長野県神城断層地震への対応について(12/6-7) [2014年12月08日(Mon)]
白馬村では、降雪(積雪)の影響により
12/5の午後、12/6終日、12/7午前の一般ボランティアの活動は 休止になりました。地元社協の方もようやく休みがとれています。 12/6に小谷村の災害ボランティアセンターを訪問してきましたが、 小谷村では荷物の運び出しなどの活動が50人規模で行われました。 白馬村では12/1に一次避難所が解消となり、周辺のホテルや大学 のセミナーハウスなどが二次避難所となっており、避難生活が続 いています。 長野県では、応急危険度判定の集計が進み、結果は以下の通り。 ============================= 【家屋等の応急危険度判定の結果】 ※12/5長野県発表(12/6信濃毎日新聞より) 赤(危険)/黄(要注意) 白馬村 29件 / 51件 小谷村 16件 / 44件 小川村 7件 / 7件 大町市 4件 / 18件 1市3村 n=961件 ★長野市は調査中 ============================= 被害の大きかった白馬村堀之内地区では、避難所にて生活される 方と、既に自宅に戻って生活されている方が居ます。 積雪時は主要道路の除雪は行政側で行いますが、個人の家に通じ るいわゆる生活道路の除雪は住民側で行っている場合もあり、避難 所で生活する方のお宅周辺は住民での除雪が行われず、その奥に 生活されている方が主要道路までの除雪を行わないとならない状況 になっているお宅もあります。 これまで地域全体で解決できていた課題が、そのままでは解決で きない状況になっている地域もでてきています。 白馬村災害ボランティアセンターでは、ニーズ件数が減ってきて いることから、今週中を目途にボランティア活動の希望がないか を再調査する方針とのことで、これまでテクニカルチームが手掛 けたお宅の情報をキチンと共有し、抜けや漏れが生じないよう、 対応を行っていく予定です。 積雪の時期になったことで、地震直後はニーズとしたあがってこ なかった内容のニーズが1日に2-3件あがり、その多くがテクニカ ルチームが対応する内容となっています。 今日は久々に晴れて、気温も5℃くらいまで上昇していますが、 道路以外の積雪量はそれほど変わらないため、作業がはかどるこ とはなさそうです。既に荷物の取り出しなどを雪解けまでできな いと諦めている方も多いと思います。 既に倒壊しているお宅や、雪の影響で倒壊の危険が想定される 住宅を優先的にテクニカルチームで対応していますが、実際の 大掛かりな片付けは雪解け後になりそうです。 震つなとしては、NPO窓口としてテクニカルチームの情報の一本 化や調整。その他、ボランティアセンターとの連携を行ってい ますが、今後は、仮設住宅の入居に際しての情報提供や被災した 子ども等への支援なども検討中です。 白馬村や小谷村では本格的なスキーシーズンを迎え、いよいよ 忙しくなる時期ですが、先日の報道によると4割もキャンセルが でており、基幹産業への影響が心配されています。 実際、すでにオープンしているスキー場は地震の影響はなく、 地元も安全宣言をしていますが、修学旅行などの大口の予約が キャンセルになっているようです。 今後の見通しとしては、テクニカルチームの活動は12/10頃を 目途に今シーズンは収束の方向。雪解け後の活動は、地元と じっくり話しながら進められればと思っています。 一方、生活支援については、過去の被災地支援の経験を活かし た活動ができればと、地元社協に提案をしていく予定です。 |