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【第 2 報】九州北部豪雨報告 [2012年07月17日(Tue)]
皆様

お世話になります。RSY浦野です。
早速ですが、震災がつなぐ全国ネットワークから大分県へ派遣しているスタッフより、現地レポートが届いておりますのでご報告します。

【竹田市】
○報告者
・頼政さん(被災地NGO協慟センタースタッフ/7月14日〜22日活動)
※活動内容:災害ボランティアセンターの運営サポート、足湯ボランティア体制づくり
・松永さん(大分大学学生・RSYボランティアスタッフ/7月14日〜15日活動)
※活動内容:災害ボランティアセンターの運営サポート

■竹田市被害状況
住宅被害(15日、15時現在)
・全壊:21件、半壊:24件、裏山(前・横)土砂崩れ:49件
・床上浸水:106件、床下浸水:62件
人的被害(15日、15時現在)
・死者:1名、行方不明者:1名、負傷者:3名
住民避難状況(15日、18時現在)
・31世帯、67名
・避難所は4か所に設置

■ライフライン
(断水状況)
・水源地の送水管が流され、配水池へ水が送れない状況です。現在のところ復旧のめどは立っていません。竹田市災害ボランティアセンターのある、竹田市
総合運動場での水の供給は、最後になる予定で三週間は断水が続く様子です。
・断水地域:竹田の一部、豊岡の一部、玉来全域、荻

■竹田市災害ボランティアセンター(15日よりオープン、報告は16日までの活動について)
・竹田市災害ボランティアセンターでは立ち上げ初日、ボラセン運営(ニーズ調査、マッチング、物資や資機材の手配)に手いっぱいで、現場で活動するボランティアへの対応が手薄になっていました。そのためボランティアから「水や資機材を持って現場を回って欲しい」との要望がありました。
・現在、受けたニーズのほとんどがドロ掻きや家の清掃でした。今後は足湯等で新たなニーズを掘りだす作業が必要になってくると思います。
・ボランティアさんの道案内には民生委員の方が協力してくださっていますが、市内には何か所も通行止め箇所があり、地元の人でもわからないところがある状況です。
・避難所には高齢者の方が多く、日中やることがない方が多いとのお話ですので福祉センター(社協の建物)の避難所で足湯ボランティア活動ができないか調整中。できれば地元の高校生を巻き込んだ形での実施を考えています。道具については移動入浴車を利用してお湯を提供してもらえる可能性あり。
・全体的に人手が足りていないという所です。ボランティアさんも足りず、また、運営側のスッ
フももっと増員があればという所です。今後は関西圏からのボランティアを中心に受け入れていこうという話もしています。

■被災された方々の様子
・被災した方のお宅にお伺いしましたが、かなり疲れが出ている様子。自治会長さんなどは、自分の家は後回しにしてという方もいて、そういったところへ入っていく必要性を感じます。
・避難所でもかなりストレスがたまっていて、心のケアが必要ではという声も出ていました。
・通行止め箇所が解除されたところもあり、今まで行けていなかった集落などに入っていくことができるようになってきています。まだニーズとしては上がってきていませんが、これからどんどん上がってくるのではという予想をしています。


【日田市】
○報告者:関口(RSYスタッフ/7月15日〜16日活動)

今月上旬から降り続いている記録的な大雨によって甚大な被害が出ている九州北部。名古屋からボランティア用資器材を提供した大分県日田市に15日、スタッフ関口が入りましたので、その状況をレポートします。

日田は大分と福岡、熊本の県境に位置する山間地。「平成の大合併」で2005年、1市2町3村が合併し、人口約7万人、面積約660平方キロメートルの市となりました。南北に囲まれた山を源にするいくつもの川が合流し、西の筑後川に注ぐ美しく雄大な環境。今回はそのうちの花月川が氾濫し、市街地を浸水させました。しかも2度にわたって。

1度目は今月3日朝、2度目は13日夜から14日早朝にかけて、1時間に100ミリ近い猛烈な雨が降り注ぎました。

1度目の被害は市役所から1キロほど北の丸山地区や吹上地区という住宅街に集中。吹上地区の堤防前に住む60代の女性は「音もなく一気に増水した感じ。目の前の堤防からではなく、上流からあふれた水が堤防の反対側から家に流れ込んできました。その後も水がなかなか引きませんでした。こんなことは生まれて初めて」と生々しく振り返りました。

 避難所に一時、身を寄せながら徐々に家に戻って片付けを始めていたところ、2度目の氾濫。
「また来る、と思ってみんなで夜中に避難しました。夜が明けて戻ってみたら、1度目ほどではなかったけれどまた泥だらけ。大変ですけど、家は流されなかったのだから…」。女性はそう言いながら軒先に流れ着いたものなどを片付けていました。

 こうした市中心部はおおむね一度目の被害が大きく、直後は地元の高校生らが集中的に片付けにも当たりました。しかし、なかなかやまない長雨でボランティア活動は中断。2度目の被害で住民は精神的にも肉体的にも疲労を募らせています。

 一方、そこから2−6キロほど東に離れた上流の有田地区や羽田地区では、2度目のほうが被害が大きかった家もありました。羽田地区の女性は「少し上流のほうで流された家が川をせきとめて、あふれた水が道路をどーっと流れてきました。でも家の中には水が入ってこなかった。
それが2度目の雨では水の流れが変わったのか、家の中まで入り込んできて、ぜんぶ水浸しになりました。古い家なのでモノが多くて、いつになったら片付くのか見当がつきません」と途方に暮れた様子。

有田地区ではアスファルトで固めていた護岸が数十メートルにわたって崩れ落ち、ガードレールが川の真ん中に流れ着いたり、巨木が橋桁にからみついていたりして増水の勢いをまざまざと見せつけられます。川べりの家が完全に水につかった70代の女性は「たんすの中まで泥で真っ黒になって、きょうあすじゃとても片付かない。子どもや親戚でやってもらっていて、ボランティアなんて来ていない」と言います。

 市災害ボランティアセンターは当初、この3連休をめどに活動を収束させる予定でしたが、2度目の被害で延長することを決めました。しかし、九州各地が被災地となっていることから、週末のボランティアは早くも半減。被害範囲は広がっているのに、ボランティアを十分回せない事態になっています。道路が寸断された孤立集落も残っており、被害の全容はまだ見えてきていない状況です。
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