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震災がつなぐ全国ネットワークは、阪神・淡路大震災を機に共生型社会の大切さに気づかされた全国に点在する人々が、互いの違いを認め合いながら、過去の災害が教えた課題をともに学び、提言し、今後の緊急時には共に動くことを目的としたネットワーク組織です。

震つなが発行している災害ボランティアの書籍等についてはこちらをごらんください。
「いとしの能登 よみがえれ!」−能登半島地震・その後 29 [2009年06月26日(金)]
 21日の日曜日、朝日新聞社説に「伝統木造構法  匠の智恵を地震列島に」という論説が出された。能登は、神社仏閣が多くまさに”伝統構法の宝庫”だ。能登半島地震によって今にも倒れそうな本堂を、匠の技術で見事に建て起こしをして再建した事例は少なくない。いや、それどころか全壊でグチャグチャになった木造住宅でも補修再建している事例も少なくない。考えてみれば、阪神・淡路大震災以降の地震で全壊あるいは大規模半壊になった被災住宅を匠の技術で、これほどまでに補修再建された事例も稀ではないだろうか?この事実は今後の災害後の住宅再建に多くの教訓を残された。

 しかし、それは能登という地域特有のものだろうか?勿論、他の地域と比べて梁の太さ、土壁のしつらえ、基礎の頑丈さなど比較すると、能登の木造住宅は凄いとなるのかも知れない。一つは雪深い地域の智恵でもある。でも、他の中山間地域においても日本の古来の伝統構法で建てられた木造住宅は多い。いまこそ、それらに注目し可能な限りの耐震補強が急がれるのかも知れない。

 先日4日間ほどであるがネパールに行く機会を得た。首都カトマンズで世界遺産に認定されている地域で、現存では最古に近い古い寺があった。よくよく見ていると、あとから補強しているなぁと思える状態を見ることができた。それは古いもともとの柱に添え柱として二重にしているのだ。「なるほど、筋交いなど入れなくてもこんな簡単な方法で補強ができるのか!」と思った。同時に、2004年のインド洋沖の地震津波のあと、インドネシアのニアス島に行ったときのことを思い出した。築100年の木造住宅(屋根は椰子の葉で葺いたもの)はこの地震でビクともしていない。架工式(ジャングルジムのような縦横の軸組)の構法で、破損したところだけを取り替えている。そこだけ真新しい木材が使用されているのですぐわかる。高床式の構造で床下には、家畜を飼っている。家畜は何よりも貴重な財産だから、床下を支える基礎の構造は半端じゃないほど堅牢である。暮らしの智恵なのだろう。
先に触れた匠の智恵と暮らしの智恵が上手く噛み合って、昔から住まいというのはつくられてきたのではないかという推測は容易にできる。
むしろ暮らしが匠の技術を生みだしてきたとも言える。
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Posted by RSY事務局 at 12:03 | 村井雑感 | この記事のURL | コメント(0)
「いとしの能登 よみがえれ!」−能登半島地震・その後 28 [2009年06月25日(木)]
 大好きな能登に行ってきました! 久しぶりの能登レポートです。能登半島地震から2年が過ぎ、仮設住宅の暮らしも4月末で終わり、災害復興公営住宅への引っ越しも済んで、不安な中でも一応の落ち着きを取り戻しておられるようです。一方、各被災地域のまちづくりに関してはそれぞれの格差が一段と開いてしまったようで、かつての賑わいを取り戻すには相当な智恵がいるのでは感じる部分もありました。

 輪島の朝市を訪れたのは22日(月)の朝でしたが、生憎の雨にもかかわらずかなりの観光客で賑わっていました。他方輪島市門前町の総持寺通り商店街は、月曜日だったからかも知れませんが閑散としていました。商店街の方曰く「輪島や穴水と違って、ココ門前ならではの特徴を打ち出さなければ、人は集まって来ない。」とおっしゃっていました。そのためにはどのような智恵があるのでしょう?
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Posted by RSY事務局 at 09:23 | 村井雑感 | この記事のURL | コメント(0)
中国四川省地震救援ニュース 94 [2009年06月24日(水)]
被災地である北川県香泉郷には約7900人の人々が暮らしている。郷内12の村のうち、6つは無医村であり、一人の医者が約1000人〜1500人の人々の健康を支えている。医者のいない村は、隣の村や郷の大きな病院へと自力で行かざるを得ない。
この地震によって郷内の7か所の診療所のうち2か所は全壊、その他も半壊、一部損壊などの被害を受けた。地震から1年が経とうとしている今も仮設テントで診療している医師もいる。

先日、郷のある村でP医師とお話をしている時に急病人が出たという知らせが入った。医師が呼ばれて僕もその後をついて行った。意識もなく過呼吸状態であるその男性高齢者を診たP医師は、自分の手には負えない危険な状態と判断し、この日たまたま居合わせた日本の元看護師Kさんも脳梗塞の疑いがあるとして「このままにしておくと最悪、死に至る。助かっても半身不随の状態にもなりかねない。」と言って至急、郷の大きな病院に搬送するようにすすめた。
だが、家族は出稼ぎ先の長兄と電話で相談した結果、病院には連れて行かず、このままの状態にしておくと言う。僕は耳を疑った。家族を見捨てるなんて。。。その家族が言うには、まず、救急車を呼ぶにもお金がかかる。そしてその後、助かったとしてもリハビリや入院などの医療費にお金がかかるという理由からこのように決断したそうだ。僕たちやP医師が無理やり病院に連れていったところで結局は家族の負担になると思うと無理じいする事は出来なかった。
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参加団体一覧【2009年6月22日現在】 [2009年06月22日(月)]
(団体正会員/22団体)
災害救援ネットワーク北海道
シャンティ国際ボランティア会
川崎・災害ボランティアネットワーク会議
とちぎボランティアネットワーク
那須町水害ボランティアセンター
SUPPORT KOBE 長野
飯田ボランティア協会
学遊塾伊豆ネット
災害ボランティアコーディネーター静岡県協議会
湖西市災害ボランティア
静岡県災害救援ネットワーク
NPO愛知ネット
レスキューストックヤード
中部防災ボランティア
阪神高齢者・障害者支援ネットワーク
被災地NGO協働センター
島原ボランティア協議会
NPO法人ハートネットふくしま
災害ボランティアコーディネーターなごや
NPO法人アレルギー支援ネットワーク
社会福祉法人世田谷ボランティア協会・せたがや災害ボランティアセンター
中越復興市民会議

個人正会員/11名
自由選択会員/5名
個人賛助会員/5名

計 43 団体・個人
Posted by RSY事務局 at 18:36 | 震つな参加団体 | この記事のURL | コメント(0)
【報告】2009移動寺子屋in湯布院 [2009年06月22日(月)]
【報告】2009移動寺子屋in湯布院 が公開されました。

2009年度移動寺子屋in湯布院が無事終了いたしました。報告書は下記をご覧下さい。



成果物詳細ページへ(ファイルダウンロード)
Posted by RSY事務局 at 14:05 | 成果物 | この記事のURL | コメント(0)
中国四川省地震救援ニュース93 [2009年06月16日(火)]
 綿竹市の中でも被害の大きかった遵道鎮棚花村。この春、ここには観光客の姿があった。非常に美しい田園風景の広がる広済から遵道、九龍、土門などでは毎年3月には「梨の花祭り」が開かれる。その中でも棚花村では震災前からこの花祭りを目当てに多くの観光客が訪れ、伝統工芸である年画や蜀繍(蜀の国の刺繍)が人気であった。

 震災後初めての春、この周辺では梨の白やピンクの梨の花と壱面の黄色い菜の花が咲き乱れた。その花に誘われるかのように観光客も徐々に集まり始めた。棚花村では再建された家屋の壁には年画が描かれてあり非常に雰囲気がある。そして村の中では以前のように「農家楽」を営む人々も現れ始め、訪れた観光客のおもてなしに大賑わいであった。

 昨年の地震直後、ボランティアで知り合ったSさん(22歳)はこの村の刺繍の先生でもある。Sさんとは、昨年6月初めてこの村を訪れた時からの縁で、ボランティアの会議でも僕の中国語のサポートをしてくれたり、一緒に北川県光明村にボランティアに行ったり、全壊した彼女の家のガレキを片づけたりと被災者であるにもかかわらず共に汗を流してきた。いつも「お兄ちゃん」と呼んでくれる可愛い妹でもある。彼女は、観光客に刺繍を買ってもらうために再建した自宅の一角に刺繍工房兼展示室を作り、自分で作った作品を観光客に売って生計を立てている。この日、お母さんは隣の農家楽のお手伝いに駆り出されて食事の準備に大忙しだった。訪れた観光客は、中庭で食事をしたり、マージャン、トランプに興じていた。お茶をすすりながらきっと震災の話でもしているのだろう。。。

この日お母さんが忙しそうに働いている姿が生き生きしていてどこか嬉しそうだった。
中国四川省地震救援ニュース92 [2009年06月13日(土)]
Yさんレポートです。

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震災から1年が過ぎた四川の被災地では、「観光」復興への道へと進もうとしている。

被害の最も甚大であった北川県城は、元の場所に町を再建するのでなく、数十キロ離れた安県の平場に新たな「新北川県城」を再建する。そして元の「老北川県城」は地震遺跡として一部を保存する。北川県は、再建する「新北川県城」を「北川観光サービス基地」を中心に震災関連の「老北川県城」や「唐家山堰止め湖」などを「地震遺跡総合観光エリア」とし、震災前から観光地でもあったチャン族の治水の英雄の「大禹博物館」などの「禹里生態文化観光エリア」、自然豊かな「猿王洞」などの「猿王洞風景観光エリア」、避暑地でもあったチャン族色の濃い「青片小寨子風景観光エリア」などを新たに整備しようとしている。

 1年を迎えるころから被災地を訪れる観光客が増えだした。成都のある場所では毎朝、被災地を巡るツアーバスが出ている。旅行代理店が企画をし、百数十元でガイドが付いて北川県などの被災地を回ってくれるという。このお金が直接被災地の被災者の人々に落ちているかは、甚だ疑問であるが。。。

一方、北川県城周辺で被災した人々は未だ、仮設住宅でも不自由な暮らしの中、壊滅した「北川県城」見に訪れる観光客相手に震災のDVDや写真集、チャン族の刺繍などのお土産などを売って細々と暮らしている。僕も日本から来る専門家の方々やボランティアの人々を連れて何度も行っていると自然に顔なじみになってくる。被災者であるF さんは、自宅が倒壊し、今も仮設で暮らしながら廃墟になった県城を見下ろせる場所で見物客相手にお土産を売っている。Fさんは、いつも僕に「今日も日本の友人を連れてきてくれたのか!」と言って握手で迎えてくれる。いつも気になっていた事を聞いてみた。「ここには沢山の人が見物に来るけど嫌じゃないの?」と問うと、Fさんは「中には死者を冒涜するかのようにゴミを捨てていく人もいるけどそれは少数で、ここにきて震災の事を理解してくれるだけでいいんだ。」と語ってくれた。「俺はここで商売しているけど押し売りした事はない。写真など自由に見てくれて、買いたければ買ってくれたらそれでいいんだ。」と次から来る見物客に写真を丁寧に説明しているFさん。KOBEの「まけないぞう」を渡すとがっしりと手を握って「ありがとう」と言い、お礼に売り物である震災の絵葉書をくれた。

被災地が観光地になる事に対して日本の人々は疑問を持つ人も少なくないのかもしれないが、Fさんのような人々に出会って、生の話を聞き、そこに少しでも直接お金を落としていくような観光のあり方もあるのではないかと思った。
イタリア中部地震被災者支援のためのチャリティコンサート [2009年05月27日(水)]
4月6日にイタリア中部ラクイラ周辺を襲った地震の被災者のために、関西を拠点に初期バロック音楽の演奏を手がけてきた古楽演奏家有志が集まり、チャリティコンサートが催されます。コンサートの概要は下記の通りで、収益金はCODEに託されます。プログラムの詳細はチラシをご覧下さい。チケットはCODE事務局でも預かっていますので、必要な方はご連絡ください。

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イタリア中部地震被災者支援のためのチャリティ・コンサート
「よみがえるイタリアンバロックの響き〜400年のときを超えて」

バロック音楽の発祥の地イタリア。
イタリアの歴史と文化と共に今を暮らす町ラクイラ。
そのラクイラの町と人達を襲った災害。
イタリアでの活動経験を持つ音楽家と、阪神大震災を体験した音楽家が急遽、チャリティーコンサートを企画しました。
自分たちを音楽家として育んでくれたイタリアの古今の人々とその文化へ、感謝と祈りを込めて。。

(コンサートの収益金はCODE海外災害援助市民センターの活動を通して被災者支援に充てられます。)

日 時:2009年6月12日(金) 開演7:00pm 開場6:30pm
場 所:西宮市・甲東ホール(アプリ甲東4F)
入場料:3000円(前売り、当日共)
中国四川省地震救援ニュース 91 [2009年05月14日(木)]
Yさんレポートで、地震1年の被災地の模様をお届けします。

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2009年5月12日 14:28 ここ四川の被災地の多くの場所で沢山の人々が黙祷と追悼の念を捧げた。震源近く映秀鎮の?口中学校では、倒壊した校舎の前で胡錦濤主席ら国家級の人々が追悼の儀式を行った。綿竹の漢汪鎮や青川県などの被害の大きかった被災地はもちろん追悼の式典が行われたが、成都市内の天府広場にも多くの人々が自然発生的に集まって追悼したという。

約1万人2000人以上の方が亡くなった北川県城でもこれまで封鎖されていたゲートが開かれた。僕も前日の11日に北川県城に入る事が出来た。
【お知らせ】移動寺子屋 in 湯布院「減災から始まる地域づくり」 [2009年05月13日(水)]
 震災がつなぐ全国ネットワークでは、2009年の移動寺子屋第1弾を、移動寺子屋in湯布院「減災から始まる地域づくり」と題して下記のとおり開催します。総会の前日に開催しますので、お近くの方はぜひご参加下さい。

減災から始まる地域づくり 『災害とは?被災するとはどういうこと?』を知る講演会


目的:
住民や行政、市民団体や関係機関と恊働で災害に強いまちづくりを進めるにあたって、災害のイメージや自分自身が被災するというイメージを持つことが出来なければ、取組を進めていくことは難しい。そのため、全国の被災地で支援活動を展開している“震災がつなぐ全国ネットワーク”の活動者に、災害とはどのようなもので、住民が被災するとどのような事に困るのかなどを、講演や参加者とのやりとりの中で地域住民が具体的なイメージをもって理解できることを目的とする。

※本事業は日本財団の助成を受けて実施します。

主催:由布市
   大野川流域懇談会
共催:震災がつなぐ全国ネットワーク
   大分県災害ボランティアネットワーク(予定)
後援:大分県社会福祉協議会(予定)
Posted by RSY事務局 at 14:27 | イベント案内 | この記事のURL | コメント(0)
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