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しずおか障害者就労支援ネットワーク(静岡県ジョブコーチよりこんにちは)
 浜松NPOネットワークセンター(N-Pocket)が2001年から2002年まで静岡県から委託された「静岡県障害者就労支援ネットワーク体制づくり」において開かれたジョブコーチ養成講座受講生(52名)の中から15名の静岡県ジョブコーチが生まれました。
 翌年には、誕生した静岡県ジョブコーチ自身が、静岡県内に6つの拠点をつくりました。それら6つの拠点が繋がって「しずおか障害者就労支援ネットワーク」が誕生しました。
 現在は、駿豆、富士、静岡、志太榛原、中遠、浜松、湖西の7拠点になっており、所属する静岡県ジョブコーチも50名を超えています。
 ブログでは、静岡県ジョブコーチの日ごろの活動ぶりや、ときには美味しい話題などものせていきます。
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天竜特別支援学校の学校見学について[2014年06月09日(Mon)]
こんにちは。浜松拠点の二橋です。

6月3日 【静岡県立天竜特別支援学校】の学校見学会に、浜松拠点のJC(ジョブコーチ)4名と一緒に参加させて頂きました。学校は、旧天竜市南端の丘陵頂上に位置し、眼下に天竜川を眺め、明石山脈を羨望でき自然環境に恵まれた環境の中にあります。
隣接する天竜病院で継続的な治療を受けながら通う特別支援学校です。ゆったりと時間が流れ療養しながらの学習環境が整っています。

★ 小学部、中学部、高等部が併設されています。病院からの登校、自宅登校(保護者の送迎)と病状に合わせて選択できます。通学困難の児童、生徒には訪問教育制度があります。
《学校訪問途中、病院から数名の児童、生徒が万緑の中を歩いていました。きっと登校中だったのでしょう。私はその時、場所案内が理解できず学校付近を2〜3周している最中でした(涙)》

★ 全体の6割が『発達障害』、4割は呼吸器疾患、腎臓疾患等です。

★ 通学期間は、小学部は3〜6ヶ月未満が多く、中学部は3〜6ヶ月未満、あるいは1年以上が多い様です。『浜松方式』が採用されてから在校期間が短期になったそうです。 
 
私は、3時限高校生の『国語総合』『数学活用』の授業参観をさせて頂きました。
少人数なので和やかな雰囲気で進行していました。
授業参観など何十年ぶりなので楽しかったです。

4時限目は、プール清掃でした。水を掛け合うなど楽しそうな光景でした。無邪気な高校生の表情です。なぜか、ほっと胸をなぜ下ろす事ができた時間でした。

参観の合間に、見学に見えていらした方々と情報交換をさせて頂きました。
学校の先生とも懇談ができました。

先生方は、私たちの想像を超えるご努力を、家庭、病院と連携してらっしゃる事を感じました。貴重なお話を沢山伺いましたが特に印象深かったのは

@ 近年は精神疾患の生徒が増えている。(就労が難しい)

A 卒業したら『働く』という意識が希薄に思う(よい環境の中にいる)
これは、《ジョブ・コーチ》の出番だと感じました。生徒、保護者、先生方々とお話し合いの機会がもてたらいいのかなと・・・

B 自身が『誰かの為』『何かの為に』と目標が持てると頑張れるのではないか。
これは誰でもそうですよね。大切な人のために、自分の目標の為にだったら少し位辛い事があっても頑張れます!

そんなこんなで有意義な2時間でした。静かで、緑いっぱいで、空気も美味しくて素敵な場所ですが・・・・
【ゆっくり療養し、回復したら戻っておいでね!その時必要とあらばJCはいつでもお手伝いするよ!】
支援学校とJCの連携は必要だな!、今後どう連携できるか課題だなと・・と帰路に着きました。

※ 『浜松方式』
医療機関、自地体、教育機関が連携して発達障害等の子供の精神疾患を支援していく全国初の試みです。
(H25〜)周囲の理解等が得られず二次障害が発生する前に早期治療の一環として『天竜病院』に短期間入院して、集中治療を行う。
入院中の義務教育の学習保障を天竜特別支援学校が担っている。
退院と同時に地元小中学校に復籍する事を地元小中学校も理解している。

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