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ミャンマー・サイクロン被災者支援ニュース No.18 [2008年06月03日(Tue)]
被災地NGO恊働センターが事務局を務めるCODEより、ミャンマー・サイクロン被害の被災者支援に関する現地情報が寄せられています。


大型サイクロンが襲ってから1ヶ月余りが経った今も緊急医療、二次医療、物資の供給などあらゆる面で被災者への支援が遅れていますが、報道にもあるように援助要員が現地に入りにくい状況下で特に健康面での対策の遅れが気になります。一刻も早く多くの支援団体が現地での活動を行える環境が整うことを願います。

<以下はCODE翻訳ボランティアさんからのものです。>

情報源:United Nations Development Programme(UNDP)  
2008.5.23 レポートより抜粋・要約

・米作地帯であるエヤワディデルタのKyaiklatはサイクロンによって多くの土地がだめになった。Kyaiklatでの最初の仕事は、池を浄化し、6月にモンスーンがやってくる前にこのシーズンの農作物を植えようと頑張っている農家を助けて土地の整備をすることである。Bogaleでも数日中にこのプログラムを始める予定で非公式の準備が進行中である。

・UNDPはPACTというNGOとともに被害の大きい地域の調査をして、援助を行った。サイクロンの後の早期の復興のさなかで、Daw Nyoという女性はLabuttaで元気な女の赤ちゃんを産んだ。彼女はPACTの小規模融資のメンバーで、Kan Kweという小さな町から出てきていた。仲間のメンバーやプロジェクトの
職員の助けをもらって彼女は小規模融資のプロジェクトから預金の利子をすぐに手に入れることができた。彼女はこの資金を緊急の時のためにとっておいた。UNDPとPACTの共同の努力によってDaw Nyoは娘を養うこができるようになった。
   
(PACT=Pact  U.S.A.(ワシントン)のNGO)


情報源:Catholic Relief Services (CRS)   2008.5.24  レポートより抜粋・要約

・地元の教会はますます大変な状況での最前線の場所になっている。何らかの助けと希望を切望して、毎日多くの避難者が教会にやってくる。CRSは300人以上の地元のボランティアと共に、食料の配給、保健・衛生の指導、心理的サポートなどを行っている。

・「幸いにも、アジア全体にわたるカトリックの医療とコミュニティ組織の幅広いネットワークと、サイクロン・シドルや津波などの最近の災害での活動のしっかりとした実績があるので、 この専門的な判断を利用して援助を必要としているたくさんの何百万というミャンマーの人々を救うことができると期待を寄
せている。」と、国際カリタス・対ミャンマー緊急事態支援チームのコーディネーターであるMr.J.P. elsonは言った。 

(国際カリタス:各国のカトリック教会において慈善・社会的活動を行う団体の連盟組織)

ミャンマー・サイクロン救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「ミャンマー・サイクロン支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます
Posted by 椿 at 16:34
中国四川省大地震救援ニュース 34 [2008年06月03日(Tue)]
被災地NGO恊働センターが事務局を務めるCODEより、中国四川省大地震の被災者支援に関する現地情報が寄せられています。


いま、四川大地震の関連で被災地ではボランティア熱が高まっているようですが、現地に詳しい人たちの話では、「でも熱しやすく、冷めやすい!」ともいいます。偶然2006年11月15日の朝日新聞「世界発2006」という記事を見つけました。「学生ボランティア熱 やりがい求め地方へ」という見出しで、「農業を助け、教育を助け、新しい農村をつくろう」という国あげての農業政策に協力する学生ボランティアのことのようです。「あなたの選択は一本の正しい道だ」と温家宝首相が答えています。

Yさんの現地レポートをお届けします。

地震から1週間後に清平という山間部に向かった。やはり川沿いの道は、土砂崩れのため寸断されていた。その手前の集落でお話を聞いた。この数日、上流の土砂ダムが決壊するかもしれないとの報道があり、下流の集落は移転を余儀なくされている。

 李万興さん(62歳 男性)も家屋が一瞬にしてガレキの山になった。現在はガレキのすみに止めてあるトラックの荷台に88歳の父親と奥さんと3人で暮らしている。「これから来る雨季に備えてテントが一番必要だ。でも上流のダムが決壊するかも知れないからここにはいられない。妹夫婦のところにでも行く
かなあ。」と語る。 「災民証(被災者証明)は受け取った?」と聞くと、「その話は聞いたことはあるけど、義捐金の1日10元なんかもらってないよ。隣村はもらったらしいけどね。。」また、「一日10元で一体何が買えるって言うんだい!?」と不安を隠しきれない。しかもこの義損金は3か月のみの支給であ
る。あとは自救(自助努力)するしかない。

中国四川省地震救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「中国四川省地震支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます
Posted by 椿 at 10:39
村井雑感:写真集「いとしの能登よみがえれ!」 47 [2008年06月03日(Tue)]
トータルコストを下げるための知恵にもう少しこだわって見ます。といってもこれは昔の人は誰もがそうしていたことなのです。ところが今となってはむしろそれが大きなかべなのかも知れません。雑感45で「能登ふるさと住まい・まちづくり支援事業」について紹介しました。この支援を受ける場合の条件に「県産
材」を使うというのがあります。日本伝統工法による家づくりの理想は、「近くの山の木で家をつくる」ことだそうです。県産材を使うということはここにつながります。ここにこだわれば完全な循環型の家づくりが可能になります。外材はもちろん、遠くから木材を運ぶために消費するエネルギーを考えると、地元産が
理想です。地元で材料を確保するということは何年もかけて木を育てなければなりません。つまり山の管理が必要だということです。よくここに登場する穴水の来迎寺さんは、寺の裏山に寺を修理するだけの木を植えています。これまでも寺の普請などで木材が必要なときにもすべて裏山の木でまかなってきたとのことです。

 「いとしの能登 よみがえれ!」でも紹介しましたが、地震で少し損傷した築250年の山門も、裏山の木を使いました。何でも使うときには150年も成熟した木を使うそうです。住職曰く、木を1本切ったら、10本の苗を植えると言ってました。それは、10本も植えていれば少なくともそのうち1本はまともに育つだろうということです。当たり前ですが、ある分だけ切るだけ切ってしまったらダメなんです。今日本の山林に入っている大手商社はそういうやり方をしているところもあるようです。でも来迎寺さんのような育て方なら、結局山の木は減らないということです。そう言えば京都の清水寺の廊下を支えている柱は400年ごとに取り替えるそうで、そのために400年間かけて順々に育てているということを聞いたことがあります。こうして山を管理していると、洪水防止や土砂災害の防止にもつながり、また川を経て海へ栄養分が流れるために漁業が盛んになるのです。もともと穴水町は林業の町でもあったらしく、こういう循環型の理屈は重々知っているのですが、何しろ林業を守るための人件費の高騰と並行して安価な外材に頼り続けてきたための悪循環の結末が、いまの日本の山林の荒廃をもたらしたように、穴水町も同じ運命を辿っているのです。
Posted by 椿 at 10:19
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