台風21号により浸水被害が発生した三重県伊勢市および玉城町では
災害救助法が適用になり、復旧作業が進んでいます。
レスキューストックヤードに資器材貸与の依頼があり、大分県から
資器材を搬入しましたが、土砂や泥がほぼない状況のため、清掃が
主な活動となっていました。
しかし、床下の状況を確認していないお宅が多くありそう、という
ことで、伊勢市社協では、市の被災認定戸別調査の際に、改めて
床下確認のための情報提供を行うことになり、「水害にあったときに」
のチラシ版を被災者宅に全戸配布することで、情報周知を図ることに
なりました。
玉城町では、社会福祉協議会から被災地域の区長さんを通じて、床下の
状況を確認するように周知したことにより、社協宛に床下確認のニーズ
が上がってくるようになりました。
床下ニーズに対しては、風組関東、コミサポひろしま、の他、DRT三重、
DRT愛知、など床上げ(床板を上げて床下状態を確認する)のチームを
結成し、対応しています。
片付けや掃除のニーズ総数が130件ほどあり、そのほぼすべてが完了して
いますが、床下確認ニーズが20件以上入ってきていることから、人数的
には多くありませんが、災害ボランティアセンター体制の対応が続く
見込みです。
震つなとしては、風組関東の他、現地に継続的に滞在できる団体会員に
協力を呼びかけ、床下確認のニーズに対応できるように支援を続けて
いく予定をしています。
※画像提供:風組関東(無断転用はご遠慮ください)