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中国四川省地震救援ニュース 35 [2008年06月04日(水)]
被災地NGO恊働センターが事務局を務めるCODEより、中国四川省大地震の被災者支援に関する現地情報が寄せられています。


中国四川大地震発生から、1ヶ月も経たない内に被災地の一部で仮設住宅の建設がガンガンはじまり、一部では復興計画の作成にも入っているようです。これって阪神・淡路大震災の時よりもかなり速いスピードでの対策のようです。一方で農村地域や険しい山間地域の再建については、その場での再建の道をとるか移転して再建するかの悩みもあるようです。いつものYさんのレポートを紹介しますが、地震がなければ厳しい中でも農作業に打ち込む人々の暮らしが目に浮かびます。

<Yさんのレポート>
中国人学生ボランティアと日本人ボランティアと北川県の被災地へ向かった。永安鎮の中心部も倒壊した家屋が目立つ。またそこから西へ未舗装の道をしばらく走ると道沿いに瓦礫の山が続く。新石村である。車の窓越しに崩れた家屋で老夫婦がなにやら作業をしているのが目についた。その家では崩れ落ちた屋根が、穀物を貯蔵していた部屋を埋めていた。袋が破れ、散乱したトウモロコシが瓦礫に混じる。それを拾い集め、ふるいにかけて袋に詰めなおし、20kほどの穀物袋を運ぶという地道な作業だ。年をとった夫婦には過酷な作業である。僕たちもさっそく作業開始。ほこりと荷の重さは、若い学生にもこたえる。だが、どこか活き活きとした顔をしている。作業を終えた僕らにおじいちゃんは、救援物資の水を飲めとしきり言う。最後に「このことは永遠に忘れないよ。」と語った。

中国四川省地震救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「中国四川省地震支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます
村井雑感:写真集「いとしの能登よみがえれ!」 48 [2008年06月04日(水)]
確か、能登半島地震で発生した廃棄物(宝物もいっぱいある)の処理に36億円程かかったのでなかったでしょうか?
 地震後、足湯ボランティアで通っている中で、一度廃材置き場に連れて行って貰ってビックリしました。何度もこの地域の伝統的な住まいについて書いていますが、なんと廃材置き場には、見事な梁や長押、柱、床に使っていた根太などまだまだリユースできるものがいっぱいあるのです。もちろん破損した高価な輪島漆器もあります。あまりにも”もったいない”ので、役場に交渉して、一部頂き神戸に持ち帰って「能登・瓦礫展」をしました。実は、阪神・淡路大震災のあとも同じことをしたのですが、瓦礫といったものの見事に暮らしが刻み込まれた宝物ばかりなのです。おそらく、あの廃材をNPOで管理し、分類してリサイクル、リユースに廻せば36億円という資金は投入しないですんだでしょう。
トータルコストをさげるには、入りを増やし、出を減らすということでしょうが、大量生産、大量消費、大量廃棄というライフスタイルを追いかけている以上は実現しません。

 あのインドのガンジーは「世界中の貧しい人たちを救うのは、大量生産ではなく、大衆による生産である」といいました。前号の雑感で触れた林業の衰退が人件費の高騰だと書きましたが、山で150年かけて育てた一本の材木を切り倒し、それを平場まで運び出すのに人の力だけでやろうとすると大勢の人の手にかからなければなりません。だからといって、いま日本のあちらこちらで行われている巨大な重機による木材の切り出し風景は、目を覆いたくなるような有り様です。自然の恵で”生かせて”頂いていることを考えれば、そこは効率とか、採算という価値観だけでは測れないものがあるような気がします。いくらそろばんを弾いても(今は電卓かも?)、ここは折り合いがつかないことだということを理解した上で、自然と向きあう必要があるのではないでしょうか?

地震も自然現象、生かせて貰っているその自然にお返しもしなければならないのが人間の使命なのかも知れません。
Posted by 椿 at 10:11 | 村井雑感 | この記事のURL | コメント(0)