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平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から(平成30年9月14日) [2018年09月20日(Thu)]
平成30年度 東北ブロックセミナー青森大会から(平成30年9月14日)
◇主催→東北ブロック福祉施設士会・青森県福祉施設士会
◇期日→平成30年9月13(木)〜14日(金)
◇会場→ホテル青森3階「禅知鳥の間」青森市堤町1-1-23
◎第2日目 9月14(金)

○【福祉QC活動とは】9:00〜9:50
日本福祉施設士会 福祉QC 全国推進委員長 杉 啓以子(けいこ)氏

(日本福祉施設士会 福祉QC委員会では、毎年5月に「福祉QC入門講座」、11月に「全国福祉QC発表大会」が実施されています。)

・こんな職場に適用されている→書類などが整理整頓がされていない、決めたことが守られていない、それぞれの意思の疎通が図られていない→福祉QC導入の必要性が高い。
・何のために改善活動を行うのか→職場、個人の品質管理活動→利用者満足、自分自身の「業務の質」のレベル向上、生きがいのある明るい職場づくり(人間尊重の職場→職員個々の自己実現を目指す)
・「福祉QC」(改善)活動の特徴→QC的なものの見方、考え方を福祉実践に応用した活動。法人・施設挙げての全員参加の改善活動と管理活動。現場の職員小集団による自主的な活動。問題解決法であるQCストーリーに限り、QC的手法の分析手段などを活用した活動。

・QC的なものの見方、考え方→@利用者(顧客)を考えた仕事をする。A事実による管理(ファクトコントロール)経験・勘・度胸はなし。B悪さ加減を出し切る⇒数値で表現する。C重点事項:いろいろな問題点を層別し、問題点の大きい順に棒グラフ戸大きい順に足していった累積数を表し、全体に対する比率を折れ線グラフにしめしたもの(パレート図)。DPDCAの管理サイクルを徹底して回す。⇒目標値が必要、目標を持たない人には問題は見えてこない。Eばらつき(業務の良い時と悪い時)に注目する→問題発生の解決は4M(人Man・方法 Method・機能 Machine・材料 Material)。F自責で問題追及(人のせいにしない)G自現員追求を徹底する(なぜ・なぜ・なぜを5回繰り返す)。H過程の重視I再発防止(歯止め)・標準化(マニュアル)する。  以上@〜Iまで「QC的ものの見方、考え方」となる。

・「福祉QC」サークル導入の成果→全職員の問題意識・改善意識が高まる。業務改善能力が身に就く。職場の活性化、明るくなり連携もよくなる。利用者等から信頼感、安心感がえられます。

・職員能力向上(人材育成)へ→利用者の期待・要求に応えるための改善活動。個人の技能、技術が集団の中で磨かれる。従来型OJTでは身に付かなかった管理能力、リーダーシップ、科学的問題解決能力が明確になり、やりがいを引き出す。

・QC的者の考え方は、全ての仕事の基本となる。
・今後の課題→リーダーは職場マネジメントの大切な推進役となり、地域福祉に貢献する。



○【福祉QCサークル発表】10:00〜11:10
(講師の杉啓以子(けいこ)氏の公表があり。福祉QCは、福祉サービスの設計開発に該当し、サービス改善のストーリーにそって、どこまで改善されたかをサークルメンバーにゆだねられています。独特の手法があり、手順に沿って最後には歯止めをかけてマニュアル作成に至ります。)

@青森県・社会福祉法人南福祉会 幼穂連携型認定こども園「青森甲田こども園」
QCサークル名 オレンジT  発表者 倉内恵梨・物江尚子さん


『右左 わかるかな?』〜右左を理解し、未来につなげよう〜

1.施設紹介→施設位置、モットー、園の特徴、子ども人数・職員数など。
2.サークル紹介→構成人員、活動歴、平均年齢、月当たりの会合回数、活動年数、主な活動時間、テーマの活動期間、テーマの活動時間→決まっている。
3.テーマ選定の理由→施設方針、重要度、緊急性の高さ、現実性、期待効果からの観点でメンバー感でブレーンストーミングをしていくつかテーマを選び高得点の中のテーマを選ぶ。(やり方が決まっている。)
4.活動計画→6カ月基本。一覧表マトリックス図(縦→テーマ選定、実施項目、現状把握、目標の設定、要因解析、対策の検討と実施、効果の確認、標準化と定着、反省まとめ(それぞれの項目ごとに担当者を入れる)。横軸→月ごとの活動計画と実施・変更部分。)
5.現状把握→子ども、保護者、職員への(「右左認識具合を確認」)アンケート実施(3回実施)
6.現状把握から分かったこと→左右の識別認識は、約半数。保護者・保育教諭とも必要と感じている。園での活動の統一がされていない。双方ともどうしてよいかわからない。
7.目標の設定→5歳児 (53%)⇒95%に。
8.要因解析→「左右の認識が薄い」でフィッシュボーン(魚の骨)に、「保護者」「職員」「子ども」「環境」のそれぞれに「なぜなぜ」を繰り返し第5次要因まで原因を突き詰める。

9.対策の立案・マトリックス図→縦軸に要因解析で話し合われた対策要因(:職員(統一性なし。その場で必要と思っていない。指導方法が分からない。)、子ども(左右意識がない。そのことを意識していない。)、環境(意識させる表示がない)、保護者(指導方法が分からない))、次に横軸に今の「対策要因」「それぞれの具体的対策」「それぞれの担当者、場所」を記入し「それぞれ項目ごとに〜月〜日までに」を記入。

10.対策の実施→「4.活動計画」に計画期間がいつからいつまでと線の下に、実線でわかりやすく計画通りかなど新たに実施されている期間を記す。
ここでは、職員会議・園内研修、玄関での挨拶時に左右を意識できるように職員間での統一、給食の配膳でご飯とみそ汁の位置で。手遊びや歌の研修で。職員同士の左右の確認を動作で・・・・等々。保護者へは「おたより」の配信で。

11.効果の確認→現状把握時(53%)から2カ月後に効果を確認81%、3カ月後に95%と、目標達成している。
12.歯止め→もとに戻らないように「対策の立案」に従いながら対策の歯止め(マニュアル)を打ちます。
13.波及効果→マニュアルに従い行事やげた箱で、給食時等に利用している。
14.まとめ・反省→「テーマ選定」から「歯止め」までの一連の流れをメンバー間で振り返り、良かった点、悪かった点や苦労した点など発表を聴いている会場者に分かりやすく一覧表にしてまとめる。
15.園長コメント→初めての「QC活動」、発表を通して職員間の相互の連携が深まり、「保育の質」の向上に役立っている。保護者との共通理解も図られ、子どもの保育に効果があることも分かりました。今後も「QC活動」の目的と経過を通じて、更に信頼される施設となるよう頑張っていきたいと思います。発表にかかわった先生達、短期間でしたが良く頑張ってくれました。

≪杉啓以子氏講評≫
・初めにしては(1年)素晴らしい。よく頑張りました。全国大会に出て腕を磨いてください。初回出場のサークルは、上位に入りやすいので、頑張ることです。アドバイスはもろもろ上げられましたが、自信を持つことが大切です。


A秋田県・社会福祉法人県北報公会 児童養護施設 陽清学園
 QCサークル名:あたりまえライフ 発表者 工藤奬太さん
『第三者評価をもっとわかりやすく(自己評価表の理解度アップ)』

≪要約≫
・@のサークルは「問題解決型」のサークルに対して、今のAのサークルの手法は、課題達成型QCで、与えられた課題解決に向けてストレートに達成すること。
・第三者評価は、児童養護施設は3年に1回の受審ですが、そのもととなる「自己評価表」の記入は毎年義務付けられています。「共通評価項目:どの種別でも共通な項目」で各種別の相違はその内容ごとに実践が独自のものとなっています。種別ごとの独自項目を「内容項目」となっていますが、今回の課題達成型は全職員に「共通45項目」を全員に理解してもらうということで、課題達成のための「攻めどころの明確化」が必要になります。後の流れは問題解決型ストーリーと同じになり「攻めどころ」をどのようにするかということ。
・アンケートから→T基本方針と組織(77.3%)、U施設の管理運営(81.8%)、V適切な養育支援の実施(96.0%)→職員全体の理解度を96%以上に設定。
・分かりづらい項目に○印をつけてもらったり、「攻めどころ」として各個人のギャップをアンケートで把握し明確化していった所に達成できている。

≪杉啓以子氏講評≫
・発表者・工藤さんは、昨年5月「福祉QC入門講座」に参加して1年でこのように福祉QCを使えてることはとっても嬉しい。頑張っていると思います。



B福島県・社会福祉法人郡山清和救護園  救護施設せいわ園
QCサークル名:せいわガンバローズ 発表 渡邉亜由美、宗形佳奈  アシスタント 八巻美夏
『バイバイ!食べこぼし』〜おいしくきれいに食べよう〜
≪要約≫

・ここの法人経営施設では、常に全国大会で最優秀賞を獲得。現状把握、効果の確認ではグラフを用いて一目瞭然に変化のありようを「視覚化」などしており、現状把握でも全ての面のあらゆる角度から検討し、よく理解できるように仕組まれている。大変にその発表は分かりやすく、2人での掛け声の応答は素晴らしい。現状では、QC活動の「お手本」になっている。
・特に、問題解決型の現状把握については、キャリアがあり、山登りにたとえると、登山口は何通りもあるようなものだ。利用者一人一人の現状把握をし、17回も必要な現状把握からその対策を引き出していることは、QC活動の最たるものと思われる。
・詳細については、省略しますが、いつかQC活動を必要とする職場では、この法人の活動が目に留まるでしょう。

≪杉啓以子氏講評≫
・福祉QC活動として、施設士会会員施設を指導してほしいものと思っています。

○【閉会式】11:00〜11:20→次年度は、秋田県当番ですのでよろしく。

◆「福祉QC活動とは」 杉 啓以子氏
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◆青森県・幼穂連携型認定こども園 青森甲田こども園
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◆秋田県・児童養護施設 陽清学園
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◆福島県・救護施設 郡山せいわ園
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◆会場の風景002
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