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「水害にあったときに」〜浸水被害からの生活再建の手引き〜 (2019年10月16日、データ更新) (10/14)
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台風 12 号【第 4 報】 [2011年09月13日(Tue)]
皆様

RSY浦野です。お世話になります。
現在支援活動を行っている三重県紀宝町での9月13日の活動報告です。

本日地元ボランティアコーディネーターと共に被災地内を回り、少しずつ全体の被害状況がつかめてきましたのでその詳細を中心にご報告します。


■被災地の状況
○床上・床下浸水:不明
・紀宝町災害対策本部に問い合わせるも、土砂崩れ等で入れない地域もあるため、まだ詳細がつかみ切れていない様子。しかし、現在ボランティアセンターに寄せられているニーズ件数をみる限りでは、床上浸水だけでも
300世帯以上はあるだろうと見込まれる。

○避難所数:10か所(177名)
・紀宝町は全14地区に分かれており、避難所は被害の大きかった(大里・高岡・井内・船田・成川・鵜殿)に設置されている。
・最大58名(相野谷中学校)、最小4名(鵜殿ふるさと歴史館)、その他の場所では、10〜20名が避難所を利用している。
・避難所運営の中心は、区長・地元ボランティアグループ・消防団など。
・昼食にはコンビニ弁当(本日のメニューは高齢者向けあっさり弁当、若者向けボリューム弁当、まぐろ丼)カップラーメン、お茶、菓子パンなども常時配給されている。
・相野谷中学校を訪問。日中は高齢者の姿が5〜6名見受けられた。高齢者には寝床として畳と毛布が支給されており、比較的清潔に保たれていた。
・学校の体育館には冷房設備がなく、日中窓を開放しても暑さがあまり解消されず、屋外に涼みにきている住民の姿が見られた。
・全体的に落ち着いた雰囲気。ライフラインの復旧と共に徐々に人数も減ってきている。

【避難所での声】
・93歳・男性
「一人暮らし。浸水当初は自宅におり、気付いたら膝まで水が来ていたため、すぐに高台の方に向かって歩きながら避難した。しかし、どんどん水かさが上がり、あっと言うまに水に巻かれてしまった。その際に、体中すりむいて傷だらけになったから今日も病院に行って来た。あと2〜3分避難が遅れたら命が無かったかも知れない。大東亜戦争を経験していて、あの時も生きるか死ぬかの過酷な生活を強いられたが、今回はそれ以上に怖い経験だったと言っても大げさじゃない。ここは以前も何度か水につかっている場所だが、こんなひどい状態になったのは初めてだった。家の片付けは息子・孫・ひ孫までもがやってくれている。自
分も手伝いに行こうとしたが『じいちゃんはここでまっとって』と言われた。避難所の中はとても暑いので、日中は外で涼んでいる。」

・70代・女性・地元ボランティア
「紀宝町には認知症高齢者支援ボランティアや花作りのボランティアグループ等、自主グループが80団体があり、社協からの呼びかけで動けるグループはこうして出てきている。今回は、避難所のお弁当配り・受付の係としてお手伝いしている」

・60代・女性
「自分は神奈川に住んでいるが、母親が一人暮らしでここに住んでいる。こんなにひどい水害はとにかく初めてで本当にびっくりしている。ライフラインが大分復旧してきたので気持ちとしては少し楽になった。でもガスコンロやプロパンガスからのガス管が壊れているようで使えない。カセットコンロでお湯等を沸かしている。」

○ライフライン復旧状況
・水道:月曜日頃から生活用水のみ復旧。
※山からの湧水を引いて利用しているお宅もあり、水はある程度確保できている場所もあった。
・電気:ほとんど復旧
・ガス:プロパンガス自体は使用可能だが、ガスコンロが水に浸かっているためすぐには使用できない。

○孤立集落
・土砂崩れにより通行止めになっている「浅里地区」は水害当初孤立。自衛隊ヘリによって人的救出はされているものの、いまだボランティアはほとんど入れない。避難している住民からは「早く戻りたい、ボランティアも頼みたい」との声が上がっているが、通行止め解除の見通しはまだ立っていない。

○公共施設の被害(井内地区)
・旧相野谷小学校
・相野谷保育所
※被害が大きく完全に休止の状態。保育所の職員が清掃作業に当たっているも復旧のめどは立っていない。園児は現在井田保育所と合同保育で対応している。
・相野谷診療所

○高岡地区の輪中での被害
・今回の被害で非常に大きな被害を受けている紀宝町西部の高岡地区には、5年前に建設された高さ8mの輪中地域がある。この地域の脇を相野谷(おのだに)川が流れており、以前はかなり蛇行していたが、河川改修で直線の川になった。平成2年、19年に台風の影響で2m〜3mを超す浸水被害にもあっているが、輪中建設後は比較的被害を抑えられていた。しかし今回の台風では、輪中を4mも上回る12mもの浸水があり、輪中内のほとんどの家屋の浸水は2階にまで達した。被害がひどい地域の一つである。

○ボランティア・ニーズの状況
・高岡、大里地区(高岡のさらに北側)は、泥と水分を含んだ粘土質の土が多く、処理をするためにかなりの時間と労力が必要となる。優先的にサテライトの設置が必要な地域と感じる。
・暑さの中、ものの15分の作業だけで汗が噴き出し、息も上がってくる。乾いた土埃が舞い、粉じんが目や口に入るため、ゴーグル(得にコンタクトレンズを使用している方)とマスクは必須である。また水害から1週間が経ち、かなり臭いもきつくなってきている。親戚縁者だけで清掃に当たるのはもう限界だと思われる。
・上記2つの地区は、電話が繋がらないこともありニーズの上がり方が少ない。また、低地から高地へ川の水が逆流し、3.5mの浸水被害を受けた(ただし泥はほとんど含まない水)津本地区には避難所が無いため、食事や物資の集積拠点が無く、住民へ十分にモノが回っていない様子。明日より移動販売車の要領で、トラックに物資を積み地域を巡回するチームが動く予定(本日も別地区で実施され、大変好評で会った様子。)
・ボラセンへのニーズが多いのが、鮒田地区、成川地区。成川地区はボラセンから距離が近い、鮒田地区は早い段階から区長が現地コーディネーターとして機能していたことが理由。

【住民の方の声】
50代・男性
「発災後、家にほぼ寝たきりの父親がいたため避難所にすぐに避難した。2階の雨どいのところまで浸水した。長年買いためてきた趣味の道具や電化製品など全て泥だらけ。幸い山からの湧水を引いているので水には困らなかった。昨日の夜から隣の少し高い場所にある親類の家が片付いたので、そこで寝泊りしている。ボランティアの方に家の中を片付けて欲しい気持ちもあるが、大事なものもあるので、選別をする余裕ができないとすぐに入ってとは言えない。とりあえず家の周辺の泥だけでも出して欲しいと思って頼んだ。本当にこんなにひどい被害は初めてだった」

○ボランティアセンターの状況
・新規ニーズ件数:25件(来所15名、電話対応10名)
・マッチング数:26件(継続分も含む)
・明日以降の継続分積み残しニーズ:104件
・ボランティア数:6団体45名、個人99名、計144名

○雑感&今後の動き
・とにかく泥水を被った家屋の清掃作業が非常に重労働であり、この地区を優先にしながらサテライトの設置及びおせっかい隊(掃除道具を手に地域を巡回しながらニーズの掘り起こし、対応をその場で行っていくチーム)派遣の必要性を切に感じる。そのためには、沢山のボランティアの手が必要となる。三重・岡崎・名古屋等からボランティアバスの派遣が始まっているが、このようにできるだけ団体でまとまって派遣してもらえると、渋滞の解消や現地での受け入れ(移動やコーディネート)がスムーズになる。
・泥があまり入っていない地域は、畳上げ、家財道具の運び出しは大方済んでいるように見えた。しかし、床下は手つかずのため、早期の床下清掃の必要性について行政からも積極的に周知してもらえるようボラセンから依頼する予定。
・現在までに受けたニーズ(新規・継続・終了分)を住宅マップに落として、周辺地域から声が届いていないところがないか確認調査に入る予定。
・この結果から、サテライト及びおせっかい隊の派遣集中エリアを選定、3連休での対応対象地域として検討する予定。

■支援金のお願い
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
Posted by RSY事務局 at 22:24 | 2011年 台風12号 | この記事のURL | コメント(0)
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