被災地NGO恊働センターが事務局を務めるCODEより、ミャンマー・サイクロン被害の被災者支援に関する現地情報が寄せられています。
医療ケアを必要としている被災者の中でも高齢者の比率は高く、医療機関へのアクセスが困難なことや、多くを失った喪失感などの困難を抱えていることが伝えられています。伝統的な埋葬や追悼を行うことができないことが高齢者の大きな心の重みとなっていることは、今後の復興プロセスにおいて1つの重要な要素となるのではないかと思います。
<以下はCODE翻訳ボランティアさんからのものです。>
情報源:HelpAge International
日付:2008.6.11
「ミャンマーの高齢者に対する極めて重要な医療支援の提供」HelpAge International(注1)と地元パートナーのYMCAは、高齢のサイクロン被災者に医療的ケアを提供している。Mobile Medical Unit(移動医療隊)はエヤラワディデルタのKyaik Lat郡区からやって来た5,000人の診察をした。患者の症状は、下痢、急性呼吸器感染症、皮膚病、眼病、心的外傷、そしてそのほかのけがなどである。これらの健康の危険は衛生状態の悪さと汚染された水によって増加する。医療スタッフが見たところ、患者の40%が高齢者であった。
「われわれの移動医療隊が診察した中で高い割合を占める高齢者は健康問題に直面しており、必要とする医療を受けるために長距離をやってくるエネルギーと機動力がないことがしばしばである。関節炎やリューマチのような高齢に伴う健康状態には特別な治療が必要である。これらの移動医療隊は多くの高齢者にとって、健康ケアを提供してくれる唯一の手段となっている。我々は、被災地のより奥へ入って行って、老人や弱い人々に会うことを望んでいる。地元でのNGOの活動に対する国連の協力組織であるHealth Cluster(注2)と連絡を取り合い、より拡大した支援の努力において高齢者の健康に対するニーズが認識されるようにしたい。」とHelpAge Internationalの緊急援助マネージャーのBill Grayは言った
Kyaik Latからの最初の調査では、家族や家や生計を失ったことによる心的外傷にうまく対処する心理学的なサポートが高齢者のあいだで特に必要であると強調していた。現在の状況においては、伝統的な埋葬や追悼のプロセスを行うことができないことが、この状態をいっそうひどくしていた。
HelpAge InternationalとYMCAのボランティアは米や衣服を含む救援物資をKyaik Latとその隣のMaubin郡区の1万人以上の人たちに届けた。彼らはすでに2つの学校の屋根を修繕して避難所として使っていた。
ヤンゴン管区ではHelpAge KoreaとYMCAが5年以上にわたって家庭援助プログラムを行ってきた。このプログラムに参加している高齢者は、家を再建するための基本的な物資と材料を買うための136米ドルの送金をそれぞれ受け取った。
HelpAge Internationalは支援活動に対する基金を積み立ててきたHelp the Aged(注3)というパートナーに支えられている。
(注1)HelpAge International イギリス(ロンドン)拠点、高齢者支援団体(1983年〜)
(注2)Health Cluster WHO指揮下で実働する30以上の国際人道保健団体の集まり
(注3)Help the Aged イギリス(ロンドン)拠点 高齢者支援団体(1961年〜)
ミャンマー・サイクロン救援募金にご協力下さい
郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE
*通信欄に「ミャンマー・サイクロン支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます