最近よく耳にする「語彙」「語彙力」という言葉。ウィキペディアによりますと、“語彙”とは、「ある特定の範囲(例えば1つの文学作品など)において使われる単語の総体。」と書かれています。
そのため、“語彙力”は「物や事象を説明したり、ある言葉を他の表現に言い換えたりすることで、相手や場面に合わせて、より分かりやすく説明、表現することができる力のこと」です。
このように書くと難しく感じますが、「○○さんは語彙が豊富だよね」「私、語彙力なくって・・・」など、会話の中ではよく使われていますよね。
とまとでは、言語面に関する苦手さに対して、“わかりやすく伝えるために必要な言葉(語彙)が増える”“知っている物の名称が増える”“適切な動詞を使うことができる”など、1人1人のお子さんに合わせた目標を決めて療育を行っています。
今回は、“語彙を増やそう”という目標に対して、どんな活動をしているか、一部を紹介します!!
『ボブジテン』
ルールは、日本語を勉強中のボブさんに、1つのカタカナ語(例えば、マシュマロ、クリスマスなど)を説明して当ててもらうゲームです。例えば、“マシュマロ”であれば、「ふわふわの白い、甘いお菓子です。そのまま食べることができます。焼いたり、温かい飲み物に入れることもあります。」などと、知っている言葉を使いながら説明します。
この時に、色や味などの特徴をわかりやすく説明するために必要な語彙を持っていると伝わりやすいです!
友だちや大人が言った言葉を聞くことで知っている言葉を増やしたり、自分の語彙として獲得することができます。

『さまことばゲーム』
色々な物の形や色、手触りなどを表す“さまことば”に合う名称を言うゲームです。
例えば“トゲトゲな”のカードが出たら「サボテン」や「バラの花」、“冷たい”なら「氷」「ジュース」などなど。
さまことば1つに、当てはまる物がいろいろあることを知ることができます。また、「フランスパン」であれば、中は“ふわふわ”で外は“硬い”など、取り組み方によって名称以外の言葉も増えていきます。

『ワードスナイパー』
お題に合わせて指定された文字から始まる言葉を考えます。お題が“虫”で指定の文字が「こ」だったら「こおろぎ」「こがねむし」など。
物のジャンルやカテゴリーを表す言葉の知識が深まります。

他にも、しりとりや言葉のビンゴ、言葉のすごろく、絵本など、楽しく言葉を増やせる活動を設定しています。知らない言葉を辞典などで調べたり、具体物やイラストを見て言葉と結びつけることでも語彙を増やすことができます。
いろいろな活動で語彙力を高めることで、少しでも伝えたいことをわかりやすく話せるようになったり、お友だちや家族との会話が弾み、良いコミュニケーションがとれるようになるといいなと思いながら、日々、とまとでの活動を設定しています。
(ペペ)