思う事[2017年05月01日(Mon)]
思う事 湖西拠点 田中光子
現場支援をしているときのこと、障害のある従業員が使う休憩室入り口のスペアキーを作るために、障害者に貸与している鍵を、事業所の方が本人から一時戻してもらいました。
次の日、事務所の方が、戻してもらった鍵を持ってきて確認をすると、その鍵では休憩室が開きませんでした。
事業所の方は障害のある方が間違えたのであろうとおっしゃいましたが、私は鍵を渡すのを見ていたし、彼は自宅とロッカーと休憩室の鍵しか持っていないので間違う可能性は少ないと思い、事務所内で他の鍵と入れ替わった可能性はないかと聞きました。(以前にも何度か事務所内で鍵が見つからないことがあったので)
しかし障害のある方が間違えたのだろうとの考えは変えてもらえませんでした。
その時に、障がい者は間違えることが多く健常者には少ないだろうと考えがちなのかもしれない、障がい者への冷静な判断をしていただくのは非常に難しいと感じました。
同僚のジョブコーチにこの話をし、「このような職場には多少なりとも障がい者に対して偏見があるのかな?」と言った時、「このような職場には」と考える私自身にも偏見があるのだとハッとしました。
障がい者理解と偏見をなくすことの難しさを感じました。
また、一生懸命、彼に間違いがない事を事業所に伝えたつもりでも、全く彼の名誉を回復できなかったことにジョブコーチとしての力不足を痛感し、無念さとさみしさを感じました。
中立的な立場に立って支援対象者側の不利益が生じた場合には毅然とした態度で守る事ができなかったことは落ち着いて考えると私にも十分問題があったのです。
でも正直なところは彼が違っていないことを認めてもらえなかった腹立たしさが先に立ってしまいました。
未熟さと力不足を感じた出来事でした。
現場支援をしているときのこと、障害のある従業員が使う休憩室入り口のスペアキーを作るために、障害者に貸与している鍵を、事業所の方が本人から一時戻してもらいました。
次の日、事務所の方が、戻してもらった鍵を持ってきて確認をすると、その鍵では休憩室が開きませんでした。
事業所の方は障害のある方が間違えたのであろうとおっしゃいましたが、私は鍵を渡すのを見ていたし、彼は自宅とロッカーと休憩室の鍵しか持っていないので間違う可能性は少ないと思い、事務所内で他の鍵と入れ替わった可能性はないかと聞きました。(以前にも何度か事務所内で鍵が見つからないことがあったので)
しかし障害のある方が間違えたのだろうとの考えは変えてもらえませんでした。
その時に、障がい者は間違えることが多く健常者には少ないだろうと考えがちなのかもしれない、障がい者への冷静な判断をしていただくのは非常に難しいと感じました。
同僚のジョブコーチにこの話をし、「このような職場には多少なりとも障がい者に対して偏見があるのかな?」と言った時、「このような職場には」と考える私自身にも偏見があるのだとハッとしました。
障がい者理解と偏見をなくすことの難しさを感じました。
また、一生懸命、彼に間違いがない事を事業所に伝えたつもりでも、全く彼の名誉を回復できなかったことにジョブコーチとしての力不足を痛感し、無念さとさみしさを感じました。
中立的な立場に立って支援対象者側の不利益が生じた場合には毅然とした態度で守る事ができなかったことは落ち着いて考えると私にも十分問題があったのです。
でも正直なところは彼が違っていないことを認めてもらえなかった腹立たしさが先に立ってしまいました。
未熟さと力不足を感じた出来事でした。