2018年7月豪雨への対応(9月20日配信) [2018年09月20日(Thu)]
9月1回目の3連休。多くのボランティアが現地にて活動を行いました。
広島県坂町、呉市、岡山県倉敷市では、まだまだボランティアを募集 しています。次の3連休、天候があまりすぐれないようですが、活動を 行う地域もあると思います。引き続き、現地へのご協力をお願いします。 さて、震つな事務局では、震つな会員の被災地NGO恊働センターが 継続的に支援活動を行う坂町小屋浦地区において、「家の相談会」を 9月16日に開催しました。 0916家の相談会・チラシ.pdf 家の相談会は、震つな事務局を担うレスキューストックヤードが、 この度の災害対応として岐阜県関市において8月に4回開催。住民さん からの評判もよく、制度や家の修復について、丁寧な相談ができる 環境がどの被災地域でも必要ではないかと考え、震つなの仲間が 継続支援を行う坂町小屋浦地区にて開催することとなりました。 この相談会は、住民側が主催となり、震つなが協力する形で企画運営 され、各種制度や法的な課題には弁護士や司法書士が、家の修復や 消毒などの相談については建築士や工務店経営者が対応するという、 被災された方にとっては、ワンストップで相談ができる機会を用意し 様々な不安や相談事に対応できる体制をとるようにしています。 広島県では士業連絡会という士業を生業とする方々が復興支援のため に尽力しており、その士業連絡会の協力をいただき、相談会当日は 弁護士2名、司法書士1名、建築士1名、社会福祉士1名による個別相談 コーナーを設置して行われました。 また、レスキューストックヤードがつながりのある、ニチハグループ のFPコーポレーションからも建築士や工務店経営者の方々の協力をい ただき、各種相談に対応する体制で相談会に臨みました。 小屋浦地区での会場は、地域のお寺「西昭寺」さんの本堂をお借りし ました。40脚用意した椅子は開始後には満席となり、その後の個別相 談にも20名以上の方が参加されました。 相談会の開催に合わせて、ホッと一息つける場づくりとして、豚汁の 炊き出しも行われ、個別相談の待ち時間も退屈しないような工夫とと もに、個別相談とまではいかない何気ない会話を楽しむ空間と時間を 提供することができました。 個別相談では、各種制度の相談(様々な融資制度への相談)が複数 ありました。やはり生活再建で気になるのはお金のこと。 被害認定によっては受け取れるお金が50万円以上も変わることから、 認定の結果に納得できない、という方のお宅まで伺うなどの対応も 行いました。 今回の小屋浦地区での相談会には、他地区からの参加者もお越しに なっていたようで、自分の地区でも同様の相談会を開催してほしい という声も聴かれました。 震つなでは、士業連絡会の方々の協力をいただきながら、相談会を 別の地区でも開催できるよう、働きかけを行っていく予定です。 また、翌日の17日には震つな関係者が西日本豪雨の対応について、 現状の課題を共有して今後の支援方針を協議するための合宿会議が 尾道市で開催され、14人の関係者により熱い議論が交わされました。 それぞれの団体の活動を応援しつつ、震つなとしては前日に開催 した相談会を丁寧に開催していくほか、愛媛県で進めている足湯 活動の地元団体への講習会などを行っていくことが確認されました。 大阪や北海道でも支援活動が続いていますが、西日本豪雨でも 引き続き関係者を含めての支援を継続していきます。 |