受け入れていいと思うことや課題などスライドにまとめて説明。福祉施設と外国人との介護人材として橋渡しの役目をしている。

・↑上記は岡田コーディネーターの進行→フロアからの質問や意見をまとめている。「外国人介護職員の雇用に関する介護事業者向けガイドブック」「外国人介護人材受け入れの仕組み→4つのパターンあり」「日本語能力水準」の参考資料あり。
・以上簡単ですが、【シンポジウム】要旨に代えさせていただきます。

○【閉会挨拶】11:50〜11:55 (5分) →日本福祉施設士会副会長 古谷田紀夫氏
◎参加者名簿から→235名の参加者。(初めての地方開催としては成功でしょう。)

次回は、第94回 社会保障審議会障害者部会「資料5 難聴児の早期支援に向けた保健・医療・福祉・教育の連携プロジェクトについて」からになります。


◆会場へ向かう途中 昼過ぎに博多駅前で 
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◆全国セミナー受付(東北ブロックセミナー宣伝用チラシ入り口に置く) IMG_1913.JPG

◆司会・進行者   開会式来賓  
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◆会場風景(235名) 
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◆福岡県副知事挨拶  福岡県社協事務局長(会長代読)   
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◆特別表彰(杉本憲彦氏)  受賞者挨拶(前田光泰氏)  
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◆高橋会長の基調報告 
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◆厚労省地域福祉課 玉置隼人専門官 
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◆潮谷義子氏  
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◆小川 美也子氏「福祉施設における働き方改革」 
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◆懇親会場  名物バナナのたたき売り(アトラクション) 
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◆高橋会長懇親会挨拶もしたが、余興でハーモニカ演奏場面 40
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◆(懇親会場)古谷田副会長率いる法人職員たち(おもてなし感激したよ) 
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◆会場からホテルへ向かう博多駅正面の夜景(20:50分頃) 
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◆2日目「シンポジューム」 4人のシンポジストで 
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◆(コーディネーター)日本福祉施設士会副会長 岡田好清氏  会場からの質問者
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◆全日程終了 閉会式 日本福祉施設士会副会長 古谷田紀夫氏 
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第41回 全国福祉施設士セミナー参加報告 [2019年07月08日(Mon)]
日本福祉施設士会 創立40周年 令和元年度
第41回 全国福祉施設士セミナー参加報告(令和元年7月4〜5日開催)

http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/annai/pdf/k_semi_2019_02.pdf

◎7/4午後の全国セミナーに先立って
○当法人(県北報公会)から4名の参加
→大館能代空港より10:55発、羽田空港経由で福岡空港着15:20分。しかし、羽田空港の乗り継ぎまでは一緒であったが、飛行機の予約が各人であったために、羽田空港第1や第2ターミナルに乗り継ぎが別れてしまい、福岡空港ではそれぞれになってしまった。しょうがなく一人行動をとってしまう。

○大宰府を訪ねて→当日の天候が気になり半分あきらめてかけていた(九州地方特に南部の記録的な大雨による影響)が、福岡空港到着時には幸いにも雨がやんでいたので予定通り決行することにした。身軽な一人旅とは実にいいものだ。決断したとおりに行動できる。地下鉄空港線・福岡空港→天神駅、西鉄線で特急(大牟田行き)で「二日市」へ→乗り換え太宰府(16:20)へ。すぐに「駅前の案内のおじさん」がバスよりもタクシーを進めてくれたおかげで時間を意識でき、有意義な時間にしようと心に決めた。

○新元号「令和」ゆかりの神社「坂本八幡宮」へhttps://yaokami.jp/1401938/→タクシーで神社前に到着(所要時間10分、980円、16:45分頃)。丁度大型バスの団体が見学を終えていたので、つかの間の閑寂があった。参拝後に、ふと気が付くと「石塔」にろうそくをともす「おばあちゃん」がいたのでその訳を訪ねてみた。地区の班ごとに当番で順に管理しているという。ジーと見ていたらお賽銭後にお参りしていたので、当番になった人は、きっとそうするに違いないと思ったら、今後も地域で護持されていくことに感無量になる。

・氏子の「田中さん」との出会い→新元号「令和」は万葉集に収録された梅花の歌の「序」から引用、大伴旅人が「梅花の宴」を開いた邸宅跡とされるのが坂本八幡宮で令和のゆかりの地だそうだ。氏子らしくいろいろな裏の話も教えてくれた。例えば「令和」の年号は5月1日からスタートしているが、昨年の12月14日にすでに「菅官房長官」が訪ずれていることを聞くと、すでに新元号は、決まっていたということがわかる。名もない神社が、今では、有名になり参拝するのも混雑しているときにはずらりと観光客が並び2時間も長い列になるという。帰りに、田中さんとその道を下ってバス停に歩いたが、「7世紀後半から奈良・平安時代、九州の外交・軍事の拠点だった役所跡・大宰府政庁跡」が整備されていて広々とした景観に触れて感無量となる。まだまだ発掘される場所を説明されたが、「太宰府天満宮」にも回りたかったので、丁寧にお辞儀をして別れた。これに関する資料館もあったが、時間が遅かったのですでに閉館。心残りであったが、潔く割り切ってバス停に向かった。二度訪れるかどうかはわからない。

・瀬口さんのご厚意に感謝して(この感激が一番といってよい)→路地から出てきた一台のワゴン車にバス停の方向を聞いたのが始まり。バス停の時間を見たらもう20分を待たねばならなかったので、次の停留所まで歩いて景色を楽しもうと思い、歩いていたら間もなくバスが来たのだ。そこで運転手さんに手を振ったが止めてくれず、定期バスかどうかも疑った。とにかく歩いていたら(キャリーバッグをゴロゴロ鳴らして)、先程のワゴン車らしきものが止まっていた。「駅まで30分以上かかりますよ、丁度方向が同じなので乗りませんか?」。一瞬戸惑ったものの、どのようにとらえていいのかわからずに、お願いします、といってしまった。先程のタクシーと違い、クネクネ曲がりながらあっという間に大宰府到着となった。車の中で聞いて合点がした。自分が立ち上げた「内装業」で忙しいが、常にお客様の目線が気になるという。40代半のようで、会話の掘り下げから推察すると考えのしっかりした青年のようだ。思いがけない人間の「親切さ」に触れ、今後の日本の若者の姿に触れ、改めて若者たちを応援していかねばと、感激のあまりにそう思ったものだ。

○太宰府天満宮へ(https://www.dazaifutenmangu.or.jp/about)→菅原道真(菅公)の墓所の上に建てられた神社で、学問の神、至誠の神として崇敬されている。

○太宰府天満宮略記(直会所提供から)→菅原家の祖は天穂日命(あめのほひのみこと)、その14世孫野見宿襺(のみのすくね)公の後裔で、桓武天皇御代に菅原の姓を許された。母は大伴氏の出で845年6/25に京都の菅原院にて生誕。幼少の頃より学問を好み詩歌にも優れ5歳の時に庭前の梅花を見て和歌を詠まれ、11歳でも「月夜見 梅花」の詩を作られ33歳で「文章博士」、42歳で讃岐守(さぬきのかみ)として4年間赴任生活、各国司として領民に慕われた。宇多天皇の理想政治のもとで信任を受け蔵人頭に抜擢され、55歳で右大臣にまで昇進。更に57歳、正月7日従二位に叙されたが、時の左大臣・藤原時平の讒言(ざんげん:事実を偽り他人を悪く言うこと)により、大宰府に左遷された。

・「飛梅」とは→その際に紅梅殿の梅に別れを惜しんで和歌を詠じたが、その梅が菅公を慕って飛来したのが「飛梅」と伝えられている。
・学問の神・至誠の神になる→瀬戸内海の海路を使って九州にわたり、3月上旬に大宰府についた。政務の実権はなく配所の榎寺を一歩も門外に出ようとせず、ただひたすらに謹慎の生活を送っている。そのような苦しい蟄居においても「天を恨まず、人を憎まず、ただひたすら国家の繁栄と皇室の御安寧を祈られた」ことは、その和歌で広く知られるところ。いつの日か無実の罪が晴れることを願っておられたが、903年2/25日再び京の地を踏むことなく59歳で薨去された。

・菅公の御事績→我が国の文化興隆の上に大きなるものがあり、菅公の建議によって遣唐使が廃止され、以後わが国独自の文化が隆々として興ったことはよく知られている。「至誠の神」とは知らなかった。新しい認識が付け加えられたことに感謝です。

○以上、訪れた歴史の知識として上記パンフレットを改めて見直してみました。ホテルに着いたのは夜の8:30分ごろですが、とても満足感がありました。。
・老い先短いものにとっては、二度と返らない人生、「今が大事」になりますので、思い切った行動がさらなる知識拡大に広がるように祈るばかりです。

次回は、いよいよ「第41回 全国福祉施設士セミナー報告」からです。

◆羽田空港乗り継ぎ場所で
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◆「令和」ゆかりの神社「坂本八幡宮」   坂本地区当番「おばあちゃん」
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◆氏子会の田中さん 説明ありがとう
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◆親切な瀬口さん ありがとう(太宰府駅まで)
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◆飛梅  太宰府天満宮に向かって右側
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◆参道からの天満宮
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秋田県福祉施設士会 会員の皆様へ [2019年06月01日(Sat)]
秋田県福祉施設士会 会員の皆様へ
秋田県福祉施設士会総会(NPO法人含む)が終了しました(令和元年5月29日)
日時 令和元年5月29日am11:00-pm15:00
場所 わかこま第一保育園3F(秋田市山王二丁目1番21号)
(→http://www.waka-koma.com/guide/)

◎秋田県庁「出前講座」(am11-12:00まで)「発達障害支援対策について」
講師 秋田県健康福祉部障害福祉課 調整・福祉班 主幹(兼)班長 奥山圭太郎 氏
   秋田県発達障害者支援センター ふきのとう秋田 相談員 大越 杏沙 氏

○初めに、奥山氏から
・発達障害の理解のために(→https://www.mhlw.go.jp/seisaku/dl/17b.pdf)→厚労省「政策レポート」のパンフレットについてそれぞれの障害特性を説明しながら、4つの障害を秋田県の推計について説明。例えば、自閉症→100人に1人だと秋田県内には9,800人位?
というように。アスペルガー症候群→4.000人に1人とすると250人位。注意欠陥多動症候群(ADHD)や学習障害(LD)についても同様に秋田県の全学年10万とすると7,000から3,000人に該当など。

○次に、ふきのとう秋田の相談員大越氏から
(→https://www.airc.or.jp/fukinotou/f-top.html )
・発達障害について(詳細はhttp://www.rehab.go.jp/ddis/)
・発達障害者支援センターの概要→↓(図表3-3-10の説明)
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h29hakusho/zenbun/pdf/s3_3-1-5.pdf
・平成30年度の秋田県相談状況→(来所相談者数)→年齢別(19-29歳40%で多い)、診断名別(自閉症29%、広汎性発達23%)n=195。(電話相談n=355)→年齢別(不明が一番多い32%、小学生15%、19-29歳12%)。診断名別(未診断・不明78%)
・秋田県の発達障害支援→1か所のみ。今年度になって県北地区、県南地区に拡大。地元行政窓口関係機関と相談対応。研修会を通して拡大。司法・公共交通機関・商業施設からの問い合わせも増えている。
・まとめとして→医療機関や相談機関、地域の方々と協力した対応が必要。そのためには、発達障碍者センターを上手に活用してください。多くの機関と連携をした支援体制の構築を目指していきます。
○参考資料↓
・(改訂版)秋田県発達障害支援 ハ ン ド ブ ッ ク↓↓
https://www.airc.or.jp/fukinotou/files/2018-handbook.pdf
・相談窓口→https://www.airc.or.jp/fukinotou/files/2018-soudanmadoguchi.pdf
・ふきのとう秋田パンフレット↓↓
https://www.airc.or.jp/fukinotou/files/fukinotou-pamphlet-2018.pdf

○感想として→発達障害に対する理解がどんどん広がっているように感じた。大越氏のお話の中で、平成17年では52人であったのが、平成31年3月末時点で1,368人の相談へと拡大していることは、大変良いことで、インクルーシブな秋田県を目指してほしいと特にうれしく思えた。更に関係機関を動員しながらのシステムづくりへと期待したいものです。
お話しいただき、どうもありがとうございました。またの機会もお願いしたいものです。

◎秋田県福祉施設士会総会について
○議題→
平成30年事業報告及び決算については監査報告から承認されています。2019年度の事業計画、予算関係も承認されていますが、今年度は「東北ブロックセミナー秋田県大会」がありますので、予算関係は変動すると思います。

○「東北ブロックセミナー」→日本福祉施設士会高橋会長の基調報告に続いて、1時間20分の時間で「働き方改革と労務管理」について話しててもらうことと、次に東北各県からの実践報告、事例改善活動(福祉QC手法による)をお願いしております。
・日時と場所→令和元年9月18(pm1:30)-19日正午まで 秋田キャッスルホテルにて
・大会役割(司会進行、アトラクション、受付接待、交流会振興など)出席会員ですべて話し合いました。

○今後何かありましたら、ご協力をよろしくお願いします。

次回は、新たに「第2回社会福祉法人の事業展開等に関する検討会資料」からです。


◆秋田県庁「出前講座」
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◆総会風景
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平成30年度 第31回 関東甲信越静ブロックセミナー千葉大会 [2018年11月12日(Mon)]
平成30年度 第31回
関東甲信越静ブロックセミナー千葉大会(平成30年11月1〜2日)
「地域共生社会における福祉施設長には国家資格が必要ではないか。」
〜縦割り型から分野統合に向かう中での私たちに期待されるもの〜
http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/block/pdf/block_30_kks_02.pdf

◎事例発表A福祉人材の確保とEPA研修生を語る 受け入れ施設事例
(福)千葉県福祉援護会 特養ホーム  ローゼンヴィラ藤原 施設長 高橋章博氏
http://www.engokai.or.jp/index.html
○人材確保の観点から
・『EPA候補者向けリーフレット』を作成しインドネシアはじめ現地面談を実施発表。
・リーフレット→現地語で写真などを使用し分かりやすく作成。日本語のトレーニングや労働条件等、現地人とのマッチングのために利用する。日本で働いているEPAの先輩からの紹介を通したり、その奮闘ぶりを説明する。
・ダイバーシティの考え方→お互い文化や子育ての違いを尊重し、時間をかけたキャリア形成を目指す。心遣いや配慮をし、EPA向けのホームページやSNSなどを通して職場等の見える化を図る。生活支度金として10万円、一人前になるには300万円要するという。
・最後にEPA候補生を受け入れる自法人の働く環境・組織内容の紹介動画を見せてもらう。

・今後の論点として→外国人技能実習生・外国人留学生・在日外国人の受け入れ態勢づくりと取組は⇒日本人労働者と外国人労働者の違い(国柄や国民性)の個人的対応・納得性、働くという意義やズレの不和の解消⇒就業規則の説明など繰り返す必要あり。⇒お互いに慣れていくことが大切。


◎特別講演 今問われる福祉の心、先人に学ぶ福祉の原点とは 10:20〜11:30
神奈川県立保健福祉大学名誉学長 横須賀基督教社会館会長 阿部志郎氏
・加藤一二三(史上初の中学生棋士、将棋の天才)は早くから将棋が好き、自分のアイディンティテーを見つけている。自分の好きなことに徹すること、なかなかそうはいかない。
・2011/3.11東日本大震災→若い女性が「津波が来るから逃げて」知らせに夢中になり、自ら津波にのまれてなくなっている。このことをどう見るか。責任感のアイデンティテー。
・先人の石井十次は825名の孤児を岡山に連れて行って開いた施設が原点。留岡幸助も同じくそうせずには居られなかった。
・まだまだアイディンティテーを説明するために時系列的に社会の出来事を説明。→大変失礼ですが、ご高齢にもかかわらず(93歳)よく出来事をとらえておられ、脱帽の至りである。そこがまた先生を尊敬するところでもありますが…。
・例えば、昭和33年→東京タワーができ、野球の長島選手のスター誕生。しかし、世の中は以後スタレた社会へと。弁当は箸で食べるのだが、箸がなくとも犬のようにして顔を近づけて食べる(犬食い)。
・一方、福祉では→(平成初期)構造改革スタート。人間の尊厳として行政より格付けされてきた。いわゆる福祉の文化の形成を基盤とするようになった。今日を考えたとき、様々な過去の出来事が去来する。→共生社会となる「連帯の考え方」へ。
・最後にボランティアの意味→1つは「フロンティアであること」2つは「一歩遅れて歩く(落ち穂拾い)」3つは「住民とともに」そして4つは「住民参加」である。→互酬の誓い。
・とにかく人生を振り返ってみて「楽しかったこと」が大事だ。
・何度か先生のお話を聞かせていただいたが、その時々の「想いでお話をされる方」なので、ドキドキしながら次のお話の興味が尽きない講演であった。ありがとうございます。

◎閉会式11:30〜
○次期主催県挨拶 茨城県福祉施設士会 会長 菊池 義 氏

◆ローゼンヴィラ藤原 施設長 高橋章博氏(特養)
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◆『EPA候補者向けリーフレット』の一部中身 
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◆特別講演 阿部志郎氏 
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◆次期主催県挨拶 茨城県福祉施設士会 会長 菊池 義 氏 008
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◆会場風景 005
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平成30年度 第31回 関東甲信越静ブロックセミナー千葉大会 [2018年11月11日(Sun)]
平成30年度 第31回
関東甲信越静ブロックセミナー千葉大会(平成30年11月1〜2日)
「地域共生社会における福祉施設長には国家資格が必要ではないか。」
〜縦割り型から分野統合に向かう中での私たちに期待されるもの〜

http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/block/pdf/block_30_kks_02.pdf

◎開会式後の基調報告(日本福祉施設士会々長・高橋紘 氏)
・(テーマ)期待される「福祉施設士」に!→一人ひとりの会員が研鑚を積み、実践力を高め、その成果を発信。置かれている地域のいわゆる「地域共生社会の実現」に寄与すること。→社会的認知を得、行政認定としての公的資格にふさわしい姿(会の行動原則野実践・見直し)→そして更に今後の人材確保・育成を目指した施設長の国家資格の法定化を要請する必要がある。(全社協の専門職員集団として後輩の育成を目指すことから)

◎講演@「我が事、丸ごと地域共生社会における福祉施設長の役割」
社会福祉法人 慈愛会 理事長 潮谷 義子 氏
・この社会の実現→位置付け・理念の実践の覚悟が問われ、社会的孤立に対し「見放さないメッセージを連携機関で確認」、自治会・ボランティア・地域住民・商店等、型にはまらない自由なサービス創出。行政と住民のパートナーシップ。住民主体の課題解決・包括的な相談支援体制等々。
・法人・施設長に求められる資格→知識・技術・資格を持つことは大切だが、それを使う人間性が問われ、「個」を生かし同時にダイバシティの推進、創造やイノベーション、地域住民からの信頼を得る必須条件(法人組織の体制強化・運営の透明性・公益活動の推進等)、ミッションの遂行など・・・・。
・最後に→哲学者カントの言葉(人間は教育によってだけ人間となることができる。しかも同じように教育された人間によって教育されるということである)。介護福祉士の「士」は一と七の合字→一を聞いて十を知る、才能のある人の意味。このほか「師」の由来やケースワークの祖と言われているリッチモンドの「告別の言葉」(真の社会進歩に向かって歩みを続けていきなさい、ということ)を朗読。    心にしみる講演でした。 

◎座談会 福祉施設士のあり方を巡って〜過去、現状、これから〜
≪コメンテーター≫(財)日本老人福祉財団理事長、日社大専門職大学院教授 田島誠一氏
≪発題者≫東京栄和会・平方俊雄、ほかにわ共和国・志賀俊紀、一粒会・花崎みさを氏

○福祉施設士のあり方を巡って       なぎさ和楽苑長 平方俊雄
・「振り返って」「現在の心境」「期待を込めて」の3つの柱立てから→施設マネジメント専門職として位置付けが重要。課題として国家資格に向けて全社協に要請を。

○「温故知新、継続と伝統、原点回帰」    ほかにわ共和国 理事長志賀俊紀 氏
・本会の起源から何を学ぶか、そして受講した感動とその所感あり。実践と理論展開が必要と主張。
・そして組織は今何を目指すのか→今岐路に立っていて、もがき苦しんでいる。今こと原点回帰。螺旋状の展開になり1つランク上となる。常々施設の発展は5年が区切り、4段階で20年が一人前。本会は40年なのでどのように成長したか議論の必要性が非常に大事、意見続出を期待したい。

○改めて福祉施設長に必要な資質と役割を考える (社福)一粒会 理事長 花崎みさを氏
・少子高齢化現象、ニーズの多様化・複雑化。社会福祉法人は社会現象の変化に常に対応する必要あり。日本福祉施設士会の課題(退会者・会員減少)は魅力ある研修や種別合同のイベントなどの実践、広報の工夫や拡大など積極的行動が大事。
・資格付与には厳しい検討が前提となるが、「国家資格」の道へのつながりが確認できれば質の高い福祉施設長の確保につながるとともに、福祉施設が地域の中に果たすべき役割の実践に大きく資することとなる。
≪コメンティター≫→3人の共通点は資格制度の再考。施設長の苦労は分かるが理事や理事長までその情報が届いているのかどうか。施設経営が一丸となっているかどうか。その他地域の信頼はどうか。「見える化」はどうか。今の時代は施設経営に関し地域からの応援も必要。


◎事例発表@ 福祉施設士の活動 (福)心友会 しいのみ園グループ
理事 中根慶太、福谷章子 氏
ホームページ→https://shinyuukai.jp/shiinomi/
・施設概要→障害者支援施設(H15スタート)、グループホーム、小学生による放課後等ディサービス、多機能型事業所(生活介護・就労継続支援B型)、福祉のまちづくり支援室あり。
・特徴→EPA(経済連携協定)を活用しフィリピン介護福祉候補生を受け入れ、今年は4名。過疎の地域に公益事業として「ふくろうカフェ」「フクロウ広場」で活性化。利用者さんの作品や農業生産物・シイタケなどの販売。福祉QCも導入されている。
・創立者の理念(親亡き後の対応策としての施設づくり)→法人スタッフがよく理解してリードしている。   公益事業への取組に感銘。


◎講演A増大する福祉ニーズに対する福祉施設士の役割
〜そのミッションについて考える〜      ルーテル学院大学 学長 市川 一宏氏
○福祉施設士が置かれている外部環境の変化
・日本福祉施設士会創設(昭和54年・1979年)→昭和51年に施設運営管理に欠かせない専門的な知識を習得し福祉施設長の質向上を図ることを目的に、第1回「福祉施設士講習会」開催。その前年昭和50年(1975年)全社協福祉専門職小委員会が取りまとめた「社会福祉施設長など職員の資質向上策について」で「適正な運営を図るべき施設長など幹部職員は専門知識を習得することは急務」問題意識が示され、その場として講座が企画。その講座でただ1度の学びでは十分ではなく継続的な学びが必要として日本福祉施設士会が発足。
・以来1970年代の動向→「社会福祉施設緊急整備5カ年事業」スタート。施設の生活水準の改善の潮流始まる(収容の場から生活の場へなど)。老人施設にディサービス。在宅福祉サービスも。コミニティケアの中に収容ケアと在宅ケアの包括するものなど国や全社協からの通知も発展の連続性を強調している。
・1980年代から近代→社会福祉士・介護福祉士の専門職化。8法改正、バリアフリーの展開、社会福祉法は地域福祉概念・契約の明記。権利保障(地域福祉権利擁護事業)。生活困窮者自立支援制度の理念。地域包括ケアシステムの構築について、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法棟の一部を改正する法律案のポイント。地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進。→流れを説明。
・2016年7月厚労省は『地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現』→「女性も男性も、お年寄りも若者も、失敗を経験した人も、障害や難病のある人も、・・・・・全員参加型の社会」一億層活躍の実現を目指したもの。→地域づくりとして、住民主体の課題解決の体制づくり、市町村による相談支援体制の整備、地域づくりの総合化・包括化、地域福祉計画の充実・各種計画の総合化・包括化としている。
・「丸ごと」→サービス人材の丸ごと化として、相談者本人のみならず育児、介護、生涯、貧困など相談者が属する世帯全体の複雑化したニーズを的確にとらえ、分野別の相談支援体制と連動して対応する体制を提案している。
・社会福祉法改正、第106条の3→包括的な支援体制の整備(我が事、丸ごとの市町村整備)
≪↑上記の問題意識≫→「縦割りの弊害、制度が追い付いていけない」「つながり、育て・育ち、分かち合いの脆弱化」「社会的孤立・排除の増加。社会的マイノリティは自己肯定感を持てない人々が地域では見えない」「支え手と受け手の壁は?」「地域の継続自体が問われている。」
○福祉施設士が求められていること、福祉ニーズの多様化・深刻化に対応
・人口減少と過疎高齢化。貧困(非正規雇用や失業から経済的困難の連鎖、児童虐待)。孤立死・虐待・非行・自殺など複雑に絡み合っている社会。
・虐待の恐れのある要因→保護者側の要因(望まぬ妊娠や10代の妊娠、被虐待経験、薬物依存など)、子どもの側のリスク(未熟児、障害児、育てにくさを持っている子どもなど)。
・閉じこもりの要因→身体的・心理的(不安など)・社会環境的(孤立など)要因
≪↑上記の問題意識≫→「縦割りの弊害、制度が追い付いていけない」「つながり、育て・育ち、分かち合いの脆弱化」「社会的孤立・排除の増加。社会的マイノリティは自己肯定感を持てない人々が地域では見えない」「支え手と受け手の壁は?」「地域の継続自体が問われている。」
○福祉施設士会への期待
・福祉施設士行動原則→6つの姿勢と12の行動は十分説得力あり。
・経営協や他の団体・組織と比較して、本会の一丸となった「強み」は何か。
・次に「ドラッカー財団セルフアセスメント・ツール」を紹介・5つの質問→ミッションは何か、顧客はだれか、彼らは何を価値ありとしているか、我々は何を成果ありとしているか、何をするか(行動計画作成)、というマネジメント手法。組織の存在理由では良いものにするためにミッションあり目的存在理由あり。ミッションは心の底から正しいと信ずるもの。→リーダーは組織メンバー全員がミッション(理念基本方針・目標)を理解し信条とすることを確実にすること。それに基づいた実践必要。もっとも意義あるものは何かを。
○リーダーの能力(LEADER)とは?↓↓
L=Listen 傾聴能力(相手の立場に立って聞ける)
E=Explain 説得能力(相手が分かる言葉で説得できる)
A=Assist 共感能力(相手の身になって支援できる)
D=Discuss 討議能力(納得し合えるまで十分に話し合える)
E=Evaluate評価能力(的確に評価できる)
R=Respond 遂行能力(期待されたことに応えられる)
・リーダーとしての絶対的な正解はない。状況において的確であるかが必要。

◎交流会(提唱の場)18:00〜20:00
・会場は京葉線・海浜幕張駅(東京駅から30分)のすぐ近く。ホテルスプリングス幕張。結婚式会場として使用する広々とした天井の高い会場に100名位の参加者でした。
・来賓としての、明日講師の「阿部史郎先生」、感銘深いお話をしてくれた「潮谷義子先生」、発題発表者3人に対するコメンティーター役を務めてくれた「田島誠一先生」、国家資格としての段階的施設士会のあり方を提示してくれた「高橋会長」。いずれも大変に有意義な会であったように思える。この企画の井本大会会長には感謝と敬意です。
・この交流会は一方で「提唱の場」とも伺っていたので、指名されたことをいいことに、酒宴の開放された場も加わって「高橋会長案の、段階的国家資格を目標とする主張」の支持を言ってしまった。後で振り返ったら「ズバリ」結論から言ってしまったので、言い方を軟らかい主張にすれば・・と恥じ言ったことを思い出している。
・しかし、口にはおおびらに出てきませんが、「温故知新」や「原点回帰」を聞いた時には、会員の皆さんは、困ったことの打開にはやはり「初心に帰る」、1段アップした会員の姿を考えたいものです。

次回は、セミナー2日目です。


◆開会式 主催者と来賓
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◆大会会長 井本義孝氏挨拶 
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◆日本福祉施設士会 高橋会長基調報告 
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◆講演@ 潮谷義子氏 
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◆座談会左コメンティーター田島氏、発題者:平方氏、志賀氏、花崎氏 013
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◆事例発表@しいのみ園グループ(中根慶太氏・福谷章子氏) 
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◆会場の風景 
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◆講演A 市川一宏氏(ルーテル学院大学学長) 
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◆交流会 026 031 032
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平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から(平成30年9月14日) [2018年09月20日(Thu)]
平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から(平成30年9月14日)
◇主催→東北ブロック福祉施設士会・青森県福祉施設士会
◇期日→平成30年9月13(木)〜14日(金)
◇会場→ホテル青森3階「禅知鳥の間」青森市堤町1-1-23
◎第2日目 9月14(金)

○【福祉QC活動とは】9:00〜9:50
日本福祉施設士会 福祉QC 全国推進委員長 杉 啓以子(けいこ)氏

(日本福祉施設士会 福祉QC委員会では、毎年5月に「福祉QC入門講座」、11月に「全国福祉QC発表大会」が実施されています。)

・こんな職場に適用されている→書類などが整理整頓がされていない、決めたことが守られていない、それぞれの意思の疎通が図られていない→福祉QC導入の必要性が高い。
・何のために改善活動を行うのか→職場、個人の品質管理活動→利用者満足、自分自身の「業務の質」のレベル向上、生きがいのある明るい職場づくり(人間尊重の職場→職員個々の自己実現を目指す)
・「福祉QC」(改善)活動の特徴→QC的なものの見方、考え方を福祉実践に応用した活動。法人・施設挙げての全員参加の改善活動と管理活動。現場の職員小集団による自主的な活動。問題解決法であるQCストーリーに限り、QC的手法の分析手段などを活用した活動。

・QC的なものの見方、考え方→@利用者(顧客)を考えた仕事をする。A事実による管理(ファクトコントロール)経験・勘・度胸はなし。B悪さ加減を出し切る⇒数値で表現する。C重点事項:いろいろな問題点を層別し、問題点の大きい順に棒グラフ戸大きい順に足していった累積数を表し、全体に対する比率を折れ線グラフにしめしたもの(パレート図)。DPDCAの管理サイクルを徹底して回す。⇒目標値が必要、目標を持たない人には問題は見えてこない。Eばらつき(業務の良い時と悪い時)に注目する→問題発生の解決は4M(人Man・方法 Method・機能 Machine・材料 Material)。F自責で問題追及(人のせいにしない)G自現員追求を徹底する(なぜ・なぜ・なぜを5回繰り返す)。H過程の重視I再発防止(歯止め)・標準化(マニュアル)する。  以上@〜Iまで「QC的ものの見方、考え方」となる。

・「福祉QC」サークル導入の成果→全職員の問題意識・改善意識が高まる。業務改善能力が身に就く。職場の活性化、明るくなり連携もよくなる。利用者等から信頼感、安心感がえられます。

・職員能力向上(人材育成)へ→利用者の期待・要求に応えるための改善活動。個人の技能、技術が集団の中で磨かれる。従来型OJTでは身に付かなかった管理能力、リーダーシップ、科学的問題解決能力が明確になり、やりがいを引き出す。

・QC的者の考え方は、全ての仕事の基本となる。
・今後の課題→リーダーは職場マネジメントの大切な推進役となり、地域福祉に貢献する。



○【福祉QCサークル発表】10:00〜11:10
(講師の杉啓以子(けいこ)氏の公表があり。福祉QCは、福祉サービスの設計開発に該当し、サービス改善のストーリーにそって、どこまで改善されたかをサークルメンバーにゆだねられています。独特の手法があり、手順に沿って最後には歯止めをかけてマニュアル作成に至ります。)

@青森県・社会福祉法人南福祉会 幼穂連携型認定こども園「青森甲田こども園」
QCサークル名 オレンジT  発表者 倉内恵梨・物江尚子さん


『右左 わかるかな?』〜右左を理解し、未来につなげよう〜

1.施設紹介→施設位置、モットー、園の特徴、子ども人数・職員数など。
2.サークル紹介→構成人員、活動歴、平均年齢、月当たりの会合回数、活動年数、主な活動時間、テーマの活動期間、テーマの活動時間→決まっている。
3.テーマ選定の理由→施設方針、重要度、緊急性の高さ、現実性、期待効果からの観点でメンバー感でブレーンストーミングをしていくつかテーマを選び高得点の中のテーマを選ぶ。(やり方が決まっている。)
4.活動計画→6カ月基本。一覧表マトリックス図(縦→テーマ選定、実施項目、現状把握、目標の設定、要因解析、対策の検討と実施、効果の確認、標準化と定着、反省まとめ(それぞれの項目ごとに担当者を入れる)。横軸→月ごとの活動計画と実施・変更部分。)
5.現状把握→子ども、保護者、職員への(「右左認識具合を確認」)アンケート実施(3回実施)
6.現状把握から分かったこと→左右の識別認識は、約半数。保護者・保育教諭とも必要と感じている。園での活動の統一がされていない。双方ともどうしてよいかわからない。
7.目標の設定→5歳児 (53%)⇒95%に。
8.要因解析→「左右の認識が薄い」でフィッシュボーン(魚の骨)に、「保護者」「職員」「子ども」「環境」のそれぞれに「なぜなぜ」を繰り返し第5次要因まで原因を突き詰める。

9.対策の立案・マトリックス図→縦軸に要因解析で話し合われた対策要因(:職員(統一性なし。その場で必要と思っていない。指導方法が分からない。)、子ども(左右意識がない。そのことを意識していない。)、環境(意識させる表示がない)、保護者(指導方法が分からない))、次に横軸に今の「対策要因」「それぞれの具体的対策」「それぞれの担当者、場所」を記入し「それぞれ項目ごとに〜月〜日までに」を記入。

10.対策の実施→「4.活動計画」に計画期間がいつからいつまでと線の下に、実線でわかりやすく計画通りかなど新たに実施されている期間を記す。
ここでは、職員会議・園内研修、玄関での挨拶時に左右を意識できるように職員間での統一、給食の配膳でご飯とみそ汁の位置で。手遊びや歌の研修で。職員同士の左右の確認を動作で・・・・等々。保護者へは「おたより」の配信で。

11.効果の確認→現状把握時(53%)から2カ月後に効果を確認81%、3カ月後に95%と、目標達成している。
12.歯止め→もとに戻らないように「対策の立案」に従いながら対策の歯止め(マニュアル)を打ちます。
13.波及効果→マニュアルに従い行事やげた箱で、給食時等に利用している。
14.まとめ・反省→「テーマ選定」から「歯止め」までの一連の流れをメンバー間で振り返り、良かった点、悪かった点や苦労した点など発表を聴いている会場者に分かりやすく一覧表にしてまとめる。
15.園長コメント→初めての「QC活動」、発表を通して職員間の相互の連携が深まり、「保育の質」の向上に役立っている。保護者との共通理解も図られ、子どもの保育に効果があることも分かりました。今後も「QC活動」の目的と経過を通じて、更に信頼される施設となるよう頑張っていきたいと思います。発表にかかわった先生達、短期間でしたが良く頑張ってくれました。

≪杉啓以子氏講評≫
・初めにしては(1年)素晴らしい。よく頑張りました。全国大会に出て腕を磨いてください。初回出場のサークルは、上位に入りやすいので、頑張ることです。アドバイスはもろもろ上げられましたが、自信を持つことが大切です。


A秋田県・社会福祉法人県北報公会 児童養護施設 陽清学園
 QCサークル名:あたりまえライフ 発表者 工藤奬太さん
『第三者評価をもっとわかりやすく(自己評価表の理解度アップ)』

≪要約≫
・@のサークルは「問題解決型」のサークルに対して、今のAのサークルの手法は、課題達成型QCで、与えられた課題解決に向けてストレートに達成すること。
・第三者評価は、児童養護施設は3年に1回の受審ですが、そのもととなる「自己評価表」の記入は毎年義務付けられています。「共通評価項目:どの種別でも共通な項目」で各種別の相違はその内容ごとに実践が独自のものとなっています。種別ごとの独自項目を「内容項目」となっていますが、今回の課題達成型は全職員に「共通45項目」を全員に理解してもらうということで、課題達成のための「攻めどころの明確化」が必要になります。後の流れは問題解決型ストーリーと同じになり「攻めどころ」をどのようにするかということ。
・アンケートから→T基本方針と組織(77.3%)、U施設の管理運営(81.8%)、V適切な養育支援の実施(96.0%)→職員全体の理解度を96%以上に設定。
・分かりづらい項目に○印をつけてもらったり、「攻めどころ」として各個人のギャップをアンケートで把握し明確化していった所に達成できている。

≪杉啓以子氏講評≫
・発表者・工藤さんは、昨年5月「福祉QC入門講座」に参加して1年でこのように福祉QCを使えてることはとっても嬉しい。頑張っていると思います。



B福島県・社会福祉法人郡山清和救護園  救護施設せいわ園
QCサークル名:せいわガンバローズ 発表 渡邉亜由美、宗形佳奈  アシスタント 八巻美夏
『バイバイ!食べこぼし』〜おいしくきれいに食べよう〜
≪要約≫

・ここの法人経営施設では、常に全国大会で最優秀賞を獲得。現状把握、効果の確認ではグラフを用いて一目瞭然に変化のありようを「視覚化」などしており、現状把握でも全ての面のあらゆる角度から検討し、よく理解できるように仕組まれている。大変にその発表は分かりやすく、2人での掛け声の応答は素晴らしい。現状では、QC活動の「お手本」になっている。
・特に、問題解決型の現状把握については、キャリアがあり、山登りにたとえると、登山口は何通りもあるようなものだ。利用者一人一人の現状把握をし、17回も必要な現状把握からその対策を引き出していることは、QC活動の最たるものと思われる。
・詳細については、省略しますが、いつかQC活動を必要とする職場では、この法人の活動が目に留まるでしょう。

≪杉啓以子氏講評≫
・福祉QC活動として、施設士会会員施設を指導してほしいものと思っています。

○【閉会式】11:00〜11:20→次年度は、秋田県当番ですのでよろしく。

◆「福祉QC活動とは」 杉 啓以子氏
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◆青森県・幼穂連携型認定こども園 青森甲田こども園
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◆秋田県・児童養護施設 陽清学園
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◆福島県・救護施設 郡山せいわ園
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◆会場の風景002
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平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から [2018年09月19日(Wed)]
平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から(平成30年9月13日) 
        ◇主催→東北ブロック福祉施設士会・青森県福祉施設士会
        ◇期日→平成30年9月13(木)〜14日(金)
        ◇会場→ホテル青森3階「禅知鳥の間」青森市堤町1-1-23
○開催要項から
・テーマ→『未来(あす)の地域福祉を推進する職場と意識づくり』

・開催趣旨(要約)→少子高齢化、家族構成・生活スタイルの多様化、勤労形態等変化を背景に、地域社会での複合化された課題が複雑化し、国は「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン」を提唱、それぞれの問題や課題などに各専門機関・団体等の協働による地域包括支援体制づくりを進めている。各自治体でも「我がこと・丸ごと」の理念に沿って地域課題解決に向けて取り組む「地域共生社会の実現」に取り組んでいる。
 このような流れの中で、私達福祉施設士も積極的に地域福祉向上のためにその役割を果たしていかねばならない。私たちの学びの場になるよう願っている。

○【開会式】13:00〜13:20
・県施設士会副会長・三浦昭子氏の開会の言葉に始まり、蛯名将輝会長主催者あいさつ、来賓として青森県経営協会長今村良司氏のご挨拶を賜る。今村氏は「自治体戦略2040構想研究会(2018年、総務省)」を参考に東北の秋田・青森に所属している住民は危機感が必要として施設士会と経営協が団結して地域課題を模索しようと提案。↓↓
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/jichitai2040/index.html

○【基調報告】13:20〜14:00
『期待される「福祉施設士」に』  日本福祉施設士会・会長 高橋紘 氏
・「福祉施設士」資格
→施設長がより高度な施設運営管理能力を修得するために、全社協が実施している「福祉施設長専門講座」を終了することで全社協会長より授与される民間資格。もっとも専門性の高いもので、発足当時(1979年)、「管理者の資格基準を定めて資質を引き上げよう」という動きの中で、(当時の)厚生省水田勉施設課長が「施設福祉士」名称を考え出し決まっている。「経営や管理を体系的に学ぶ場は、福祉施設長専門講座・福祉施設士実学講座(年5回)しかない」(30周年記念座談会・P15)
・次いでスクーリングプログラムの内容等の説明→社会福祉法人制度の実効ある推進者として貢献する(行動原則として実績整理)→個人研鑚・実践力を高める・成果の発信・地域共生社会の実現へ→スティタス向上→行政・公的資格化を提唱
・以下、事実をもとに細かく説明→「積極的に成長・進化するために」「役割を我が事のように」「福祉施設長専門講座履修科目をベースに実践、キャリアパス1〜4」「社会情勢への対応」「各7つのブロックの社会的認知・存在感」「実践向上プロジェクトの継続的推進1〜3」「6つの施設と12の行動原則」「福祉QC活動」「組織体制と事業の見直し、及び財政の健全化に群れた取り組みの推進」「40周年に向けて(2019年)」「資格のあり方・会の在り方を考える」  等々。

○【講演T】14:10〜15:40
『組織と個人を取り巻く現状について』〜働き続けたいと思う職場環境について〜 
 2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)・産業カウンセラー 福留規子氏

(青森労働局青森公共職業安定所で就職支援ナビゲーター(10年)を経て、「公益財団法人産業雇用安定センター」で移籍支援対象者への支援5年、現在在職中。ライフワークとして働く人たちのメンタルヘルスカウンセリング・保護司として活躍中。)

・先ず、社会・経済動向から説明(H29年度までの社会的課題と政策)→1.日本再興戦略(どのようにしたら日本は再興できるか→新3本の矢として)、2.一億総活躍社会(H29.6.2閣議決定)、3.働き方改革(H30.6.29法案成立)、4.人生100年時代構想会議 →現在まで1〜4が、時系列につながっていることをまず理解する必要あり。

【3つの事からアプローチ】→・働き方改革と労働市場、・ハラスメントとメンタルヘルス、・働き続けたいと思う職場環境について

・働き方改革と労働市場について→働き改革の目指すものは一人一人の事情に応じ、多様な働き方を選択できるような社会の実現で、将来の展望が持てるようにすることを目指す。
「働き方改革支援ハンドブック」の活用↓↓
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000204816.pdf
「労働市場状況」では、失業率が低下、少子高齢化に伴う生産年齢減少が進む中、高齢者の求職者数が増加。正社員転換・待遇改善実現プランによる推進とした非正規雇用の労働者への対策など、キャリア形成支援とした事業主への助成金(人材開発支援助成金、キャリアアップ助成金)の説明。↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html

・ハラスメントとメンタルヘルス
(相手がハラスメントと感じるかどうかがポイント)
「明るい職場応援団」https://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/
「みんなのメンタルヘルス」https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
「こころの耳」http://kokoro.mhlw.go.jp/
「職場における心の健康づくり」↓↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000153869.html

・働き続けたいと思う職場環境について↓↓
https://www.d-healthcare.co.jp/business-column/work-style-reform20171227/

・働きやすい職場環境改善への取組→職場環境の改善を通じたストレス対策のポイントから→作業ペースの調整、勤務形態、仕事の役割や責任が明確であること。良い人間関係、職員共通の意識感覚、その他の改善点が自由に言えること。
・職場におけるコミュニケーション実施のポイント→はっきりと明確に伝える。詳細な情報を豊富に伝える。人格を尊重。理解度をチェックすること。  等々
・相談を受ける際、話を聞く時の心がけ→人に悪印象を与えない普段からの意識的な訓練。
・最後に、いつまでも活動的でいるために→意識して40台・50台から心身ともに心がけ、「脳の活性化」を意識して人と話すことではないでしょうか。

○【講演U】15:50〜17:20
『ひきつける経営者となるには』〜評判を上げるための基礎知識が職場に根付いていますか〜
岩手県スポーツ推進審議会委員、スポーツリンク北上 理事
NPOフォルダ副理事長 長屋あゆみ 氏

(東京都にある幼児活動研究会(株)にて、保育園・幼稚園の体育指導・子育て支援を行う。上級指導員として指導部に所属し、500名あまりの指導員の育成に携わる。初の女性役職者となり志部長を経験。出産後は専任講師となり職員育成指導や私立の園職員マナー検定を立ち上げる。3年前よりNPOフォルダ副理事長として研修・講演・接遇や、地方創生事業・司会業等などで活動している。)

・施設は「評判が大事」→「この施設でよかった」なくてはならない場所(なら・しか)
(なら・しか)とは、「この施設なら大丈夫」→「この施設しかない」という意味。「信用がいっぱい重なって」→「信頼」となる意味。
・次は、法人の理念・目標を理解していますか→職員はトップの考えを理解し、工夫して実行する(合理的に・効果的に・楽しく)。福祉の仕事をしている自覚と誇りを!
・評判がよく職員が生き生きしている職場には必ずこれがある→行動基準を明確にし、全職員に浸透させる仕組みを作ることが大切。

【相手の心に届く基本マナー&スキル】
・評判は職員の社会性によって決まる→電話対応・接遇マナーの自己流から一流へが必要。
・あなたの想いが伝わるには→言語(7%)。声の影響(38%)→トーンやアクセント強弱、間、抑揚など。非言語的影響(55%)→表情、ジェスチャー、姿勢、相手との距離など。→会場に投げかけて隣の同席者と話し合って(%)を答えさせる。正解者なしだった。
・基本の5原則→@身だしなみ≠おしゃれ、その場にあった身だしなみ。A表情=安心感、親近感。B姿勢(座位・立位)=きちんとした印象、礼儀正しい。C挨拶:職場の雰囲気を明るくし職員のやる気を高めてくれる。D言葉づかい:社会人として必須。言葉に関しては敬語の使い方、使ってはいけない言葉(若者言葉、バイト言葉、略語、友達口調専門用語や単語のみなど)、正しい日本語で話す。→ワークショップのように7〜8の文章例や電話対応から話題豊富になって正しい日本語を修正しながら。
・クッション言葉の説明あり→申し訳ございませんが、失礼ですが、恐縮ですが、よろしければ、折角ですが、・・・・

・要は、相手の心に届くためには、心を使って話し行動することです!!
結論→【「ありがとう」がたくさんあふれる施設に】することです。

○【交流会】18:00〜20:30
・津軽三味線演奏(工藤社中) https://www.youtube.com/watch?v=BC62UiZaW88
・青森ねぶた凱立会披露(日立連合囃子方)↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=2V6G3jwnuas
・東北6県からの恒例の出し物があり、カラオケや高橋会長のハーモニカに合わせて合唱や輪唱などで楽しんだ。

次回は、2日目で「福祉QC」についての講演や活動発表があります。

◆日本福祉施設士会 高橋紘会長 基調報告
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◆講演T「働き続けたいと思う職場環境」 福留規子氏
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◆講演U「ひきつける経営者となるには」 長屋あゆみ氏
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第39回 全国福祉施設士セミナー  【シンポジューム】 [2017年08月14日(Mon)]
第39回 全国福祉施設士セミナー(平成29年8月3〜4日、全社協・灘尾ホール) 
〜地域共生社会への福祉施設士の貢献を問う〜
http://www.dswi-sisetusi.gr.jp/annai/pdf/k_semi_29_02.pdf

◎【シンポジューム】(8/4) 9:30〜12:00
「 地域共生社会の実現に向けた施設長の役割と行動とは」

○シンポジスト ↓↓
・社会福祉法人チャレンジドらいふ 総合施設長 栗田定夫 氏
→ http://www.c-life.or.jp/index.html
・印西市本埜地区包括支援センター 管理者   木下知子 氏
→ http://www.rikushinkai.com/shisetu_service/center.html
・社会福祉法人六心会       理事長   堤 洋三 氏
→ http://www.rikushinkai.com/
・日本福祉大学福祉経営学部    教授    
(合同会社)TKT福祉経営研究所  代表    田島誠一 氏 
→ https://www.facebook.com/Tktkeiei/

○進 行    
・日本福祉施設士会    生涯研修委員長   花田利生
→ http://nihonsyouisya.sakura.ne.jp/html/~megumi/html/home.htm

(内容:地域共生社会をめざす社会福祉の今日的状況を踏まえ、福祉施設に求められる取り組みとその中で成果を求められる施設長の役割について、@地域のニーズ に関心を持ち、施設のスタッフとその課題に取り組む施設長のあり方、Aそのために必要な人材の育成にどのように取り組むか、B地域からの理解を得るための情報発信をとのように行ったらよいか、の観点からの意見交換を行いました。)

○初めに田島氏が標題について説明
・地域共生社会とは?⇒「社会福祉法の改正経緯(1951年から2017年まで)」「2017社会福祉法改正、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(地域包括ケア強化法)として改正」
・地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(地域包括ケア強化法)↓↓説明
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/193-06.pdf
・上記による社会福祉法の改正→第4条(地域福祉の推進)第5条(福祉サービスの提供の原則)第106条の3(包括的な支援体制の整備)第107条(市町村地域福祉計画)
・社会的砲摂(Social Inclusion)→行政では炭谷茂(環境省事務次官)さんが初めて使用したという(→http://www.ef.cuc.ac.jp/KYOMU/pi/info/03pub/b-life21/lecture3.html)。1980年代から90年代にかけてヨーロッパで普及した概念。第二次世界大戦後、人々の生活保障は福祉国家の拡大によって追求されてきたが、1970年代以降の低成長期において、失業と不安定雇用の拡大に伴って、若年者や移民などが福祉国家の基本的な諸制度(失業保険・健康保険等)から漏れ落ち、様々な不利な条件が重なって生活の基礎的なニーズが欠落するとともに社会的参加やつながりもたたれるという「新たな貧困」が拡大した。このように問題が複合的に重なり合い、社会の諸活動への参加が阻まれ社会の周辺部に押しゆられている状態、或いはその動態を「社会的排除(Social Exclusion)」と規定し、これに対応して社会参加を促し、保障する諸政策を貫く理念として(「社会的包摂」という概念が)用いられるようになった。(出典:社会的包摂政策を進めるための基本的考え方(社会的包摂戦略策定に向けた基本方針)H23/5/31「一人一人を包摂する社会」特命チーム)
・「一人一人を包摂する社会」特命チームとは→2011年1月民主党管総理大臣の下に発足。→社会的包摂は、鳩山総理大臣が「みんなに居場所と出番を」とより平易に言い換えた理念で、社会の変容の中で取りこぼされている人たちの参加を保証するために社会の組み換えを目指すもの。このチームは同年8月10日に「緊急政策提言」を発表。しかし、自公連立政権誕生(2012年12月)により、2013年1月内閣官房社会的包摂推進室とともに廃止。【参考】湯浅誠「日本における社会的包摂の推進」(「季刊社会保障研究」第48巻第1号、2012/6、国立社会保障・人口問題研究所)
社会的包摂⇒地域共生社会へ→骨太の方針2016(H28/6/2)→第2章の(6)障害者等の活躍支援、地域共生社会の実現↓ 10頁参照。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2016/2016_basicpolicies_ja.pdf
・ニッポン一億層活躍プラン(H28/6/2 閣議決定)→4.「介護離職ゼロ」に向けた取り組みの方向 (4)地域共生社会の実現 ↓↓16頁参照
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/pdf/plan1.pdf
・「地域共生社会」の実現に向けて(当面の改革工程)→8頁:「3.地域を基盤とする包括的支援の強化」→特に「医療的ケアが必要な子ども」のフォローが大事。↓
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000150632.pdf
「医療的ケアが必要な子ども」のフォローが大事→社会的排除のプロセス:3つのパターンあり。ライフスタイルとして人生後半に「生活困窮・孤立」となるのは、子ども期から貧困家庭やいじめがあったり親が失業状態の場合が多い。児童虐待、親の自殺・精神疾患・早すぎる離家等、学力低下・不登校・失業等からの生活環境の改善が必要。
・地域全体の生活環境改善→「多機関の協働による包括的支援体制構築事業」へ→制度の狭間の課題解決。モデル的に実施。↓
http://www.shakyo.or.jp/research/2017_pdf/20170405_takikan.pdf
具体的には、地域の中核となる相談機関を中心に→@ワンストップの体制整備A世帯丸ごと課題の把握B包括的対応C地域に不足する社会資源の創出を図る。
・地域共生社会実現に向けた取組→秋田県社会福祉協議会「トータルケアNEWS」↓
http://www.akitakenshakyo.or.jp/pcms/uploads_dir/editor/doc/chiiki/totalcare/%E2%98%86170131totalNews%E2%84%9663.pdf

・福祉施設長の取組について→@地域課題の事実をとことん把握(児童虐待・10代の妊娠・不十分な周産期ケア・乳児死亡・ひとり親家庭・マイノリティ人口・子どもの貧困など)、親の年収によっても学力が関連、アップ家庭の学力はアップしている。
・(事例)生活保護世帯の子どもへの学習支援(経営協H27年)→「貧困の連鎖」発生率25.1%(保護世帯で育った子供が大人になって再び保護を受ける)→教員OB・大学生ボランティアなどの支援員が特養ホームで学習指導(中3:303人→296人進学・97.7%、高校中退率も8.1→3.5ポイント改善)、事業開始前86.9→97.7%進学率アップしている。支援対象を生活困窮世帯にも拡大。
・社会福祉が対象とすべき今日的諸問題(ニーズ)→↓3頁の右上の説明図。
http://www.shakyo.or.jp/news/20141015_koueki.pdf

・福祉施設長の取組について→A人材を育成する(集めるより辞めさせない工夫、マネジメント力の重要性)
・福祉施設長の取組について→B情報発信(届かなければ意味がない、ターゲットはだれ?どうやって届ける?届いていますか?→潜在的なニーズも含めて福祉ニーズを抱えている方・働きたい方・ワーキングプアから抜け出したい方←この人たちに共通な生活スタイルとは?、若い人たちには「スマホ」で訴えるのもよい。)

・福祉施設長の取組について→Cアウトリーチ(Outreach・手を伸ばすこと)→地域への出張サービス(医療・社会福祉)→例:巡回図書館、出張コンサート→佐久総合病院の農山村への「出張診療」「全村健康管理」(今でいう健康診断を軸にした健康予防管理活動)は典型的先駆け例。→対象者の求めによって行うのは、アウトリーチではない。単なる「出前サービス」→(例)「アウトリーチ大森語らいの駅」http://chiikisasaeai.blog.fc2.com/

○@地域課題の解決に取り組む施設長の在り方について
(社会福祉法人チャレンジドらいふ 総合施設長 栗田定夫 氏)
1.地域課題の選定にあたって→農村部
2.地域の現状について地域の課題について→60世帯、240名、高齢化率46%、老人単独世帯@4軒、老々世帯9軒、小学生4名、中学生2名
3. 地域の課題について→元気で働ける間での地域の将来の在り方取組が必要で基幹産業(農業と畜産)担い手の確保、地域の活性化を考え、低価格のディサービスと「就労継続支援B型事業所」を月〜金曜日まで設置(ビニールハウスで)。
4. 改善に向けた取り組み→集楽館(自治会館)の補助金確保後に実施予定。
5.将来的な展望→農業の担い手及びB型作業所で障害の方の連携予定。
6.福祉施設士の役割→地域課題の選定とともに自ら実践、課題探求を通してコーディネートする。

○A必要な人材とその育成について
(印西市本埜地区包括支援センター 管理者 木下知子 氏)
・福祉施設が担う役割→地域における公益的な取組→「地域共生社会の実現へ」
・実践のための組織体制の構築→一部の関わる職員だけではなく、関わる施設職員の意識改革→経営理念の明確化→内部と外部をつなぐプロジェクトチームも考えられる
・役割を担うために必要な人材と育成→(外部研修)千葉県コミュニティソーシャルワーカー育成研修あり→学んだことを効果的に実践→地域における所属法人の存在価値を認識→このプロセスが人材育成。
・実践プロセスについて→@地域が拠点となることへの職員理解と認識の共有→A拠点となる取組が安定かつ効果的に実施できる体制の整備→B具体的事業の実践→C取組の評価と検証→PDCAサイクルが取組のプロセスとなる。
・役割を担う必要な人材と育成→@ニーズをキャッチできる人材A把握した課題に対する解決策を企画立案できる人材B地域の関係機関等との協議や計画策定に参画できる人材C地域への活動に積極的に参画できる人材。(千葉県社会福祉協議会『千葉県コミュニティソーシャルワーカー育成研修』→これを学ぶことで地域づくり・コミュニティソーシャルワーク修得)

○B地域への情報発信について
(社会福祉法人六心会 理事長 堤 洋三 氏)
・社会福祉法人の情報管理・発信→1.法令で義務付けられている情報公開(発信のみ)2.利用者・顧客への発信(契約に基づく事実伝達と共有など)3.地域・活動エリアへの発信4.職員(内部)への発信5.学生・求職者への発信6.同業者への発信(主に情報共有、社会福祉法人間の連携など)
・2.利用者・顧客への発信→事実伝達と情報の共有→情報のギャップをすくなくする(リスクマネジメント)、専門職として難しさや悩みも共有(専門性の高さと一定レベルの人間関係構築が必要)
・3.地域への発信→法人のソーシャル機能、自治会役員、イベント、専門性、地域の流儀は必ず尊重する。何を伝えるか?→法人存在の意義、本来業務、地域課題への考え方・スタンス、主役でないサポートする役割等。住民とともに考える場を持つ。
・4.職員への発信→トップメッセージ、ベクトルの共有。報告会・交流会。ペーパーの配布(組織図の配布:メンバーの確認のため、会議の仕組み:意思決定はどこで?)
・5.学生・求職者へ発信→学生・求職者の視点に立つ、はじめて仕事を探すときの戸惑いに気持ちを寄せる、成長・労働環境のこと、リクルーターチームの組織、情報の鮮度、就活サイト・SNS・WEBサイト。
・地域共生社会構築への社会福祉法人の役割(「地域共生社会」の実現に向けて (当面の改革工程))↓↓
http://www2.shakyo.or.jp/zenminjiren/pdf/topics/4_chiikikyosei_syakai_all.pdf

◆「地域共生社会の実現に向けた施設長の役割と行動とは」をテーマにした@〜Bのシンポジストの提言で、よりそのイメージがはっきりしてきたものと思われます。社会福祉法人のリーダーの方々は、「法人の存在意義」をかみしめ、事業の持続性を目指して頑張ってほしいものです。

次回は、「第19、20回小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会(平成29年7月5日開催)」です。

◆【シンポジューム】灘尾ホール
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◆進行役・生涯研修委員長
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◆シンポジスト@社会福祉法人チャレンジドらいふ 総合施設長 栗田定夫氏
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◆シンポジストA印西市本埜地区包括支援センター 管理者 木下知子 氏
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◆シンポジストB社会福祉法人六心会       理事長   堤 洋三 氏
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◆講師:田島誠一氏(テーマ説明とシンポジュームのまとめ)
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◆閉会の挨拶・岡田好清副会長(熊本県・善隣保育園)
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